交流戦日本ハム対巨人3回戦(エスコンフィールド)
先発は、加藤貴之と菅野智之
試合は、9イニングスを終了して勝敗が確定できず、延長12回を戦って3-3の引き分けに終わる。
一死二三塁で深く守る根拠
一死二三塁における守備体系関しては、私以外の人間は、次のように言うだろう。
一死二三塁は、ギャンブルゴーだから前進守備がセオリーでは?
三塁走者は、ファウルゾーンで一次リードを取り、投手が前腕部を回外してセットを解き、前腕部を回内した後、シャッフルしながら二次リードを進め、ラインの内側に入っていく。
三塁走者は、打者が右打者の場合、打者が壁になって打球がリリースされた後を確認できない。
左打者であっても距離が近付いているの打球がリリースされた後を確認できない。
三塁走者は、打球が地面に落ちた後スタート(右股関、右膝の伸展、左股関節、左膝の屈曲=ニーアップ又は左股関節、左膝の伸展、右股関節、右膝の屈曲=ニーアップ)を切るか、それとも、左投手がセットを解いた後、右投手が投球腕の前腕部を回内後(スロー)、スタートを切るか。
重盗の場合、右投手の場合は、一塁走者からスタートを切る。前位の走者から挟まれ、後位の走者が逆走する。前位の走者が本塁に走る。前位の走者が三塁に帰塁してしまったら再び後位の走者が逆走する。前位の走者が本塁に走る。
左投手の場合は、三塁走者からスタートを切る。後位の走者が先に挟まれて前位の走者が本塁に走る。捕手が投球に触れ、前位の走者が先に挟まれ前位の走者が三塁に帰塁してしまったら後位の走者は再び逆走する。前位の走者が本塁に走る。
現実には、三塁走者は、ギャンブルスタートはできず、ディレードスチールかゴロゴーの何れかになる。
一の人間が両股関節を伸展、右股関節を内旋し、右足の親指の爪先で地面をタップする。
右腕前腕部を回外、右股関節を外旋し、右足親指IP関節を底屈する。
右股関節の内旋にブレーキをかけると共に左股関節の外旋、右股関節の外旋、にブレーキをかける(シャッフルa)。
左腕前腕部の回外、右腕前腕部の回外、回内、右股関節の内旋運動の回転半径が短く、加速距離が長くなる。
右打者であれば、ワンバンを投球されても、右腕前腕部を回外して右腕前腕部の回内を止めることができる。ストライクゾーンの投球に対しては右腕前腕部を回外してトップを作り、右腕前腕部を回内してスイングできる。
右投げの遊撃手であれば、両足親指IP関節を底屈して打球に触れる、ダイヴして打球に触れることができる。トップを作り、送球できる。
三塁走者にランエンドヒット(セットを解いた後のスタートからの盗塁及びデヒレードスチール)をされない限りは、外野の芝のエリアからボテボテのゴロに触れて三塁走者を本塁でアウトにできる。
両足親指IP関節底屈して走者をタッグすることができる。
尚、三塁走者に投手がセットを解く前にスタートを切られたり、ディレードスチールのスタートを切られ、ボテボテのゴロが生じれば前進守備を敷いても本塁で三塁走者をアウトにすることはできない。
三塁走者に投手がセットを解く前にスタートを切られたり、ディレードスチールのスタートを切られ、ボテボテのゴロが生じた場合は、右足内踝を左足内踝にぶつけた後、両足親指IP関節を底屈して本塁に送球するか、両足親指IP関節を底屈してシャッフルを1回して送球するかの方が拇指球で地面を蹴らない分、左腕前腕部の回外、回内、右腕前腕部の回外、回内運動の回転半径が短く加速距離が長くなるから前進守備を敷いた場合より三塁走者を本塁手前でアウトにできるだろう。
前進守備を敷くと、加速距離が長いゴロに対し、首が打球の軌道の進路方向、すなわち右肩の方に捩じれる。左腕上腕部の腱板、左体幹筋が右肩の方に捻転する。左足拇指球で地面を蹴るから左股関節の内旋、外旋にブレーキをかけることができない。
左腕前腕部の回外、右腕前腕部の回外、回内運動の回転半径が長く、加速距離が短くなってしまう。
一の人間が両股関節を伸展、左股関節を内旋、左足の親指の爪先で地面をタップする。
左股関節の内旋にブレーキをかけると共に右股関節の外旋、左股関節の外旋にブレーキをかける(シャッフルb)。
右腕前腕部の回外、左腕前腕部の回外、回内、左股関節の回転半径が短く、加速距離が長くなる。
二塁走者の前に遊撃手が前に守ると、投手がセットを解くまでの間、走者は、内野手が両股関節を屈曲して構えているのか、伸展してシャッフルしているのかが確認できる。
二塁走者は、二塁ベースを蹴れる位置で守っているか否かすなわち二塁に投手又は捕手が送球してくるかが確認できる。
投手又は捕手が二塁に送球できることが確認できれば、投手がセットを解く前に二塁走者は三塁及び本塁に向かってスタートを切ることができる。
二塁走者の背後に内野手が守っていれば、二塁走者は、遊撃手が両股関節を屈曲して構えているのか、それとも両股関節を伸展してシャッフルしているかが確認できない。
遊撃手の回転半径から二塁ベースを遊撃手が蹴れるかどうかが推察できない。
二塁走者は、三塁走者がスタートを切った後でないとスタートが切れない。
守る側のミッションは、下記のとおりである。
遊撃手は、外野の芝のエリアに入って守る。
二塁手は、外野の芝のエリアに入って守る。
二塁ベースを無人にして投手及び捕手に二塁に送球できなくさせる。
7回裏
一死二三塁
打者大城
三塁野村、遊撃水野は、二塁走者の前、内野芝の切れ目の後ろで守る。
二塁手上川畑、一塁手清宮は、一二塁を結ぶラインの前、内野芝の切れ目の後ろに守る。
清宮の方が上川畑より内野芝の切れ目の近くまで前進して守る。
杉浦がセットを解く前は、内野手は何れも両股関節を屈曲して構える。
杉浦が右腕前腕部を回内(コックアップ)した後、水野は、両股関節を伸展、シャッフル→シャッフルaの順にシャッフルする。
杉浦が右肘をアクセレーション後、水野は左股関節を内旋して前に出る(この段階では未だ内野の芝に入っていない)。
大城が左腕前腕部を回外、左股関節を内旋、長軸(グリップエンド~ヘッド)、短軸(右腕前腕部)の交わる角度が180°に近付いた後、すなわち長軸が大城の腹側と平行になった後、水野は、両股関節を伸展、シャッフルa→シャッフルbを行う。
シャッフルaを行って打球の軌道の後ろにスタートを切る。
左腕前腕部を回外してハーフバウンドをベルトの上で触れる。右股関節を伸展する。
左膝を伸展、右膝をニーアップする。
右肘をヒッチ(右腕前腕部を回外)、シャッフルbを行う。
右腕前腕部を回内、右肘を上げる。
右腕前腕部を回外してをしてトップを作る。シャッフルaを行う。
シャッフルbを行って右腕前腕部を回内する。
三塁走者吉川尚輝は、両股関節を伸展、シャッフルb→シャッフルaを杉浦が右腕前腕部の回内後(右肘コックアップの過程)から続け、ファーストバウンド後に左膝を伸展、右膝をニーアップしてスタートを切る。
両足親指IP関節を底屈してシャッフルa→bを行いダイヴする。
左腕前腕部を回外、左手首を背屈して左手首を引っ込める。左腕上腕部を内旋して左腕前腕部の回外にブレーキをかける。
右腕前腕部の回内運動の回転半径が狭く加速距離が長くなる。
田宮は、左打席の内側のラインからボール2個分入ったところに右足の内踝を沿わせ、左足親指IP関節を底屈してホームプレートのマウンド寄りのラインに触れる。
左腕前腕部を回外して送球に触れる。
左腕前腕部を回内して左手人差し指の付け根と左手親指基節骨で送球を挟む。
左腕前腕部を回外、グラブを地面に着ける。
左腕前腕部を回内して吉川尚輝の右腕前腕部にタッグする。
吉川尚輝は、右手でホームプレートを触れることができずに右打席上を通過する。
吉川尚輝が球審が付した評価は、タッグアウトとなる。
二死一三塁
打者泉口
水野は、打球に触れた後、右手で二塁にトスしてフォースドアウトで3つ目のアウトを取る。
ワインドアップポジションからの投球開始は百害生じで一利も生じない
8回表
二死走者無し
スコアは、3-2で日本ハムが1点リード
河野は、ワインドアップポジションから投球動作を開始し、ヘルナンデスに本塁打を打たれる。
二死一塁からの攻撃
7回裏
二死一塁
投手赤星(右投げ)、打者田宮(右投げ左打ち)
一塁走者松本剛
スコアは、3-2で日本ハムが1点リード
一塁走者松本剛は、2、3、5球目、盗塁のスタートを切らない。
4球目も偽走に留め、スタートを切らない。
一死一塁からの攻撃
初球に二盗させてから三塁側プッシュバントをさせる。
三塁手が前進して遊撃又は投手が三塁にベースカヴァーに入るまでの間、三塁が無人になったら二塁走者は本塁に走る。
8回裏
一死一塁
投手赤星(右投げ)、打者上川畑(右投げ左打ち)
一塁走者万波
スコアは、3-3の同点
新庄は、初球に上川畑にバントさせる。
上川畑は、一塁側でも三塁側でもなく投手板の前にバントする。
二死二塁に留まる。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照