カテゴリー: 日本ハムvsロッテ

日本ハム対ロッテ22回戦

先発は、田中瑛斗とCCメルセデス

試合は、4-6で日本ハムの敗戦

郡司のボーンヘッド

ゴロを打った場合に、既に出塁している走者に進塁義務が生ずる場合、ゴロゴーをさせずに、全球ランエンドヒットを仕掛ければ（ディレードスチールのスタートをさせれば）、内野と外野の間に落ちる打球で一塁走者が本塁に生還できる。

1回表無死一二塁、投手メルセデス（左投手）、打者清宮（右投げ左打ち）、一塁走者郡司、二塁走者松本剛

清宮は、スイング後、ヘッドが下がる（左手首が底屈する）。左腕前腕部を回外し、左手をグリップから外すことによって手首が返ること（左手首が右手首を乗り越えていくこと）を防ぐ。
右腕前腕部を回内、回外してヘッドが立つ。

郡司は、アンツーカーから出て一次リードを取る。打球がバットからリリースされた後、スタートを切るが、バックを踏む。

打球が二塁ベースと左翼手、中堅手の間に落ちる。

郡司は、減速してハーフウェイを越え、打球が落ちた後、再加速する。

清宮は、二塁打

にもかかわらず、二塁走者松本剛が本塁に還ったのみで、郡司は、本塁に還ることができない（無死二三塁）。

F1-0M

清宮のボーンヘッド

1回表一死二三塁、投手メルセデス（左投手）、打者マルティネス（右投げ右打ち）、二塁走者清宮、三塁走者郡司

外野手は、三人とも定位置より深く守り、右翼線方向に平行移動する。

マルティネスは、右腕前腕部を回内（スイング）後、ヘッドが立つ（右肘が上がる）。右腕前腕部を回外（フォロースルー）後、ヘッドに投球の軌道を縦に擦らせる。右肘が上がった分、差されても打球の失速を遅らせることができた。

郡司は、三本間で二次リードを取り、帰塁することなくマルティネスのスイング後、スタートを切る。

しかし、二塁走者の清宮は、腹側を左中間に向け、打球がバットの先からリリースされた後、二塁に帰塁する。

打球が地面に落ちた後、離塁する。

中堅岡は、ハーフバウンドの角度で打球を潰しにかかる。

二塁打が産まれたにもかかわらず、一人しか本塁に還れない。

F2-0M

一死二三塁で投ゴロを打たされても得点することは不可能ではない

一死二三塁において、投ゴロを打たされても得点はでき得る（投手は、9人目の野手のパラグラフ2のC案及びD案参照）。

1回表一死二三塁、投手メルセデス（左投手）、打者上川畑（右投げ左打ち）、二塁走者マルティネス、三塁走者清宮、スコアは、F2-0M

上川畑は、手首を返してしまい、投ゴロを打たされる。

メルセデスは、右手小指の付け根に打球を当てる。首を三塁線方向に捩じり、地面に落球する。両腕前腕部を回外し、左手をグラブに添えて打球に触れる。

メルセデスは、左手親指の爪の裏でボールを抜き取る。

右腕前腕部の回外、回内運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。

サイドハンドで本塁に投げる。

捕手田村がホームベースを跨ぎ、フォアハンドシングルでグラブを出し、煎餅捕りをする。

田村は、ボールを持ったまま、三塁走者郡司を三塁に追い詰める。

三塁ベースの前に三塁手安田が入る。

二塁走者マルティネスは、清宮が三本間に挟まれている間に三塁ベースを蹴る。

マルティネスは、三塁ベースから右足の外踝を離し、二塁方向にワンステップシャッフルする。

田村は、三本間、ファウルゾーンでグラブで清宮の左胸にタッグする。

マルティネスは、三塁ベースに戻る。

打者走者の上川畑は、二塁に走る。上川畑は、二塁ベースをオーバーランしない。

田村は、右肘を上げた後、右腕前腕部を回外して二塁送球動作を止める。

田村は、ボールを持ったまま、本塁方向に腹側、三塁方向に背を向け、本塁に歩いていく。

田村は、本塁に到達する前に三塁線からメルセデスに急勾配でない緩い山なりの軌道で返球する。

清宮は、マルティネスは、リスタートを切らない。

メルセデスは、一塁線に腹側を向ける。メルセデスは、走者を出塁させた後も右膝を骨盤以上に上げ、クイックができない。アウトカウント問わず、フォースボーク、重盗及びそれら合せ技を仕掛ければ得点できる。

5回表一死一三塁、打者マルティネス、一塁走者万波、三塁走者清宮、スコアは、3-4と日本ハムが1点ビハインド

しかし、ここでは、フォースボーク、重盗及びそれら合せ技を仕掛けない。

マルティネスは、三球三振

五十幡ー松本剛が左前二塁打を許す

7回裏無死二塁、投手ロドリゲス（右投手）、打者岡、スコアは、4-4の同点

ロドリゲスは、全球、セットポジションで投げる。

岡に対し、カウント2-2から7球目（通算10球目）、ロドリゲスは、二塁走者の方に首を捩じった後、打席の方に首を戻さずにセットを解く。

セットを解く前に左肩が右肩の方に入る。右腕前腕部のテイクバックは、背中から出ずにインバートＬを作り、右腕前腕部を回外、回内して右肘を上げることができているが、左肘が落ちず、右肘をアクセレーションする間が作れない。

右腕前腕部を回内後、右肘が上がらず、腱板が水平近い横に引っ張られる。投球をワンバウンドさせる。

投球は、三塁側ベンチの壁とバックネットの間を転がり、二塁走者の和田が本塁に還る。

F4-5M

8回裏無死走者なし、投手吉田輝星（右投手）、打者友杉（右投げ右打ち）,スコアは、4-5と日本ハムが1点ビハインド

吉田輝星は、ノーワインドアップから投球を開始する。

セットを解く前に左肩が右肩の方に入る。右腕前腕部のテイクバックは、背中から出ずにインバートＬを作り、右腕前腕部を回外、回内して右肘を上げることができているが、左肘が落ちず、右肘をアクセレーションする間が作れない。

左翼は、定位置の深さ、中堅、右翼は、定位置より深く守り、左翼線を空け右翼線方向に外野手三人は動く。

友杉は、右肘を上げた後、右足拇指球でバックを踏んでしまう。右腕前腕部の回外を完結する間ができずに泳ぐ。

左中間中堅塀寄りに飛球を打つ。

左翼手五十幡は、中堅方向に走る。一歩目で左足拇指球でバックを踏んでしまう。打球の落下点の後ろに入った後、左股関節を内旋して、煎餅捕りをしてしまう。打球の落下点の後ろに直線で入ったところで打球に触れるのではなく回り込んでしまっている。

左股関節、右股関節をバックステップして腹側を左翼線方向に向け、二塁に投げる。
二塁手細川が二塁に入る。

友杉は、左膝を伸展、右膝を屈曲して二塁にスライディングする。

友杉に左前二塁打を許してしまう。

無死二塁一塁線のバント[守備]

8回裏無死二塁、投手吉田輝星（右投手）、茶谷（右投げ右打ち）、二塁走者友杉

茶谷は、一塁線にバントをする。

マルティネスは、ベアハンドで打球に触れるが、一塁線に腹側を向けてしまい、一塁に送球してしまう。

一死三塁と後続に安打が産まれなくても得点できるケースを創ってしまう。

中村奨吾、投ゴロ（二死三塁）

ポランコ、申告四球（二死一三塁）

和田、右前安打

F4-6M

脚注

用語の意味に関しては、下記記事参照

[知って得する頻出野球用語集[完全保存版]