日本ハム対ロッテ2回戦(zozoマリン)
先発は、加藤貴之と種市 篤暉
試合は、0-3で日本ハムの敗戦
負けはしたが、守備面では、一歩踏み出した試合だ。
体の使い方を修正してそれをやり続けろ!
オフシーズンに戦力補強はしたが、現段階では、日本ハムは、まだまだ弱い。
課題をクリアし、勝てば勝つほどチームの総合力は、アップする。開幕前よりは強くなる。
143試合を終えた段階で、一番上に立てばよいのだ!
無死二塁における遊撃守備
私は、過去、既に出塁した走者が二塁に進塁後、ゴロに触れた遊撃手は、無死若しくは一死のケースでは、二塁に投げた後、三塁に投げてランダウンプレーに持ち込むか、三塁に直接に投げろとこれでもかこれでも言ってきた。
二塁走者が三塁ベースの手前で減速したら、本塁に投げろと言ってきた。
しかし、実際に三塁に投げた遊撃手は、生じなかった。
日本ハムの遊撃手は、三塁に投げたという実績が生じていないから、他球団の二塁走者は、遊ゴロが産み出された後は、例外なく三塁にスタートを切ってきた。
しかも、チンタラ走って三塁に進塁してきた。
おまえら、悔しくないのか!
4回裏無死二塁
投手は、加藤貴之(左投げ)、打者は、藤岡裕大
二塁走者は、荻野貴司
スコアは、0-0
藤岡が遊ゴロを産み出す。
遊撃水野は、新庄が監督に就任して以降の日本ハムの遊撃手で初めて三塁に送球する。
俺は、ずっと、これが見たかった!!!!!!!!
結果は、二塁走者を三塁でアウトにできなかったが、一歩前進だ。
敷衍すると、事実関係は、下記のとおりである。
遊撃手水野達稀(右投げ)は、二塁走者の走路の後ろ、二塁ベース寄りに守る。
藤岡は、ヘッドを鋭角に構えるが、予備動作でコックする。
左腕前腕部を回内して左肘を上げた後、右腕上腕部の腱板が突っ張り、右体幹筋が左肩方向に捻転する。
左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。トップポジションが作れないまま左腕前腕部を回内するからドアスイングになる。
ヘッドが下がる。左手首をコックしてからヘッドを立てる。左腕前腕部を回内してカチ上げる。
ファーストバウンドは、加藤貴之の身長よりも高く跳ね上がる。
2バウンド以降は、ハーフバウンドとなる。
打球は、二三塁間ハーフウェイと垂直に交わり転がっていく。
二塁走者の荻野は、シャッフルしながら2次リードをする。
荻野は、ファーストバウンド後に左腕前腕部を回外、左股関節を外旋、右股関節を外旋、右股関節を引っ込めてスタートできる体勢を創る。
荻野は、2バウンド後に左足内踝を右足内踝にぶつける(ハーフバウンドゴー)(左股関節が内旋=スタートの開始)。
左足親指IP関節を屈曲、左膝をニーアップ(左股関節は内旋)、左足長母趾屈筋が弛緩する(加速の開始)。
水野は、打球が落下し、ファーストバウンドが跳ね上がった直後に左足内踝を右足内踝にぶつける。
水野は、左足親指IP関節を屈曲、左膝をニーアップ(左股関節は内旋)、左足長母趾屈筋が弛緩する。
水野は、右足を内踝から入射させる。
水野は、左腕前腕部を回内して打球の後ろに左手親指基節骨を入射させる。
左腕前腕部を回外する。
水野は、左腕前腕部を回内して打球の後ろに左手親指基節骨を入射させる。
この後、左腕前腕部を回外し、左手小指基節骨で打球を叩けば、左手首は掌屈せず、左肘が屈曲して落ちる。右腕前腕部の回内運動の回転半径が短くなり、加速距離が長くなるから、右肘が上がる。
よって、左股関節が外踝から入射できるから、左股関節が内旋しない。
右腕前腕部を回外後、左足の内踝が地面に刺さるので、左股関節の内旋にブレーキがかかる。左腕前腕部が回内した後、左肘が伸展しない。
右腕前腕部の回外運動の回転半径が短くなり、加速距離が長くできる。
過去、現実に、水野は、この動作が完成しつつあった。
しかし、水野は、左手人差し指の付け根と左手親指基節骨で打球を挟んでしまう。
水野は、左腕前腕部は回内している。
右膝がニーアップする。右足長母趾屈筋が弛緩する。
水野は、左腕前腕部が回内、左肘が屈曲、左手首は背屈できている。
一方、水野は、左足親指IP関節を屈曲する。左足長母趾屈筋が弛緩する(左膝のニーアップ前)
左股関節は内旋してしまっている。
水野は、右股関節は外旋するが、右足踵にウェイトがかかり、右膝が右足外踝の外側に開いてしまう。
水野は、首は、左肩の外側に頸反射できている(三塁方向にも走者の方にも首は捩じっていない)。
水野は、左腕前腕部が回内した状態で左手首が掌屈し始める。
水野は、右腕前腕部を回内して右手親指基節骨でボールを押してグラブからボールを抜き取る。
左腕前腕部の回外、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなり、加速距離が短くなる。
水野は、右腕前腕部を回外する。
左股関節が内旋、左膝がアウトサイドの角度で屈曲、左膝の背屈の角度は、0°となっている。
右足内踝で地面を荷重する。
右腕前腕部を回外が完結すると右手首が顔側に掌屈する。
右肘が垂直に屈曲し、右腕上腕部の腱板が突っ張る。
水野は、右腕前腕部を回内後、右股関節を内旋する。右足親指のIP関節が屈曲する。右足長母趾屈筋が弛緩する。
左足親指IP関節が屈曲、左膝がアウトサイドの角度で屈曲する、左股関節が内旋してしまっている。
水野は、右腕前腕部の回内後の小指基節骨の角度は55°、右肘のレイトコッキングの角度はオーバーハンド(45°を超える)であるが、スイングプレーンノ角度は、スリークォーター、右肘の高さがアンダーハンドになってしまっている。
水野は、右腕前腕部を回外(フォロースルー)、回内(フォロースルー)する。
荻野は、三塁ベースアンツーカーの黒土の部分と赤土部分の境目で左足親指のIP関節を屈曲し、左足の長母趾屈筋が弛緩させる。左腕上腕部を外旋、左手首を背屈させる。左足親指の爪が黒土と赤土の境目に触れる。
荻野は、右足親指のIP関節を屈曲させ、右足の長母趾屈筋が弛緩する。右足のIP関節が黒土と赤土の境目に触れる。
右腕前腕部を回外後、右肘が左肩、左肘の前に出る。
水野がリリースした三塁送球が左翼方向に切れていく。
三塁手の野村佑希(右投げ)は、右膝の屈曲の角度を三塁ベースの左中間寄りのコーナーに右足小指の外側を付ける。
左腕前腕部を回外し、左肘の屈曲の角度が160°の角度で送球に触れる。
野村は、更に左腕前腕部を回外し、荻野の右腕上腕部にグラブを入射していく。
荻野は、左腕上腕部を内旋、右腕前腕部を回内する。
荻野は、右手親指基節骨を三塁ベースの左中間寄りのコーナーに、左手親指基節骨をマウンド寄りのコーナーに入射させていく。
野村は、左手小指基節骨を荻野の背骨に入射させる。
野村は、左腕前腕部を回内し左手親指のPIP関節で荻野の背中にタッグする。
三塁塁審の荻野に付した評価は、セーフとなる。
無死一三塁となる。
一方、二死一二塁の攻撃に関しては・・・
二死一二塁の場面では、打者が内野ゴロを産み出しても下記の手段で得点はできる。
二塁塁審は、一塁走者の二塁フォースドアウトの宣告を省略することが生じ得る。又は、フォーストアウトという評価を付すまでに間が生ずることが生じ得る。
二塁走者は、シャッフルしながら二次リードを進め、左腕前腕部を回外、右股関節を外旋、右股関節を引っ込めてスタートを切る準備をすることで、スタートが遅れたかのように偽装する。
A)一塁走者は、投手がセットを解く前又は解いた直後にスタートを切る。
投手に一塁に送球させる、又は本塁に投球させる。
一二塁間の走路を膨らませて減速する。
二塁走者は、左足親指IP関節を屈曲して長母趾屈筋が弛緩させる。二塁走者が二三塁間で躓いて本塁には行けないと偽装する(実際は、バックを踏まずに済み、左膝がニーアップするので加速する)。
一塁走者が一二塁間に挟まれた後、二塁走者は、左股関節を内旋して左膝をニーアップさせ、本塁に走る。
一塁走者は、一二塁間でチャッチボールをする野手を結ぶライン上に入る。
B)投手に本塁に投げさせる場合
一二塁間で減速せず、二塁ベースのマウンド寄りのコーナーを右足で蹴って(右股関節を内旋)ノンストップでオーバーランする。
二塁走者は、左足親指IP関節を屈曲して長母趾屈筋が弛緩させる。二塁走者が二三塁間で躓いて本塁には行けないと偽装する(実際は、バックを踏まずに済み、左膝がニーアップするので加速する)。
打球を触れた野手が投球する手の親指基節骨を二塁ベースに向けた後(フライングエルボー)(右股関節は二塁方向に内旋)、左股関節を内旋、左膝をニーアップして加速する。三塁ベースの左中間寄りのコーナーを蹴ってファウルゾーンに出る(オーバーラン)。左股関節を外旋する。
一塁走者が二三塁間に挟まれた後、二塁走者は、左股関節を内旋して本塁に走る。
一塁走者が挟まれなくても、二死を取られた後である。
よって、打者走者、一塁走者、二塁走者は、帰塁することなく本塁に走る。
一塁走者が二三塁間、打者走者が一二塁間で挟まれれば、二塁走者の本塁生還のアシストとなる。
4回表二死一二塁、
投手種市(右投げ)、打者水野(右投げ左打ち)
一塁走者マルティネス、二塁走者万波
打球に触れた種市は、一塁に送球する。
水野は、泳いで投ゴロを産み出す。
種市は、左腕前腕部を回内して打球に触れる。種市は、左腕前腕部を回外、右股関節を内旋して一塁に送球する。
一塁走者のマルティネスは、二塁手前で減速する。
一塁手のソトは、二塁に送球しない。一二塁間のランダウンプレーには持ち込まれない。
しかし、一塁走者のマルティネスは、二塁ベースを蹴ってオーバーランした後、帰塁してしまう。
走者二塁からのタッグアップー帰塁はどのポイントから開始するか
9回表一死二塁
投手益田(右投げ)、打者マルティネス(右投げ右打ち)
中堅に飛球を産み出す。
やらなければいけないことは、下記のとおりである。
三塁、本塁を蹴った後でも二塁への帰塁はできる。
万波は、帰塁することなく三塁を蹴る、更には本塁を蹴る。
打者走者のマルティネスは、二塁ベースをオーバーランする。
中堅和田に二塁に送球させて万波が帰塁しなかった旨のアピールをさせる。
新庄は、「マルティネスが飛び出したから和田は二塁に送球した」と抗弁する。
二塁走者万波は、シャッフルして2次リードを取った後、右股関節を外旋して腹側を中堅方向に向ける。
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中堅和田(左投げ左打ち)は、右手人差し指の付け根で打球を叩く。
グラブを右胸の包み込む。
万波は、右膝を伸展、左膝を屈曲し、右足で三塁ベースの左中間寄りのコーナーを蹴る。
万波は、右股関節を内旋、左股関節を外旋し、本塁にスタートを切る(ドリルヅライディング)。
右足首が三塁ベースのマウンド寄りのコーナーに当たる。
右股関節を外旋し、起き上がって本塁にスタートを切る体勢を作るが、右足首が三塁から離れてしまう。
三塁塁審が万波に付した評価は、タッグアウトとなった。
2回には、二死からレイエスが四球、3回には、無死から奈良間がシングルヒット、5回は、一死から田宮がシングルヒットで出塁する。
二盗→三盗→本盗すれば得点できる。
3安打じゃ勝てないって?
いやいや、十分に勝てた試合です。
総合
「三塁偽投」や「三塁に目線を切ること」と「実際に三塁にボールをリリースする」のとでは、大違い!
実際に三塁にボールをリリースしたことは大きな進歩だ。
三塁でアウトにできなかったからといって三塁送球をしなくなってしまったら進歩はそこで止まってしまう。
投手は、生活する上で、肉体の損耗を抑え肉体の再生産をしなければならない。全球ギアを上げて投げるわけにはいかない。僅差のリードでは、ヒット以外での失点は防がなければならない。
開幕戦(9回裏左飛)で一塁走者を二塁で刺すことよりも三塁走者を本塁で刺すことを優先した五十幡を私は支持する。
合せただけの打撃を除き、ゴロを打った場合よりも飛球を打った場合の方がインサイドアウトスイングの完成度が高い。飛球でも進塁はできるのであるから、飛球を打った打者を責めることはしたくない。
僅差で負けているときは、ヒットを待たずに進塁を優先し、点差を詰めることを要するから、オーバーランしてアウトになった万波を私は支持する。
Keep on Trying!
水野を含め、遊撃を任せられた選手は、これから走者二塁のケースで三塁に投げ続けろ!
次は、きっと成功するさ!
footnote
用語の意味に関しては、下記記事を参照