日本ハム対ソフトバンク15回戦、先発は、池田隆英と石川柊太
試合は、池田が6回無失点と試合を作り、残り9個のアウトを5投手を使って取るという原辰徳式の采配で、2点を守り切った。
三連戦の頭を取り、既に三タテされることがなくなった三連戦の二戦目と同じく、新庄は、三戦目も個々の選手の振る力更新の到達度をテストしている。
池田隆英のピッチング
池田は、グラブを背骨の右側のベルトの上でセットし、ボールは、右手中指の付け根に嵌める。左手親指の指先、右手の親指の指先でボールを押している。左肩は、左打席の外側のラインからボール1個分外れたところに向け、首は、左打席の外側のラインからボール半個分外れたところに向ける。頸反射していない。右腕前腕部を回内、左腕前腕部を回外している。左膝は、左打席の外側のラインに向ける。左足のスパイクの内側、右足のスパイクの内側でエッジをかけ、右足のスパイクの外側は、プレートの一塁側に沿わせる。両膝の屈曲の角度は、アウトサイド135°で、両足首を底屈している。右足踵で地面を荷重している。左足は、スクエアスタンス、左肩はオープンスタンスにしてセットアップする。
左腕前腕部、右腕前腕部を回外する。左膝の屈曲の角度をインサイド85°にして左膝をベルトの上まで上げる。左足首は背屈している。頸反射はしていない。右膝の屈曲は、アウトサイド120°で、右足首は底屈している。右股関節は内旋している。
左腕前腕部、右腕前腕部を回内する。左膝が伸展し、左足首が背屈する。右膝の屈曲の角度は、115°で右足首は底屈している。右膝が右足つま先の前に出る。右足外踝から踵寄りで地面を荷重する。頸反射している。
右肘を伸展してから更に右腕上腕部の内旋をして右肘を逆Lにするインバートで右肘をつまみ上げる。右手親指の腹でボールを叩いて右肘をつまみ上げたが、右腕前腕部を立てていない段階では、頸反射している。左腕前腕部は回外している。右足拇指球にウェイトが移る。
左足のスパイクの内側から入射する。
右肘をアクセレーションする前は、頸反射していない。最も両肩甲骨がぶつかる。右手首を煽ったところでは頸反射している。
右手小指基節骨の角度を75°にし、左打席の外側のラインの捕手寄りに向けたところから右手親指のしなりを解き始める。リリース直前の左膝の屈曲は、150°である。
石川柊太のピッチング
石川は、グラブを背骨の右側のベルトの高さにセットし、右手中指の付け根にボールを嵌める。左手親指の指先は、ボールの外側に反らし、右手親指の先でボールを押している。
首を左打席の外側のラインからボール半個分、左肩を左打席の外側のラインから1個分外れたところに左肩を向ける。頸反射はしていない。右腕前腕部は、回内し、左腕前腕部は回外している。
左膝は左打席の外側のラインからボール1個分外れたところに向ける。左足のスパイクの内側、右足のスパイクの内側でエッジをかけ、右足のスパイクの外側は、プレートの一塁側に沿わせている。右股関節は、内旋、左股関節は外旋している。左足、左肩はオープンスタンスにしている。
左腕前腕部、右腕前腕部を回外する(セットの解除)。左膝の屈曲の角度は、アウトサイド135°で、右太ももの右膝寄りの高さにしている。左足首は底屈している。頸反射はしている。右膝の屈曲はアウトサイド135°で右足首は底屈している。右足小指球にウェイトがかかる。
左腕前腕部、右腕前腕部を回内する。左膝が伸展し、左足首が背屈する。右膝の屈曲の角度が115°、右足首が底屈する。右足外踝にウェイトがかかり、右足踵で地面を荷重する。
右腕上腕部を内旋し右肘を伸展したままつまみ上げたが、右腕前腕部を立てていない段階で、左腕前腕部を回外している。頸反射している。右足小指球にウェイトがかかっている。
右腕前腕部を回外する。頸反射はしているが、両肩を結ぶラインの外側からは出ていない。
右手親指の腹でボールを叩いた後、右肘をアクセレーションをする前の段階では、頸反射はしているが、両肩を結ぶラインの外側からは出ていない。
石川は、左足のスパイクの内側から入射する。
右手首を煽ったところでは、頸反射している。
右手小指基節骨の角度を40°にし、左打席の中心線に向けたところから右手親指のしなりを解き始める。リリース直前の左膝の屈曲の角度は、175°である。
石川は、サイドハンドに近いスリークォーターであるから、打者は、トップを作る間が長く作れる。打者は、右手親指のしなりを解く間が長く作れる。
石川は、右肘を伸展した後、右肘を逆Lする間を省いて打者がトップハンドの肘を上げる間を短くすることによって、打者にトップを作る間を長く与えるというロスを相殺している。
しかし、右肘を伸展している分、右肘を伸展せずに、右手親指の腹でボールを叩いて右肘をつまみ上げるスタンダードWを用いるメジャーの右投手に比べると、右肘を伸展する分、打者にトップハンドの肘を上げる間を与えている。更に、右腕上腕部の関節窩、関節唇に負荷をかけている。
石川は、打者にトップを作る間を長く与えるというロス、トップハンドの親指のしなりを解く間を長く与えているというロスを、自身の左膝の屈曲を浅くする(立投げに近くする)ことによって、自身が右腕前腕部を回外し、右手小指の第二関節を内旋して、右手親指のしなりを作る間を作り、親指の加速距離を長くして相殺している。
森唯斗のピッチング
左肩を左打席の外側のラインからボール1.5個分入ったところに向ける。両肩を結ぶラインと首が交わる角度をアウトサイド185°にしている。グラブは、背骨の前でヘソの高さにセットする。右足のスパイクの外側は、プレートの三塁側に沿わせる。グラブを背骨の前で肋骨下部の高さに上げる。
左膝のレッグアップに関しては、左膝はヘソの高さでインサイド85°の角度で屈曲する。左足首は背屈している。グラブを背骨の前でヘソの高さに下げる。左肩が左打席の外側のラインからボール2.5個分入ったところに向く。右足踵がヒールアップする。
右腕前腕部を回内する。左足の裏が45°の角度で立つ。
左足の内側から入射する。
リ
リースの直後、右腕上腕部が凹む。
無死一塁のケース打撃
6回表、先頭の松本が中前安打で出塁する。新庄は、松本に盗塁させず、上川畑にバントをさせる。一死二塁、松本に三盗をさせず、近藤に抜いた変化球を、左肩を残し、左手親指のしなりを作りヘッドステイバック、頸反射して引っ張れるかというテストの追試を課した。
近藤は、始動の段階で、左手親指のしなりが解けてヘッドがホームベース方向に傾くが、左手親指PIP関節が屈曲する寸前で止め、ヘッドがホームベース方向に倒れる角度を小さくする。
左手首をコック(背屈)すると、右肘、右肩が入り始める。右肘を抜くと左手親指のしなりを解く前に左肩が残らない。
左手親指のしなりを解くとヘッドが下がって泳ぐ。左手首がグリップに被さる前に、右腕前腕部を回内してヘッドを残し、右腕前腕部を回外してヘッドを立てる。
投手がカーブを投げてくれ、且つ、ボトムハンドが投げるときの利き手であったが故にできた打撃で、これからプロ野球に進む少年たちには真似して欲しくない打撃である。
近藤が二盗をした後、ランエンドヒットをかけても、ヒットを打てなければ、二死三塁。三塁走者が本盗しない限り、安打を待つ、投手が労働力を再生産できなくなって投球をワンバウンドするのを待つ攻撃になる。その場合、打者は、ワンバウンドを振らずに捕手が後逸するのを待たなければならない。
野村に対しては、①トップを作ったときに右肩を残し、右手親指をしならせる、②右手の親指のしなりを解くとヘッドが立つか、③ヘッドをボールの外側に入れ、右手小指第二関節を内旋してグリップを縦に擦り、右股関節を剥がせるか、④その結果、逆方向に打てるかがテストされているのである。
野村は、右手親指のしなりを解いた後、ヘッドが立ちきらない。右手人差し指が被さるセンター返しの打撃になる。
清宮は、左手中指の第二関節にグリップを嵌め始めた。清宮は、頸反射し、左脇を閉じて右肩がホームベースに被さるのを止め、左手親指基節骨でグリップを叩く。
しかし、フライングエルボーの過程で、首がホームベースの外側のラインの投手寄りを向く。その分、左肘を抜くと、左手親指のしなりを解く前に左肩が残らない。
左手親指基節骨でグリップを叩くと、左手人差指の付け根がグリップに被さり、右手中指の第二関節からグリップが抜ける。両肘の側副靭帯の前束、両腕前腕部の深層屈筋が突っ張る。結果は、右前安打であるが発展途上の打撃である。
来季の構想(暫定案)
今季は、全選手、あらゆる打順で打たせてテストしている。来季以降、試行錯誤を経て打順を固定化させていくであろうが、飽く迄、オフの補強前、戦力外通告前の現段階では、来季は、下記のオーダーがベストであると思う。
上川畑は、外国人選手のようにノーステップに近いスイングをする。上川畑は、右膝を上げるときでも、右膝を屈曲する位置が左膝の太腿の中間で留める。右膝を上げることでなく、1,2の3の1が左肘のヒッチ、2がフライングエルボー、「の」が左手小指第二関節の内旋、3が左手親指基節骨でグリップを叩く。右足のレッグアップ、右足の入射のタイミングの誤差によって1,2の3が誤作動しないので、小柄であるにもかかわらず、率も残るし、引っ張って長打が打てる。
5番以降は、インサイドアウトスイングの完成度の高い順から並べる。
(左)松本剛
(中)淺間
(遊)上川畑
(右)万波
(指)ヌニェス
(二)アルカンタラ
(一)清宮
(捕)宇佐見
(三)野村
先発、リリーフの固定できる部分のみ挙げると下記のようになる。
先発・・・上沢、伊藤、加藤、ポンセ、杉浦、池田
7回ー上原健太
8回ーロドリゲス
9回ー吉田輝星
ビハインドー石川直也
先発控え・・・田中瑛斗、根本、北山、立野、河野
リリーフ控え・・・堀、玉井、柿木、福田、西村、谷川、望月、井口
投打の源泉及び土台
ソフトバンク
1回表、石川柊太は、2球目、松本剛に対し、アウトローにカーブをワンバウンドさせる(ボール)。
3回表、石川柊太は、37球目、郡に対し、アウトローにカーブをワンバウンドさせる(ボール)。
3回表、石川柊太は、53球目、上川畑に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(空振り三振)。
5回表、石川柊太は、70球目、淺間に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
5回表、石川柊太は、81球目、阪口樂に対し、アウトロー(左打者のインロー)にカーブをワンバウンドさせる(空振り三振)。
石川は、右足のスパイクの外側をプレートの三塁側に沿わせる。グラブは、背骨の右側、ベルトの高さにセットする。首は左打席の中心線に向ける。リリースの直後、右腕上腕部棘下筋が凹む。右股関節が伸展する。
阪口は、左足の拇指球、右足の拇指球でエッジをかけ、スクエアスタンスでセットアップする。ヘッドの角度を°にしている。頸反射はしている。左手親指PIP関節を屈曲し、左手親指の爪の内側をグリップに当てる。グリップを左手人差し指の付け根に嵌める。ヘッドは60°の角度にしている。左手親指の爪の裏でグリップを押した後、右肩が背骨の方に入る。引手主導のスイングになる。
6回表、石川柊太は、87球目、近藤に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
6回表、石川柊太は、103球球目、杉谷(左打席)に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンド(ボール)。
7回表、石川柊太は、111球目、阪口樂に対し、アウトロー(左打者のインロー)にカーブをワンバウンドさせる(空振り)。
8回表、松本裕樹は、4球目、上川畑に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(空振り三振)。
9回表、森唯斗は、4球目、淺間に対し、カットボールをアウトロー(左打者のインロー)にカットボールをワンバンドさせる(ボール)。
日本ハム
1回裏、池田は、11球目、周東に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
4回裏、池田は、50球目、今宮に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
5回裏、池田は、66球目、柳町に対し、アウトロー(左打者のインロー)にスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
6回裏、池田は、78球目、海野に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
6回裏、池田は、81球目、海野に対し、インローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
7回裏、福田俊は、5球目、周東に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
8回裏、石川直也は、5球目、正木に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
8回裏、石川直也は、11球目、渡邉陸に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
9回裏、堀は、18球目、松田宣浩に対し、アウトロー(右打者のインロー)にスライダーをワンバウンドさせる(空振り)。
堀は、左足のスパイクの内側をプレートの一塁側に沿わせる。グラブは背骨の左側でベルトの高さにセットする。首は、ホームベースを囲んでいるアンツーカーと芝の境目に向ける。右足拇指球で地面を蹴る。左腕前腕部を回外してセットを解く。リリース後、左腕上腕部棘下筋が凹む。右膝が右足つま先の前に出る。
松田は、右手首を耳の高さにセットする。右手親指PIP関節を屈曲し、右手親指の爪の裏でグリップを押しているが屈曲の角度は、アウトサイドであり、浅い。グリップは右手中指の付け根に嵌める。ヘッドを右手首より下げて右肩に担ぐ。頸反射はしていない。左膝は骨盤の高さでアウトサイドの角度で屈曲し、左足首は背屈している。右足拇指球が三塁側スタンド方向に滑る。右手親指基節骨でグリップを叩いた後、左肩が右肩の方に入り、ホームベースに被さる。右足拇指球で地面をバックネット方向に蹴る。