日本ハム対ソフトバンク3回戦
3点リードされた日本ハムの選手は、4回裏に同点に追いつきます。両先発が降板した後は、池田が3失点した以外、他の投手は無失点に抑えます。
試合は、3-6で日本ハムの選手が敗れました。
敗因は、池田ではありません。
4番の野村でもありません。
既に走者が出塁しているケースでバントするならプッシュバント以外あり得ない
①一人ランエンドヒット
②ダブルスチール
③プッシュバント(トップハンドの手首を背屈して構える。バントする前にトップハンドの前腕部を回外してトップを作る)
→バントは、捕手にホームベースを囲む円形アンツーカー内三塁線寄りで打球を触れられるところにしない。
後続の走者である一塁走者は、野手が打球に触れる前、すなわち、打者がフライングエルボーした後にスタートを切ります。
打者走者は、一塁まで減速せずに駆け抜けた後、フェアゾーンをオーバーランします。
一塁走者又は打者走者が二塁走者の犠牲になります。ランダウンプレーに持ち込んで二塁走者の本塁生還をアシストします。
全ての走者はオーバーランします。
捕手は、三塁線にも一塁線にも背を向けずに打球に触れることができます。ホームベースを踏むことも二塁走者にタッグすることもできます。一塁、二塁、三塁に送球することは、スクエアスタンスでバッティングをすることと同じです。
引手の上腕部の内旋運動、送球腕の前腕部の回外運動の回転半径を短く加速距離を長くすることができます。
投手、三塁手、遊撃手は、三塁線又は一塁線に背を向けて打球に触れます。
三塁側に腹側、一塁側に背を向けた場合、送球肩と送球する塁を結ぶラインと引手の肩の関係は、どの塁に投げる場合もオープンスタンスになります。
一塁側に腹側、三塁側に背を向けた場合、一塁に投げる場合以外は、送球肩と送球する塁を結ぶラインと引手の肩の関係は、どの塁に投げる場合もオープンスタンスになります。
投手は打球に触れた後、グラブを持つ方の足の股関節を内旋して地面を蹴り、送球肩を投げる塁とを結ぶラインまで引手の肩を持ってこなければなりません。
フライングエルボー後、引手の上腕部の内旋運動、送球腕の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。
三塁線のバントは、三塁手又は遊撃手が打球に触れてくれれば、三塁がガラ空きになる間ができるので、三塁手又は遊撃手に触れさせるのがベストですが、三塁線のバントは投手が触れるチームが多い。
バントは投手に打球を触れさせるのが基本です。
一塁走者又は打者走者が二塁走者よりも先にアウトになれば、三塁ベース上で二塁走者はタッチプレーとなります。
インフィールドフライが宣告されると、進塁義務が消えます。
インフィールドフライが宣告されても既に出塁している走者は、野手が打球に触れた後、進塁できます。帰塁は打球に触れた野手が走者の進行方向と逆の塁に送球し、送球に触れた野手が走者又は進行方向と逆の塁に触球する前までに行う義務が生じます。
バントはインフィールドフライは宣告されません。進塁義務は消えません。
既に出塁している走者は、野手が打球に触れた後、進塁できます。帰塁は打球に触れた野手が地面にボールを触れさせずに走者の進行方向と逆の塁に送球し、送球に触れた野手が走者又は進行方向と逆の塁に触球する前までに行う義務が生じます。
後続の走者は、打者がフライングエルボーをした後、先の塁にスタートを切ります。一死の場合のみ、打球に触れた野手が進行方向とは逆の塁に送球し送球に触れた野手が走者又は進行方向とは逆の塁に触球する前に帰塁します。
5回裏無死一二塁、左打席に入ったアルカンタラは、左腕前腕部を回内(バント)後、左手首が底屈し、ヘッドが下がります。左手首をコックしてヘッドアップします。三塁側にドラッグバントをします。
捕手の甲斐が一塁に送球します。
アルカンタラは、減速せずにファウルゾーンをオーバーランします。
一塁走者の細川、二塁走者の伏見はオーバーランしています。
二死二三塁となります。
一死及び二死二三塁のケース打撃
①右投手は、二塁及び三塁に送球する場合、左肩を右肩の関係はオープンスタンスになります。左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。
二塁走者が二次リードを進め、三塁ベースとの距離を縮める。
捕手又は投手に二塁に投げさせる。
②右投手であれば、投手がセットを解いた後、二塁走者、三塁走者がスタートを切る。
二塁に送球させる。三塁走者が本塁に還る(ホームスチール)。
③三塁走者が一次リードを取り、投手にボークを犯させる。
④二塁走者は、打者がフライングエルボーした後、スタートを切る。
打者がトップハンドの前腕部を回内(バント)後、トップハンドの前腕部を回外してコックし、バットを引っ込める=バントをやめる(偽装スクイズ)
捕手に二塁送球させる。
三塁走者は、投手が左肩を二塁に向けた後、本塁にスタートを切る。
⑤一人ランエンドヒット
一死であろうと、二死であろうと後続の走者は、打者がフライングエルボーをした後、先の塁にスタートを切ります。一死の場合のみ、打球に触れた野手が進行方向とは逆の塁に送球し送球に触れた野手が走者又は進行方向とは逆の塁に触球する前に帰塁します。
二死の場合は、帰塁不要です。
5回裏一死一二塁、投手は、石川柊太(右投手)、打者は五十幡(右投げ左打ち)です。
一塁リチャード、二塁手三森、三塁手栗原、遊撃手今宮は、何れも二塁走者、三塁走者の前、アンツーカーと芝の境目に守っています。
ゴロゴーしか手段が生じない人は、三塁走者が走るのが速くない伏見だからギャンブルスタート、内野ゴロでの得点を諦め、安打待ちの野球をするでしょう。
しかし、内野手が走者の前に守れば、二塁走者は、投手がセットを解く前又は解いた後にスタートが切れます。
ホームスチール、フォースボークで得点できます。ゴロでの得点も成功しやすくなります。
にもかかわらず、二塁走者の細川、三塁走者の伏見も次の塁にスタートを切りません。
脚注
用語の意味に関しては下記記事参照