日本ハム対ソフトバンク25回戦(エスコンフィールド)
先発は、加藤貴之と前田純
試合は、2-6で日本ハムの敗戦
無死一二塁におけるバント処置
ミッションは、下記のとおりである。
投手板を越えない三塁側の加速距離の長くないバントは、左投手が打球に触れる。
投手板より前の、三塁線寄り、投手板よりもホームプレート寄りのバントは、捕手が打球に触れる。
投手板を越える加速距離の長くないバントは左投手が加速距離の長い三塁側のバントは、遊撃手が打球に触れる。
三塁手は、いかなる場合も三塁ベースから離れない。
2回表
無死一二塁
投手加藤貴之(左投げ)、打者今宮(右投げ右打ち)
スコアは、0-1で日本ハムが1点ビハインド
三塁手奈良間は、内野芝の切れ目の直後及び左(三塁ベース方向)、三塁ベースのマウンド寄りのコーナーの斜め前、三塁ベースアンツーカー内で守る。
今宮は、三塁側にプッシュバントをする。
奈良間は、両足親指IP関節を底屈して走る。
投手板より前に前進してしまう。
三塁ベースを無人にしてしまう。
奈良間は、左腕前腕部を回外して打球に触れる。
遊撃水野は、二塁ベースカヴァーに入ってしまっている。
加藤貴之は、三塁に向かい始めていたが、停止する。
三塁ベースは、無人のままである。
奈良間は、一塁に送球してしまう。
二死一塁における左翼守備
2回表
二死一塁
投手加藤貴之(左投げ)、打者ダウンズ(右投げ右打ち)
一塁走者佐藤直樹は、打球がリリースされた後、右膝をニーアップしてスタートを切る。
一二塁間ハーフウェイで走路の膨らみを作る。
二三塁間ハーフウェイからラインの内側に入ることができるが、三本間でラインの内側に入ることができない走り方をする。
二死を取られた後にもかかわらず、二塁でストップせず三塁進塁、本塁には突入しない走り方をする。
左翼手水谷は、定位置より深く左翼線を空け中堅寄りに守る。
水谷は、中堅方向にシャッフルしながら、ウォーニングトラックの前で左腕前腕部を回外して打球に触れる。
しかし、右足親指IP関節を底屈できておらず、右足内踝でエッジをかけてしまっている。
左足のスパイクの外側から左股関節が飛び出している。
右肩関節と左股関節を結ぶラインが抜けてしまっている、
右股関節の外旋、内旋にブレーキをかけられていない。
右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなってしまう。
水谷は、三塁に送球するが、三塁ベースアンツーカー内でワンバウンド、三塁手奈良間は、左中間方向に前進して送球に触れる(三塁ベースアンツーカーからは出ていない)。
水谷及び奈良間のプレイは、二死を取られた後打者走者を含め全ての走者が本塁まで走るチームの選手であれば一塁走者に本塁生還されていたプレイである。
佐藤直樹は、送球が三塁ベースに達する前に三塁ベースのマウンド寄りのコーナーを左足スパイクの内側で蹴る。
左前安打で一塁走者に三塁に進塁されてしまう。
二死満塁における内野守備
ミッションは、下記のとおりである。
二死満塁において三遊間の打球は遊撃手が打球に触れ、本塁に投げる。
三塁アンツーカー内の打球は三塁手が打球に触れ本塁に投げる。
三塁手は、三塁ベースを離れず、三本間のランダウンプレーに備える。
9回表
二死満塁
投手生田目(右投げ)、打者川村(右投げ左打ち)
三塁手細川は、三塁ベースの左翼寄りのラインの後ろから遊撃方向に進んだところ、外野芝の切れ目の前に守る。
遊撃上川畑は、二塁ベース寄り、二塁走者の後ろ、外野芝の切れ目の前に守る。
川村は、投球をグリップ付近に当てる。三遊間にライナーを打つ。
二死を取られた後なので、三塁走者栗原はギャンブルゴーする。
ファーストバウンド後は、打球が死ぬ。
上川畑は、斜め左三塁線方向に向かって前進する。
細川は、二塁方向に向かって走り、三塁ベースから遊撃手を通過、内野芝の切れ目の直前で左腕前腕部を回外する。
三塁ベースを無人にしてしまう。
細川は、右腕前腕部を回外してベアハンドで打球に触れる。
上川畑は、内野芝の切れ目の前に出る。
細川は、結果としてベアハンドで打球に触れたが、左手首が底屈しているので左腕前腕部の回外運動、右腕前腕部の回外運動が回転半径が長く加速距離が短くなってしまう。
本塁に送球できず、一塁に送球してしまう。
一塁手が打者走者にタッグする前に三塁走者に本塁を蹴られたら追加点を取られてしまうプレーである。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照