日本ハム対オリックス2回戦(京セラドーム)
先発は、加藤貴之と宮城大弥
試合は、1-5で日本ハムの敗戦
先発加藤貴之は、獲ったアウトの数は、16個(5回1/3)で1失点と試合を作ったが、7回裏、北浦が4失点(自責0)した。
打線は、9安打しながら1点しか取れない。
北浦竜次のピッチング
京セラドームのマウンドは、黒土の粘土で造っている。黒砂よりは固めてあるが、赤土よりは掘れやすい。
北浦は、首を左打席の外側のラインと一塁線が交わるポイントに向ける。
左足のスパイクの外側を三塁寄りに沿わせる。
左股関節を内旋、左股関節を内旋してスクエアスタンスで立つ。
左腕前腕部を回内、右腕前腕部を回外してグラブを背骨の左側、ヘソの高さにセットする。
左手親指IP関節は背屈している。
左手中指の付け根にボールを嵌める。
首を一塁ベースの一塁線と接するラインの本塁寄りのコーナーに向ける。
首を一塁ベースの一塁線と接するラインの本塁寄りのコーナーに向けたまま右足拇指球で地面をタップしてしまっている。
首が一塁ベースのフェアゾーン内のラインのアウンド寄りのコーナーに向く。
右足拇指球で地面を蹴る。
右足親指IP関節が屈曲していない。右足奨母趾屈筋が突っ張る。
左腕前腕部の回内運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる原因となる。
左肩甲下筋が反時計回りに突っ張る。
左股関節、左膝が三塁線方向に伸展ぜず、二塁方向に伸展してしまう。左膝は左股関節を跨ぐまでには至ってしまっていない。
首を一塁線と左打席の外側のラインと一塁線の交わるポイントとホームプレートを囲むアンツーカーの円周と一塁線が交わるポイントの中間に向ける。
右足前脛骨筋を回内(外反)する。
右股関節が内旋してしまう。
首が一塁ベースのフェアゾーン内のラインのマウンド寄りのコーナーに向く、
左足が踵体重になる。
右内踝を左内踝の上にぶつける。
左足外踝にウェイトがかかる。
右腕前腕部、左腕前腕部を回外してセットを解く。
右股関節が外旋し、骨盤の高さで止まる。
左腕前腕部を回内する。
左足が踵体重になる。
一二塁間に右膝を伸展する。
左足踵が三塁方向に滑る。
右腕前腕部を回内する。
左腕前腕部が背面に達する前に左腕前腕部を回外できている。
右膝を三塁方向に伸展していく。
右足踵が左打席の内側のラインのマウンド寄りのコーナーを向く。
右股関節が外旋できている。
右足前脛骨筋を回内(外反)できている。
右膝の屈曲の角度は、アウトサイド105°になる。
右足首の塀屈の角度を0°にできている。
左足の外踝にウェイトがかかる。
左肘のコックの角度が100°になる。
両肩甲骨が接近する。
両肩を結ぶラインはスタンダードWにできている。
右腕前腕部が回外する。
右腕前腕部を回内する。
右腕前腕部が右肩の高さに達する。
右足首が底屈する。
両肩を結ぶラインは、スタンダードWにできている。
しかし、左足踵が地面を離れ、左足小指球にウェイトがかかる。
これは、右腕前腕部の回内運動の回転半径が長く、加速距離が短くなったことが原因である。
右足のスパイクの内側の踵から入射する。
左腕前腕部を左肘の上で回内する。
左足拇指球にウェイトが移る。
頸反射はしていない。
右股関節は外旋できている。
ストライドは、6と1/3足分である。
左腕前腕部を回外(左肘のアクセレーション)開始後、右股関節が二塁ベースの三塁寄りのコーナの方に伸展していく。他の投手の平均よりは、右股関節の外旋、伸展の加速距離は長いが、完全ではない。
右足親指IP関節が屈曲する。
トップポジションにおける左手小指基節骨の入射角は、50°である。
左手首は、背屈しているが、左手首の背屈の角度が0°にできていない。煽り投げに近い。
ボールは、左手人差し指の付け根と左手中指の付け根に嵌っている。
リリース直前の右膝の屈曲の角度は、160°である。屈曲の角度を浅くできている。
しかし、右膝が右足つま先の前に出てしまう。
右股関節から下が右股関節の外側に張り出す。
左腕前腕部を回外後、左膝が突っ張ることができている。
しかし、右股関節は外旋するが、右足のスパイクの内側の踵にウェイトが移るX脚になってしまう。
左手人差し指と中指がくっ付かない。左腕前腕部の回外運動後、右股関節の伸展が足りないからである。左腕前腕部がしならない=左腕前腕部の回外運動の回転半径の短縮が完全でなく、加速距離が長くない。
左足拇指球で地面を蹴る。
フォロースルー後半(左腕前腕部の回内)、左手人差し指と中指が接近していく。
左腕前腕部の深層屈筋が突っ張ってしまう。左腕側副靭帯の前束が弛緩しない。
左腕前腕部を回内後は、右足のスパイクの外側の踵にウェイトが移るが、左腕前腕部の回内運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。
左手首は、左肩の高さで減速する。
左足のターン後、両足がクロスするに至らず(左股関節の内旋運動の加速距離が短い)。左足は、左肩の外側で着地してしまう。フォロースルー後半が左股関節の内旋運動によるフォロー(左股関節の内旋が左腕前腕部の回内を後追いする、後方支援)が受けられていない。
修正ポイントは、以下のとおりである。
1. 首をホームプレートに向けてからセットの解除、タップを行う。
2.右足内踝で地面をタップする前に左腕前腕部を回外してセットを解く。下記のメリットが生ずる。
- 左肘が畳まれ、左腕前腕部の側副靭帯の前束、深層屈筋が突っ張るが、左腕上腕部の腱板が弛む。
- 左腕前腕部の回内運動の回転半径が短く、加速距離が長くなる。
- 右足は、左肩甲下筋が二塁方向に伸展せずに済む。
- 左股関節が二塁方向に伸展しない。左股関節、左膝が三塁線方向に伸展する。
- 右足拇指球からではなく、右足内踝から地面を外れていく。
- 右足親指IP関節が屈曲する。
- 左股関節が三塁方向に伸展、左膝が引っ込んだ後、右股関節が内旋するが、右足親指IP関節が屈曲する。右膝が左股関節方向ではなく、三塁線方向に屈曲する。
3. 右股関節を外旋して右膝のニーアップを止めた後、右足首を底屈、左股関節を伸展、左膝を三塁方向に引っ込めてから右股関節を外旋、右足首を背屈する。三塁方向に右股関節、右膝を伸展する。
攻撃面
一三塁のケースで採れる手段は、下記記事参照(二死からでもできます)
3回表二死一三塁
投手宮城(左投げ)、五十幡(右投げ左打ち)
一塁走者郡司、三塁走者伏見
五十幡は、ヒッティングを行い、アウトローのノーバウンドのスライダーを空振り三振
8回表一死一三塁
投手宮城(左投げ)、打者マルティネス(右投げ右打ち)
一塁走者万波、三塁走者五十幡
マルティネスは、二塁後方に加速距離の長い飛球を打つ。
二塁手安達が電車バックで打球に触れる。
一塁走者万波、三塁走者五十幡
一塁走者の万波は、打球がリリースされた後、帰塁せず、一次リードのポイントで停止する。
しかし、二塁手は、二塁に送球してくれない。
三塁走者の五十幡は、打球がリリースされた後、帰塁、二塁手が打球に触れた後、スタートを切るが、三塁に帰塁してしまう。
投手宮城(左投げ)、加藤豪将(右投げ左打ち)
加藤豪将は、ヒッティングを行うが、左肘を上げた後、首がホームプレート方向に捻転する。ストライドが広がる。
トップが作れず、スイングできずに空振り三振する。
一二塁における攻撃手段は、下記のとおり(二死からでも使えます)。
4回表無死一二塁
投手宮城(左投げ)、水谷(右投げ右打ち)
一塁走者マルティネス、二塁走者万波
水谷は、左足拇指球で地面を蹴る。
左股関節が内旋し、左膝が左股関節を跨ぐ。
右肘を上げた後、右肩関節ー左股関節のラインが外れ、ワンバウンドの投球を空振り三振
投手宮城(左投げ)、打者上川畑(右投げ左打ち)
一塁走者マルティネス、二塁走者万波
二塁走者は、三塁に走る。
安達は、打球に触れた後、一塁に投げずにマルティネスにタッグする。
タッグした後、一塁に投げ、併殺成立
6回表一死一二塁
投手宮城(左投げ)、打者マルティネス(右投げ右打ち)
一塁走者万波、二塁走者五十幡
五十幡は、宮城が左腕前腕部を回内(スロー)後、左足内踝を右足内踝にぶつけ、左足親指IP関節を屈曲してスタートを切る。
マルティネスは、左飛を打つ。
五十幡は、右股関節を外旋、左翼方向に腹側を向け、ハーフウェイまで出て止まる。一塁走者の万波もハーフウェイまで出て止まる。
左翼手西川龍馬は、背側を左翼席側に、腹側を右翼席側に向けて背走後、打球の落下点の後ろに回り込みながら前進する。
右足親指IP関節を屈曲、左足首を背屈
打球の落下点の後ろに背骨を入射させる。両足が揃う。
左足親指IP関節を屈曲する。右足首を背屈、右膝が伸展
右足親指IP関節を屈曲する。左股関節が中堅方向に伸展する(左膝は屈曲している)。
右足親指の指先で地面を蹴ってスプリットステップをする(右股関節は内旋、左股関節は外旋する)。背側が右翼席方向、腹側が左翼席方向に向く。
左腕前腕部を回内して左手人差し指の付け根と左手親指基節骨で打球を挟む。
右股関節が外旋、左股関節を内旋し、左膝が左股関節を跨ぐ。
左足は、スパイクの内側、拇指球寄りから入射する。
右腕前腕部を回内し、グラブからボールを抜き取れば、左腕前腕部が回外し、左手首が掌屈して左腕前腕部が右肩の方に入る。
左腕前腕部の回外運動、右腕前腕部の回外、回内運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
右足内踝を左足内踝にぶつけていく。
西川はどこの塁にも投げない。
五十幡は、二塁に帰塁し始める。
投手宮城(左投げ)、打者水谷(右投げ右打ち)
一塁走者万波、二塁走者五十幡
バットから打球がリリースされた後、万波、五十幡は、本塁に向かってノンストップで走る(ギャンブルスタート)。
9回表
投手平野(右投げ) 打者五十幡(右投げ左打ち)
一塁走者郡司、二塁走者伏見
五十幡は、左膝を上げた後、左肩甲下筋が突っ張り、ストライドが広がる。左腕前腕部が回外できない(トップが作れない)。スイングできない。
審判が投球の軌道にストライクの評価を付ける。
8回一死二塁
投手宮城(左投げ)、打者万波(右投げ右打ち)
二塁走者五十幡
一死二塁で採れる手段は、下記のとおり
五十幡は、ファーストバウンド後、左足親指IP関節を屈曲してスタートを切る。
万波の産み出した打球は、三遊間を抜ける。
左翼手西川は、両腕前腕部を回外して打球に触れる。両腕の前腕部を回内してグラブを背骨の方に引く。
右腕前腕部を回内してグラブからボールを抜き取る。
左腕前腕部が回外し、左腕前腕部が右肩の方に入る。
左腕前腕部の回外運動、右腕前腕部の回外、回内運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。
五十幡は、三塁ベースのファウルゾーンをオーバーランした後、三塁に帰塁してしまう。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照