ロックフェラーセンターのクリスマスツリーが点灯されてから一週間が経過しました。
キリストは実在しません。
クリスマスは、ロックフェラー一族がFRB(連邦準備制度理事会、中央銀行に相当)の出資証券の50%以上を取得するに至った日である。
石ころや骨を見て、あんな長文がかけるだけの事実関係がわかりますか?
歴史は、経済関係の勝者が御用学者に命じて書かれるのです。
歴史は、全てフィクションだからあれだけの長文が書けるのです。
アンネフランクリンが書いた日記は確かに存在します。
しかし、その内容は、アメブロのブロガーの頭の悪い奴等が書いたような、今日のランチとか今日のコーデとかが書かれたものであり、経済、政治、戦争の話は出てきません。
世の中に出回っているのは、第二次世界大戦当時40歳ぐらいのオットメイヤーというオッサンがユダヤ金融に書かされたものです。
さて、暦上、2018年末ということで今シーズンブレイクした選手の第一弾として、アドゥワ誠を取り上げます。
アドゥワは、高卒2年目の2018シーズンのスプリングキャンプで一軍に抜擢され、そのまま一軍に残留。
敗戦処理からスタートしましたが、結果を出すにつれ、僅差のビハインド、ホールドポイントの付く場面でも投げさせてもらえるようになります。
2018年のシーズンは、一度も登録抹消されることなく一軍に定着して投げ切りました。
2019年、アドゥワが更なる飛躍をする上で、課題はどこにあるのでしょうか。
先ずは、2018年の成績から見てみましょう。
今季の通算成績(2018)
2018年、アドゥワは、全てリリーフで、53試合に登板。
1162球を投げ、打者293人
67回1/3イニングスを食います。
被安打62 被本塁打4
36四球 申告四球1 2死球
奪三振30
6勝2敗 0S 5H
防御率3.74
Whip(1イニング当たりの走者の数) 1.46人
動作解析
アドゥワは、フォーシームのMaxが147キロ。
フォーシームの他に、カットボール、ツーシーム、カーブ、チェンジアップ、ムーヴィンファストボールを投げます。
ムーヴィンファストボールというのは、人差し指、中指、薬指を上から被せて投げるチェンジアップの握りを浅くして投げたものです。
フォーシームを投げるときに、左膝を一回目にレッグアップしたときに右股関節を内旋。
フォーシームを投げるときに、左膝を一回目にレッグアップし、左膝の高さがMaxになったとき、更に、右股関節を内旋。
右足は、拇指球に重心がかかっていますが、踵にも重心が残っています。
レッグアップの高さが骨盤より上にあるので、瞬発力がロスし、脱力という面でもマイナス。
2回目の左膝のレッグアップのときには、右股関節の内旋はない。
テイクバックのとき、左肩より右肩の方を下げるのは、オーバースローの投げ方。
右肩の下げ幅も〇
右くるぶしを本塁方向に向け、左腕の内旋もできているがやや、左腕の内旋がややタイトになっている。
しかし、テイクバックのときに、右腕を引く動作がやや横に大きいのが残念。
球数が嵩んで肉体が損耗してくると、右腕のテイクバックが横に更に大きくなることがある。
左足は、スパイクの内側から着地します。
左腸腰筋と右肩甲骨を結ぶタスキ掛けのラインの内旋によって投手は、胸の張りを作る。
左足の着地とほぼシンクロして左腸腰筋と右肩甲骨を結ぶタスキ掛けのラインを内旋して右肩を左肩にぶつけ、右肘を推進していくのはいいが、それは右股関節にタメがあることが要件。
右股関節のタメができれば、更に胸の張りも大きくなる。
しかし、右股関節が内旋し、右膝が内に入ってしまっている。
オープン戦のときは、フォーシームを投げるときも右股関節のタメがありましたが、レギュラーシーズンに入ってからは、フィジカル面の損耗からタメがなくなることがありました。
これだと左足の着地から右肘が出てくるまでのスパンが長くなり、打者の前に胸が現れるスパンが長くなる。
リリースの瞬間に左足が突っ張らないので、瞬発力が下半身に吸収されてしまう。
フォロースルーの過程で、上体を一塁側に倒して右足を一塁側にターン。
チェンジアップを投げるときは、2回目の左膝のレッグアップのときに右股間節を外旋する。
フォーシームのとき、同様、テイクバックが横に大きいのは勿体ない。
2回目の左膝のレッグアップのときに右股間節を外旋していたので、フォーシームを投げるときよりも右股関節にタメがある。
左肩は割れているが、左膝はスクエアになっている。
ヒップファーストが、丁度いい塩梅であったこと、ステップ幅が狭いことの証左です。
コッキングの角度が頭の方に深く入っているのはいい。
しかし、トップを作ったときに右腕前腕部が回外しているので右肘が沈むので右肘の出が左肩、左膝の割れよりも遅れてしまう。
リリースの瞬間、フォーシームを投げるときよりは、完全ではありませんが、左足が突っ張れています。
右肘の推進が遅れたので、フォーシームを投げたときと比べ、上方、前方とも0ポジションに達していない。
分かりやすく言うと、フォーシームを投げたときよりも、右腕の角度がスリークウォーター(45度)に近く右肘の位置もフォーシームを投げたときよりも後ろにある。
リリースの直後に右腕上腕部が凹む。
フォロースルーの過程で、上体を一塁側に倒して右足を一塁側にターン。
しかし、左膝の壁が崩れてしまっています。
上の2球では、フォロースルーの過程で、右足を一塁側にターンさせていますが、右膝をレッグアップして右足をターンさせるものの両足がクロスしないこと、また、右足を右肩の横に着地させて打者と正対して着地してフォロースルーを止めてしまっていることがありますので、ハムストリングスのトレーニングが更に必要でしょう。
クイックのときには、右股関節の外旋がありませんが、右膝の曲げ方もルーズで重心も高くして投げられています。
しかし、テイクバックがやや横に大きい。
また、クイックでは、一岡同様、「く」の字を作ってから左足の踵を引いて三塁側に蹴って再度引っ込める分、遅くなります。
左足のコックよりは大腿骨を骨盤に刺す方が速く投げられ、スウェイを防げるでしょう。
左足はスパイクの内側から着地し、俊敏に左膝を内入れしますので左膝がクローズドしません。
わずかにスウェイしますが、ステップ幅は狭く、頭はほぼ骨盤の中心に乗っています。
クイックでもリリースの瞬間に左足が突っ張らないので瞬発力が吸収さえてしまいます。
アドゥワは、フォーシームを投げるときと、変化球を投げるときとで投げ方が変わってしまう。
投げ方を総括すると、右股関節の内旋、タメという面では、変化球を投げるときの方が優れているが、タスキ掛けのラインの内旋という面ではフォーシームを投げるときの方が優れている。
まとめ
シーズン序盤に比べ、ボールを指先に引っ掛けてワンバウンドさせることが少なくなった。
これは、右股関節にタメができて、トップを作ったときに右腕上腕部を回内できるようになったということ。
先発として又はリリーフとしてやるにしても、ハムストリングス、股関節を始めとする下半身を中心としたフィジカル面での更なるトレーニングが必要。
クイックでない場合もクイックでない場合でも、フォーシームを投げるときと、カーブ以外の変化球を投げるときと同じ投げ方ができるようにすることが必要であり、右股関節のタメが肝となる。
右股関節のタメは、メジャー式の投げ方でも重要となる。
走者を出したときの被打率が軒並み高いので、クイックにおいても、動作解析のところでも書いたが、そうでないときと比べて瞬発力がロスしない投げ方が重要となる。
マウンドが柔らかいと、掘れやすく、踏み出した足が固定できず、蹴りにくい。
拇指球から着地するとブレーキがかかって、マウンドが柔らかい球場だと、つんのめりやすく、ズレやすい。
クイックのときも、そうでないときも左足の着地のときに、拇指球→スパイクの内側→拇指球と重心を移していることがあるので、これを踵→スパイク→拇指球で地面をひっかくという順で重心を移すと左足がリリースの瞬間に突っ張るようになる。
そうすることで、マウンドが硬く掘れにくい球場(マツダ、ヤフオク、京セラ、東京ドーム、神宮、札幌、来季からナゴヤドームも硬くて掘れやすい粘土になる)、傾斜を高く修正しにくい柔らかい球場(横浜スタジアム、黒土の甲子園、地方球場)にも対応できる。
テイクバックが横に大きいので、これを修正すると更に角度のあるボールが投げられる。
1イニング当たりの球数が多いので、瞬発力の乗ったボールをベース上に投げてゴロアウトの比率をもう少し高める必要がある。
走者二、三塁の三振が望ましい場面では、三振が捕れる変化球がチェンジアップの他にもう一つあるといい。
新たに変化球を増やすとすれば、縦のスライダーかナックルカーブがいいと思う。
各種指標(2018)
打者一人当たりの投球数 3.97球
5.75球を投げて1アウトを取る。
17.25球を投げて1イニングを食う。
アウトに占めるゴロアウトの比率 49.2%
被打率 .257
被出塁率 .358
.被長打率 .365 被OPS .724
残塁率(LOB率) 75.21%
右打者
左打者