巨人とのファームとの日本一選手権。
先発は、高橋昴也
この試合も体全体をぶらんとさせて立つ。
先ず、テイクバックのときに、グラブを持つ方の肩を内旋しており、右肩が開かないのがいい。
左膝をルーズにゆっくり曲げて大腿骨を浮かしてからステップ。
トップを作ったときに三角筋を使って胸の張りを作る。
ここまでは、体全体から瞬発力の負荷を解いている。
右肩を内旋し、両方の肩甲骨をぶつけ、剥がすことにより、打者に胸が向いていない。
リリースの瞬間に瞬発力をMaxでかける前が大きい投げ方。
フィニッシュでの右膝の伸ばしと三塁側への左足の送りも完璧。
スライドステップもストロークが足踏み程度で静止することなく着地し、右足に瞬発力による体重の負荷がかかっていない。
岡本の本塁打は、岡本の方が左膝が完全に伸び切っていて差されていた。
高橋昴也がフィニッシュで重心が一塁側に重心が残っていたのが本塁打になったのは原因だね。
6回2失点
俺の中では、2年目の夏に一軍で先発テスト、3年目に15試合一軍で先発、4年目に一軍の先発ローテーションに定着という構想なんだけど、
こりゃ、来年の開幕から一軍の先発ローテに入れる(はいれるじゃなくて、いれる)かもしれんな。
カープファンの皆さん、昴也は、必ず出てきますよ。
ドラフトでは、左投手と左投手と、せっついてはいけません。
中途半端な左投手を獲るんだったら、本格派の右のオーバースローを獲りましょう。
辻空は、この前見たときは、オーバースローだったのに、
故障でもしたのか?、腕の位置をサイドに近いスリークウォーターに変えた。
ステップのときに左足に負荷がかかっており、これでは投げる前に瞬発力が消耗してしまう。
フィニッシュでも一塁側に右足を送っている球もあったが、それ以外は、重心が三塁側に残っている。
150キロを超えても左足で弧を描いて
左膝のタメがなく左膝が開いてラインから頭が外れてシュート回転している。
ファームでは通用したが、一軍では通用しないだろう。
カープファンの多くは絶賛してるけど、良くないな。
大腿骨を浮かせてステップできているので、後は、フィニッシュで左膝を真上に伸ばして肘の高さを上げて45度のスリークウォーターか
オーバースローに戻せないか?
戸田は、マウンドでのピッチング練習のときは、フィニッシュで左足を三塁側に送れているのだが、
試合での投球に入るとフィニッシュで一塁側に重心が残る。
トップを作ったときに左肩、上体がバタンと前に倒れる。
肩の状態が良くないのだろう。
藤井は、ステップする前に右膝が深く折れすぎる球もあったが、
リリース前に瞬発力による体重の負荷を解いて投げられていた。
大腿骨を上げてトップを作ったときに肩肘を上げて投げている。
フィニッシュで一塁側に右足を送れている。
高橋昴也の後に投げた投手の中では最も内容がいい。
この試合の投球を見て、辻空でなく、藤井が一軍に昇格した理由がわかったよ。
プロのサイドアーム(和製英語でいうサイドスロー)とアマチュアのサイドスローは違うよと言われればそれまでなんだけど、
打者としての俺は、現役時代、サイドスローを得意にしてたんよ。
横の変化は、ボールの下にバットを入れやすいんよ。
サイドスロー自体数が少なかったんだけど、サイドスローのピッチャーから6割ぐらい打ったんじゃないかな。
9年間野球やったけど、打者の俺は、サイドスローのピッチャーから一つも三振取られたことないよ。
後、打者の俺は、アウトローが一番得意だった。その次がインロー。
だから、困ったときには、アウトローというのはあまり好きではない。
だから、森福がFAしたとき、他のブロガーさんは、カープに森福を獲れって言ってたけど、俺はやめとけ言うたんよ。
昨年のドラフトも、カープに、外れ1位は、濱口を指名しろ、佐々木千隼は、やめとけ言うたんよ。
実際も俺の言ったとおりの結果になっただろ。
坂倉が打席のとき、内田さんは、高木勇人から左の森福に代えた。
サイドスローは、リリースから打者の目線が遠いのよ。
坂倉は左打席だぜ。
これは”行ける”と思ったね。
坂倉は、森福が右足を下し始めたときに、右足を上げ始める。
坂倉は、ボールをコンタクトする前の段階で、
すなわち、トップの角度といい、深さといい、トップが固まった段階で
これは、”もらった”と思ったね。
坂倉は、始動が早い!。
ステイバックしたときに、やや頭が前に出される。
右足の着地位置を探るときに、少し弧を描く。
もう少しヒッチ→ステイバックの幅を大きくして(但し、グリップの位置は肩よりも上げない。すなわちトップを深く入れる。)頭が前に出されるのを抑止するのと、ヒップファーストで右足の着地の位置を探った方がいい。
坂倉は、振り下し始めたときに、左肩が開かず、左肩の位置が動かないし、後ろの股関節も外旋し始めることなく、インサイドアウトでバットが出るから、ヘッドの可動域が広い。
これはお見事。
右足の重心は、拇指球。
ライトスタンドに3ラン。
完全に実力差やな。
この前、一軍で観たときは、青木、角中寄りの松中と言ったけど、
この打席のトップの入り方なんかみると、二軍の成績は関係ない(二軍では1本塁打)。
近い将来、西川ぐらいの割合で、一軍でもそれなりに本塁打も量産するよ。
昴也、藤井と坂倉。
俺は、確信したよ。
来季以降、カープは黄金期を迎えると。
[追記]
バッティングもテイクバックしたときに右膝を緩く曲げ、
足を上げたときにヒッチさせ、
足を下し始めたたときに大腿骨を浮かせて
グリップを上げる。
肩甲骨を剥がすようにしてバットを振り出す。
バッティングにも、ピッチングの動作を応用できそうに思えるが、
どうだろう?
この点は、もう少し、時間をかけて検証してみたい。
[追記2]
(1)サイドスローの利点
サイドスローは、左足で弧を描き、腕を振り切る寸前で止めるので低めの細かい制球がしやすい。
膝が開くので、シュートやシンカーも大きく沈み曲がります。
手のひらを三塁側に向けた状態から真横に向きを変えるので尋常でなくスライダーが曲がります。
(2)サイドスローとオーバースロー、スリークウォーターの共通点
頭が前や左右に外れる、左膝が強く曲がりすぎて指先に瞬発力が伝わらない、トップを作るのが遅れて足の着地と腕のスイングが同時、左膝のタメがなく高めに外れることがあるのは、右膝を強く曲げすぎているのと、テイクバックの大きさと関係があるので、サイドスロー、オーバースローの両方にある。
(3)サイドスローの欠点
投手は、フォロースルーのときに一塁側に傾きますので、回転軸と90度に交わるオーバースローから内旋するのが腕に負荷がかからず、遠心力がかかり最もバックスピンのかかった球が投げられます。
サイドスローだと、重心が低いので腰から下がロックされて、股関節の内旋、外旋が瞬時にできないので、腸腰骨周辺の筋肉を使って右足を半時計周りに送るのが難しくなり、三塁側に着地せざるを得ず、腕だけ内旋させる手投げになって、腕を振り切れなくなります。
後ろの腰の筋肉のねじりだけで瞬発力を伝えることになるので、バックスピンのかかった球が投げられません。
股関節を瞬時に内旋、外旋できないということは、肩甲骨周辺の筋肉を稼働させるのが難しくなります。
股関節を瞬時に内旋できないということは、左足で弧を描くということです。
左膝と両肩が開くということです。
サイドスロは、トップを作ったときに腕が三塁側に引っ張られるので腕に負荷がかかります。
肩甲骨周辺の筋肉もロックされます。
三角筋を使って胸の張りができずに、打者に胸を早く見せることとなり、
腕のしなりがなくなるので、ボールのリリースする位置が打者の目線から遠くなります(前が小さくなります)。
そうすると、腕を振り切る通路を塞ぐので、腕が急停止されてしまい、故障しやすい。
リリース前に負荷をかけずに、下半身を使って内旋させて腕を振り切るオーバースローの方が回転数も多い。
サイドスローは軸を三塁側に傾けるとリリースポイントが打者の目線から遠くなり、ボールの回転数も減ります。
[追記3]
アンダーアーム、サブマリナー(和製英語でいうアンダースロー)は、リリースのときに、上体を三塁側に傾けて投げざるを得ない。
テイクバックのときに直立していても、始動のときには、上体が三塁側に傾く。
重心を深く沈めるので、股関節を使って内旋、外旋することが難しいので左膝が開き、三塁側に着地し、振り切る直前で腕が止まる、右膝も開く。
アンダースローは、スライドステップをすることが難しく、盗塁されやすいし、リリースする前に瞬発力を消耗するので、終速が失速します。
アンダースローは、肋骨やわき腹にも負荷がかかりやすく、故障しやすい。
よって、高めにホップしても最後は失速しますので、バットをボールの下にくぐらせてバックスピンをかけやすい。
私は、アンダースローと1打席だけ対戦したことがありますが、10割(本塁打)です。ピンポン玉のように飛びました。
そのアンダースローの投手は、KOされてすぐに引っ込みました。
プロのアンダースローとアマのアンダースローは、違いますが、山田久志投手は、鈴木啓示の次に被本塁打が多かった。
被本塁打率は、山田久志投手がワーストです。
上体が三塁側に傾くので、打者に胸を見せるのが早くなり、右肩も開き、リリースポイントが打者の目線から遠く、
打者は、スイングしてもボールが遅いと錯覚するのです。
特に、低めは、ものすごく遅く感じました。
スイング結果として、トップが速く作れていて、ボールが長く見れていたということ。
アンダースローが死球が多いと言われるのは、打者がトップを作るまでのスピードが遅くなるからではなく、三塁側に上体が傾き、
両膝、両肩が開くことで、ラインの右側に大きく空間ができて腕がフリーになりすぎて腕が制御できなくなるからです。
矛盾するようですが、フィニッシュで腕を振り切る通路がふさがれて、右足を三塁側に着地して三塁側に重心が残りますので、
球そのものは手元で失速する棒球になります。
[追記]
カープの左腕事情は、関係ないです。
結果ではなく、投げ方そのものから
投手として高橋昴也がそれだけ相対的にも、絶対的にもズバ抜けているということです。
一軍のベテラン投手を含め、今まであんな投げ方している投手は見たことないです。
二軍にいるような投手ではないということです。
高橋昴也の1年目は、田口、松井裕樹の1年目を凌駕しています。
将来は、メジャーで通用するのではないでしょうか。
DeNAのように先発ローテに左が3枚いるチームの投手であったとしても、来季中には、先発ローテに入るぐらいの実力は付けたかもしれません。
監督、コーチが予想していたよりも成長しているということです。
[追記]
石井、河田両コーチも、経済的な条件もあるでしょうが、弱いチームを強くするという仕事に魅かれたというのもあるのかもしれません。
坂倉も、打撃技術は、二軍では際立っていました。
一軍初安打から更に成長しました。
来季いきなり正捕手は難しいでしょうが、打撃は二軍に置いておくのが勿体ないです。
[追記]
斎藤雅樹は、プロ2年目に2桁挙げたときには、未だオーバースロー~スリークウォーターで、肩を痛めてサイドスローに転向、サイドスローがダメなら打者転向という状況だったと思います。
サイドスローは、肩、膝が開くので、リリースポイントが打者の目線から遠くなり、更に左打者は更に遠くなるので、小早川を始め、カープの左打者に打ち込まれ、以後、広島戦の登板が極端に少なくなりました。
小早川には、小早川がヤクルトに移籍してからも1試合3本塁打を浴びました。
斎藤に似た山﨑健、林昌樹もスライダーの変化量は大きかったですが、打者の目線から遠いので見極められて、又、左打者に打たれてあまり成功しませんでした。
阪神、ヤクルトからは、50勝以上挙げ、勝率7割近く?であるのに対して対広島戦は、18勝17敗?だったように記憶しています。
斎藤雅樹の通算防御率は、2.70
江藤が4番になってから(対斎藤雅樹47打数1安打?)、カープ打線も斎藤雅樹から点が取れなくなりましたが、それでも広島戦の防御率は3点を超えていたように記憶しています。
現在は、当時より打撃のレベルが向上してきていますので、今後は、斎藤雅樹のような数字を出すサイドスローの投手は出てこないでしょう。
田口を打ち崩せないのは、田口が回転軸と垂直に腕を内旋しているので、特に左打者は、スイングしてみたら、球速表示以上に速かった、始動が遅れていたということだと思います。
[追記]
アンダースローが見られなくなったのは、リリースポイントが打者の目線から遠いので、トップを早く作る必要がないので、スイングの結果として始動が速くできていた、ボールが長く見れていた、瞬発力による体重の負荷をコンタクト前に解いてフルスイングできるということになるので、中々、打ち損じてくれないからではないからでしょうか。
それとモーションが大きいので、盗塁されやすい、肋骨、脇腹を故障しやすい、死球を与えやすいといったこともあると思います。