2シーズン連続でパリーグ最下位に沈んだ日本ハムファイターズは、走塁守備攻撃の全てが課題である。
日本ハムは、今季、リーグ最多失策を産み出した。
しかし、エラーで打者走者を出塁させてしまったとしても、打者走者に内野安打で出塁させてしまったとしても三塁及び本塁でアウトにすればよい。
日本ハムの内野手は、二塁又は一塁に送球して二塁走者を三塁に進塁させてしまったケースが多く、無安打で得点されるケースが多く、それが最下位の原因の一つにもなった。
間違ったハンドリングを素手で行うペッパーで修正するとしても既にプロ入りしている野手、大学、社会人出身の野手の場合、間違った体の使い方により肉体が損耗しており、ハンドリングを根本的に修正する前に肉体を再生産できなくなり得る。
よって、既に、ハンドリングの土台ができているアマチュアの内野手又は内野手の練習の累積が進んでいない高校生野手を獲得したいところである。
また、日本ハムは、走れる選手に関しても、五十幡、江越、松本剛と層が薄く、何れも故障が多い。走れる選手の補強もしておかなければならない。
走るのが速くても、三遊間に転がす当て逃げの右投げ左打ちの選手では使い物にならない。
プロ志望届を提出した高校生、大学生、社会人の野手をチェックした中から、筆者が選抜したのが百﨑蒼生である。
プロフィール
軟式野球を始めたのが小学三年生
硬式野球は、中学で始める（ボーイズリーグ）
右投げ右打ち
遊撃手
東海大相模ー東海大熊本星翔
178cm 74kg
守備
百﨑は、左手小指基節骨で打球を叩く。
右腕前腕部を回内後、右腕前腕部を回外してから（スタンダードW)右腕前腕部を回内して右肘を上げる。
右股関節をバックステップして時計回りに三塁に送球し二塁走者を三塁でアウトにできる。ここが筆者が獲得を推す最大の根拠である。
選手を獲得する上での守備面における細かなチェックポイントは下記記事で述べています。
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走塁
左腕前腕部を回外して準備をする。バックを踏まずに（＝拇指球で地面を後ろに蹴らずに）、両踝をぶつけてスタートし、ニーアップして加速する。
打撃
ヘッドを寝かせて構える。
右肘をヒッチする。
左足拇指球で地面タップした後、左股関節を内旋せず、外旋する。
ニーアップせず、スモールステップに留める。
フライングエルボー後、ヘッドが投手方向に向く。
ストライドが非常に狭い。
トップが深くなる（正確にはコックアップの位置が深くなる）欠点を修正した。
選手を獲得する上での打撃面の細かなチェック項目に関しては、下記記事で述べています。
総合
右投げ右打ちであることも選考した根拠の一つ。
内野安打で出塁するのではなく、捻転せずにフライボールを打つスイングをして出塁する方向で進んでいき、走るスピードは、出塁してから発揮する。打者としては、走れて本塁打も打てるカブスの鈴木誠也のように成長することを望む。
日本ハムには、他球団との経済競争に負けずに獲得してもらいたいという想いから、1位西舘勇陽（中央大）、2位細野晴希（東洋大）の両投手に次ぐ3位で指名することを推したい。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照