[ドラフト2023]ハムに一推しの捕手進藤勇也(上武大)

2シーズン連続で最下位に沈んだ日本ハムファイターズは、走塁守備攻撃の全てが課題である。
守備面においては、捕手、内野手、外野手は一軍の試合に出場した選手は多いものの、万波以外は、帯に短し襷に長しで突出した選手が生じていない。

捕手に関しても、伏見、マルティネス、清水、田宮、古川裕大、郡司と頭数は揃えたものの、マルティネスの打撃を除き、何れも走塁守備攻撃の全てに課題が残り、日本ハムの弱点の一つでもある。
捕手は、走者とのクロスプレー、盗塁阻止、カヴァーリング、投手へ返球、バックネット、ベンチの塀との衝突を含め、故障の生じやすいポジションであるから、層を厚くしておかなければならない。

全てのポジションにおいて当てはまることであるが、産まれてから現在までの期間に価値を付した年齢ではなく、体の使い方、労働量によって肉体の損耗度は異なってくるので、選手を年齢別に一覧表にするのは実益が乏しいと考える。

産まれてから、プロ入りしてからの経過年数が被っていても、虎の穴方式で競争させ、敗北者はプロから去るというスタンスが適切である。

プロフィール

右投げ右打ち
捕手
筑陽学園ー上武大
182cm 86kg

守備

左手小指基節骨で投球を叩く。
右腕前腕部を回内後、右腕前腕部を回外してから(スタンダードW)右肘を上げる。
右肘をアクセレーションしなくても二塁にノーバウンドで投げられる。

獲得を推奨する根拠は、キャッチングである。

捕手を獲得する上でのチェック項目の詳細は、下記記事において述べています。

広島7-1阪神、私的正捕手論

併せて読んでおきたい

捕手のフレーミングはトリックプレーではありません

打撃

両手首を底屈し、ヘッドをホームベース方向に倒して構える神主打法、セットアップの段階で、両肘、両腕の前腕部の深層屈筋が突っ張っている。現段階では、プロの一軍では通用しないだろう。

総合

この選手に望むものは、専守防衛型の捕手である。
打撃は、ヘッドの角度を鋭角にする構えに修正して打率.220前後打ってくれれば十分である。
あとは、ゴロゴーではなく、ランエンドヒットに対応してベースランニングができることが望まれる。

大部分の野球ファンは、大学社会人を即戦力と考え、高校生は、下位指名で獲るという前提で語るだろう。
しかし、筆者は、欲しい順にアマチュア選手に順位を付している。

現段階で日本ハム関係者の立場で格付けすると下記のようになる。

1位 西舘勇陽(右投手)(中央大)

2位 細野晴希(左投手)(東洋大)

3位 百﨑蒼生(右投げ右打ち、遊撃手)(東海大熊本星翔)

4位 進藤勇也(右投げ右打ち、捕手)(上武大)

5位 椎葉剛(右投手)(徳島インディゴソックス)

footnote

用語の意味に関しては、下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]