2シーズン連続で最下位に沈んだ日本ハムファイターズは、走塁守備攻撃の全てが課題である。
守備面においては、捕手、内野手、外野手は一軍の試合に出場した選手は多いものの、万波以外は、帯に短し襷に長しで突出した選手が生じていない。
捕手に関しても、伏見、マルティネス、清水、田宮、古川裕大、郡司と頭数は揃えたものの、マルティネスの打撃を除き、何れも走塁守備攻撃の全てに課題が残り、日本ハムの弱点の一つでもある。
捕手は、走者とのクロスプレー、盗塁阻止、カヴァーリング、投手へ返球、バックネット、ベンチの塀との衝突を含め、故障の生じやすいポジションであるから、層を厚くしておかなければならない。
全てのポジションにおいて当てはまることであるが、産まれてから現在までの期間に価値を付した年齢ではなく、体の使い方、労働量によって肉体の損耗度は異なってくるので、選手を年齢別に一覧表にするのは実益が乏しいと考える。
産まれてから、プロ入りしてからの経過年数が被っていても、虎の穴方式で競争させ、敗北者はプロから去るというスタンスが適切である。
プロフィール
右投げ右打ち
捕手
筑陽学園ー上武大
182cm 86kg
守備
左手小指基節骨で投球を叩く。
右腕前腕部を回内後、右腕前腕部を回外してから(スタンダードW)右肘を上げる。
右肘をアクセレーションしなくても二塁にノーバウンドで投げられる。
獲得を推奨する根拠は、キャッチングである。
捕手を獲得する上でのチェック項目の詳細は、下記記事において述べています。
併せて読んでおきたい
打撃
両手首を底屈し、ヘッドをホームベース方向に倒して構える神主打法、セットアップの段階で、両肘、両腕の前腕部の深層屈筋が突っ張っている。現段階では、プロの一軍では通用しないだろう。
総合
この選手に望むものは、専守防衛型の捕手である。
打撃は、ヘッドの角度を鋭角にする構えに修正して打率.220前後打ってくれれば十分である。
あとは、ゴロゴーではなく、ランエンドヒットに対応してベースランニングができることが望まれる。
大部分の野球ファンは、大学社会人を即戦力と考え、高校生は、下位指名で獲るという前提で語るだろう。
しかし、筆者は、欲しい順にアマチュア選手に順位を付している。
現段階で日本ハム関係者の立場で格付けすると下記のようになる。
1位 西舘勇陽(右投手)(中央大)
4位 進藤勇也(右投げ右打ち、捕手)(上武大)
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照