2019交流戦、ホークスとの1回戦、先発は、広島が床田寛樹、ソフトバンクが千賀滉大。
千賀滉大のピッチングvs広島打線
広島打線は、千賀のストレートに始動（レッグアップ）が遅れる。
1回裏、千賀は、右足のスパイクの外側の踵に体重をかけ、右股関節を外旋して左膝をレッグアップ。二度目のレッグダウンのときいにも右股関節の外旋をしている。
左膝を内入れ、上体と左足で「く」の字を作ったとき、左足内転筋を内旋、右股関節を外旋している。右足の腱を伸ばし、右足前脛骨筋を回外（内反）している。右腕前腕部を回内し、右肩を左肩よりも下げる。
右肩を左肩よりも下げ、右腕は骨盤の横まで引くが、上体と下半身の捻転差は横にやや大きい。
右肘を逆Lにしたときの上体と下半身の捻転差は横に大きくはない。
右足の腱を伸ばし、右足前脛骨筋は回外（内反）し、前に倒れていないが、右膝が前に倒れる。
左足の踵を上にして左足内転筋を内旋、左足甲をホームベース方向に向ける。右足は小指球を支点に右足踵が地面を離れている。
右肘をつまみ上げたとき、両肩甲骨がややぶつかる。右足は拇指球を支点に踵が地面を離れる。右足内転筋が内旋、右足前脛骨筋が回内（外反）する。右膝は落ちず、右足内踝は地面に着かない。
左足はスパイクの内側から着地するが、左手は親指が上に切り替わる。左肩が開く（右肩関節～左肩関節のラインから外れる。
右腕上腕部を外旋しトップを作る前までは、右腕前腕部を回内している。右足の拇指球から小指球までを支点に右膝が伸び、左膝が開く。
右腕上腕部を外旋しトップを作ったときに右腕前腕部が回外し、右肘が沈む。右足の親指から小指までを支点に右膝が内に入り伸びる。
リリースの瞬間までに右膝が真下に落ち、右足踵が右足小指を支点に右足の真上に来ている。右足のスパイクの外側から頭まで一塁側に伸びるラインができてしまっている。
リリースの瞬間、左膝が突っ張らず、右腕上腕部が凹む。
右足を三塁側に着地させる。
野間は、4球目、真ん中のカットボール146キロにヘッドがボールの内側に入り、三ゴロ。
千賀は、9球目、リリースの瞬間までに右膝が真下に落ち、右足の小指球を支点に右足が立ち、右足踵が三塁側に倒れる。
リリースの瞬間に左膝が突っ張らずに右腕上腕部が凹み、シュート153キロを真ん中低目にワンバウンドさせ、菊池涼介に四球を与える。
千賀は、20球目、リリースの瞬間までに右膝が真下に落ち、右足の小指球を支点に右足が立ち、右足踵が三塁側に倒れる。
左膝が突っ張らず、左足がインステップ、右腕上腕部が凹む。
鈴木は、アウトハイのストレート155キロに対し、千賀のテイクバックのときに左膝をレッグアップ、千賀が逆Lのときに、左膝の高さがMax、始動が遅れて空振り三振
2回裏、千賀は、23球目、リリースの瞬間までに右膝が真下に落ち、右足の小指球を支点に右足が立ち、右足踵が三塁側に倒れる。
リリースの瞬間に左膝が突っ張らず、右腕上腕部が凹み、真ん中低目にフォーク138キロをワンバウンドさせる。
西川、捕手寄りの足のスパイクの内側でエッジをかけて体が前に出されワンバウンドのボールを空振り三振。
ワンバウンドの投球をするということは、手投げでボールを縦に擦り下ろせない、フォークをすっぽ抜けずにボールを引っ掛けていることだから投げ方が良くない。
このワンバウンドを振るというのが最も良くない。
3回裏、鈴木は、49球目、アウトハイのカットボール145キロに対し、ステイバックのときに左肩が内に入り、左足を着地し割れを作ったとき右肘がヘッドの外側に入るが、左腕上腕部棘下筋を投手の方に向ける。左肩関節の左肩甲骨への格納が右肘の推進に先行するドアスイングで空振り三振。
4回裏、千賀は、70球目、リリースの瞬間までに右膝が真下に落ち、右足の拇指球から小指球を支点に右足が立ち、右足踵がわずかに三塁側に傾く。
リリースの瞬間に左膝が突っ張らず、右腕上腕部が凹み、真ん中低目にフォーク134キロをワンバウンドさせる。
小窪は、捕手寄りの足のスパイクの内側でエッジをかけて体が前に出されワンバウンドのボールを空振り三振。
日本シリーズ終了後にも書いたが、広島はソフトバンクに比べると相変わらず個人技が弱い。千賀やバンデンハーグは、ファールを連発して球数を投げさせるとか右打ちとかセーフティーとかヘッドアップとか低級な”野球”では打ち崩せない。広島はこれまでやってきた伝統的な野球をかなぐり捨ててベースボールをやらない限り永久にソフトバンクに勝てない。
予備動作を含めもっとスイングスピードに磨きをかけないと、パーフェクトインサイドアウトスイングに磨きをかけないと対応できない。
リバンモイネロのピッチングvs広島打線
モイネロは、21球目、リリースの瞬間、左膝が伸び、左足の拇指球から小指球を支点に左足が立ち、左足踵が左足つま先の真上に来ている。
右足のスパイクの外側の踵を支点に右膝がほぼ突っ張り、右足のインステップも極端ではない。体軸の交わり、コッキングの角度、左膝の高さを総合するとオーバーハンド。しかし、左腕上腕部の付け根が凹む。
鈴木は、真ん中高目のストレート149キロに対し、右足の拇指球を支点に右足踵が地面を離れるが、ストライドを狭め、左足を着地。
右脇は閉じてしまうが右肘はヘッドの内側に入らず、ヘッドも立つ。
左膝で地面を蹴って左膝を突っ張らせ、左股関節を引っ込める。右肘が左股関節の前に出て行く。両股関節をぶつけると右膝は二塁定位置方向を向くが、左手拳で右手人差し指の付け根を押し戻しヘッドをボールの外側に入れて擦り下ろし、右膝が完全ではないが真下に落ちる。
広島の投手陣vsソフトバンク打線
床田は、タンブルとターンを多用してゴロの山を築く。
5回表、床田は、73球目、リリースの瞬間までに左膝が真下に落ち、左足の拇指球から小指球を支点に左足が立ち、左足踵が左足つま先の真上に来ている。左膝が左から左足の腱から頭までのラインの外側に外れれている。右膝が折れ曲がり右足がO脚になる。左腕上腕部が凹む。
中村晃は、真ん中低目のフォークに対し、右足の着地のとき、右肘がヘッドの内側に入る。右膝で地面を蹴って右膝を突っ張らせ、右股関節を引っ込める。左肘が右股関節の前に出て、ヘッドがしなる。両股関節をぶつけると、左膝が三塁線の方を向くが、ヘッドをボールの外側に入れ、右前安打を打つ。
甲斐の打席、三塁はほぼ定位置、遊撃は、二塁ベース寄りに守る。甲斐の安打は、78球目、真ん中高目のストレート144キロに対し、ヘッドアップして打ったもので球種と打撃の動きに応じたポジション取りが出来ていない結果だ。
5回表、真砂は、右肘をヘッドの外に張り出し押し手主導で左肩を残して打てている。真砂の勝ちだ。
運不運なんてないのだ。
福田は、真ん中のスライダー134キロに対し、右足を着地したとき、右肩を残し、ヘッドを残して打ち、左中間に本塁打
6回裏、グラシアルは、102球目、真ん中低目のストレート147キロに対し、左足を着地し、振り下ろする直前に右肘がヘッドの内側に入る。左膝で地面を蹴るが左膝が突っ張り切らず、両股関節をぶつけると、右足拇指球を支点に右膝が一二塁間を向くが、ヘッドをボールの外側に入れて打つ。左肘を使ってバットでボールを掃い左中間に本塁打
床田は、真砂に対しても、6回裏に本塁打を打ったグラシアルに対しても、左股関節の外旋と右足内転筋の内旋が出来ていなかった。
床田は、6回に入り左肘が上がっていかず、リリースの瞬間に左腕上腕部が凹む。グラシアルに本塁打を打たれたところで交代だろう。
菊池保則は、10球目、千賀を三振を取った投球もリリースの瞬間に右腕上腕部が凹みワンバウンドさせており状態は良くなかった。
島内は、フォークボールを投げたときワンバウンドを連発する。ここは修正しなければならない。
遠藤は、くの字をときに骨盤が滑る。右股関節の外旋が出来ていない。メディアは腕が下半身より遅れて出てくる投げ方をいい投げ方とするがそれは誤りだ。腕が遅れて出てくるということは手投げていうことだ。
テイクバックのときに上体と下半身の捻転差も大きい。中継ぎや野手を補充するとなったら二軍に落とされる筆頭候補だ。
9回表、中﨑は、右肘をつまみ上げたときに右膝が内に入る。左肩が開く。リリースの瞬間に右腕上腕部が凹む。両肘がロックされどう見ても打てない打撃の動きをしている福田に打たれた。
試合経過
1回表
床田は、3球目、真ん中低目にフォーク135キロをワンバウンドさせる。
真砂は、5球目、アウトコース（右打者のインコース）ベルトの高さのストレート150キロを見逃し三振
髙田知季は、10球目、アウトハイのスライダー138キロを打って一ゴロ
内川は、18球目、真ん中低目のフォーク138キロを打って左飛
2回表
床田は、24球目、インロー（右打者のアウトロー）にチェンジアップ126キロをワンバウンドさせる。
グラシアルは、インコース（右打者のアウトコース）ベルトの高さのスライダー135キロを打って二ゴロ
床田は、27球目、真ん中低目にフォーク138キロをワンバウンドさせる。
松田は、28球目、アウトハイ（右打者のインハイ）のスライダー135キロを打って左飛
中村晃は、33球目、アウトコースベルトの高さのストレート145キロを打って二ゴロ
3回表
甲斐は、39球目、アウトコース（右打者のインコース）ベルトの高さのスライダーを打って二ゴロ
川瀬は、43球目、インハイのストレート145キロを打って二ゴロ
千賀は、46球目、アウトコースベルトの高さのスライダー135キロを打って中前安打
床田は、51球目、アウトハイ（右打者のインハイ）のストレート146キロが外れ、真砂に四球を与える。
髙田知季は、55球目、アウトハイのストレート148キロを空振り三振
4回表
床田は、60球目、アウトロー（左打者のインロー）にスライダー139キロをワンバウンドさせる。
内川は、63球目、アウトコース（右打者のインコース）ベルトの高さのストレート147キロを打って遊ゴロ
グラシアルは、66球目、インコース（右打者のアウトコース）ベルトの高さのフォーク136キロを打って遊ゴロ
床田は、69球目、アウトロー（左打者のインロー）にカーブ115キロをワンバウンドさせ
る。松田は、これを空振りする。
松田は、71球目、インコース（右打者のアウトコース）ベルトの高さのスライダー134キロを打って右飛
5回表
中村晃は、73球目、真ん中低目のフォーク134キロを打って右前安打
甲斐は、78球目、真ん中高目のストレート144キロを打って左前安打
川瀬は、81球目、真ん中のスライダー135キロを打って投ゴロ
千賀は、87球目、アウトコースベルトの高さのスライダー136キロを打って一ゴロ
真砂（右打者）は、95球目、アウトコース（右打者のインコース）ベルトの高さのストレート150キロのストレートを打って右翼に安打
広島0-1ソフトバンク
髙田知季は、101球目、真ん中低目のストレート148キロを打って二ゴロ
6回表
内川は、103球目、真ん中のスライダー134キロを打って遊ゴロ
床田は、106球目、インロー（右打者のアウトロー）にフォーク135キロをワンバウンドさせる。
グラシアル（右打席）は、108球目、真ん中低目のストレート147キロを打って左中間席に本塁打
広島0-2ソフトバンク
床田は、110球目、アウトロー（右打者のインロー）にカーブ114キロをワンバウンドさせる。
松田は、これを空振りする。
松田は、112球目、真ん中低目のフォーク137キロを打って右前安打
床田は、120球目、アウトハイにスライダー134キロが外れて中村晃に四球を与える。
甲斐は、2球目、真ん中のシュート141キロを打って中堅塀直撃の二塁打
広島0-4ソフトバンク
川瀬（左打席）は、6球目、アウトコース（左打者のインコース）ベルトの高さのストレート141キロを見逃し三振
菊池保則は、10球目、アウトロー（左打者のインロー）にフォーク129キロをワンバウンドさせる。千賀（左打席）は、空振り三振
7回表
真砂は、5球目、インハイのスライダー124キロを空振り三振
髙田知季は、7球目、インコース（左打者のアウトコース）ベルトの高さのストレート144キロを打って三ゴロ
内川は、14球目、インハイのカーブ115キロを打って三ゴロ
8回表
グラシアルは、6球目、アウトコースベルトの高さのストレート151キロを空振り三振
島内は、7球目、真ん中低目にフォーク133キロをワンバウンドさせる。
松田は、これを空振りする。
島内は、8球目、アウトローｎフォーク134キロをワンバウンドさせる。
島内は、11球目、真ん中低目にストレート146キロをワンバウンドさせる。
松田は、12球目、インハイのストレート150キロを空振り三振
中村晃は、14球目、インハイ（左打者のアウトハイ）のストレート149キロを打って中飛
9回表
甲斐は、6球目、アウトコースベルトの高さのスライダー133キロを左前安打
川瀬は、7球目、真ん中低目のシュート137キロを投前にバント
福田秀平は、8球目、真ん中のスライダー134キロを打って左翼席に本塁打
広島3-6ソフトバンク
デスパイニは、アウトコースベルトの高さのスライダー131キロを見逃し三振
髙田知季（左打者）は、インハイ（左打者のアウトハイ）のスライダー129キロを空振り三振
1回裏
野間は、4球目、真ん中のカットボール146キロを打って三ゴロ
千賀は、8球目、インローにシュート149キロをワンバウンドさせる。
千賀は、9球目、真ん中低目にシュート153キロをワンバウンドさせる。菊池涼介に四球を与える。
千賀は、15球目、アウトローにフォーク134キロをワンバウンドさせる。
バティスタは、16球目、真ん中高目のカットボール145キロを空振り三振
鈴木は、20球目、アウトハイのストレート155キロを空振り三振
2回裏
千賀は、23球目、真ん中低目にフォーク138キロをワンバウンドさせる。西川は、空振り三振
會澤は、24球目、真ん中のカットボール147キロを打って中前安打
田中広輔は、25球目、真ん中のカットボール141キロを打って左前安打
小窪は、28球目、真ん中のストレート152キロを打って遊飛
千賀は、30球目、アウトロー（左打者のインロー）にフォーク134キロをワンバウンドさせる。
床田は、32球目、真ん中高目のストレート153キロを打って左飛
3回裏
野間は、36球目、アウトコース（左打者のインコース）ベルトの高さのカットボール141キロを打って二塁内野安打
菊池涼介は、38球目、アウトハイのストレート151キロを捕前にバント
バティスタは、43球目、真ん中のストレート155キロを空振り三振
千賀は、47球目、アウトローにフォーク137キロをワンバウンドさせる。
鈴木は、49球目、アウトハイのカットボール145キロを空振り三振
4回裏
西川は、55球目、アウトコース（左打者のインコース）ベルトの高さのカットボール142キロを打って遊直
千賀は、59球目、アウトローにフォーク136キロをワンバウンドさせる。
會澤は、61球目、インハイのシンキングファストボール148キロを空振り三振
千賀は、65球目、真ん中低目のストレート151キロが外れて田中広輔に四球を与える。
千賀は、70球目、真ん中低目にフォーク134キロをワンバウンドさせる。小窪は、空振り三振
5回裏
床田は、73球目、アウトハイ（左打者のインハイ）のストレート148キロを打って二ゴロ
野間は、75球目、アウトコース（左打者のインコース）ベルトの高さのシンキングファストボール147キロを打って遊ゴロ
菊池涼介は、80球目、真ん中高目のストレート156キロを打って中飛
6回裏
バティスタは、82球目、真ん中低目のストレート146キロを打って二飛
鈴木は、93球目、真ん中のカットボール145キロを打って左飛
西川は、94球目、インハイ（右打者のアウトハイ）のシンキングファストボール145キロを打って中飛
7回裏
會澤は、97球目、真ん中低目のカットボール135キロを打って一邪飛
田中広輔は、102球目、アウトハイ（左打者のインハイ）のカットボール144キロを打って遊飛
小窪は、105球目、真ん中低目のストレート154キロを空振り三振
8回裏
磯村は、6球目、真ん中高目のストレート151キロを空振り三振
野間は、9球目、真ん中高目のストレート153キロを打って左飛
菊池涼介は、15球目、真ん中低目のストレート153キロを打って右前安打
バティスタは、19球目、真ん中のスライダー135キロを打って左前安打
鈴木は、21球目、真ん中高目のストレート149キロを打って左翼席に本塁打
広島3-4ソフトバンク
西川は、25球目、アウトハイのスライダー136キロを空振り三振
9回裏
安部は、7球目、インハイ（左打者のアウトハイ）のストレート145キロを打って左飛
森は、11球目、真ん中低目にフォーク136キロをワンバウンドさせる。
森は、13球目、真ん中低目にカーブ123キロをワンバウンドさせる。
森は、16球目、インロー（左打者のアウトロー）のシュート141キロが外れて田中広輔に四球を与える。
坂倉は、23球目、インロー（左打者のアウトロー）のカーブ122キロを空振り三振
森は、26球目、アウトローにカーブ121キロをワンバウンドさせる。
磯村は、27球目、アウトハイのストレート143キロを打って二飛