日本ハム対ロッテ7回戦(エスコンフィールド)
先発は、福島蓮と佐々木朗希
試合は、6-3で日本ハムが勝利
一死二塁における二塁守備
二塁手のミッションは、下記のとおりである。
二塁手は、一二塁間アンツーカーと外野芝の境目の後ろ、すなわち、外野のエリアに守る。
二塁手は、深く守れば守るほど、インサイドムーヴの角度(右投げの野手の場合、右股関節の外旋の角度)を45°に近付けて三塁に投げることができるからである。
打球が減速したらベアハンドで打球に触れる。
右投げの野手は、左肘を抜かなくても、右腕前腕部を回外、回内できるから、右腕前腕部の回外運動、回内運動の回転半径を狭く、加速距離を長くすることができる。
三塁に送球する。
三塁走者を三塁ベースに達する前に三塁手は二塁走者にタッグする。
攻撃側の面から言うと、三塁ベースは、両足親指IP関節を底屈して片方の股関節を伸展、反対側の足の膝をニーアップしてオーバーランしなければならない。
帰塁も進塁も、ドリルスライディング、ヘッドスライディングする場合は、共に、スライディング前は、両足親指IP関節を底屈しないといけない。
スライディングせずに帰塁する場合も両足親指IP関節を底屈して片方の股関節を伸展、反対側の足の膝をニーアップして帰塁しないといけない。
しかし、三塁走者が三塁に達する前に三塁手が二塁走者にタッグできなかったとしても、二塁走者が三塁ベースをオーバーラン後、左足若しくは右足の一方又は両足の拇指球で地面をファウルゾーン方向に蹴ってしまうことが生じ得る。
二塁走者が三塁ベースをオーバーラン後、左足若しくは右足の一方又は両足の拇指球で地面をファウルゾーン方向に蹴ってしまったら二塁走者にタッグする。
二塁走者が本塁に向かってスタートを切ったら三塁手が本塁に送球する。
<参考>
(事案の解説)
2022年6月23日広島vs阪神
6回表二死二塁
投手森翔平(左投げ)、打者梅野(右投げ右打ち)
糸井は、ファーストバウンド後にスタートを切る。
打球は、二塁ベースの一塁寄りのラインのマウンド寄りのコーナーの前でハーフバウンドする。
打球は、外野に入って地を這うゴロになる。
菊池は、一塁ベースではなく二塁ベース寄りを通過するゴロを外野のエリアに入り、両腕前腕部を回外して打球に触れる。
両腕上腕部を内旋してグラブを引き。グラブからボールを抜き、、両足親指IP関節を底屈してシャッフルする。右腕前腕部を回外、回内して三塁に投げる。
坂倉は、左腕前腕部を回内、左手人差し指の付け根と左手人差し指の付け根で送球を挟む。
糸井は、ファウルゾーンをオーバーランするが、左足拇指球、右足拇指球で地面を蹴ってしまう。
ヘッドスライディングする。
左腕前腕部を回外、回内して左手親指の外側を三塁ベースの本塁寄りのラインのファウルゾーン側のコーナーに入射させるが、左手親指が三塁ベースに触れる前に坂倉にタッグされてしまう。
1回表一死二塁
投手福島蓮(右投げ)、打者角中(右投げ左打ち)
二塁走者岡
二塁手上川畑は、一塁ベースではなく二塁ベース寄り、一二塁間のアンツーカーと外野の芝の境目に守る。
岡は、福島蓮が右腕前腕部を回内(スロー)した後、スタートを切る(ランエンドヒット=ディレードスチール)。
上川畑は、一塁ベースを二塁ベースの中間を通過するゴロに対し、一塁走者の走路より後ろ、一塁走者の走路よりも一二塁間アンツーカーと外野芝の境目寄りの一二塁間アンツーカーと外野芝の境目の前で、ハーフバウンドの落下点の後ろに左手小指基節骨を入射させる。
両腕前腕部を回外し打球に触れる。両腕の上腕部を内旋してグラブを背骨の方に引く。
上川畑は、右足内踝を左足内踝にぶつけ一塁に送球してしまう。
一死二塁における攻撃
二塁走者がシングルヒットで本塁に還れた数が最も多いチームがリーグ優勝する。
二塁走者がシングルヒットで本塁に還れた数が少ないチームは、リーグ優勝を逃す。
ゴロゴーせずにランエンドヒットをかける。
4回裏一死二塁
投手佐々木朗希(右投げ)、打者野村(右投げ右打ち)
二塁走者田宮
田宮は、打球がリリースされた後、スタートを切る。
野村は、右前安打
田宮は、三塁に留まってしまう。
一死一三塁における攻撃
アウトカウントを問わず、一三塁のケースで二盗のみして本盗しないのはガキの使いである。
投手又は捕手が二塁に投げなくても本盗はできる。
一三塁で使用できる得点手段の主なものは、下記のとおりである。
- スクイズ
- 偽装スクイズと本盗の合わせ技
- フォースボークと重盗の合わせ技
3回裏一死一三塁
投手佐々木朗希(右投げ)、打者郡司(右投げ右打ち)
一塁走者松本剛、三塁走者水野
松本剛、水野は、盗塁を仕掛けない。
郡司は、神主打法を捨てて構えるがアウトハイの投球に空振り三振
二死一三塁における攻撃
アウトカウントを問わず、一三塁のケースで二盗のみして本盗しないのはガキの使いである。
投手又は捕手が二塁に投げなくても本盗はできる。
4回裏二死一三塁
投手佐々木朗希(右投げ)、打者上川畑(右投げ左打ち)
一塁走者野村、三塁走者田宮
カウント2-0からの3球目、佐々木朗希がインハイ(左打者のアウトハイ)にウェストした投球を上川畑は空振りする。
佐藤都志也は、左腕前腕部を回外し、左手小指の付け根と左手親指基節骨で投球を挟む。
左膝を地面に着き、右足内踝を地面に着ける。頸反射して右腕前腕部を回内、右手親指基節骨~右手小指基節骨のラインを三塁方向に向ける。右足内踝が後ろに滑る。
二塁走者を目で殺しながら、三塁線の外側ファウルゾーンで三塁線に沿ってシャッフルするが、右足拇指球で地面をバックネット方向に蹴ってしまう。左腕前腕部が回外、左手首が掌屈する。
三塁走者を目で殺しながら、右打席の外側のラインのバックネット寄りのコーナーに右足内踝を沿わせ、右股関節を外旋、右腕前腕部を回内して右肘を上げる。左腕前腕部が回外、左手首が掌屈する。右股関節を内旋してシャッフルするが、右足親指IP関節が底屈せず、右足拇指球で地面を荷重してしまう。
右足内踝を左足内踝にぶつけ二塁方向にシャッフルする。
右腕前腕部を回外して二塁偽投を止める。
佐藤都志也は、右打席の外側のラインから両足を出しファウルゾーンから佐々木朗希に返球する。
佐々木朗希は、プレートを前外しして送球に触れる。
佐々木朗希はボールを持ったまま背側を本塁方向、腹側を二塁方向に向け、二塁方向に首を向ける。
しかし、三塁走者の田宮は、本塁に向かってスタートを切らない。
3回裏二死一三塁
投手佐々木朗希(右投げ)、打者マルティネス(右投げ右打ち)
一塁走者松本剛、三塁走者水野
カウント1-2からの4球目、佐々木朗希は、真ん中低めに投球をワンバウンドさせる。
マルティネスは手を出さない。
しかし、佐藤都志也が審判にボールの交換を要求し、審判がこれに応じてしまう。
5回裏二死一三塁
投手佐々木朗希(右投げ)打者万波(右投げ右打ち)
一塁走者田宮、三塁走者郡司
初球、佐々木朗希が投球をワンバウンドさせる。
万波は、手を出さない。
しかし、佐藤都志也が審判にボールの交換を要求し、審判もこれに応じてしまう。
万波は、右腕前腕部を回外し、ヘッドを45°に構える、右肘をヒッチさせる。
万波は、二ゴロ
次の打席では、再びヘッドを寝かせて構えて打席に立っている。
一死一二塁における攻撃
一死二塁のケースでは二塁走者が二三塁間で挟まれれば得点できる。
飛球は、2つ以上進塁できる。
二塁走者は、三塁、本塁を蹴った後でも帰塁できる。
5回裏一死一二塁
投手佐々木朗希(右投げ)、打者田宮(右投げ左打ち)
一塁走者マルティネス、二塁走者郡司
マルティネスは、ファーストバウンド後にスタートを切る。
二塁手藤岡が右腕前腕部を回外して二塁にトスする。
二塁ベースに遊撃小川龍成が入る。
二塁フォースドアウトになる。
二三塁間ランダウンプレーに持ち込ませることができない。
郡司は本塁に還ることができず、三塁に留まる。
一死一塁における攻撃
一塁走者は、二盗後、三塁手が三塁ベースから離れれば、本塁まで還ってくることができる。
ポテンヒットに触れた外野手が三塁送球後、三塁手が三塁から離れて送球に触れたら、一塁走者は、本塁に還ってこれる。
送球のカットに入った野手が送球に触れる前に首を二塁若しくは三塁、又は走行中の走者の方に首を捩じったら、一塁走者は本塁に還ってこれる。
6回裏一死一塁
投手佐々木朗希(右投げ)、打者水野(右投げ左打ち)
一塁走者上川畑
上川畑は、ファーストバウンド後にスタートを切る。
水野が産み出した打球は三塁線を破る。
上川畑は、二三塁間で左股関節を外旋、右股関節を内旋、右膝をニーアップした後、首を打球の方に捩じる。右足親指IP関節が底屈せず、右足拇指球で地面を荷重する。
左股関節の内旋運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。左足親指IP関節が底屈しない。右股関節が左翼方向、時計回りに伸展する。
右股関節の内旋運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
上川畑は、三塁に留まってしまう。