日本ハム対楽天24回戦(楽天モバイルパーク宮城)
先発は、加藤貴之と藤井聖
試合は、3-2で日本ハムが勝利
無死二塁における一塁守備
3回裏
無死二塁
投手宮西(左投げ)、打者小郷(右投げ左打ち)
スコアは、2-0で日本ハムが2点リード
一塁手清宮は、一塁線寄り、一二塁を結ぶラインと外野芝の切れ目の中間で守る。
ファーストバウンド後、中島は、左足内踝を地面に入射、右膝が屈曲する。
右膝を伸展、左膝をニーアップすしてスタートを切る。
清宮は、両足親指IP関節を底屈、一塁線に腹側を向け、右翼方向に走る。
左腕前腕部を回外して打球に触れる。
右手で一塁にアンダーハンドトスする。
宮西が一塁ベースカヴァーに入ってしまう。
宮西は、左腕前腕部を回内し、三塁に偽投する。
二塁走者中島に三塁に進塁されてしまう。
無死一二塁における一塁守備
6回裏
無死一二塁
投手金村(右投げ)、打者安田(右投げ左打ち)
スコアは、2-1で日本ハムが1点リード
一塁手マルティネスは、一塁線寄り、一二塁を結ぶラインと外野芝の切れ目の中間で守る。
二塁走者辰己は、金村が右腕前腕部を回外してセットを解いた後、シャッフルして二次リードを進める。
ファーストバウンド後、二塁走者辰己は、左足内踝を地面に入射、右膝が屈曲する。
右膝を伸展、左膝をニーアップしてスタートを切る。
マルティネスは、左腕前腕部を回内して左胸の高さで打球に触れる。
マルティネスは、三塁に送球せず、左足外踝で一塁ベースの右中間寄りのコーナーを蹴ってしまう。
二塁走者辰己に三塁に進塁されてしまう。
二死二塁における遊撃守備
9回裏
二死二塁
打者伊藤裕季也
遊撃奈良間は、二三塁間ハーフウェイより二塁寄り、二塁走者より後ろ、外野芝の切れ目の前で守る。
二塁走者小深田は、打球がリリースされる前にスタートを切る。
奈良間は、二三塁間を結ぶラインの前、内野芝の切れ目の直後まで前進し、左腕前腕部を回外して打球に触れる。
奈良間は、三塁ではなく一塁に送球して3アウト目を取る。
打者走者がタッグされる前に二塁走者が三塁並びに本塁を蹴れば、三塁進塁及び得点が成立してしまう守備である。
無死二塁からの攻撃
無死二塁のケースでは、二塁走者は、遊撃手より後ろでリードを取る必要が生ずる。
5回表
無死二塁
投手藤井(左投げ)、打者水谷(右投げ右打ち)
遊撃村林は、ハ^フウェイより二塁寄り、二塁走者の直後、外野芝の切れ目の前で守る。
ファーストバウンド後、松本剛は、左足内踝を地面に入射、右膝が屈曲する。
右膝を伸展、左膝をニーアップすしてスタートを切る。
村林は、二三塁を結ぶライン上まで前進し、左腕前腕部を回外して打球に触れる。
村林は、一塁に送球する。
一死三塁からの攻撃
5回表
一死三塁
投手藤井(左投げ)、打者田宮(右投げ左打ち)
2球目、4球目、6球目、田宮は、ヘッドをホームプレート方向に倒して構える(神主打法)。
左手首をコックした後、右腕上腕部の腱板及び右体幹筋が左肩の方に捻転する。
ヒッティンを行っても、バントを行っても左腕前腕部の回外運動(トップポジョションの形成)の回転半径が長く加速距離が短くなってしまう。
トップポジションを形成後、左腕上腕部が外旋しきらないからプッシュバントをするのが難しくなる。
2球目、ヒッティンしてファウル
4球目、バントの構えに切り替えるが、打球が一塁線を跨ぎファウル
6球目、バントの構えに切り替えるが、打球が右打席の内側のライン上、バックネット寄りのコーナーでファーストバウンドする(3バントスクイズ失敗)。
二死三塁
打者清宮は、予備動作で左手首をコックする。
左腕前腕部を回内して左肘を上げた後、右腕上腕部の腱板及び右体幹筋が左肩の方に捻転する。
アウトローでワンバウンドした投球に空振り三振してしまう。
清宮は、一塁に走る。
しかし、打者走者は、一塁に走ってはいけない。
ワンバウンドを振った場合、二死を取られた後でも、インサイドアウトスイング向上の面から三塁走者は、スタートを切っていた場合は、三塁に逆走しなければならない。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照