練習試合広島1-4楽天

マツダでは、チケット問題が現在も残存しているね。

素人は、マウンドの硬さ、掘れ具合ををグランウドに行って確かめることはできない。

飽くまで、投球動作から硬さを推察するしかない。

投手出身の私にとって、観戦のベストポジションは、肩甲骨の稼働、股関節の動きを始め、一連の投球動作の全てを俯瞰できるマウンドの後ろ、セカンドベース周辺である。

しかし、そこには座席はない。

私が現地観戦を必ずしも重視していない理由がそこにある。

私は、広島市民球場、由宇、日南、沖縄には行ったことがあるが、マツダスタジアムには行ったことがない。

25日はオープン戦はなし。

楽天とのオープン戦が行われた。

気付いたところを列挙する。

投手部門

野村祐輔

3回 43球 1安打 4奪三振 無失点

昨年に比べると、左足を踏み出す過程で右肘をつまみ上げてから右脇が空くようになった。

昨年よりも担ぎ投げに近くなっている。

体軸は一塁側に傾けられている。

しかし、テイクバックは従来通り横に大きい。

右肘の出が遅れて右肘が伸びることがある。

レグナルト

1回 17球 無安打 無失点

トップを作ったとき、左腕前腕部が回外する。

左腕がショルダーファーストで左肘が出るのが遅れる。

ステップ幅が広く、右足を着地してから左肘が出てくるまで間がある。

島内颯太郎

1回 9球 無安打 無失点

レッグアップしたときに右足踵に重心をかけて体軸の縦回転を作れている。

テイクバックのときに右肩を左肩より下げて投げるので、ショルダーファースト(=ドアスイング)にならずに右肘から先に出る。

コックした右肘が頭の近くを回る。

トップを作ったときに右腕前腕部が回外し、左足を着地してから右肘が出るまでに間があることがあった。

福井優也

トップを作ったときに右腕前腕部が完全に回外する。

体軸の一塁側への倒れ方が小さくなり、カープ時代よりもスリークウォーターになった。

打撃編

小園海斗

右膝を前に運ぶときに左足のスパイクの内側でエッジをかけられている。

左足の踵を浮かせ軸足を右足に移すプロセスも円滑にできている。

ヘッドをボールの外側に入れボールを引っ掛けて打てている。

左打者というのもあるが、振り下ろす直前にヘッドがやや下がってしまっている。

堂林翔太

振り下ろす直前にヘッドが下がるのは抑制されたが、ステップ幅が広いから右肘が遅れて出る。

ヘッドがボールの内側に入る。

フォロースルーで右足に重心が残る。

監督にアピールとなるのは、このバッティングじゃない。

このバッティングをやっていたら、髙橋大樹、美間と共にその他大勢に混じってしまっていた昨季と変わらないよ。

監督へのアピールになるのは、ヘッドをボールの外側に入れて左に引っ張るバッティングだ。

菊池涼介

福井からレフト前ヒットを打ったが、ヘッドがボールの下に入ってスライス回転のゴロで、未だ冬眠中。