[選手名鑑]メジャー通算54発マットダヴィッドスン

2023スプリングキャンプがスタートがスタートした。スプリングキャンプでは、試合で動ける状態にまで肉体を戻すことが最も重要であると考える。キャンプにおいてフリー打撃でサク越え何発だとか、オープン戦での打率、防御率に一喜一憂する必要はないのである。当該サイトでは、今季からNPB12球団でプレーすることとなる新戦力についてキャンプ前までの到達度に関し、再び取り上げることとする。新戦力分析は、選手名鑑となるものであるが、個々の選手の選手名鑑は、その後、必要に応じて加筆していきたい。
広島資本は、新外国人選手として前アスレチックスのマットダヴィッドスン内野手との契約が事実上内定したと発表したのは、日付をすると2022年11月17日のことである。
デビッドスンは、来日直近シーズンはダイヤモンドバックスとアスレチックスの2球団でメジャー13試合に出場し打率.147、2本塁打。3AではLas Vegas Aviators、Reno Acesの2チーム合計で86試合に出場し、打率.310、32本塁打の成績を上げている。

プロフィール

右投げ右打ち

生年月日1991年3月26日

アリゾナダイアモンドバックス(2013)ーシカコホワイトソックス(2016-2018)-テキサスレンジャーズ(AAAナッシュヴィル)(2019)-シンシナティレッズ(2020)-AAAオクラホマシティドジャースーアリゾナダイアモンドバックス(2022)-オークランドアスレティックス(2022)

三塁手、一塁手、投手

公称サイズ 190cm 104kg

マットダヴィッドスンの打撃

ダヴィッドスンは、右足のスパイクの内側、右足の拇指球でエッジをかけてクローズドスタンスでセットアップする。頸反射はしていない。右手親指基節骨でグリップを押す。右手人差し指の付け根にグリップを嵌める。ヘッドを下げて右肩でバットを担ぐ。
西川龍馬と同じく前肘を入れ、ヘッドを立たせるがヘッドの角度は40°である。前肩が地面に被さる。頸反射しない。投手が投球肘をアクセレーションする直前に、右肩関節を内転して右脇を締める。右手首が煽り、右腕前腕部の回外が止まる。トップハンドの肩関節を内転して脇を締めるのは、広島の會澤と共通する。左足小指球が地面から浮き上がる。左膝は、右膝と右股関節の中間の高さで垂直に屈曲する。右手親指PIP関節が屈曲し、右手親指の爪の裏でグリップを押す。頸反射しない。前肩が地面に被さる。左足はスパイクの外側から入射する。インローの投球に対しては、ストライドを狭くして左翼席の本塁打ができる。
もう一つのヴァージョンは、左足拇指球で地面を蹴る。左膝をベルトの高さでインサンドの角度で屈曲した後、右肘をヒッチする。左足拇指球で地面を蹴るのは、前膝を上げてからセットを解く投手の場合と対する場合も、セットを解いてから前膝を上げる投手対する場合も、投球腕の前腕部を回内した後(=テイクバックを開始した後)である。右手親指の爪の裏でグリップを押した後、右肘はヘッドの外側に張り出すが、広島堂林、巨人岡本と同レベルで前肩が地面に被さる。頸反射はしない。左足は、スパイクの内側から入射する。右手小指の付け根が投球の軌道に入射する。右腕上腕部を内旋後(=スイングの開始後)、両肘が突っ張る。右腕前腕部の回外後、アウトローの投球に関しては、カチ上げてスライス回転の打球を産みだし、中堅に本塁打できる。
右手小指の付け根で追っ付て打つと、更にスライス回転が掛かって右翼に飛ぶ。
フライングエルボーの後、前肘、前肩が入りまくるので、右腕前腕部を回外しトップを作った後、右肩が残らず、右腕上腕部が内旋する。ワンバウンドの投球を空振りしまくる。オーバーハンドの投手がワンバウンドさせたフォーク、チェンジアップだけでなく、スリークォーターやサイドハンドの投手が投じたワンバンドのスライダーですら空振りする。
右手親指の爪の裏でグリップを押した後、左足のスパイクの内側から入射すると、右腕上腕部が内旋し右腕前腕部が回外できない。右腕上腕部が外旋しないから(=トップができないから)、右腕上腕部の内旋運動(スイング)が加速しない。ど真ん中のファストボールをスルーして三振してしまう。
左膝を上げてから、右肘をヒッチして右肘をフライングエルボーをするので、インハイ、及び真ん中高めの胸の高さのスイングに対しては、投球が背骨を通過してから右肘を上げるキャッシュオンデリバリーのスイングをする。

三塁守備

ゴロに対し、左股関節を内旋し、左足に回転軸を作る。右膝を屈曲させる。グラブを使う左腕前腕部を回内する間が作れない。右肘、右肩が左肩の方に入る。左腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなり、左腕前腕部の回外運動が加速しない。
背骨の左側にグラブを出し、右手親指の爪の裏でボールを押してグラブからボールを抜き取る。左肘を右肩の方に入れ、左肘が突っ張る。左肘を抜いて右腕前腕部を回外する。左手小指球の付け根が打球方向に入射する。右腕前腕部の回外運動、その後の右腕上腕部の内旋運動の回転半径が長く、加速距離が短い。よって、三遊間のゴロを捕球後、三塁ベースに入った野手に投げることができない。
三塁守備で述べたことは、一塁守備についても当てはまる。
ベースランニングは、本塁ー一塁間のハーフウェイで膨らみを作って、一二塁間のハーフウェイの膨らみを抑える。

総合

前膝を高く上げ、捻転差を作ってからスイングするので、素人の方には本塁打か三振かの打者に思われるであろう。しかし、大型扇風機であることは正鵠を得ているが、ファストボールに弱く、直球破壊され王である。長距離砲ではなく、中距離打者である。パリーグよりもインサイドアウトスイングの完成度が落ちるセリーグの投手と対戦しても打率・170前後、60打席に1本の割合で本塁打を打つ程度に留まるであろう。
他の選手に優先してスタメン三塁での起用を決め、攻走守を総合すれば、上位打線を務めることは難しいという評価を付けるのが実力相応であろう。シーズントータルの成績は、ダヴィッドスンにどれだけの打席数を広島関係者が与えるかによって異なってくる。

年度別通算成績

MLB