Last Updated on 2024年4月2日 by wpmaster
既にFA権を行使することを宣言していた近藤健介は、ソフトバンク資本と契約することが事実上決定しました。
FA権を行使した選手に関し、「年俸分の働きができなかったら申し訳けない」という重圧がかかるのではと憂慮される方々がネット上にはいらっしゃいます。実績の乏しい若手選手に対し、「実績のある選手に名前負けするのでは?」と仰る方々がいらっしゃいますが、私に言わせれば、何れも、彼等は、野球選手のことがわかっていません。人間が考えていることは実体のない観念ではありますが、私に言わせれば、プロ野球選手には奴隷の道徳に洗脳された者はいないと断言できます。名前負けする選手もいないと断言できます。貴方方とプロ野球選手を同一に考えてはいけません。ポスティングシステム、FA権を行使した選手は、仮に新たに契約したチームで移籍前のシーズンよりも成績を産み出せなかったとしても、{資本ざま~!」と思っていればよろしい。
また、個人的には、西武、オリックス、ロッテよりもソフトバンクの選手の方が魅力を感じる選手が多く、日本ハム関係者が人的補償で選手を獲得する場合のことを考えると、近藤がソフトバンクと契約してくれてよかったと思っています。
日本ハムファイターズの最大のウィークポイイントは、リリーフ投手のスタッフである。
ソフトバンク杉山一樹(①)は、右腕上腕部を内旋する前に右腕前腕部を回外してから右手親指基節骨でボールを叩いて右肘を上げるスタンダードWで右肘を上げる。右腕前腕部の深層屈筋、右腕前腕部の棘下筋、側副靭帯の前束が緩む。すなわち、ブルペンでギアを上げながら投げ込まなくても試合で投げる水準まで肩肘を戻すことができる。
右肘が上がれば、ストライドを狭くすることができる。右腕前腕部を回外する間ができているので、左股関節が戻り、右手親指基節骨でボールを叩く前に左膝がほぼ突っ張っている。右腕上腕部を内旋してリリースする間が作れる。
プレートからホームベースよりも短いネットスローではヘッドスローでは、ヘッドステイバックしないと投げられない。右腕前腕部を回外すれば、右肘が落ちる。ヘッドステイバックする。右手親指の指先がしなる。右手中指基節骨にボールが嵌る。プレートからホームベースよりも短いネットスローを続けていけば、制球難が克服できる。且つ、更に加速距離も増す。私の一推しは、杉山である。
個人的には、日本ハム球団関係者には、人的補償として「獲れるリスト」に名前が記載されていれば、杉山一樹、椎野新、泉圭輔(何れも右のオーバーハンド)の中から一人獲得してくれることを要望したい。近藤のFA権行使については、一旦ここで終わりにして今回のテーマに入ります。
日本ハムの選手は、中日ドラゴンズの選手とは、レギュラーシーズンにおいては、一シーズンに3試合しか対戦しない。しかし、中日ドラゴンズの選手との対戦を含むセリーグのチームとの交流戦合計18試合の勝敗は、レギュラーシーズンの勝敗の計算過程においてカウントされる。
中日ドラゴンズの資本は、米大リーグのレッズで今季10本塁打、通算41本塁打のアリスティデスアキーノ”ヌニェス”外野手(Aristides Aquino Núñez)と年俸に付された価値は、120万ドル(約1億6800万円)プラス出来高30万ドル(約4200万円)で1年契約(金額は、大資本メディアの記者の推定)を締結したと中日ドラゴンズ広報が大資本メディアの記者にリリースした(2022年11月28日)。
ゴロアウトになろうが、フライアウトになろうが、空振りしようが、ストライクを振れずに三振する場合であろうが、アウトの原因は、100%振り遅れである。
セットを解く前、セットを解いた後の動作が多い打者、前後左右の動きのレンジが多い投手、打者が多いチーム、即ち、インサイドアウトスイングの土台ができていない選手が多いチームは、同一リーグでない、対戦数が少ないチームと対戦すると勝てなくなる。
日本ハムの選手は、交流戦ので対戦するチームの打者を封じることができずに大きく負け越すようでは、パリーグの優勝争いから脱落し得る。
プロフィール
右投げ右打ち
生年月日 1994年4月22日
195cm 108kg
主に右翼、左翼を守る。
シンシナティレッズ(2018-2022)-中日
アキーノは、メジャーで初本塁打した後、4試合連続で本塁打を産み出し(2019年8月6日~8月10日)、特に、カブス戦(2019年8月10日)では一試合3本塁打を産み出した。
メジャーデビューから16試合で10本塁打を産み出した(2019年)
アキーノの打撃
右手親指の指先は、グリップの外側に反らす。
右手中指基節骨にグリップを嵌める。
グリップは、右肩に担ぎ、右肘、ヘッドを右手首の高さよりも下げてセットアップする。
左腕前腕部を回内し、左肘は屈曲する。
左肩と右肩を結ぶラインを直線にし、クローズドスタンスにしている。
右足外踝、左足の拇指球でエッジをかけ、左股関節をオープンスタンスにしている。
セットアップの段階では、首をプレートの三塁側の端に向け、頸反射している。
セットを解いた後、前膝を上げる投手に対しても、前膝を上げてからセットを解く投手に対しても、投手がセットを解いた後、右腕前腕部を回外する。
右股関節、左股関節が外旋し、左膝の屈曲の角度がアウトサイドになる。
左膝の高さは、右膝頭の上に留まる。
右手親指基節骨でグリップを叩き、右肘を上げる。
ヘッドが75°の角度で立つ。
左腕前腕部が回外し、左肘が右肘よりも落ちる。
頸反射は維持している。
右肘がヘッドの外側に張り出す。
左足は、丹田の至近距離でスパイクの外側の踵寄りから真下に入射する。ストライドが狭い。
右腕前腕部を回外してトップを作る間が作れている。
右腕上腕部を内旋し、トップを解除すると、バナナカーブが垂直にできる。
首が捕手方向に捩じれず、頸反射が維持できている。
右腕前腕部を回外(フォロースルー)後、ヘッドが投球の軌道の外側を擦り、ヘッドが投球の軌道に潜る。
肉体の稼働という面から言えば、前回取り上げた楽天フランコよりもフライボールを産み出す打者である。
中堅より右に打球が飛んだ場合も、追っ付けずに引っ張るスイングをしている。
インステップせずに、トップを作り、スイングを開始できるインローの投球は打ち損じない。
オープンスタンでセットしているが故に、投手がセットを解いた後から右肘のヒッチまで間ができると、アウトローの投球に対しては、右肘のフライングエルボー以降の動作を行う間が短くなり、右腕前腕部の回外後、右手小指の付け根が投球の外側に入り、打球にジャイロ回転がかかり、左翼棒外側に切れるファウルとなったり、左翼線寄りのレフトフライとなる。
真ん中高め、インハイの投球の軌道に対しては、右肘のフライングエルボー及び右腕前腕部の回外が投球が背骨を通過してから行われていることがある。
アキーノの守備走塁
アウトローのワンバウンドは振らないが、アウトロー及びアウトコースベルト以上のノーバウンドの投球の軌道に対しては、トップポジションの形成に至る過程で右手小指付け根が投球の軌道に対して入射し、空振りをする。
走塁は、本塁から一塁の間の走路の膨らみは大きくはない。
左腕前腕部の回外前にオープンスタンスでリードを取るが、ハーフウェイ直前で走路が外側に膨らまず、ハーフウェイからラインの内側に入って走ることができる。
飛球は、左腕前腕部を回外して打球を叩くことができる。しかし、三塁側スタンドに背を向けて捕球することが多いので、右股関節をバックステップしたまま左股関節を180°外旋しないと右肘を上げることができない。
ゴロは、背骨の左側で捕球し、左肘は右肩の方に深く入れないが、右手親指の指先でボールを叩いてボールをグラブから抜く。故に、右肘のフライングエルボーをし直してファンブルする。
総合
インローに失投をしない限りは、三振が多いので、クリーンアップとして起用するのは厳しい。広島、巨人のベテラン以外は、アキーノの守備範囲に打球が飛べば、オーバーランして2つ以上進塁してくるであろう。起用するとすれば、6番か7番左翼であろう。