Last Updated on 2020年10月25日 by wpmaster
DeNAは、初回、広島先発中村祐太から宮﨑の右前安打で1点を先制する。8回裏には、ソトがケムナ誠から右翼席にソロ本塁打して2点目を取る。更に、オースティンが左前安打、ケムナ誠が前足のキック始動で、リリースの瞬間、右腕上腕部が凹み、カーブをワンバウンドさせて四球を出すと、大和が右前安打して一点を追加。
メンタルによって肉体の稼働は、コントロールできない。
打撃コーチが出す個別具体的、総合的な指示に関しては、他球団も広島と大差はない。打てる打てないは、打撃コーチの試合中の一球毎のサイン、データの読解の仕方、使い方とは関係がない。監督コーチの言葉で選手を変えることはできないのだ。労働力の再生産ができない、練習不足、又はその両方により、振る力の水準が高い選手の層が薄いのだ。特定の選手とそれ以外の選手の実力差が大きい。それ以外の選手は、低水準で金太郎飴なのだ。長野がクリーンアップを打っていた頃の巨人は弱かった。タナキクマルの内、三連覇前と後で、打撃面でレベルアップしたのは丸だけなのである。
DeNAは、中継ぎ武藤が先発で、ブルペンデーであると解することができたが、広島は、スタメンに小園、ピレラがいない、唯一のホームラン打者である鈴木誠也が封じられたら一巻の終わりの、一人の股関節に負荷がかかる、火力不足の打線で臨んだ。
広島は、予想どおり、6安打完封されて敗退した。広島は、ビハインドで点差を広げさせないリリーフ投手が不足しているのでセットアップのケムナ誠を登板させるから、フィジカルの再生産が難しくなるのだ。
フィジカル面のメンテナンスをして再び練習量をこなせるレベルに戻して労働量を削り、攻走守の動きの土台を作り上げてきた選手を集め、労働、報酬に価値を高く付けて反復させていかないと強いチームを作れないのだ。