[exteded ver.]15/10/2020広島5-5巨人

Last Updated on 2020年10月16日 by wpmaster

広島は、初回、巨人先発サンチェスから鈴木誠也の中前安打で1点を先制する。巨人は、2回裏、広島先発野村から田中俊太の左犠飛で同点とする。巨人は、3回裏、広島二番手高橋樹也から岡本の中堅への二塁打で2点勝ち越し、高橋樹也がアウトローにカーブをワンバウンドさせて岡本は三塁に進塁。若林の中前安打、田中俊太の左前安打で更に2点を追加する。広島は、5回表、田中広輔の中前安打、松山の左翼席への2ランで同点に追い付く。しかし、その後は、両チームとも勝ち越すことができずに引き分けた。

サンチェスのピッチングvs広島の左打者

サンチェスは、前回の対広島戦は、ズムスタでの登板であったが、今回は、マウンドの土の下には煉瓦が埋められ、傾斜が急である東京ドームでの登板。サンチェスのように前足首を背屈して投げる投手には有利となる。

サンチェスは、4球目、右足の小指球で地面を踏んで左足のスパイクの内側で地面を三塁側にスライド。右足のスパイクの外側で地面を蹴ってから左足のスパイクの内側で地面を蹴る。右足踵で地面を蹴り投球肩を前肩より下げる。左肩のローテカフから左肩甲骨にかけて僅かにオープンからスクエアの方に動く。前膝を落とし左足踵を推進させると右足小指球にウェイトを移す。右腕は骨盤よりやや手前で止める。右肘をつまみ上げたとき、右足のスパイクの外側で地面を蹴る。左足は踵から着地する。右腕上腕部を一回目に外旋する直前に右足小指球にウェイトが移り、両肩が緩くM字になる。左腕前腕部の回内は解けていない。右腕上腕部を2回目に回内したときに左膝が突っ張り切らず、右腕上腕部の付け根が凹む。アウトローにスプリットをワンバウンドさせる。田中広輔は、右足に小指球で地面を蹴ってから左股関節を外旋、前肩が背骨の方に入る。拇指球にウェイトがかかりこれを空振り。盗塁をアシストしたのではない。6球目、サンチェスは、同じ始動の仕方で、右肘をつまみ上げたときに左肩のローテカフが背骨の方に凹む。左足踵から着地に向かい、左足つま先は左打席のイコースのラインを向いており、インステップは極端ではない。1回目の右右上腕部の外旋のときに右足小指球にウェイトが移り、右足踵が地面を離れる。左腕前腕部の回内が解け、左肩が開きが大きい。リリースの瞬間に左膝が突っ張り切らずに右腕上腕部の付け根が凹む。インローにスプリットをワンバウンドさせる。田中広輔は、右足に小指球で地面を蹴ってから左股関節を外旋、前肩が背骨の方に入る。拇指球にウェイトがかかり引手主導のスイングで空振り三振
サンチェスは、5回裏、西川に対しては、74球目、始動の仕方は同じで、左膝の高さが真っすぐの高さに達したときも前肩を少しオープンにしている。左足のスパイクの外側にもウェイトをかけている。右肘をつまみ上げたときに両肩がM字になり、右足踵が地面を離れる。左腕前腕部の回内が解ける、リリースの瞬間、左膝が突っ張りきらず、右腕上腕部が凹む。アウトローにスプリットをワンバウンドさせる。西川は、右足小指球で地面をけってから左の股関節を外旋、右足つま先を一歩前に出してから右足を背骨の方に引く。前肩が背骨の方に入る。後足のスパイクの内側で地面を一塁側に蹴って腰を引く。同じ始動、投げ方でサンチェスは、75球目にもアウトローにスプリットをワンバウンドさせる。西川は、右足に小指球で地面を蹴ってから左股関節を外旋、前肩が背骨の方に入る。拇指球にウェイトが移り、引手主導のスイングで空振り三振
三振全般が良くないのではなく、アウトハイのクソボールを振ることで回転半径を狭くすることができる。投手にとってワンバウンドを投げたときの動作は最悪の投げ方である。打者は、ワンバウンドを振るのが良くないのだ。例え、振り逃げで一塁セーフの価値を審判に付けられても、ワンバウンドを振ったというミスは帳消しにできないのだ。

小園海斗のバッティング

小園は、東出、森笠に「ストライドを広げ振る直前の手首の位置を後ろ肩の高さまでに留めるスイングに作り変えられた」というのが懸案事項であった。しかし、後ろの股関節で地面を蹴ってから前足の小指球で地面を蹴り、手首も耳の高さまで上げている。手首も緩める(指先をしならせる)こごもできている。前肩も後の肩よりも下がり前肘も投手側に張り出している。ソト、デスパイニ、バレンティン、山川、中島剛也、鈴木誠也、ピレラと同じく、前足の着地位置を探らずに前膝を真下に落とし、ストライドも狭い。鈴木誠也、ピレラと同じく後ろの股関節始動の前足を軸に(ここは二軍降格前と同じ)回転半径の狭いスイング。始動が遅れても前足で地面を蹴った後に後ろの股関節を外旋し直さず、「後ろの股関節の外旋→前膝のレグアップが途中まででも落とす」の順番を変えない。前膝を落とす前と後のヘッドステイバックもバナナカーブも小さくなっていない。始動が遅れたときに割れは捨てたが差されてファウルを打っている。空振りは、引手主導のドアスイングに見えて前足を着地してからヘッドを残して押手主導でキャッシュオンデリバリーで振っている。変わったところは、菊池涼介のように前膝を骨盤の高さまで上げるのをやめたこと、菊池涼介のように前足の着地位置を探るのをやめたところである。この打撃で成功したとすれば、東出、森笠、朝山の手柄ではない。結果は三振だが、坂倉、西川、松山、田中広輔、宇草とはレベルが違う。

試合結果