リリーフ投手として復活が期待される岡田俊哉のピッチング

Last Updated on 2024年3月30日 by wpmaster

2014年、オープン戦で結果を出し開幕ローテーション入りを果たす。その後、 先発ローテから外れるが、一軍復帰後リリーフのままシーズンを終えた。

2015年、基本的にはビハインド時の登板でホールド数やセーブ数を稼ぐことはできなかった。

2016年、僅差のビハインドでの登板という役割が与えられ、、6月は月間防御率1.08を記録し、その後は勝ちパターンのリリーフになる。

故障歴

過去、血行障害の手術に踏み切り、一シーズン治療に費やした(2017)。

2018年、中継ぎとして血行障害から復帰し、防御率は5.06だったものの27試合に登板した。

楽天との練習試合で右足のスパイクの外側の踵が投球後に生じた地面の窪みに刺さり、右大腿骨を骨折した(2023年2月22日)。

動作解析

岡田俊哉は、クイックで、左足のスパイクの内側に重心をかけ、左股関節を二塁側に捻らずに、逆「く」の字を作ってステップ。

テイクバックは、投げる腕が背中に付くほどではないが、内旋するので、中村祐太同様、現代の投手としては大きい。左手首が背中から出た後、左腕前腕部を回外する。左肘が伸展する。左手親指基節骨でボールを叩いた後、左腕前腕部が回内する。

ヒップファーストは、極端ではない。

胸の張りは、平均よりも大きいが、コックした(曲げた)左肘が三塁側に倒れる。

右足は、踵から着地する。
リリース直前、右股関節から下がX脚になる。
リリース直後の左肘の高さ、左肘のレイトコッキングの角度、左腕と背骨の交わる角度は、スリークォーターである。
左腕前腕部を回内(リリース)、左股関節を内旋後、右膝の壁が崩れる。右股関節の内旋運動の回転半径が長く、加速距離が短い。故に、一塁側に重心が残るので、球離れが早い。

その後、左腕前腕部の回内後、左肘の高さをサイドハンド、左腕と背骨の交わる角度、左肘のレイトコッキングの角度をスリークォーターにする投げ方に変えた(2023年)右膝のレッグアップはヘソの高さまでに留め、右膝の屈曲の角度はインサイド、右足首を背屈する。テイクバックは、左手首の小指側が背中から出るが、完全にスリークォーターであったときに比べ、小さくした。左手親指基節骨でボールを叩く前に左腕前腕部を回外するところは以前と同じである。

各種指標(2018)

球種配分

球場別成績

年度別通算成績

NPB