Last Updated on 2022年4月17日 by wpmaster
巨人の投手では数少ないオーバーハンドの投手で、丸がFA権行使により巨人と契約が内定し、筆者自身、契約交渉できるリストに載っていることを望み、広島が指名してくれることを望んでいた投手である。
昨季の通算成績
2018年は、開幕から先発ローテーション入りし、4月25日の中日戦に先発し、5回2失点で勝利投手となり、セリーグ全6球団から勝利を挙げる。
途中中継ぎに回るが、6勝し、前年から成績を持ち直す。
動作解析
吉川光夫は、足裏全体で地面を踏み、左足踵に重心を残し、左股関節を外旋して左足母指球に重心を移してステップ。
クイックのときには左股関節の外旋をせずにステップする。
テイクバックのときに左肩が右肩よりも上がることがある。
その場合、右肘をつまみ上げる前に左肩を右肩よりも下げる。
右足がインステップするが、右肩はスクエアになっている。
トップを作ったときに左股関節にタメがある。
左膝は内に入らないが、左腸腰筋が内旋し始めることがあり、ボールが変化するのが早いときがある。
左膝が内に入ることがある。
トップを作った直後の左腕上腕部の外旋が大きい。
トップを作ったときに左腕前腕部が回外し、左肘が沈む。
右肩、右膝の割れに左肘の出が遅れることがある。
クイックのときも右足の着地から左肘が出るまでに間がある。
クイックで投げるときも、そうでないときも、リリースの瞬間に右足が突っ張る。
リリースの瞬間に左腕上腕部が凹むことがある。
リリースの瞬間に0ポジションができていることがある。
リリースの瞬間に左肘の位置が0ポジションより下がることがある。
リリースの直前に右の股関節が前に出されてトップの位置が下がることがある。
フォロースルーのときに、両足をシャッフルさせるが、両足はクロスしない。
フォロースルーのときに右膝の壁が崩れることがある。
右足はスパイクの内側→踵の順に着地するので、右足の位置が固定しにくい地方球場での成績(ひたち-防24.00,倉敷-同9.00,富山-5.40)が良くない。
傾斜が緩く、左股間節のタメが作りにくい神宮での成績(防 5.59)が良くない。
傾斜が急で上体が突っ込みやすい東京ドーム(防 3.89)で2度暴投をしている。
マウンドが柔らかく、左股関節のタメが作りにくく、また、前のめりになりやすい横浜(防 2.89)でも一度暴投をしている。
右足の着地かた左肘が出てくるまでに間がある投手なので、打者は、間を取ることができるので、懐の深い打撃が可能であるが、リリースの瞬間に右足が突っ張り、右の股関節が出ていかないので瞬発力がボールに乗る投げ方なので、打者はスウェイしてしまうと、緩い変化球をフルスイングできなくなってしまう。
打者は、ステップ幅の調整が重要となる。
各種指標
コース別成績
右打者
左打者
球種配分
球種別成績
対戦成績