バティスタの内角打ち

Last Updated on 2017年12月1日 by wpmaster

私は、鏡の前でシャドウピッチング、シャドウスイングをしながらブログを書いています。

ああでもないこうでもないと言いながら何度も修正しながら書き直した後でアップしているので

更新が遅くなります。

今日は内角打ちについて書いてみます。

鈴木には139キロ、バティスタには135キロの真っすぐ系の球をインコースベルトの高さよりやや上に投げた。

バルデスは、鈴木誠也とバティスタに対し、左足を右足の上を通過させて三塁側に重心移動をして投げた。

球速表示以上に打者は速く感じられる。

グリップと小指の間に空間を空けて短くバットを持つと、肘から指先までがロックされて

ミート前に体全体に瞬発力が負荷されて

ルーズに肘を俊敏に伸縮運動をさせることができません。

インコースの球をフルスイングできません。

バティスタは、グリップエンドに左手小指をかけ、バットを長く持つ。

構えてから始動前は、小指の先に瞬発力の負荷をかけていない。

一般にグリップエンドに小指を掛けるとバットコントロールをしにくくなると言われるが、実は、

ヘッドの重さに負けることで、バットにしなりを作り手首を柔軟に使え、バットコントロールしやすくなる。

右肘を支点にせずに、左手小指を支点に、バットを長く使っているので、ストロークが長くなり、

ヘッドスピードが加速されていくので長打が出やすい。

始動前に瞬発力を小指に伝えていないので、手首の返りが早くなるのを防止できる。

手首を体の前に出さずに、ヘッドを遅らせてレフトフェンス直撃の二塁打を打った。

この打ち方だと、インパクトのときに瞬発力を指、手首に注ぐのが、一瞬遅れ、

トップを入れ直すことになるので体感速度の速い球に差されやすい。

バティスタは、ある程度の体感速度の球であれば、インコースは打てます。

インコースは言われているほど弱くないと思います。

グリップエンドに小指をかけてバットを最短距離に出すと新井のようにインコースの球は、

センターから右に飛ぶ。

ストロークが長いということは、目線とボールの距離が取れているということだから、

インコースに差されるということとは関係がない。

インコースに対応できるかどうかは、ストロークの長短ではなく、速度の評価の仕方だと思います。

鈴木誠也は、グリップエンドに小指をかけずに、左手の中指、薬指、小指の3本で緩く握る。

親指、人差し指はさらに緩く添えている。

よって体全体に瞬発力が伝わらずにルーズに立っている。

インコースのベルトの高さより上、体寄りのボール球を

肘を緩く曲げ、ヘッドを耳と肩の間から出すことでヘッドの重さによりヘッドが下がり、

ストロークを長くなるからヘッドが加速する。

左右の脇、左肘をミートの瞬間締める。

肘をグリップよりも前に出す。

すなわちポイントを前にして打つ。

インパクトの瞬間小指に瞬発力を注げる。

両肘を伸ばし左肘を肋骨に沿わせ、左手主導でバットを体に巻き付けるようにノンストップで払うように振り切る。

飛距離が出る。

握力の強さは関係ない。

外の球はバットを放りなげるようにしてバットを長く使う。

右手が外れても左手が残って左手一本で拾って打てるので空振りが少ない。

アウトローもインコースベルトよりも上の球にボールの下にバットをくぐらせ、左手主導でレフト方向に引っ張ることができる。

ストレートが伸びるとかホップするというのは錯覚で、最も失速の少ないカットボールでも失速して軌道が下がります。

レベルスイングやダウンスイングでは本塁打は打てません。

鈴木はバルデスからインパクトのときに体を前に出されず、ルーズに膝を曲げて開きを抑えてレフト前に落とした。

前に出されると投手のリリースポイントをバットの距離、目線が近くなるので、差されてしまう。

しかし、インコースのストレート系は、一旦、バットをミートの直前で止めていると、体全体に瞬発力の負荷がかかり硬直し、瞬発力を消耗してしまう。

その結果、差されてしまう。

鈴木誠也の方がボール半分くらい体の近くで目線から近かった分、

始動を速くして打たなければならないところなので、詰まってしまった。

詰まった原因は、待つときの手首の動かしすぎです。

いいときは、もっと膝を主体に速度を評価しています。

それでは、あのコースは、グリップエンドに小指をかけて長く持ったり、長いバットを使えばレフト本塁打を打てたかというと

そうではない。

重要なのは、速度の評価、始動だと思う。

始動が早く、前に出されなければ、目線とボールの距離が長く取れ、ミートする直前でヘッドを遠回りさせて

ボールの下にバットをくぐらせてバックスピンを掛けられる。

野球はデータが全てではありません。

盗塁阻止率が高ければ肩が強いというわけではありません。

捕殺数が多ければ肩が強いということではありません。

評価の際には、プロセスも重要です。

インコースに強い打者なのかどうかは、コース別の打率が高いかどうかを見ただけでは決めつけることはできません。

一挙手一投足動作を解析しないとわかりません。

ホームベースの近くに立って引っ張れる、フルスイングできる選手がインコースに強い打者と言えるでしょう。

グリップエンドに小指をかける、かけないは、どちらにも一長一短あるので、個人個人でルーズに腕から下を稼働しやすい方がいいと思う。

自分は、現役時代、グリップエンドに小指をかけずにスイングしていました。

自分でも書いていて頭の中がこんがらがって、わけがわからなくなりつつある。

読んでいる人はもっとわかりにくいかと思う。

野球は難しいね。

試合の方は、鈴木の一打よりもその前の丸の三塁打の方が大きかったと思う。

今季は、ヒッチして上げる打法を維持しつつ、頭が動かなくなったので、率も上がっていると思う。

試合は、8-3で広島の勝利。