古林睿煬は修正できる&清宮幸太郎の守備走塁に付ける評価

Last Updated on 2025年4月25日 by wpmaster

日本ハム対楽天5回戦(エスコンフィールド)
先発は、古林睿煬と瀧中瞭汰
試合は、3-8で日本ハムの敗戦

古林の課題克服へのアプローチ

1回表無死一塁
打者浅村(右投げ右打ち)
投手古林(右投げ)

一塁走者小森

古林は、2球目(通算8球目)を投じる前左手首を背屈してセットアップする。

古林は、左足拇指球で地面をタップしてしまう・・・①

古林は、クイックで投げる場合、左膝が右太腿の中間を通過する前に左股関節を外旋してレッグアップを止める。

①により、右手親指基節骨でボールを叩き右腕前腕部を回外してセット解くが左手首が掌屈してしまう。
グラブが背骨を通過し、右肩の方に入ってしまう(後述のフォーシームを投げた場合程ではない)。
右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなってしまう。
右肩腱板が弛緩できない。

右腕前腕部回内後、右腕側副靭帯が弛緩でず、左足親指IP関節を底屈してタップした場合に比べ、右腕前腕部が背面近くまで達する。
右腕前腕部を回外、右腕前暗部を回内してコックアップする。
右肘のアクセレーション(右腕前腕部の回外運動)の回転半径が長く加速距離が短くなる。
右腕前腕部の回内運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
右腕前腕部の側副靭帯の前束が弛緩でず、右腕上腕部が反張する。

カーブをアウトローにワンバウンドさせてしまう。
小森は、二盗に成功する。

6回表二死一二塁

打者浅村(右投げ右打ち)
投手古林(右投げ)
一塁走者小深田、二塁走者鈴木大地

スコアは、0-4で日本ハムが4点ビハインド

古林は、首を二塁走者の方に向けた後、首を左打席の内側のラインからボール1個分入ったところに向ける。

古林は、右手親指PIP関節を背屈してボールに添える。
左手首の背屈の角度は、0°にできている。すなわち、掌屈しないことができている。

左足親指IP関節を底屈して地面をタップできている。

左股関節の内旋にブレーキをかけることができている。

左股関節を外旋して左膝が骨盤の高さに達する前にレッグアップを止める。
右足踵がヒールアップする。
左足親指IP関節を底屈して左股関節の内旋にブレーキをかけることができている

しかし、右手首を掌屈してボールを抜き取る。
右腕前腕部が回内してしまう。
左手首が掌屈してしまう。
グラブが背骨を通過して右肩の方に入ってしまう。

左手親指PIP関節が掌屈してロックされてしまう。
右腕前腕部を回外してセットを解く。
右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなってしまう。

古林は、右腕前腕部を回内後、人差し指の第二関節を曲げて投げるカーブの場合には、右腕前腕部が右股関節を通過する前に止まり、右腕前腕部を回外できているが、フォーシームの場合、右腕前腕部が右股関節を通過する。背面から右手首は出ずに済んではいるが、右足踵が一塁方向に滑る。

右腕前腕部を回外後、右腕前腕部を回内して右肘をコックアップするが右腕前腕部の回内運動の回転半径が長く加速距離が短くなってしまう。

両肩を結ぶラインは、スタンダードWにできている。

浅村は、右翼席に本塁打を打つ。

古林は、右手首を背屈の角度を0°にしてセットアップする。
そうすることで
右手首をコックしなくてもセットを解くことができる。
更に、左足親指IP関節を底屈して地面をタップすることを再現できる。

再前位の走者を内野ゴロで進塁及び得点させないのが投手を中心とした守りの野球の基本

一死一三塁における守備体系

ポイントは、下記のとおり

三遊間のゴロは追わない。

三塁ベースの左翼寄りのラインより後ろに守る。

一塁は、無人にする。
打者走者の出塁は、OK

三塁手は、グラブを持つ手の人差し指の付け根で打球を叩かずに、グラブを持つ手の小指第二関節(グラブを持つ手の前腕部は回外)とグラブを持つ手の親指基節骨で打球を叩いて(グラブを持つ手の前腕部は回内)右肘をコックアップした高さにボールを跳ね上がらせる。

トップ(投球腕前腕部の回外)を作って本塁に送球する。

1回表一死一三塁
打者フランコ(右投げ右打ち)

投手古林(右投げ)

一塁走者浅村、三塁走者小森

スコアは、0-0の同点

清宮は、三塁ベースの左翼寄りのラインの後ろ、左右関係は、三塁ベースアンツーカーと走路の境目相当部分に守る。

清宮は、ハーフバウンドに対し、左腕前腕部を回外、煎餅捕り(左手親指基節骨と左手人差し指の付け根で打球を挟む)をする。
打球が跳ね合上がらずに、ボールが地面に叩きつけられる。

清宮は、どの塁にも投げられない。

楽天に内野ゴロで得点される。

清宮の走塁は、ボーンヘッドであるとまでは評価を付けられない

<隙を産み出さない野球>徹底解説一死一二塁におけるケース打撃

今回のポイント

1.後位の走者は、打球が正規”捕球”された後ハーフウェイで停留又はシャッフル(右股関節と左股関節を交互に内旋する=逆走と評価を付けることができる)をする。

2.最前位の走者は、打球が正規”捕球”された後、停止若しくはシャッフル及び帰塁せずにリスタートを切る。<

4回裏

一死一二塁
打者野村佑希

投手瀧中
一塁走者淺間、二塁走者清宮

スコアは、0-3で日本ハムが3点ビハインド

ビハインドが僅差である場合も「つなぐ野球」はしてはならないと考える。

清宮は、二三塁間のラインより後ろ、外野芝の切れ目の前、二塁ベースのアンツーカーを外野芝の切れ目相当部分を出たところで両股関節を伸展、打球がリリースされた後、両足親指を底屈してシャッフルする。
盗塁のスタートを切ると本塁に送球される。
左股関節の内旋にブレーキがかけられるので、スタートを遅らせても相殺できる。
清宮の二次リードを取る位置は、二三塁間の走路を膨らませ、三本間ハーフウェイでラインの内側に入ることができるので妥当である。

清宮は、打球が内野の頭を通過する前にスタートを切る。

野村は、右翼方向にライナーを打つ。

右翼手渡邊佳明が、スライディングして打球を左手人差し指の付けてと左手親指基節骨で挟む。

淺間は、ハーフウェイ手前から一塁方向に逆走する。

渡邊佳明が一塁に送球する。

淺間は、スライディングして一塁を蹴る。

一塁手の阿部が二塁に送球する。

飛球に関しては、

全ての走者は、ルール上

“遅くても”・・・・野手が打球に“触れた後”・・・・進塁のスタートが切れる。

但し、2wayリードを義務付けライナーバックの失敗にペナルティを課し、打球が「内野を抜けたらゴー」及び「地面に落ちたらゴー」を義務付ける「つなぐ野球」を徹底すると、

各駅停車の走塁をする

“ロースコアの接戦で勝てないチーム”

が出来上がる。

清宮は、右翼がノーバウンドで打球に触れたとしても野手が打球を挟んだ後は一旦停止が要件として生ずるが、二塁への帰塁不要。三塁に走れば盗塁として評価が付けられる。

結論(私が付した評価)としては、下記のとおり

打球がリリースされた直後は、全ての打球は飛球である。
飛球の加速距離が短くない場合には、打球がリリースされた後は、2アウトであると評価付けをしなければならない。

淺間が一塁を蹴ってしまったことでランダウンプレーに持ち込むことができなかった。
故に清宮の本塁生還をアシストできなかった。

清宮は、二三塁間で停止後、逆走を進めてしまったのがいけなかった。

footnote

用語の意味に関しては、下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全破損版]

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