Last Updated on 2025年8月17日 by wpmaster
日本ハム対楽天19回戦(楽天モバイルパーク宮城)
先発は、加藤貴之と内星龍
試合は、9-5で日本ハムの勝利
野手は、後位を走る走者と競争をするな
投手が外野に打球を飛ばされても最前位を走る走者が拇指球で地面を蹴る(バックを踏む)ことが生じ得るので、打球に触れた野手及び送球に触れた野手は、本塁に投げる。
野手が打球に触れる前に最前位を走る走者が本塁を蹴った後は、二塁走者が最前位を走る走者である。二塁走者が三塁ベースを蹴り、三本間を走っている場合は、打球に触れた野手は、三塁ではなくノーバウンド本塁に投げること!
二塁走者が三本間で走路の膨らみを抑えることができないこと又はバックを踏むことが生じ得るからである。
最前位を走る走者がアウトになった後は、三塁ベースの占有権は、後位を走る走者に生ずるが、後位を走る走者に三塁に進塁されるのはOK
ケーススタディ
9回裏一死満塁
打者黒川(右投げ左打ち)
投手山本拓実(右投げ)
一塁走者村林、二塁走者中島大輔、三塁走者宗山
スコアは、9-2で日本ハムがリード
最前位を走る走者は、三塁走者の宗山である。
万波は、定位置より深く守るのは正しい。
黒川は、右翼線にライナーを打つ。
打球が内野手の頭上を越える直前に二塁走者の中島大輔が左股関節を屈曲してスタートを切る。
宗山は、打球が地面に落ちる前(=万波が打球に触れる前)に本塁を蹴る。
二塁走者の中島大輔は、二三塁間ハーフウェイ手前から二三塁間のラインの内側(一塁線寄り)に入る。
三本間で走路の膨らみを抑えることができないランニングをしている。
万波は、打球の落下点の後ろ、定位置より深い位置で左腕前腕部を回外して打球に触れる。
捕手田宮は、左打席の内側のラインの内側(左打席内)にスクエアスタンズで立つのではなく、ホームプレートのマウンド寄りのラインを一塁側席方向に進み左打席内で腹側を投手板に腹側を向けて立つ。すなわちオープンスタンス90°で左打席に立つ。
右翼手からの送球が左打席の内側のライン上を通過した場合、本塁に突入してきた走者にタッグした場合、追いタッグになる。
万波は、三塁ベースの二塁寄りのラインの左中間寄りのコーナーに向けて送球する。最前位を走る走者が二三塁間を走り、三塁を蹴る前であれば、三塁ベースの二塁寄りのラインの左中間寄りのコーナーに投げることが正しい。
しかし、三塁に向かって走る一塁走者の村林は、最前位を走る走者ではなく、三本間を走る二塁走者の中島大輔が最前位を走る走者である。
中島大輔は、事実、三本間で走路の膨らみを抑えることができない。
万波がボールをリリースした後、投手板を通過した後、二塁走者の中島大輔は、一塁線と三塁線を結ぶ角の黒土が敷いてあるエリアに入る前である。
三塁送球は、ノーバウンドではなく三塁ベースのアンツーカーに入った後、ワンバウンドさせてしまう。
二塁走者の中島大輔が本塁を蹴られてしまう。
スコアが9-4となる。
一塁走者村林は、三塁手清宮幸太郎にタッグされる前に三塁を蹴ってオーバーランした後、三塁に逆走して三塁にヘッドスライディングする。村林の左手の方が清宮のタッグより先に三塁に触れる。
footnote
用語に付与する意味に関しては、下記記事参照