投手はフィールディング次第で身を助け身を滅ぼす

Last Updated on 2025年6月28日 by wpmaster

日本ハム対西武9回戦(ベルーナドーム)
先発は、伊藤大海と今井達也
試合は、5-2で日本ハムが勝利

ポイント1: 5回裏一死一二塁の投手守備

打者渡部聖弥(右投げ右打ち)
投手伊藤(右投げ)
一塁走者滝澤、二塁走者古賀悠斗

スコアは、2-2の同点

カウント0-1、渡部は、ヘッドをホームプレート方向に倒して構える。予備動作でコックする。右肘のコックアップ後に左足スパイクの外側から入射するが、右肘のアクセレーション後に左足拇指球が入射しておりストライドが広すぎる。
アウトハイの投球の軌道に内側(捕手寄りにグリップが入りスライス回転が生じたバックネット方向のライナーを見て解説の鈴木健は、本塁打と紙一重である旨のスイングであると評価を付すが、私から見ればタイミング上惜しくも何ともない完全に振り遅れであると評価付けるファウルが生ずる。
カウント2-0、右手人差し指の付け根と投球の軌道に合せただけのバッティング(ドアスイング)をする。

二塁走者古賀悠斗は、ファーストバウンド後に左膝をレッグアップしてスタートを切る。

伊藤は、背側と投手板を平行に腹側を一塁線に向け、シャッフル1往復し打球に触れる。
右股関節の内旋を135°(尚、インサイドムーヴは、315°)すれば、三塁に投げられるが、右足内踝を左足内踝にぶつけながら一塁に送球してしまう。

ポイント2: 6回裏一死一三塁の投手守備

打者仲田(右投げ両打ち)は、左打席に立つ。仲田は、ヘッドをホームプレート方向に倒し、予備動作でコックする。コックの回数は、前述の渡部よりも多い

一塁走者は、山村、三塁走者は、長谷川信哉

スコアは、2-2の同点

仲田は、インロー(左打者のアウトロー)の変化球は、泳いで右手首を背屈してファウルを打つ。
伊藤の最大外旋位の後、ヒッティングの構えからバントの構えに切り替える。
左腕前腕部を回内後、投球の軌道に左手人差し指の付け根が被さる。打球の加速距離が死ぬ。一塁線寄りに地を這うゴロを産む。

伊藤は、シャッフル1往復後、左膝、右膝、左膝の順にレッグアップ、右足スパイクの外側のラインから左股関節が出てしまうが、左膝がレッグアップ後、左足親指IP関節が底屈する。背側と投手板を平行に腹側を一塁線に向け左腕前腕部を回外して打球に触れる。左手首が背屈する。左腕前腕部を回内して本塁にグラブトスする。

三塁走者の長谷川は、伊藤が右腕前腕部を回内後(右肘のコックアップよりも前)、シャッフルしながら二次リードを取った後、ファーストバウンド後に右股関節を外旋、左膝をレッグアップしスタートを切る。右股関節から下がO脚になる。

捕手伏見は、左打席の内側のライン上のマウンド寄りのコーナーを跨ぎ、左腕前腕部を回内してタッグする。
三塁走者長谷川が左足拇指球で地面を蹴った後、ヘッドスライディング、左腕上腕部を内旋、左手首を背屈、左手を引くが、左手首にタッグされる。
長谷川は、右腕前腕部を回内するが、ホームプレートに触れることができない。

ポイント3: 8回表の攻撃

8回一死満塁
打者万波(右投げ右打ち)
投手甲斐野(右投げ)
一塁走者郡司、二塁走者レイエス、三塁走者野村佑希
スコアは、2-2の同点

一塁走者郡司は、腹側を右翼席に向け、右翼手の頭上を打球が通過することが確定した後、スタートを切っている。
右翼手長谷川の頭上を越える打球で郡司は本塁に還ることができず、走者一掃ではなく二者が本塁に還ったに留まってしまう。

二死二塁
打者伏見(右投げ)
投手甲斐野(右投げ)
二塁走者万波

スコアは、5-2で日本ハムが3点リード

二塁走者万波は、打球がリリースされた後、左膝をレッグアップした後、スタートを切る。
一二塁間を破るゴロで本塁に還ることができない。

footnote

用語の意味に関しては、下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]

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