Last Updated on 2025年6月19日 by wpmaster
交流戦日本ハム対巨人2回戦(東京ドーム)
先発は、山﨑福也と西舘勇陽
試合は、1-2で日本ハムの敗戦
無死一二塁におけるバント守備
捕手は、腹側を外野に向けて守るので、二塁、三塁にインサイドムーヴせずに送球できる。
ホームプレート周辺に敷いてある赤土部分(アンツーカー)内で打球が死んだバントはセンターラインより右(一塁線方向)、センターラインよりも左(三塁線方向)であっても捕手が打球に触れる。
ベアハンドで打球に触れれば、グラブを持つ手の肘を抜かなくても三塁、二塁に投げることができる。
右投げの捕手は、一塁線寄りのバント以外は、インサイドムーヴしないと一塁には投げられない。
右投げの捕手は、一塁に送球すると三本間を走る走者だけでなく二三塁間を走る走者塁走者にも背側を向けてしまう。
二三塁間を走る最前位の走者である二塁走者及び後位の走者である一塁走者にも本塁に還られ得る。
二塁手は、一塁に入らず、一塁は無人にする。
一塁手は、右翼手が本塁に送球をした場合に送球と重なるから一塁には入らない。
一塁ベースは無人にする。
捕手は、打球に触れた後は、一塁には投げずに三塁に投げる。
遊撃手は、二塁走者の前(二塁走者の左脇腹と二塁ベースの間)を通って二塁ベースに入らない。二塁走者が遊撃手の背後に回るから投手がセットを解く前にスタートが切れてしまうからである。
右投手は、右足を一塁側にターン、右股関節を外旋(左股関節を内旋=インサイドムーヴ)して着地する。
左股関節を内旋して左打席の内側のラインに向かい捕手の一塁送球を妨害する。右投手は、左打席の内側のラインにスクエアスタンスで立つ。
左投手は、左足を三塁側にターン、左股関節を外旋して左足を着地する。
左投手が左打席に立つと右腕前腕部を回外して三塁からの送球に触れると追いタッグになる。右腕前腕部を回内して三塁からの送球に触れると右腕前腕部を回外しないとタッグできないから追いタッグになる。
左打席が右打席に入る又はファウルゾーンに腹側を右翼方向に向けて立つと、右腕前腕部を回内して三塁からの送球に触れれば追いタッグを防ぐことができる。
しかし、本塁に向かってくる最前位の走者に背後に入られ得る。背後に回られたら右腕前腕部を回外しないとタッグできないから追いタッグとなる。
右投げの捕手は、三塁送球後、右股関節を内旋し、三本間のラインの内側並びに左打席の内側のラインに腹側を三塁側席方向に向け、スクエアスタンスで立つ。右投げの捕手は、インサイドムーヴしなくてもこれらを行うことができる。
右投げの三塁手は、センターラインから右(一塁線方向)からの送球の内、捕手による三塁送球もは、左翼方向に腹側を向けて触れることができない。
三塁ベースのマウンド寄りのコーナーより前で守ると三塁走者及び三塁に走ってくる最前位の走者に背後に回られる。本塁に還られてしまう。
左投げの三塁手は、左翼方向に腹側を向けてセンターラインから右(一塁線方向)からの送球に触れることができる。右投げ左投げの三塁手は、一塁及び右翼からの送球に対し、三塁ベースのマウンド寄りのコーナーの前に立つとグラブを持つ手の前腕部を回外して送球に触れた場合、追いタッグになる。グラブを持つ手腕前腕部を回内して送球に触れてもグラブを持つ手の前腕部を回外しないとタッグできないから追いタッグになる。三塁に走ってくる走者が三塁ベースの左翼よりのライン方向に走路を変えた場合も追いタッグになる。三塁ベースの左翼寄りのラインの後ろに立つと三塁走者及び三塁に走ってくる最前位の走者に背後に入られる。
右投げの三塁手も左投げの三塁手も三塁ベースの左翼よりのラインより後ろに守り三塁走者及び三塁に走ってくる最前位の走者に背後に回られることを防止する。
タッグは、右投げの三塁手は、左腕前腕部を回内し、左投げの捕手は右腕前腕部を回内して行うことにより追いタッグを避ける。
一塁側のバントが生じても、三塁側のバントが生じても前進しない。
ケーススタディ
6回裏
無死一二塁
打者吉川尚輝(右投げ左打ち)
投手山崎福也(左投げ)
捕手伏見
一塁走者泉口、二塁走者門脇
スコアは、1-0で日本ハムが1点リード
吉川尚輝は、ヘッドの角度を80°にしてヒッティングの構えをする。
山﨑福也が左腕前腕部を回内(コックアップ前)に二塁走者門脇がシャッフルして二次リードを進める。
山﨑福也が左肘をコックアップする。
吉川尚輝は、左手首をコックした後、右腕前腕部を回外してバントの構えに切り替える。
遊撃山縣は、山﨑福也が左腕前腕部を回内(スロー)後、二塁に向かって走り、門脇の前(門脇の左脇腹と二塁ベース)の間に出てしまう。
吉川尚輝は、左腕前腕部を回内、左手親指基節骨でグリップを叩いた後、左腕前腕部を回外するとヘッドが投球の軌道の内側(捕手寄り)に入りスライス回転が生ずる。
門脇は、右股関節を伸展、左膝をレッグアップしてスタートする。
山﨑福也は、左股関節を内旋、右腕前腕部を回外してグラブを出す。
三塁手の清宮幸太郎は、マウンドの後ろまで前進してしまう。インサイドムーヴして三塁方向に背走する。
一塁手レイエスがマウンドの後ろまで前進する。
二塁手上川畑が一塁に入ってしまう。
捕手伏見は、センターラインの右側で腹側を一二塁間に向け、両股関節を外旋、両膝を屈曲(臀部が沈む)、両腕前腕腕部を回外しグラブで打球に触れる。
伏見は、右腕前腕を回内して右肘をコックアップする。
右股関節がが内旋、右膝が屈曲する。
右膝のレッグアップが止まる。
右足親指IP関節が底屈する。
左股関節が伸展する。
左足外側広筋が弛み左股関節の伸展が止まる。
右腕前腕部を回外し、二塁方向に右肘のアクセレーションを開始する。
左股関節を内旋する。
左足親指IP関節が底屈する。
右股関節が伸展する。
右足外側広筋が弛み右関節の伸展が止まる。
両足の膝から下が地面から浮き上がる。
伏見は、右股関節を内旋すれば、すなわちインサイドムーヴしなくても三塁に送球できる。
伏見は、左股関節を内旋(インサイドムーヴ)して腹側を一塁線に向けてしまう。
右腕前腕を回内して右肘をコックアップする。
右股関節がが内旋、右膝が屈曲する。
右膝のレッグアップが止まる。
右足親指IP関節が底屈する。
左股関節が伸展する。
左足外側広筋が弛み左股関節の伸展が止まる。
右腕前腕部を回外し、二塁方向に右肘のアクセレーションを開始する。
左股関節を内旋する。
左足親指IP関節が底屈する。
右股関節が伸展する。
右足外側広筋が弛み右関節の伸展が止まる。
両足の膝から下が地面から浮き上がる。
伏見は、一塁に送球してしまう。
一死二三塁としてしまう。
footote
用語の意味に関しては、下記記事参照