Last Updated on 2024年5月20日 by wpmaster
日本ハム対ロッテ4回戦
先発は、伊藤大海とクリストファークリソストモメルセデス
試合は、4-3で日本ハムがサヨナラ勝ち
素人さんは、SNS上では、金村尚真に勝ちが付いたことに関し、「報われた」と喜びの肥えを上げる。
リリーフ投手は、自らが打たれて同点又は逆転されたのではなく、既に同点又はビハインドの段階から登板し、追加点を許さずに3アウトを取り、その裏に自チームが得点し、逆転勝ちした場合でも勝利が付く。
しかし、打線が得点してくれなくても、すなわち、最少リードであってもリードを維持できると言う評価(解釈)が付けられるという面で、勝利数が0であるリリーフ投手が最も優れているという価値が付けられる。
すなわち、10-0で勝つ先発投手よりも1-0でも勝てる投手に価値が高く付けられるのと同じである。
故に、同点、ビハインドの場面で投げる投手よりも僅差でリードした場面から投げる投手の方が価値を高く付けられるのである。
金村尚真は、同点の場面から登板し、自らは、点を取られたわけではないが、リリーフとして投げている以上は、勝利が付かない方がリリーフ投手本人にとっては望ましいのである。
ケース打撃
6回裏一死二塁
投手メルセデス(左投げ)。打者松本剛(右投げ右打ち)
二塁走者水野
水野は、打球がバットからリリースされた後、スタートを切る。
ハーフウェイ手前まで出る。
右翼手山口(右投げ右打ち)が背側を左翼席、腹側を右翼席に向けて打球を追う。
左腕前腕部を回外して左腕小指基節骨からグラブの芯のラインを打球の落下点の後ろに入射させる。
左腕前腕部を回内して左手人差し指の付け根と左手親指基節骨で打球を挟む。
山口は、シャッフルしてインサイドムーヴをすることによって右股関節の内旋を抑えるのではなく、左足を軸に右股関節を内旋して背側を右翼席、腹側を左翼席に向ける。
右手首が掌屈し、左腕前腕部が左肩の方に入る。
右腕前腕部の回内運動(右肘を上げる)の回転半径が長く、加速距離が短くなる。
右腕前腕部を回内してグラブからボールを抜く。
左手首が掌屈し、左腕前腕部が右肩の方に入る。
左腕前腕部の回内運動、右腕前腕部の回外、回内運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。
にも、かかわらず、水野は、二塁に帰塁してしまい、その後、離塁しない。
二死二塁
投手メルセデス(左投げ)、打者万波(右投げ右打ち)
二塁走者水野
万波は、オープンスタンスで立つがゆえに、左足親指IP関節が底屈後、左足親指IP関節が伸展してしまう。右肘を上げた後、左股関節が内旋してしまう。
アウトハイ(右打者のインハイ)の投球に対し、右腕前腕部を回外する。ヘッドが頭から離れたが、右腕前腕部を回外することができたので、投球の軌道にボールの評価が球審から付けられる。
万波は、四球を与えられる。
しかし、万波は、ホームプレートを跨いだ後も加速しない。
捕手を含めた内野手と通訳がマウンドに集まる。
球審は、タイムを宣告していない。
にもかかわらず、打者走者の万波、水野はスタートを切らない。
メルセデスが再びセットを組んだ後もスタートを切らない。
フランミルレイエスのバッティング
硬球は、コルクを覆うゴムに油脂を多く塗ることによってバットの重量プラス油の重量分ゴムが荷重されるからゴムがバットを吸収する。このボールに低反発球という価値を付けている。
木製バットは、植物が、水分、油脂を産み出す分、金属バットよりも投球を吸収する。故に水分、油分を吸収する木目が詰まった部部のみが支点となる。金属は、油脂を産み出さないから支点が広くできる。
軟球は、バットの芯に当てトップハンドの人差し指の付け根でグリップを押していく、すなわちドアスイングで飛距離を伸ばしていく。
金属バットでは、バットの芯に当てトップハンドの人差し指の付け根でグリップを押していく、すなわちドアスイングで飛距離を伸ばしていく。
硬球は、回外、回内運動の回転半径を狭く加速距離を長くすることで投球の軌道をヘッドの芯に当てられなくても、支点と力点の距離を短くし、インサイドアウトスイングをすることによって、芯を長くして加速距離の長いフライボールを産む。
打球をリリースされるポイントを前にして、ボールの外側を擦ってサイクロイド回転を産み出すことによって本塁打を産む。
インサイドアウトスイングの完成度が高い選手、すなわち肩関節、股関節が前後左右に捻転しない選手は、投手が低反発球を使用しても本塁打は減らない。本塁打が増えても三振は増えない。
レイエスは、予備動作によって前腕部の深層屈筋、側副靭帯の前束、上腕部の腱板を弛緩させる回数が多い分、構え遅れての、振り遅れての三振が多かった。
しかし、ストライドの広がりが四球乞食よりも小さく、始動が遅れても必ずトップを作るので、日本ハムの選手の中でワンバウンドの空振りが最も少ない。
レイエスは、右腕前腕部を回内、左腕前腕部を回内してヘッドの角度を45°の角度で構える。
右肘はヒッチできているが、右腕前腕部を回外する。
右腕前腕部を回内、右手首をコックしてヘッドを寝かす。
右腕前腕部を回外して右肘をヒッチ、左足親指IP関節を底屈して左足親指の爪先でタップ、左股関節の内旋を抑える。
右股関節を外旋して左膝のレッグアップを止める。
左膝を屈曲したまま、左足首を底屈、左足親指IP関節を底屈して左股関節の内旋を抑える。
右股関節が三塁側席方向に引っ込む。
左足のスパイクの外側から入射する。
右腕前腕部を回外する。
左足首を背屈して左股関節の内旋を抑える。
右腕前腕部を回内後、右足親指IP関節が屈曲する。右膝が地面方向に落ちてからニーアップする。
レイエスは、投手が低反発球を使用しても高反発球を使用しても本塁打は量産できるスイングをしている。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照