Last Updated on 2024年4月15日 by wpmaster
日本ハム対楽天1回戦(エスコンフィールド)
先発は、山﨑福也とコディポンセ
試合は、2-4で日本ハムの敗戦
スティーブンスンの2度のバント失敗があかんかった。
ワンバンを空振りしたら、ランエンドヒットが仕掛けられない。
マーフィーは、投球が垂れていた。
あれじゃ、ドアスイングのバッターにスタンドに運ばれるわな
一死一二塁における併殺崩し
打者走者又は一塁走より先にアウトになった場合、二塁走者はタッグプレーとなる。
二塁塁審が一塁走者の二塁フォースドアウトを省略することが生じ得る。又は、フォースドアウトという評価を付すまでに間が生ずることが生じ得る。
併殺崩しの手段は、一塁走者が二塁ベースにドリルスライディングをしてオーバーランするだけではないのだ。
以下にそれを示そう。
A)一塁走者は、投手がセットを解く前又は解いた直後にスタートを切る。
投手が本塁に投球する又は一塁に送球する。
一二塁間の走路を膨らませて減速する。
二塁走者は、左足親指IP関節を屈曲して長母趾屈筋が弛緩させる。二塁走者が二三塁間で躓いて本塁には行けないと偽装する(実際は、バックを踏まずに済み、左膝がニーアップするので加速する)。
一塁走者が一二塁間に挟まれた後、二塁走者は、左股関節を内旋して左膝をニーアップさせ、本塁に走る。
一塁走者は、一二塁間でチャッチボールをする野手を結ぶライン上に入る。
B)一二塁間で減速せず、二塁ベースのマウンド寄りのコーナーを右足で蹴って(右股関節を内旋)ノンストップでオーバーランする。
二塁走者は、左足親指IP関節を屈曲して長母趾屈筋が弛緩させる。二塁走者が二三塁間で躓いて本塁には行けないと偽装する(実際は、バックを踏まずに済み、左膝がニーアップするので加速する)。
打球を触れた野手が投球する手の親指基節骨を二塁ベースに向けた後(フライングエルボー)(右股関節は二塁方向に内旋)、左股関節を内旋、左膝をニーアップして加速する。三塁ベースの左中間寄りのコーナーを蹴ってファウルゾーンに出る(オーバーラン)。左股関節を外旋する。
一塁走者が二三塁間に挟まれた後、二塁走者は、左股関節を内旋して本塁に走る。
一塁走者が挟まれなくても、二死を取られた後である。
よって、打者走者、一塁走者、二塁走者は、帰塁することなく本塁に走る。
一塁走者が二三塁間、打者走者が一二塁間で挟まれれば、二塁走者の本塁生還のアシストとなる。
上記に述べた併殺崩しによる得点のしかたを踏まえて試合を振り返ろう。
1回裏一死一二塁
投手ポンセ(右投げ)、打者マルティネス(右投げ右打ち)
スコアは、0-0の同点
二塁走者スティーブンスンは、投手がセットを解いた後、スタートを切る。
マルティネスが遊ゴロを打つ(ハーフバウンド)。
一塁走者松本剛がファーストバウンドゴーのスタートを切る。
遊撃村林が二塁小深田にトスする。
松本剛は、右膝を伸展、左膝を屈曲して二塁ベースの右中間寄りのコーナーを右足で蹴る(での走路の膨らみを抑える)。二三塁間。右股関節を内旋してトリルスライディングをする。
松本剛のスタートが遅れたが故に、一二塁間又は二三塁間におけるランダウンプレーに持ち込ませることができなかった。
二塁手小深田が一塁茂木に送球して6-4-3の併殺が成立する。
併殺を崩して得点をすることができなかった。
スティーブンスンのバント
3回裏一死一二塁
投手ポンセ(右投げ)、打者スティーブンスン(左投げ左打ち)
一塁走者伏見、二塁走者石井一成
スコアは、0-0の同点
スティーブンスンは、左腕前腕部を回外せずに、左腕前腕部を回内するドラッグバントを行う。
しかも、左腕前腕部を回内して左手親指基節骨で叩きながら一塁側に走る。
一塁側に走れば、ストライドが広がるから左腕前腕部の回内運動の回転半径が長く加速距離が短くなるから、打球が三塁線にも切れる。失速して捕手が触れることができる位置に打球が落ち得る。
楽天の今江は、三塁線のバントは、投手だけが打球の後ろに入り、三塁手は、打球の後ろまで前進せずに、三塁ベースに貼り付く先取点を採って逃げ切る守りの野球をする。
三塁手の浅村は、打球の後ろまで前進せず、三塁ベースに貼り付いている。
∴ドラッグバントではなくプッシュバントをしなさい。
走り打ちはするな!
右投げ右打ちの選手と同じく、トップハンドの前腕部を回内し、トップハンドの親指基節骨でグリップを叩き終えてから、一塁に向かってスタートを切りなさい。
スティーブンスンは、2ストライクを取られた後、ヒッティングをする。
私は、昨シーズンから伏見とか野村とか走るのが速くない選手が出塁している場合には、ゴロゴーではなく、ランエンドヒットのサインを出せと言ってきた。
ウェストした投球は、インサイドアウトスイングの完成度が高くないと振れないからウェストされた投球を空振りするのはいいんです。
で、スティーブンスン、この人、右足拇指球で地面を蹴って骨盤の高さまで右膝を上げる。右股関節が内旋して右膝が右股関節を跨ぐ。
エクスィビションマッチの段階から左腕前腕部を回内して左肘を上げた後、首が捕手方向に捩じれるんです。
右腕上腕部の腱板が左肩の方に突っ張り、右の体幹筋が左肩の方に捻転する。
右腕前腕部、左腕前腕部が回外運動の回転半径が長く加速距離が短いから、左腕上腕部の内旋を止めることができず、右股関節~左肩関節のラインが抜けてしまう(左肩肩甲下筋が前後に突っ張ってしまう)。
故に、ワンバウンドの空振りが多くなる。
左腕上腕部を内旋後、左肩甲下筋が前後に突っ張り、左腕前腕部の深層屈筋、側副靭帯の前束が弛まないからトップが創れない。トップが創れないから左腕上腕部の腱板が弛まない。
ストライクゾーンの投球が振れないんです。
指揮官としては、ランエンドヒットのサインが出しづらい。
スティーブンスンは、ワンバウンドの投球を振って空振り三振
マーフィーのピッチング
9回表二死走者無し
投手マーフィ(右投げ)、打者石原(右投げ右打ち)
スコアは、2-3と日本ハムの1点ビハインド
マーフィーは、プレートの一塁側に右足のスパイクの外側を沿わせる。
右股関節を内旋、左股関節を外旋してクローズドスタンスで立つ。
①左足拇指球で地面をタップする。
左股関節が内旋する。
②左足踵で地面を荷重する。
左股関節が外旋する。
③右足小指球で地面をタップする。
④右股関節を外旋する。
右足内踝が地面から離れ右足踵にウェイトがかかる。
上記の①~④の動作が無駄!!
左足内踝で地面を蹴る。
右足内踝を地面に噛ませていないから(右股関節が内旋していないから)左股関節を外旋できない。
左膝を肋骨下部まで上がってしまう。
左膝を上げれば上げるほど、右腕前腕部を回外する間が取れず、右肘が屈曲しきれないことが生じ得る(マーフィーはセットを解いた直後は右肘は伸展していない)。右手首が掌屈し得る(マーフィーは右手首が掌屈までは至っていない)。
左股関節が引っ込まず(=左股関節の外旋が縦回転にならず、左膝が一塁方向に向かって伸展せず)、前後に伸展してしまう。
右腕前腕部の回内運動の回転半径が長くなり、加速距離が短くなる。右腕前腕部を回内後、右肘が上がらない。右肘が伸展して右腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなる。
左股関節を外旋して左膝のニーアップ(=左股関節の内旋)を止める。右足踵が浮く。
右腕前腕部を回外してセットを解く。
右腕前腕部を回内する。右足踵が地面に触れる。右肘が伸展してしまう。
右腕前腕部が背面から出る直前になって右腕前腕部を回外する
右腕前腕部を回外する直前(右腕前腕部が背面から出る直前)の段階で既に右足踵が地面から離れ、右足小指球で踏ん張っている。
この段階で、右肘を右肩の高さまで上げた後、右足拇指球にウェイトがかかることが確定する。
右腕前腕部を回外後も右腕前腕部は背面から出ない)。
右腕前腕部を回内する。
両肩を結ぶラインがインバートWになる。
右腕前腕部が右肩の高さに達する。
右足拇指球にウェイトがかかる。
右腕前腕部を回外する(右肘のアクセレーションする)間が十分に作れない。
右肘をアクセレーション後、左股関節が外旋した状態で一瞬引っ込む(ストライドが縮まる)。
右足小指IPが屈曲してストライドが広がるのを防ぐ。
右腕前腕部を回外後、右手首は背屈できている。
しかし、右腕前腕部を回内(スロー)、右股関節を内旋後、左膝が左股関節の前に張り出してしまう。
右肘がギリギリオーバーハンドの位置までしか上がらない。
バックスピンが加速しない。
リリースポイントが低いから失速分は減じるが失速の開始が早まる。
石原は、右腕前腕部を回内する間ができ、右腕前腕部を回外する間ができる。左股関節が外旋して引っ込む。
右腕前腕部を回内、右股関節を内旋後、右足親指IP関節が屈曲し、バックを踏まずに済む。
右腕前腕部の回内運動の回転半径が短くなり、バックスピンの加速距離が増す。
差されてもスタンドまで打球が達する。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照