Last Updated on 2024年6月26日 by wpmaster
昨シーズン(2023)までに引き続き、今季(2024)も、外国人選手に関しては、一時に一軍登録できる人数は、5人までとされ、同一試合に出場できるのは4人までとされ、但し、同一試合に出場できる4人に関しては、全員投手とすることはできないとされた。
よって、先発ローテーション投手の一人とした場合に、降板後、直ちに抹消する投げ抹消の手続を要しないこととなった。
外国人選手の一軍登録が4人までにルールが戻されれば、バーヘイゲンを投げ抹消をさせた場合、マルティネスを抹消すれば、マルティネスは登録抹消後、3連戦2カードから3カード一軍の試合に出場させることができなくなるところであった。
しかし、昨季までのルールが踏襲されたことで、バーヘイゲンを再登録後、アリエルマルティネスを一軍登録から抹消する必要もなくなった。バーヘイゲンが登板しない試合では、アリエルマルティネスは、一軍の試合に出場できることとなったのである。
外国人選手の一軍登録に関しては、ザバラ、マーフィー、バーヘイゲン、レイエス、マルティネスが基本線で、スティーブンスンとロドリゲスは、二軍調整とする。
攻撃型基本オーダー
横に捻転しなくてもフライボールを量産できる打者は、対戦相手のバッテリーがヘッド届かないボールゾーンに投球をしてくれる。
すなわち、当該打者は、首を捕手方向に捩じりストライドを広げ、球審にボールという評価を付けてもらうことを乞う四球乞食を演じなくても、四球で出塁できるというメリットが生ずるのである。
(1)基本オーダー
(右)万波
(中)五十幡
(左)松本剛
(指)レイエス
(一)マルティネス
(二)加藤豪将
(三)清宮
(補)伏見
(遊)上川畑
(2)バーヘイゲンが先発する試合
(右)万波
(中)五十幡
(左)松本剛
(指)レイエス
(一)野村
(二)加藤豪将
(三)清宮
(捕)伏見
(遊)上川畑
ルール上、バーヘイゲンが先発する試合でも、ザバラとマーフィーの何れかをベンチから外せば、マルティネスを試合に出場させることができるが、ザバラとマーフィーは、両方ベンチに入れておきたい。
万波は、ノーステップ又はスモールステップでフライングエルボーを行い、横に捻転せずにトップを作り、スイングを行う。四球乞食をしなくても相手バッテリーから四球がもらえる。
五十幡は、先頭打者で出塁した後、二盗することにより、無死二塁とし、次の打者にバントをさせて一死三塁のケースが作れる。その次の打者以降が無安打でも得点できる。右投げ左打ちとしては、引っ張れる方であるが、フライボールを量産できる水準にまでは達していない。よって、相手バッテリーから四球をもらえない。
四球乞食を演じれば、ワンバウンドの投球に対し、左肩関節~右股関節のラインが抜けて空振りする。ストライクゾーンの投球に対してトップが作れなくなるのでスイングできなくなる。
五十幡は、走者無しのケースでは、フライボールレボリューション(インサイドアウトスイング)をする。三塁方向へのドラッグバント(当て逃げ)は、いかなる場合でもさせない。三塁方向へのプッシュバントは、走者が出塁している場合のみ行うことを認める。三塁手を三塁ベースから離れさせれば、二塁走者を本塁に還すことができる。
五十幡は、後続の走者としてオーバーランすることによって先頭の走者をアシストする犠牲の走塁(以下、犠走)ができる。すなわち、フライボールを打ったとしても、一塁ベースを蹴った後、二塁ベース近くまでオーバーランして万波の三塁進塁をアシストできる。
外野の前に打球が落ちた場合、他球団の選手であれば、シングルヒットで留まるところ、五十幡は、二塁ベースを蹴ってオーバーランすることで万波の本塁生還をアシストできる。
松本剛を三番にしたのは、重盗(ディレードスチール)、犠走、偽装スクイズ、ランエンドヒットができること、三者凡退を阻止すること、レイエスが四球で歩かされる前に得点することが要求されるという面からである。
但し、松本剛は、本盗、犠走、オーバーラン、併殺崩し、カウント3-2,3-1,3-0からのディレードスチール、2アウトからのノンストップ走塁、ゴロゴーでないディレードスチールのスタートをサボれば、試合途中でフライボールを産み出す技術が高く、これら小技がこなせる今川と交代させる。
次の試合からは、下記の打順を組む。
(左)今川
(中)五十幡
(指)レイエス
(右)万波
(一)マルティネス
(二)加藤豪将
(三)清宮
(捕)伏見
(遊)上川畑
今川は、現状では、骨盤の高さまで左膝を上げるスイング、ノーステップ、スモールステップを併用している。今川は、ノーステップ又はスモールステップでスイングしている場合には、ワンバウンドを振らない。
骨盤の高さまで左膝を上げるスイングを捨て、ノーステップ又はスモールステップに統一すれば、万波には及ばないが、フライボールを量産でき、相手投手から四球がもらえる。
今川は、走るのは特別速くないが、スタートの緩急が付けられ、スライディングの技術が高く、二盗ができる。先頭打者で出塁した後、二盗することにより、無死二塁とし、次の打者にバントをさせて一死三塁のケースが作れる。その次の打者以降が無安打でも得点できる。
五十幡は、犠走ができる。今川が二塁到達した後、三塁線にプッシュバントすれば、今川は二塁から本塁に還れる。
今川は、三塁に到達後は、偽装スクイズで本塁に還れる。重盗を用いれば本盗にも対応できる。
レイエスを三番にしたのは、万波を4番にすることで、相手バッテリーにレイエスと勝負せざるを得ない関係(状況)を創ることができるからである。
今川一番、五十幡二番のこの打線が一番強いかな。
守備優先オーダー
ケースに応じて、遊撃細川を中堅定位位置まで下げ、中堅矢澤を遊撃定位置の後ろ、外野の芝の切れ目に移動させることに関しては、[日本ハム]二遊間をどうするか[一点を守り抜くシフト]を参照。
(右)万波
(遊)細川
(三)清宮
(指)レイエス
(一)マルティネス
(左)野村
(中)矢澤
(捕)進藤
(二)郡司
清宮を三番にしたのは、犠走ができるからである。
攻撃型オーダーと比べると、打線としては弱くなることは否めない。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照
[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]