Last Updated on 2023年7月9日 by wpmaster
日本ハム対ロッテ12回戦
先発は、上沢直之と美馬学
試合は、2-3で日本ハムの敗戦
しかし、全体化して観ると悲観するような敗戦ではないだろう。
二死一塁からの攻防
打者走者を含め後続の走者は、オーバーランして進行中の先頭の走者の進行方向とは逆の塁に打球に触れた野手に送球させることによって先頭の走者の本塁生還をアシストする。
ランエンドヒット、ディレードスチールは、帰塁することなく本塁に走る。
二死を取られた後は、打者走者を含め、全ての走者は、打球に関係なく、帰塁することなく本塁に向かって走る。
又、野手が進行方向の逆の塁に送球しても、帰塁することなく本塁に向かってひたすら走る。
5回表二死一塁、投手上沢、打者藤岡(右投げ左打ち)、一塁走者藤原
藤岡は右中間中堅寄りに飛球を打つ。
右翼手万波が塀際のアンツーカーと中堅定位置の中間よりも中堅定位置寄りでワンバウンドで打球に触れる。
二塁手の石井が中堅方向に腹側、一塁線方向に背を向け、万波が右肘を上げた位置と本塁を結ぶラインの外
側(一塁線寄り)にカットに入る。
一塁走者の藤原は二塁ベースを蹴って三塁に走る。
石井は、本塁に投げずに、二塁に入った遊撃細川に送球してしまう。
細川は、二塁ベースに腹側、本塁に背を向け、送球を受ける。
打者走者藤岡は、一塁ベースを蹴って一塁ベースのアンツーカーと芝の境目まで進んだ後、一塁に帰塁している。
藤原は、三塁ベースを蹴って三塁ベースを回った後、帰塁してしまう。
二死二塁からの攻防
前進守備は、採らない。
フォアハンドシングルでグラブを持つ手の小指基節骨→親指の基節骨の順で打球を叩く。
打球に触れた走者は、進行中の先頭の走者の進行方向と逆の塁に投げない。
打球に触れた野手はノーバウンドで送球する。
打者走者を含め後続の走者は、オーバーランして進行中の先頭の走者の進行方向とは逆の塁に打球に触れた野手に送球させることによって先頭の走者の本塁生還をアシストする。
ランエンドヒット、ディレードスチールは、帰塁することなく本塁に走る。
二死を取られた後は、打者走者を含め、全ての走者は、打球に関係なく、帰塁することなく本塁に向かって走る。
又、野手が進行方向の逆の塁に送球しても、帰塁することなく本塁に向かってひたすら走る。
7回表二死二塁、投手宮西(左投手)、打者藤岡(右投げ左打ち)、二塁走者藤原
藤岡は、一二塁間を破る地を這うゴロを産む。
万波は、定位置の後ろから定位置の前までチャージをかける。
万波の本塁送球は、マウンドとホームベースのアンツーカーの中間でファーストバウンドする。
捕手のマルティネスは、右足のスパイクの外側を右打席の外側のラインに沿わせ、ハーフバウンドの角度で打球に触れる。
打者走者の藤岡は、一塁ベースを蹴って一塁ベースと芝の境目のところまで達した後、帰塁してしまう。
二塁走者の本塁生還をアシストできていない。
二塁走者の藤原は三塁ベースを蹴って三本間1/3までで進み、左腕前腕部を回外、右股関節を外旋して停止する。三塁に帰塁する。
2回表二死二塁、投手美馬(右投手)、打者五十幡(右投げ左打ち)、二塁走者細川
二死二塁からできること
偽装プッシュバント(三塁到達)、スクイズ(本塁生還)
三盗、本盗
投球の軌道にトップハンドの肩関節の内旋を合せると、ワンバウンドを空振りしストライクを振れない。
タイミングは合わないと思え!
投球の軌道に逆らって差されろ!
打者はバントしないのであれば、捻転差を作らずに引っ張って本塁打を打つスイングをする。
打者は、走者がスタートを切る投球をスルーする義務は生じない。
本塁打を打ってくれて構わない。
打者がゴロを打ってしまい、打者走者を含め全ての走者がオーバーランしたにも関わらず、打者走者が先頭の走者より先にアウトになってしまって攻撃が終了したらそれまでであると指揮官は腹を括らなければならない。
捕手は、盗塁を仕掛けられれば、スクワット運動をする。スクワット運動をしなくても投球肘を回外する。側副靭帯、深層屈筋が損耗する。回内すると腱板が損傷する。
盗塁の成功失敗に関係なく、走者が実際に走るのと偽走に留めるのとでは、捕手の肉体の損耗という面では大違い。
1~3球目、細川は、二次リードを取った後、捕手が投手に返球後、帰塁してしまう。
三盗、本盗を仕掛けない。
総合
先発投手は、全球投球肘を上げて投球動作を行えば、労働力商品である腱板、側副靭帯、深層屈筋を再生産して投球を反復することができなくなる。
手抜きした投球をシングルヒット及び長打されるのはやむを得ない。
前者(二死一塁のケース)は、打者走者及び一塁走者のボーンヘッドにより、ロッテの側が3安打で一点を取る各駅停車の野球をしてくれた。
後者(二死二塁のケース)は、打者走者及び一塁走者のボーンヘッドと、万波にしては送球が不出来であるが、万波の本塁送球によってロッテに三安打で1点を取る各駅停車の野球をさせることに成功した。
ロッテの選手は、断じて隙を生じさせない野球をしているのではない。
ロッテの選手は、相手の隙を突く野球をしているわけでもない。
ロッテに限らず、現状、私が毎回枠で囲っている文章で指摘していることを完璧に実行できているチームは12球団中一つも存在していない。
日ハムファンは、ロッテの監督をしている吉井、戦略コーチをしている金子誠を『吉井がぁ~」「金子誠がぁ~」と言って恐れているが、吉井も金子誠も三塁コーチの大塚明も大したことはないのである。
日本ハム打線は3回以降、三者凡退で一人も出塁することができなかった。
カット打ちをして投手に球数を投げさせて肉体を損耗させても、ヘバった投手から連打してもインサイドアウトスイングの水準が上がるどころから劣化する。
全員、トップハンドの前腕部を回外した後、トップハンドの基節骨がネットに掠るか否かの位置までネット際に腹側を接近させて素振りの量を増やすことだ。
万波は、78試合を終えた現在、現在15本塁打
最低でも鈴木誠也の38本を抜いて本塁打王を獲れ!
本塁打は、安打に加算されるから、39本打てば打率も3割(現在.263)ジャスト前後にはなるだろう。
打点も90を超えるだろう。
ドアアスイングの打者がミットに収まるまで投球の軌道を追いストライドを広げるようなことをしなくとも、相手のバッテリーの方から来季は四球を一シーズン100個プレセントしてくれるだろう。
三者凡退、完全試合が減るのである。
相手には3安打以上させて初めて1点を取ることができる野球をさせる。こちらは、一人出塁したら無安打で得点する。
水平方向に捻転せず、投球肘をオーバーハンドの高さに上げられる投手からは連打が奪えない。
連打が奪えない投手から得点できるのである。
私が毎回書いている守備の基本、走塁の基本を実行すれば、リーグ優勝の常連になれるのである。
連打を奪えない投手からは、シングルヒットしか打てない打者を集めたチームは得点できないが、本塁打を打てる打者は、一振りで得点ができるのである。
脚注
用語の意味に関しては下記記事参照