Last Updated on 2023年7月4日 by wpmaster
交流戦終了直前、日本ハムファイターズと中日ドラゴンズとの間で2対2のトレードが成立しました。
そこで、早ければ、リーグ再開直後~トレード期限内、そうでなければ今シーズンオフにでも成立し得るトレードについて予想してみたいと思います。
私が予想するのは、小園海斗(広島東洋カープ)⇔砂川リチャード(ソフトバンクホークス)
トレードに出された山本拓実は、高卒でプロ入りし、プロ6年目の投手です。
小園海斗は、高卒でプロ入りしてプロ5年目の内野手です。
広島では、過去長谷川昌幸(高卒)、福井優也(大卒)がドラフト1位入団でありながら他球団に放出されています。
また、原辰徳から大田泰示(巨人高校生ドラフト1位)を交換相手に安部友裕(広島高校生ドラフト1位)の獲得が打診されたのは、2014年シーズン中のことです。
当時、大田泰示、安部友裕は、共に高卒7年目
カープファンから見た小園の現在位置
カープファンは、投球の軌道を捕手のミットに収まるまで追いかけ、ストライドを広げて四球をもぎ取り、ファウルで粘って投手に球数を投げさせ、走り打ちで出塁することを好みます。.270 12本塁打55打点の選手がおっつけて逆方向に打ちシングルヒットでつなぐビッグベイスボールを好みます。
のび太がジャイアンに勝った的な結果に至福の喜びを感じる人たちです。
小園も鈴木誠也に関しても、俊足好打の中距離打者というマスゴミの寸評に洗脳されたカープファンは、大いに喜びました。
しかし、現実には、小園も鈴木誠也も「のび太」ではなく「ジャイアン」だった。更には、田村俊介というジャイアンが新たに入団してきた。
カープファンの主たる論者は、ヘッドハンティングを行う巨人資本を敵視し、育成のカープを好きだといった手前、カープファンの主たる論者は、小園、鈴木誠也の起用を表向き訴えます。松山、長野、會澤のスタメン起用を痛切に批判します。
表向き矢野より小園と言います。彼の信者たちもそれに追従します。田村の存在にはシカトします。
しかし、カープファンは、表向き小園の起用を訴えるファンも含め、労働者階級、ブルジョア階級を問わず、若手を起用するよりも田中広輔、菊池涼介、西川龍馬、秋山翔吾、坂倉、松山竜平、堂林、會澤翼というお馴染みのベテランがスタメンで出場し続けることを現在でも好みます。
昨シーズン広島東洋カープは、三塁坂倉、リーグ最少の26盗塁、4人出塁して1点を取る野球を行い、佐々岡、河田、東出、朝山はファンから非難の的にされました。
4年連続Bクラスの広島東洋カープの松田元は、任期中であるにも関わらず、佐々岡を解任し、新井貴浩を氏就任させました。
監督を交代させることによって、カープファンの多くは、ベテラン重用、4人出塁して1点を取る野球を行ってきた佐々岡野球が解消され、機動力野球が復活するものと期待しました。
しかし、監督が新井に変わっても佐々岡野球と何ら変わるところは生じなかった。それどころかベテラン重用に拍車がかかった。
信者の方々は、「こんなはずじゃなかった」という焦りといら立ちが生じます。
カープファンを引っ張る論者は、必死になって新井が監督になって変わったことを見つけるが見つからない。
新井が監督になって変わったことをフィクションしてブログに書き込み、矢野の守備を絶賛します。矢野と小園がライバル関係にあると信者の方々を煽ります。
松山の粗を覆い隠すことに必死になります。
更に、「小園は一番打者として育てるために二軍に落とした」とし、小園の二軍降格を正当化します。
情弱白痴の他のカープファンを洗脳し、佐々岡カープから何も変わっていないことを信者たちに感づかれることを防ぐことに成功します。
対戦相手から見た広島東洋カープにおける小園の立ち位置
借金を背負わさせておらず、一生遊んで暮らせる金が留保できた元プロ野球選手は、プロ野球の監督は引き受けません。
どの監督にも人間の好き嫌いは生じます。
しかし、監督自身も自分の生活がかかっているので、同じポジションで道徳的には好きだが実力が劣る選手と道徳的に嫌いだが実力が上の選手がいた場合、後者を使います。
レギュラーの選手は、監督によって出場試合数が変わってくるであろう選手と現役プロ野球選手及びプロ野球経験者の誰が評価を付けてもレギュラーとして使われる選手に分けられます。
いずれにせよ、レギュラー選手は、キャンプ、オープン戦では、肉体を試合でプレーできる状態まで再生産することしておくことに重点を置きますので、ギアは上げません。
トップハンドの前腕部の肘をアクセレーションさせません。
プロ野球の監督、コーチは、過去の野球の動きと開幕前現在まで肉体の再生産ができているか否かに基づいてシーズン前に各選手にどれだけの打席数を与えるかを決めます。レギュラー開幕後の一軍昇格及び一軍での打席数の増減に関しては、2軍での成績によって決めるのではなく試合前の肉体の再生産です。
相対的な面では体に接近してくる投球を避けられる程度に動けているかを確認するだけで、他の選手との関係ではない、個人練習におけるその選手だけの走攻守の野球の動きの絶対的なレベルアップの有無によって一軍昇格の有無及び打席数の増減が決まります。
例えば、ドラフト1位で獲ったプロ一年目の選手であれば、登録抹消選手が再登録できるまでの期間の6試合20打席与えて試用し、手応えを感じ取ることができれば2年目以降、100打席、200打席、400打席と与える打席数を増やしていきます。
小園は、2年連続規定打席に到達するまでの打席数を与えれられてきましたが、プロ5年目の今シーズン開幕までにテストとして与えられた打席数は、6試合20打席前後に減らされてしまいます。振り出しに戻されてしまいます。
ドラフト1位で契約した高卒5年目の選手にとっては、二軍は育成の場ではありません。確実に出世コースから外れたということです。
小園の現在の立ち位置についていえば、田中広輔、矢野が離脱した場合に、欠員補助として一軍に呼ばれるだけです。
小園は、戦力として構想外とされたとみて100%間違いありません。
小園の場合、現役プロ野球選手及びプロ野球経験者の誰が評価を付けてもレギュラーとして使われる選手です。
現役プロ野球選手及びプロ野球経験者の全てにとって、田中広輔、矢野雅哉両選手は、小園の打席数を20前後にまで削減してまで使いたいと感じさせることができる選手かというとそうではありません。
広島東洋カープの松田元は、会社に出資しておらず使用人にすぎない名目上の球団オーナーとは異なり、50%超を会社に出資している同族株主です。
決算後にロスチャイルドの手先から説教は受けますが、名目上の球団オーナーよりは、現場に介入することができます。
構想外という評価を付けたのは、松田元であると断言できます。
広島ファンの間では監督コーチを批判することはOKですが、松田元のことを批判するのはタブーとされています。
松田元は、野球そのものは好きではないのでしょう。
経営者のノルマは、ロスチャイルドに利潤を産み出すことですから、野球を好きである必要も生じません。
松田元は、利潤を産んでくれる、コストパフォーマンスの悪くない.270 12本塁打、55打点、10盗塁の選手を好みます。
水面下で選手の年俸に付ける価値を高く提示してヘッドハンティングを提示する巨人資本を敵として宣伝します。で、実際には、巨人の関係者とは対立しておらず、ロスチャイルドの使いっぱとして手を取り合っている。
メジャーリーグの球団よりも高い年俸を支払って獲得した黒田博樹をメジャー球団の1/4で獲得したとし、阪神よりも高い年俸を支払った新井貴浩に関しては、阪神の1/5の年俸で獲得したと宣伝し、安い栄養費で滅私奉公をすることが大切であると説きます。
企業の資金調達手段は、株式からの資金調達(自己資本)だけでなく、他人資本による資金調達があることは、商業高校に通う暴走族でも知っていることです。
しかし、情報弱者であるカープファンは、4年制大学を卒業していても、「広島東洋カープは親会社を持たないから資金調達には限界がある。だから選手に高い年俸を支払うことができない」というハジメのセリフに洗脳されます。
カープファンの好む選手は、ハジメの好みと一致します。
ライナーバックの失敗に関しては、プロアマ問わず指揮官の内、99%は激怒します。特に広島東洋カープは、つなぐ野球に背反するので、ライナーバックの失敗には厳しい。カープファンもライナーバックの失敗には厳しい。
youtuberの髙橋慶彦もアクセス数が収益とリンクするので、カープファンが嫌うことは言えない。
マツダスタジアムに広告を掲出しているスポンサーや絶好のカモであるニワカファン、広島在住のオールドファンは、野球技術の巧拙はわかりません。
「監督が代われば行う野球が変わる、使われる選手が変わる」というセリフは、レギュラーとして使われてきた選手を干すことの大義名分として成立します。
だから、ハジメは、任期途中の佐々岡を解任して新井貴浩を新監督に就任させた。
ダヴィドスンが日本人選手の資格を得るまで広島と契約し続けると考えることは現実的ではない。
広島のウィークポイントは、右投げ右打ちの長打を打てる内野手及び外野手です。
その候補として浮かび上がってくるのが砂川リチャードということです。
トレードを打診した側は、トレードを持ちかけられた側から要求した選手よりも実績が上の選手を要求されます。
小園を交換要員にして、松田元は、他球団の資本に対し、向こう3シーズンを期限にトレードを打診しているものとみてほぼ間違いありません。
王会長は、松田元との経済関係上の競争に負けて小園の獲得を逃しています。
カープファンは、小園をカープから追い出したいというのが本音だろう。
小園がトレードに出されれば、小園を一番打者に育てなければならないと考える自分と田中広輔の復活を望むもう一人の自分との葛藤から解放されるからである。