[目から鱗]素人が問題提起できない野球の動き

Last Updated on 2023年7月23日 by wpmaster

日本ハム楽天10回戦

先発は、伊藤大海と藤平尚真

試合は、3-4と日本ハムが逆転負けします。

伊藤大海のピッチング

投手の交代期

投手がワンバウンドさせると言うことは、投球肩の腱板が突っ張って擦り切れて凹んでいるということです。

ワンバウンドを頻発するということは、続投するレベルにまで投球肩の腱板を再生産できていないということです。

右投げ左打ちの選手は、引手である右手が投球腕です。泳いでも右腕前腕部を回内、右腕前腕部を回外して投球を掃って順方向(右方向)に飛球を打つことができます。右手で投球を掃っている場合は、投手を交代させる必要は生じません。

伊藤は、先発登板を重ねる毎にテイクバックを小さくしています。右腕前腕部の回内後に腱板にかかる負荷を軽減させています。

スクエアスタンスでセットし、テイクバックは、右腕前腕部の小指側のみ背中から出ます。右腕前腕部の親指側は背中からは出ません。

二段モーションで左膝をニーアップした後、首が三塁側に捩じれます。
左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。

但し、テイクバックは、右腕前腕部の小指側のみ背中から出ます。右腕前腕部の親指側は背中からは出ません。
右腕前腕部を回外してセットを解けば、右股関節は外旋できます。二段モーションを止めれば、もっとテイクバックを小さくできるということです。

クローズドスタンスで投げる場合には、左肩を右肩の方に入れず、すなわち捻転させずにニュートラルポジション(骨盤と両肩を結ぶラインが平行)を作っています。
テイクバックは、右腕前腕部の小指側のみ背中から出ます。右腕前腕部の親指側は背中からは出ません。

右投手は、右腕前腕部を回外(セットを解く、右腕前腕部を右肩の高さに上げる前、右肘のアクセレーション、フォロースルー)することによって、右肩の腱板を弛緩させ、続投できるレベルにまで腱板を回復させます。

右腕前腕部を回内(テイクバック、右肘を肩の高さまで上げる、右肘を肩より上の高さに上げる=右腕前腕部は右肘の上で立つ、リリース)することによって、右肘側副靭帯の前束を弛緩させ、側副靭帯を続投できるレベルにまで回復させます。

伊藤は、右肘を右肩の高さに上げた後、右腕前腕部を回外し、両手首を結ぶラインがW字になります(スタンダードW)。

安全パイには、右肘をアクセレーションさせずに、右肘側副靭帯にかかる負荷を軽減させています。

リリース後、腱板が擦り切れて投球をワンバウンドさせた後、テイクバックを抑えているので、右肩の腱板を続投レベルに再生産できています。

ワンバウンドの投球は、26球目、51球目、70球目、102球目と間隔が空いています。
7回終了の段階で111球中、トータル4球と交代させるレベルにまでは達していません。

7イニングス目に順方向に打たれたのは、右投げの左打者(小深田)で、泳いで打たれています。引っ張られてはいません。

水野達稀の2失策

4回裏、遊撃に入った水野は、ショートバウンドの打球に対し、両腕の前腕部を回外して背骨の方に両手首を引きます。打球を前に弾きます。

右手親指の爪の右裏の爪の裏でボールを押して右肘を上げます。
左肘、左肩が右肩の方に入ります。

左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。
平たく言うと、送球の失速が大きく、弱い送球しかできません。

7回裏、水野は、ショートバウンドの打球に対し、フォアハンドシングルでグラブを出し、左腕前腕部を回外し、左手小指基節骨を打球に入射し、チョップします。

しかし、右股関節を内旋してチャージしすぎてタイミングに誤差が生じ、左手首の掌側に打球が当たります。
右腕前腕部を回外して右手小指基節骨でチョップしますが、空振りします。

左腕前腕部、右腕前腕部の使い方が非常に素晴らしい。

プロは雑に速くが重要
皮肉じゃないです。

内外野間の飛球

守備の基本

野手は、前進守備を敷かない。

野手は、打者がトップハンドの肘をヒッチする又は投手寄りの足をタップした後、左腕前腕部を回外、右股関節を外旋する。

野手は、打者がフライングエルボーの後、左足内踝を右足の内踝に又は右足内踝を左足内踝にぶつけてスタートを切る(拇指球で地面を後ろに蹴らない)。

打球はフォアハンドシングル(グラブを持つ手の前腕部を回外)で叩くのが基本

グラブを持つ手の回外するときの回転軸は投球肩側の足(回転軸となる足の股関節は外旋し、引っ込める)

内外野の間の飛球[守備]

打者がフライングエルボーの後、引手の肘が落ちない場合、外野手の守備範囲

内野手が半身で落下点の後ろまでバックすればフォアハンドシングルで打球を叩けます。

外野手は、落下点の後ろまで前進すれば、フォアハンドシングルで打球を叩けます。

背走するよりも、落下点の後ろまで前進する方が速く走れるからです。送球のトップを作る間が長く取れるからです。三塁に走者が進塁意している場合は、背走すると三塁走者が帰塁する間が生じます

8回裏無死走者なし、投手伊藤、打者フランコ(右打ち)

フランコは、構えたとき頸反射していません。
伊藤が右腕前腕部を回内(テイクバック)し始めた後、右腕前腕部を回外、右肘をヒッチし、左足拇指球で地面をタップします(スモールステップします。

右腕前腕部の回外を完結する間が作れません。
左腕前腕部が回外した状態で左肘が右肩の方に入ります。
右肘が上がらず、左肘が落ちません。

左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。

フランコは投球に差されます。

フランコが産み出した飛球は、ジャンプすれば内野手が触れられるライナーではないですが、ドーム球場であれば天井にぶつかり得る角度ではありません。

遊撃上川畑は、フォハンドシングルでグラブを出します。

左翼矢澤は、落下点の後ろではなく、落下点まで前進してしまいます。バックハンドシングルでグラブを出します。

遊撃上川畑は、チャージしてきた矢澤を避け、矢澤と上川畑の間に打球が落ちます。

攻撃面の検証

1回表二死一三塁、一塁走者の加藤豪将は、藤平がセットを解いた後、シャッフルして二次リードを進め二塁ベースとの距離を詰めた後、停止する。

捕手太田光が右腕前腕部を回内(リリース)した後、三塁走者野村がスタートを切る。

遊撃手の山﨑剛が二塁ベースの前で送球を受け、本塁に送球する。

重盗が成功する。

一死一二塁でしてはならないこと[守備編]

遊撃手、三塁手は、二塁走者の前に守る

先行する走者の進行方向と逆の塁に投げる。

三塁ベースをガラ空きにすること

一死一二塁で走者がすること

打者走者は、フェアゾーンをオーバーランする

一塁走者は、二次リードを進め、二塁ベースとの距離を詰める。

一塁走者は、左股関節を外旋、右股関節を内旋して左足でベースを蹴り、オーバーランする。

打者走者、一塁走者は犠牲になって二塁走者のアシストをする。

二回表一死一二塁、遊撃手山﨑剛、三塁手フランコは、二三塁間ライン、走路の後ろに守る。

三塁手フランコは、三塁ベースを囲むアンツーカーから遊撃方向に出る。

浅村は、一二塁間の走路の後ろに守る。

マルティネスは、右腕前腕部を回内(スイング)後、ヘッドが下がる。

右腕前腕部を回外、右手首を背屈してヘッドアップし、遊ゴロを打つ。

遊撃山﨑剛は、二塁に投げてくれた。

二塁走者の矢澤は三塁に走る。
三塁手フランコが三塁ベースに走る。

松本剛は、ラインの内側に入って二次リードを取り、ハーフウェイより二塁ベース寄りまで距離を詰めている。

しかし、走路を右中間寄りに変更し、ラインの外側に出て二塁ベースに入った二塁手浅村の一塁送球を助けてしまう。

マルティネスは、ファウルゾーンをオーバーランする。

一死二塁からできること

打者走者はフェアゾーンをオーバーランする

一次リードからラインの内側に入り、投手がセットを解く前にニーアップする投手の場合、セットを解く前にスタートを切る。

二塁走者は、ラインの外側から一次リードを取り、ラインの内側に入って二次リードを進め、三塁との距離を詰める。

二塁走者は投手の腱板が凹んだら、スタートを切る

打者がワンバウンドを空振りしたら帰塁する。
打者がワンバウンドを振らなければ帰塁しない。

三塁ベースは、左股関節を外旋、右股関節を内旋し、左足でベースを蹴ってオーバーランする。
右足でベースを蹴る場合は、右股関節を内旋してドリルスライディングをする。

ゴロであろうと飛球であろうとライナーであろうと帰塁せずに前進する。

野手が二塁に投げても帰塁しない。

捕手が投手に返球しても帰塁しない。

三盗

フォースボーク(三塁進塁前、三塁進塁後)

三塁進塁後、捕手が投手に返球する間に本盗をする。

5回表一死一塁、藤平は投球をワンバウンドさせる。

一塁走者野村は、左股関節を外旋、右股関節を内旋して二塁ベースをオーバーランする。

一死二塁、藤平が投球をワンバウンドさせる。

野村は、右股関節を外旋、右膝を伸展、左股関節を内旋、屈曲してスライディングする。右足で三塁ベースを蹴った後、右股関節を内旋し、ドリルスライディングをする。

一死三塁、一塁手鈴木大地、二塁手浅村、遊撃手山﨑剛は、走路の前に守る。
三塁フランコは走路の後ろに守る。

万波は、左足でスモールステップする。捻転差が生じない。

右肘を上げた後、左肘が落ちるが、落差は小さい。

野村は、ラインの内側で二次リードを取り、左腕前腕部を回外、右股関節を外旋し右膝を伸展、右股関節を引っ込める。

右腕前腕部を回内後(スイング)、ヘッドが下がる。

野村は、2歩シャッフルする。

万波は、右腕前腕部を回外、右手首を背屈してヘッドアップしてしまう。

ハーフバウンド寄りのゴロを産む。
二塁手浅村が一塁に向かう。

一塁の鈴木大地は、ショートバウンドのところで両腕前腕部を回外し、両手首を背骨の方に引いて捕球する。

腹側を二塁方向、背側を一塁線に向け、右股関節を外旋する。一塁方向に2回サイドステップする。

首が右肩の方に捩じれる。左肘が右肩の方に入る。

左腕上腕部、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。
ベースを踏んだ後、本塁に投げても失速が大きくなる。

三塁走者の野村は、シャッフルしながら二次リードを取ったが帰塁してしまう。

二死三塁打者矢澤、初球、藤平はワンバンドさせる。

審判が太田光からボールを取り上げる。
二塁走者の野村は帰塁させられる。

その後も本盗は仕掛けない。

フルカウントから矢澤は、二塁方向にライナーを打つ。

野村は帰塁せずに本塁に向かう。

日本ハム打線は、2回以降、得点することができなかった。

脚注

用語の意味に関しては下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA