Last Updated on 2023年4月27日 by wpmaster
日本ハム対オリックス5回戦
先発は、鈴木健矢と田嶋大樹
日本ハムは、鈴木健矢が5回無失点、マルティネス1号2ラン、万波4打点で6-3と勝利しました。
ここで無邪気に喜んでしまうおまいらと俺様は違います。
今回も重箱の隅を突きます。
何だと思う?
堀が3連発を浴びたことじゃないよ。
そんなこと、女子供でも言えるから。
鈴木健矢の送球エラー?
それも違います。
ヒントは、赤い帽子を被ったチームのファンであれば、一部の例外を除き、酔いしれてしまうプレーだよ。
無死一二塁でこれをやるチームは弱いチーム[守備編]
4回表無死二塁、投手鈴木健矢(右投手)、打者は、杉本(右打者)
状況は、フォースドではありません。
一塁ベースに投げずに三塁に投げるか又は二塁ベースに投げてランダウンプレーに持ち込むのが基本です。
内野は全員走者の後ろに守っています。
併殺シフトは敷いていません。
これでOKです。
森友哉は、杉本が右腕前腕部を回外した後、トップが完成する前にスタートを切ります。
杉本は、インコースベルトの高さのフォーシームに差されてバットが折れます。打球が死にます。
一二塁間、二塁ベース寄りのゴロを産みます。
三塁ベースの外野寄りのラインよりも後ろ、三塁ベースを囲むアンツーカーの遊撃寄りのラインと芝の境目上に守っていた三塁手のアルカンタラは、三塁に走ります。
二塁ベースには二塁手の奈良間が入り、遊撃の上川畑がベースカヴァーに入ります。
鈴木健矢は、フォアハンドシングルで捕球します。
右手親指の爪の裏でボールを押してボールをグラブから抜き取ります。
左肘が右肩の方に入ります。
右手親指の外側を三塁ベースに向け、右肘をコックアップします。
左足のスパイクの外側を三塁方向に入射させます。
右股関節を2回バックステップして右手親指の外側を二塁ベースに向けて右肘をコックアップします。
左肘が右肩の方に入ります。
左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなります。
森友哉は、右膝を伸展、左膝を屈曲して二塁に滑ります。
送球は、二塁ベースの三塁寄りのコーナーの手前でワンバウンドします。
奈良間は左足のスパイクの外側で二塁ベースを蹴ります。
奈良間はボールを落球し、ボールを拾います。
アルカンタラが三塁ベースに入っているので森はオーバーランせずに停止します。
審判が奈良間からボールを取り上げます。
4回表無死一二塁、投手は、鈴木健矢(右投手)、打者は紅林(右打者)
一塁走者は、杉本、二塁走者は森友哉です。
状況は、一塁走者、二塁走者ともフォースドです。
ゴロを産めば進塁義務が生じます。
三塁ベースがガラ空きになれば二塁走者は三塁ベースをオーバーランして本塁に走ります。
打球に触れた野手が二塁に送球すれば、送球が二塁ベースに達した後には三塁ベース近くに進塁してしまいます。
一死一三塁又は二三塁が生ずれば、安打が産み出されなくても、投ゴロ以外のゴロ、飛球で得点できます。
後続の走者が犠牲になって先行する走者の本盗をアシストできます。
二死三塁が生ずれば、ホームスチール、フォースボークが生じ得ます。二死三塁が生ずれば、どのような打球を産み出しても三塁走者は帰塁不要でスタートが切れます。
フォアハンドシングルでグラブを持つ手の小指基節骨で打球を叩き、ベアハンドキャッチして走塁のトップを作る。
三塁に送球して二塁走者の三塁進塁を絶対に阻止するのが基本です。
しかも、投手は、サイドハンド寄りのスリークォーター、アンダーハンドで投げる鈴木健矢で、捻転差が大きい。
全ての走者はセットを解いた後にスタートが切れます。
アルカンタラは、二塁と三塁を結ぶラインの後ろ、二塁走者の後ろ、三塁ベースから三足分離れたところに守ります。
奈良間は一塁走者杉本の後ろ、上川畑は二塁走者森友哉の後ろに守ります。
併殺シフトは敷きません。
これでOKです。
森友哉は、一次リード、二次リードをラインの内側に入って行います。
紅林は、アウトハイの投球に対し、右腕上腕部の内旋(スイング)後、ヘッドが下がります。右腕前腕部を回外、右手首を背屈してヘッドアップします。
プレートの三塁側寄りの端の横を抜けるか否かのゴロを産みます。
鈴木健矢は、フォアハンドシングルで打球を叩きます。
左腕前腕部を回内して左手親指と左手人差し指の付け根でボールをつまみます。
右手親指の爪の裏でボールを押してボールをグラブから抜き取ります。
左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなります。
鈴木健矢は、二塁に送球してしまいます。
奈良間が二塁に入ります。
奈良間が一塁に転送します。
森友哉が三塁に進塁してしまいます。
脚注
用語の意味に関しては下記記事参照