Last Updated on 2023年4月24日 by wpmaster
日本ハム対楽天6回戦
先発は上原健太と岸孝之
先発上原は3失点、6つのアウトを取ったのみで降板します。上原の後を投げた投手の内、メネズ、河野が無失点に抑え、7回表に日本ハムは同点に追いつきます。しかし、玉井が辰己に2塁打を打たれ3-4で敗戦します。
日本ハムは、試合でプレーできない水準の故障者が11名生じています。
選手個々の投球動作、打撃のスイング、走り方は、他球団の選手も大したことがありません。試合に出られている日本ハムの選手よりも優れているわけではありません。
それれでは、、日本ハムの選手と他球団の選手の勝敗の差が生じている原因は何でしょう?
それは、他球団の選手の一部が日本ハムの選手の弱い部分を突くことができ、日本ハムの選手が相手の弱い部分を突けていないからです。
現在、試合に出られる水準の故障者だけで戦っていかざるを得ません。
選手にとって最高のコーチは選手自身です。
現在、試合に出られる選手が総合的にレベルアップするしか手段はありません。現在試合に出られる選手がレベルアップすることによって、試合に出られないレベルにまで故障した選手が復帰後、チームは強くなります。
Contents
上原健太のセットポジション
上原健太は、グラブを胸の高さにセットします。
グラブの高さはこれでOKです。
首は左肩の方に捩じりません。これはOKです。
首を走者の方に向けた場合も首を一塁走者又は二塁走者の方に向けたまま右足で地面をタップせず、セットを解かず、首をバックネット方向に戻してから右足をタップし、セットを解いていています
これはOKです。
グラブは背骨の左側にセットしている。
右腕前腕部は回外しているが、回外運動の加速距離が短いので、右肘が落ちていません。
右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回転半径が長く、加速距離が短くなります。
上原は、左股関節を内旋して左足のスパイクの内側でエッジをかけています
これはOKです。
プレートの三塁側に左足踵のみを沿わせ、左足、右足共オープンスタンスにしています
右足拇指球で地面をタップした後、グラブ、右肘、右肩が左肩の方に入ります
右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回転半径が長く、加速距離が短くなります。
右股関節は外旋、右足前脛骨筋が回内(外反)できているが、右足前脛骨筋が左膝を跨ぎます。
ヒップファーストが極端になります。
一塁に送球するにしても本塁に投球にするにしても右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回転半径が長く、加速距離が短くなることの装置となっています。
2回裏には、山﨑剛にセットを解く前にスタートを切られて二盗を成功させられています。
打者に前足で地面をタップする間又はトップハンドの肘をヒッチする間を与えています。
左腕前腕部を回内後、左腕前腕部の回内を両股関節を結ぶラインの手前で止め、左腕前腕部を回外しています(スタンダードW)。・・・ここはOKです。
左腕前腕部を回内して左肘を上げ、左腕前腕部を左肘の高さまで上げた後、左腕前腕部を回外します(スタンダードW)。・・・ここはOKです。
左腕前腕部を回内して左肘の上で左腕前腕部を回内します。
打者は、フライングエルボーをする間が長く取れませんが、前足で地面をタップする間又はトップハンドの肘をヒッチする間が作れているので、辛うじてトップハンドの前腕部を回外してトップを作る間ができます。
投球に差されることができます。ポテンヒットが産まれます。
玉井大翔のセットポジション
玉井は、右股関節を内旋して右足のスパイクの内側でエッジをかけます。
ここはOKです。
プレートの三塁側にスパイクの外側を沿わせています。
これもOKです。
左足の拇指球から爪先を右足の爪先からはみ出してクローズドスタンスでセットします。
これは、下記の要件付きでOKです。
- 右肘と左肘の上下関係を右肘上がりの直線にする。
- 左股関節を外旋し両股関節の間隔を狭める。
- 骨盤の左右を結ぶラインと両肘を結ぶラインを平行にする(ニュートラルポジション)
玉井は、グラブを胸の高さにセットします。グラブの高さはOKです。
首を走者の方に向けた場合も首を三塁走者又は二塁走者(今回は二塁走者のみ)の方に向けたまま右足で地面をタップせず、セットを解かず、首をバックネット方向に戻してから左足をタップし、セットを解いています。
これはOKです。
玉井は、グラブを背骨の右側にセットします。
左腕前腕部を回外していますが、左肘の落差が小さく上半身と下半身に捻転差が生じます。
左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。
これが良くありません。
投手は、左股関節の回転半径が狭く加速距離が長ければ、左足首を真下に底屈できます。左足首の外側から入射でき、左股関節が後ろに引っ込みます。左足首が背屈します。
玉井は、クローズドスタンス(インステップ)が大きいので左股関節の外旋運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。
これも左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなることの装置となります。
右腕前腕部の回内後、右腕前腕部の回内を両股関節を結ぶライン上で止め、右腕前腕部を回外します。
ここはOKです。
しかし、左股関節の外旋運動の回転半径が長く加速距離が短いので、右腕前腕部を回外後、右腕前腕部を回内して右肘を上げ、右腕前腕部を右肘の高さを通過させ、右肘の上で回内させる間が作れません。
右腕前腕部を回外する間が作れないので、右肘が加速しません。
右腕前腕部の回内(リリース)運動の加速距離が短くなり、右肘がスリークォーターの高さまでしか上がりません。
右肩の腱板が横に突っ張ります。
バックスピンが減じます。
捻転差を作らずに本塁打が量産できることのメリットは、既に一人走者を出しているケースで活きる
その最初に出塁した走者が走るのが遅い選手であっても、前膝を高く上げ捻転差を作る投手であれば、セットを解く前又は解いた後にスタートを切ることができます。
スモールステップで捻転差を作らない投手の場合、ディレードスチールとオーバーランの手段が使えます。
しかし、投手が低目に投げてこなければ、成功するのが難しくなります。
捻転差を作らない打者は、トップハンドの前腕部を回外してトップを作ることにより、トップハンドの上腕部の内旋運動(フライングエルボー)にブレーキをかけることができます。ワンバウンドは振りません。
踏み込まずにトップハンドの前腕部を回外してトップを作るので引手の上腕部の内旋運動、トップハンドの前腕部の回外運動の回転半径が短く加速距離が長くなります。
アウトローのコーナーギリギリの投球に対し、トップハンドの前腕部を回内してヘッドを投球の下に入れることができます。カチ上げフライボールを上げ、且つ引っ張ることができます。
捻転差を作らずに本塁打を量産できる走者に対しては、特にフォースドの状態でないケースにおいて、投手はヘッドが届かないコースにノーバウンドでピッチドアウトして四球で歩かせます。
現在は、申告四球の制度を活用して四球で歩かせることができます。
アウトカウントに関係なく走者が二人以上出塁した後、後続の走者(一塁走者)は、ワンウェイリード&二次リードで二塁との距離を詰め、先行する走者(二塁走者及び三塁走者)の犠牲にさせます。
後続の走者は石ころ、女と同じです。捨て駒です。雑に扱っていいんです。
右投手が三塁走者又は二塁走者、左打者が三塁走者又は二塁走者の方に首を捩じったまま、前足を上げたりセットを解く投手に対しては、捻転差を作らずに本塁打を量産できる打者は安打が打てる確率が高まります。
しかし、捻転差を作って打つ打者は、捻転差を作って投げる投手に負けます。
右投手が三塁走者又は二塁走者、左打者が三塁走者又は二塁走者の方に首を捩じったまま、前足を上げず、セットを解かず、首をバックネット方向に戻してからセットを解き、前足をタップする投手に対しては捻転差を作らない打者も捻転差を作る打者も負けます。
後続の走者を守り、リードに制約をかけ、打者の安打を待つ監督は、バ監督です。
安全パイには申告四球を使わない
なんJ民は、チビ男が多いのでしょう。
前膝を高く上げ、捻転差を作り、ストライドを広げれば、四球が取れ、飛距離を産むことができると信じて疑いません。
デメリットは理解していません。
だから、首を捕手方向に捩じって捻転差を作る巨人の丸とかベイスターズの牧は、なんJ民には人気が高いです。
なんJ民は、丸や牧がヘッドをホームベース方向に倒していることと引手の肘肩がトップハンドの肩の方に入ることとの関係は理解していません。
ヘッドをホームベースの方に倒すとトップアハンドの肘が上がってトップハンドの手首がヒッチ(底屈)します。
トップハンドの手首をコック(背屈)すると、トップハンドの上腕部が外旋します。
トップハンドの肘が上がりません。
引手の前腕部が回内します。引手の前腕部が回内しなくても、回外運動をする間が作れず、引手の肘が落ちません。
引手の肘、肩がトップハンドの肩の方に入っていきます。
引手の上腕部の内旋運動、トップハンドの前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなってしまいます。
トップを作れないので、トップハンドの内旋運動にブレーキをかけることができないのでワンバウンドを振ります。
トップが作れないので、ど真ん中のカーブやベルトの高さのファストボールが振れません。
ワンバウンドを投げると腱板が損傷します。ワンバウンドを使わなくてもアウトが取れます。
投手から観ると、神主打法をする打者は安全パイなんです。
走者を一人以上出塁させた後、安全パイの打者に申告四球を使って歩かせると走者を二人以上出塁させたことになります。
後続の走者が先行する走者の犠牲になれば、得点が入ります。
安全パイの打者に申告四球を与えるのはNGなのです。
11回裏一死走者二塁、山﨑剛は、ヘッドの角度を鋭角にして構えますが、予備動作でヘッドを本塁方向に倒し、左手首をコックします。申告四球は不要なのです。
前進守備は全くメリットを産み出さない
前進守備を敷くと落下点の後ろまで背走する間に走者はリタッチする間ができます。
前進守備シフトを敷くと落下点の後ろまで背走後、フォアハンドで打球に触れるのが難しくなります。
バックハンドで打球に触れるとフォアハンドで打球を叩いた場合に比べ、打球に触れるのが早まります。走者は、野手がフォアハンドで打球に触れた場合よりも再スタートが早く切れます。
11回裏、一死走者一二塁、右翼万波、中堅江越は前進守備を採ります。
辰己に右中間を破られます。
脚注
用語の意味に関しては、下記記事を参照