Last Updated on 2024年3月3日 by wpmaster
開幕直前、プロ野球評論家は順位予想を行いますが、大半は、日本ハムを最下位に予想しました。
素人の皆さんは、どうしたら、評論家の最下位予想を覆してリーグ優勝ができるかかわかりませんね。
そこで弱小広島東洋カープを三連覇に導いたワタクシが日本ハムファイターズの選手が評論家の予想を覆しリーグ優勝できる試合の組み立てを用意しました。最後まで読んでいただければ、あなたの疑問は全てクリアになります。
NPBは、翌日試合が行われる日本ハムと楽天の出場登録選手を公示しました。しかし、143試合このメンバーを動かさずに戦うわけではありません。試合の組み立ては、支配下登録されている選手及びシーズンに入ってから支配下登録され得る育成選手を使って行っていきます。
まずは、今季、誰を軸にして戦っていくのか考えていきます。
Contents
日本ハムのエースは金村尚真
開幕直前の収支決算、直近のシーズンオフ、私が球団関係者に強硬に獲得を迫った金村尚真が最大の補強です。
金村尚真は、今シーズンの日本ハムの右のエースです。上沢でも伊藤大海でもありません。
左のエースは、加藤貴之です。
エースはチームに一人であるとするなら日本ハムのエースは、誰かと言うと、金村尚真です。
それは何故でしょう?
開幕直前の現在、日本ハムのバックの守りは、投手を助けるほど強くありません。
金村は、バックの守りのミスを救うことができるからです。
日本ハムがリーグ優勝できるかは、金村、加藤貴之が先発した以外の試合でどれだけ勝てるかです。
現在、先発ローテーションは、金村、加藤貴之以外は、上沢、伊藤大海、ポンセです。
現段階では、ガントは、先発のリリーフのどちらも無理です。
先発6番手は、達、立野、根本、鈴木健矢を入れ替えながら使うというのが私の考えです。
6回までに3点取れるスタメンを考える
上沢、伊藤大海、ポンセもバックの守りに助けられなくても6回2失点は計算できます。
まず、6回終了までに3点取ることが第一関門です。
内外野とも、ベースランニングのテクニックも含めた攻撃を守備よりも優先せざるを得ません。
試合は後半勝負
試合に勝てるかは、後半勝負となります。
しかし、守備固めで使える選手は、現在のところ、二塁手の石井一成だけです。
投手がバックのミスを救わなければなりません。
日本ハム打線は、現段階では、ソフトバンク、西武、オリックスのリリーフ投手から連打で得点を重ねて突き放すことはできません。
一つでも先の塁を奪う走塁をしなければなりません。
それでは、ここから先は、ここまで述べてきた根拠を敷衍していきます。
つなぐ野球は最も点が取れない野球
トップハンドの肘を上げた後、上半身と下半身の捻転差ができる打者は、引手の上腕部の内旋運動の回転半径が長くなります。トップハンドの前腕部が回外運動が加速しません。
よって、トップハンドの上腕部の内旋運動も加速しません。ボールゾーンの投球にヘッドが届きません。ストライクゾーンの投球にも合わせるのが限界です。ストライクゾーンの投球すらヘッドが届かない場合が生じます。
トップハンドの肘を上げた後、上半身と下半身の捻転差ができる打者は、上体と下半身の捻転差を作ってから右肘を加速させずにリリースしてくれれば、シングルヒットを打てます。
しかし、上体を下半身の捻転差を作る投手も得点圏に走者を進められれば、投球腕の前腕部を加速して投球肘を加速させます。よって、アヘ単を三人集めても三連打を生じさせるのは難しいのです。
上半身と下半身の捻転差を作らずに本塁打を量産できる打者であっても、上半身と下半身の捻転差を作らずに、投球肘を加速させてトップを作れば、差されてポテンヒットを打つのがMaxです。
よって、試合の序盤から中盤にかけて、バント、盗塁、ランエンドヒットと相手に攻撃手段を尽くさせて先取点を許してから、後半にひっくり返す横綱相撲で勝てるチームは、現在のパリーグには存在しません。
故に、6イニングスを限りなく無失点に抑えることが望ましいのです。
捻転差を作って投げる先発投手は6イニングスを無失点に抑えるのは難しい
本塁打を量産できない打者は、捻転差を作って投げてもシングルヒットしか打てない。
先発投手は、本塁打が量産できない打者に対しては、投球腕の前腕部を回内してセットを解いて投球肘の張りを抑える。
しかし、投球腕の上腕部の棘下筋が張る。投球腕の前腕部を回外させないと、投球腕の前腕部の回内運動の加速距離が短くなるので投球肘が上がらず、側副靭帯の張りは緩和されない。
投球腕の前腕部を回内しないと投球肘を上げることができないから、再度、投球腕の上腕部の棘下筋が張る。
投手は、本塁打を量産できない打者に対し、投球肘をコックアップした後、投球腕の前腕部の回外をフルに行わず、すなわち、投球肘を加速させずに、投球腕の前腕部を回内する。側副靭帯の張りを軽減させる分、投球肘が上がらず、投球腕上腕部の棘下筋が張る。
先発投手は、本塁打を量産できる打者に対しては、投球肘をコックアップした後、投球腕の前腕部の回外を完結させて投球肘を加速させる。これがギアを上げるということである。トップを作った後、側副靭帯が張るが、投球腕の前腕部を回内した後は、投球肘が上がって投球腕の上腕部棘下筋が緩む。
本塁打を量産できる打者の次が本塁打を量産できない打者の場合、打者が加速距離を最大にしてもヘッドが届かないコースに投げるか、申告四球を使って出塁させる。
上体と下半身の捻転差を作る投手は、投球肘をコックアップした後、投球肘を加速して本塁打を量産できない打者の単打を防ぎます。投球肘の加速が足りなければ、単打を打たれます。バックで守る野手が攻撃的に守って投手が失点を抑えることをアシストする必要が生じます。
外野手は攻撃的な守備ができないから一点を防げない
万波は、外野守備では、背骨の左側でフォアハンドキャッチする。右腕前腕部を回外せずに右腕前腕部を回内、右腕上腕部を内旋して右肘をコックアップするインバートWで右肘を上げる。
江越は、フォアハンドシングルで捕球できる。捕球後、グラブの小指側を左胸に当てないものの、手親指と左手人差し指でボールをつまむ。左手小指基節骨で打球うを叩けていないので、右手でベアアンドキャッチができない。ベアハンドキャッチと同期してスローイングのトップができない。左腕前腕部を回内して左手人差し指と親指の間を開かないと、右手親指基節骨でボールを叩いてグラブからボールを抜き取れない。
五十幡は、飛球は、背骨の左側でバックハンドで捕球する。ゴロは背骨の左側でフォアハンドシンングルで捕球する。右股関節を外旋、右手親指基節骨でボールを押してグラブからボールを抜く。左肘を入れる。
アルカンタラは、フォアハンドキャッチはできるが、左肩の上で捕球する。右手親指の爪の裏でボールを押してグラブからボールを抜き取る。左肘を右肩の方に入れる。
新庄監督は、江越と五十幡をスタメンで使いたいようですが、私から見ると、江越も五十幡も今川、万波と比べて守備が突出しているとまでは言えません。
また、オープン戦の西武戦(2023年3月14日2回表)では、清水優心が一三塁のケースで二塁に送球し、その間に三塁走者鈴木将平に本盗を成功されています。
ポンセは、左膝を右股関節の高さまでしか上げず、クイックで投げます。ポンセが右腕前腕部を回内した後、一塁走者の山村は、左足のスパイクの内側の拇指球寄りで地面を蹴ってスタートを切ります。
清水は、背骨の左側でインハイ(左打者蛭間のアウトハイ)の投球をフォアハンドシングルで捕球します。
右手親指基節骨でボールを押してボールをグラブから抜き取ります。
右足拇指球で地面を蹴ってシャッフルします。
左肘を右肩の方に入れます。
首を一塁ベース方向に首を捩じった後、右腕前腕部を回内して右肘をコックアップします。
右肘の上で右腕前腕部を回内した後、両肘を結ぶラインがインバートWになります。
左足首を底屈し、左足のスパイクの内側から入射します。トップを作った後、右腕前腕部を回内します。
三塁走者の鈴木将平は、左足内踝を右足内踝にぶつけスタートを切ります。
遊撃手の上川畑が二塁ベースのマウンド寄りのコーナーの前に入ります。送球は、二里ベースの三塁寄りのコーナー上を通過します。上川畑は、バックハンドシングルで捕球します。
山村は、左膝を伸展、右膝を屈曲して二塁にスライディングします。
上川畑は、V字を描いて山村の背中にグラブでタッチします。上川畑は、右腕前腕部を回外し左手人差し指と親指基節骨でボールをつまみます。上川畑は本塁に投げられません。
現段階では、日本ハムの外野、内野を守る選手は、総じて投手を守りで助けることができるまでの水準に到達していません。
そうなってくると、投手は、本塁打を量産できる打者を四球で出塁させた後、本塁打を量産できない打者に対しても、投球肘をアクセレーションさせざるを得ません。側副靭帯までが損耗が進みます。投げられる球数が減っていきます。
よって、投手は、上体と下半身の捻転差を作らずに投球肘を上げて単打を防がなければならない。すなわち、投球腕の前腕部を回外してセットを解いて投球肘を上げなければならない。アヘ単にトップハンドの肘を上げる間を作らせないのである。
投手は、投球腕の前腕部を回外してセットを解けば、投球腕の上腕部の棘下筋の張りを緩めることができるが、投球肘の側副靭帯の前束が張る。側副靭帯に負荷をかける回数をゼロにすることはできない。
しかし、投球腕の小指の第二関節が内旋するから側副靭帯の張りは緩めることができる。
更に、投球腕の上腕部の内旋運動の加速距離が増し、投球肘が上がる。投球腕上腕部棘下筋の張りを緩和できる。投球腕の親指の第一関節が外旋しても上腕部の棘下筋は張らない。
金村は、自らの投球でバックの守備のロスを助けることができるのである。以下その根拠を敷衍していきます。
金村尚真と北別府学
大昔、日本のプロ野球では、北別府学という投手がセリーグで投げていました。
北別府というと、「針の穴を通す精密なコントロール」が新聞記者から強調されます。
日本ハムの金村尚真も「針の穴をとおす精密なコントロール」がドラフト前に強調されていました。
「針の穴を通す精密なコントロール」と言うと、一寸だけ野球に詳しい北別府のピッチングをオンタイムで知らない野球ファンは、ボールを置きに行くピッチングをするだろうと思うでしょう。
しかし、北別府というのは右足がヒールアップするまで、左膝を上げます。左膝を肋骨の下部まで上げます。
一方、金村尚真は、最も左膝を上げるときでも骨盤の高さまで、平均して右股関節の高さまでです。クイックで投げる場合は、左足内踝で地面をタップした後、右膝の上の高さまでしか左膝を上げません。
右腕前腕部を回外してセットを解けば、右股関節は外旋しますので、北別府ほど左膝を上げる必要は生じません。
北別府というのは、金村尚真と同じく、両肩を結ぶ直前上で右肘をコックップします。テイクバックしないのです。両者とも右腕上腕部が突っ張らない体の使い方をしています。
但し、北別府は、右肘を右肩の高さまで上げる前の右腕のラインは、「L」の字を逆さまにした形になっています。
金村尚真は、「L」の字になっています。左投手の加藤貴之も左腕のラインが「L」の字です。金村尚真は、右腕上腕部だけでなく、右肘の張りを緩和する体の使い方をしています。
北別府は、右肘の上で右腕前腕部を回内した後、右手首を底屈しています。左腕前腕部を回外した後の左肘の落差が小さくなります。左肩は開きませんが、左腕前腕部の回外、回内運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなってしまいます。
金村尚真は、右肘の上で右腕前腕部の回外した後は、右手首は背屈し、左腕前腕部の回外後の左肘の落差は北別府よりも大きい。左肩は開くが左肘の落差が大きい分、他の投手より開きは小さい。右肘のアクセレーション後の左腕前腕部の回内運動の加速距離が長い。
プロ野球OBの相当実績を上げた方でも、右腕前腕部を回内して右肘の上に右腕前腕部が立った状態、すなわち、右肘を加速させる前の状態をトップと言っている方がいらっしゃいますが、右肘を加速させた後の状態をトップと言います。
プロ野球OBの方の中には、右肘を加速させる前に右腕前腕部を回内させないのがアーム式であると仰られる方がいますが、アーム式の投手も右肘を加速させる前に右腕前腕部を回内します。
金村尚真も北別府もトップを作った後、右手の小指基節骨が打席の方に向きます。
よって、右腕前腕部を回内してボールを親指の基節骨で叩いた後(リリース後)、右手中指の最も深い溝にボールが嵌るので投球にバックスピンをかけ、且つ投球を制球することができるのです。
更に北別府というのは、フォロースルーの後、背骨が地面と平行になるまで、それこそメジャーリーガー並みに大きく倒れるんです。
金村尚真は、日本人の右投手の平均よりは一塁側に倒れますが、地面と平行になるまで背骨は倒れません。
出塁率を稼げるのは本塁打を量産できる打者
パリーグの球団は、全て、本塁打を量産できる打者3人と契約できていないので、シングルヒット3本を続けることができることはできません。
しかし、いくら走るのが速くても出塁できなければ、本塁ベースを蹴ることができません。
前述のように、投手は、投球をできる状態に肉体を再生産できている限り、首を捕手方向に捻って重心を落とし投球の軌道を追う打者には、四球を与えません。
首を三遊間に向けて構え、投球を追わずに振る右打者、首を一二塁間に向け、投球を追わずに振る左打者は本塁打を量産できます。
打者が加速距離をMaxにしてもヘッドが届かないコース、高さのボールゾーンに投手が投げるのは、本塁打を量産できる打者だけです。
江越は、右腕前腕部を回外して右肘をヒッチする。右手親指の指先をグリップの外側に反らすことに成功する。左足股関節を内旋して左足拇指球で地面を蹴る。左膝は右膝の上の高さまで上げる。右手親指の爪の裏でグリップを押す。左肩がホームベースに被さる。
左股関節を外旋して左膝を伸展する。左足スパイクの外側から入射しているが、左足がインステップする。アウトロー、インローも引っ張れる。しかし、インローはインステップする分、アウトステップした後、右腕上腕部の内旋運動が長くなる。
今川は、ヘッドを45°の角度にして構える。右手親指基節骨をグリップに当て右手親指の指先をグリップの外側に反らす。右腕前腕部を回外する。昨季より右肘のヒッチが大きくなった。左膝は骨盤の高さまで上げる。右肘をフライングエルボーした後、上半身が右肩上がりであるが、下半身が踵体重になって骨盤が右上がりになれない。両肩を結ぶラインと骨盤のラインが平行になれない。右腕前腕部を回外する前に右足拇指球にウェイトが移る。故に、空振りが増える。
スモールステップで右肘をフライングエルボーを行うと、骨盤、上半身とも右上がりになる。右腕前腕部を回外する間が作れて右肘が加速する。左股関節が引っ込む。右股関節が内旋し右足拇指球で地面をバックネット方向に蹴らずに右足内踝が左足内踝に接近する。右腕上腕部を内旋する間ができる。空振りが減って本塁打が量産できている。
万波は、ヘッドを捕手方向に倒さず、昨シーズンの今川と同じくヘッドを寝かせて構える。右手親指第一関節を屈曲し、右手親指の爪の内側をグリップに当てる。右腕前腕部を回外し、左膝はスモールステップでレッグアップする。左肩が右肩の方に入らなくなった。トップを作る間ができた。右腕上腕部の内旋後にできるバナナカーブが大きくなった。フォロースルー後、ヘッドが投球の軌道に入る。
現段階では、「本塁打を量産できる」という面で、日本ハムの選手の中では抜きんでています。
今川は、下半身の使い方をスモールステップに一本化すると更に打撃が進歩します。
走者一人でも出塁させることができればそのイニングは、必ず得点できるんです。一人出塁したら、まずは、スモールベイスボールで一点を確保することです。1点を確保したら、そこから先は、引っ張ってフライボールを産むバッティングをしていけばいいでしょう。
減速停止させるベースランニングは攻撃手段の幅を狭める
たとえ出塁できたとしてもオーバーランできなければ、一死三塁のケースを作れません。
今季キーとなる選手のベースランニングについて見ていきましょう。
(1)江越大賀
右股関節を引っ込め左腕前腕部を回外する。左内踝を右内踝にぶつけてスタートを切る。左股関節、左膝を屈曲する。右足のスパイクの外側踵寄りで二塁ベースのマウンド寄りのコーナーを蹴る。右股関節を内旋してオーバーランする。
前膝を骨盤より高く上げる投手に対しては、左腕前腕部を回外する間が作った上でスタートが切れる。滑り込まなくても盗塁できる。
飛球の場合は、リタッチ(帰塁)するが、それ以外はワンウェイリード。
一塁牽制を投じられても帰塁せずに反時計回りする。スタートで左足拇指球で地面を蹴らないから一塁手は送球肘をコックアップする間が作れない。故に一二塁間に挟まれない。
二塁ベースには左膝を伸展、右股関節を屈曲してスライディングし、右股関節を内旋することもある。右足でも左足でもベースが蹴れる。
右足のスパイクの外側で三塁ベースの本塁寄りのラインを蹴って右股関節を内旋してオーバーランする。
江越は、スタートで左足拇指球で地面を蹴らないから、二塁手、遊撃手は、投球腕の前腕部を回外する間が作れない。後ろ足の股関節がバックステップできない。三塁に投げれれないから一塁に投げる。
江越は、左足で二塁ベースを蹴っても右足で二塁ベースを蹴っても、二塁ベースを蹴った後、右股関節を外旋する。一塁手は、投球肘をコックアップする間ができない。三塁ベースをどちらの足で蹴っても右股関節を内旋してオーバーランできるから、三本間のハーフウェイからラインの内側に入れる。
一塁走者江越は、二死一塁からセカンドゴロ、ショートゴロで本塁に還れます。
(2)松本剛
右膝を伸展、左膝を屈曲して二塁ベースのマウンド寄りのコーナーを蹴る。右股関節を内旋してオーバーランする。 低目だけでなくインハイに外れた投球でスタートが切れる。
左足内踝を右足内踝にぶつけてスタートを切る。左股関節、左膝を屈曲する。三塁ベースは、右足の内踝で本塁寄りのラインを蹴る。右股関節を内旋してオーバーランする。前膝を骨盤よりも高く上げる投手に対しては滑り込まなくても盗塁できる。
(3)石井一成
右膝を伸展、左膝を屈曲して二塁ベースのマウンド寄りのコーナーを蹴る。右股関節は内旋しない。
(4)五十幡亮汰
右膝を伸展、左膝を屈曲してスライディングする。右股関節を内旋する。
(5)野村佑希
左足内踝、右足内踝をぶつけてスタートを切る。右膝を伸展、左膝を屈曲してスライディングする。右股関節を内旋する。
(6)アルカンタラ
右足のスパイクの外側で三塁ベースのマウンド寄りのコーナーを蹴る。右股関節を内旋する。
(7)今川
右膝を伸展、左膝を屈曲してスライディング、二塁ベースのアウンド寄りのコーナーを蹴る。右股関節を内旋する。
(8)清水優心
江越がバントしてファウルを産む。
捕手内山がフェアグラウンドに背中を、バックネット方向に腹側を向けて胸からダイヴする。フォアハンドシングルで捕球する。左手親指の爪の裏でボールを押してグラブからボールを抜き取る。左肘を右肩の方に入れる。右腕前腕部を回外、右股関節をバックステップする。右腕前腕部を回内して右肘をコックアップする。左足首を底屈し、左足のスパイクの外側から入射する。右腕前腕部を回外し、トップを作り、右腕前腕部を回内し、二塁にスローイングする。
清水は、タッグアップでスタートを切る。両股関節を屈曲、左足首を背屈、右足首を伸展、左膝、右膝を屈曲してスライディングする。右翼寄りのコーナーを左足のスパイクの内側で蹴る。右股関節を内旋せず、停止する(2023年3月25日ヤクルト戦3回裏)。
スタートの切り方は、江越と松本剛が抜けている。
二塁ベースを蹴った後の右股関節の内旋運動は、五十幡と今川が最も加速距離が長い。
リリーフ投手は盤石とまでは言えない
(1)ジョンガント
ガントは、右手親指基節骨でボールを叩く前の右腕のラインは、金村尚真と同じく「L」字型です。
右手親指基節骨でボールを叩きます。右肘が右肩の高さまで上がります。
右肘の上に右腕前腕部が立ち、右腕前腕部が回内します。右手の掌側が二塁ベースの方を向きます。
右肘を故障する前は、そこから、右腕前腕部を回外させて右肘を加速させていましたが、右肘を加速させれば、右肘の側副靭帯に張りが生じます。現段階では右腕前腕部をフルに回外させることができていません。
右肘の状態が完全に回復していないのです。
右肘が加速できないので、右腕上腕部の外旋運動が加速しません。よって、右腕上腕部の内旋運動が加速しません。右腕上腕部の内旋運動が加速しなければ、右肘が上がりません。同じことは左投手のメネズにも当てはまります。
現在のガントのリリース後の右肘の高さは、スリークォーターまでは下がっていませんが、メジャーリーグで投げていた全盛期に比べると、右肘の高さが下がっています。
現段階では、先発もリリーフも無理です。
(2)田中正義
田中正義は、オープン戦序盤は、右手親指基節骨でボールを叩いて右腕前腕部を右肘の上に立てる前、右腕のラインは、右肘の高さは、右肩の高さより上に上がらず「L」の字を逆さまにした状態になっていました。石川直也も「L」を逆さまにした状態になります。
石川直也、池田隆英は、右腕のラインをインバートLにしてから右腕前腕部を回外します。よって右肘が右肩の高さで止まります。田中正義も右腕前腕部を回外していました。
しかし、田中正義は、開幕直前になるにつれ、左腕前腕部、右腕前腕部を回内後、右手首の小指側が背中から出ます。右腕上腕部の棘下筋が張ります。
右足が踵体重になった後、右足踵が地面から浮きます。右腕前腕部を回外する間が作れなくなっています。
故に、右手親指基節骨でボールを叩いて右腕前腕部を右肘の上に立てる前、右腕のラインがWを逆さまにした状態(インバートW)、すなわち、M字型になっています。右腕上腕部の棘下筋が突っ張っています。
今のままでは再び、右肩を故障してしまいます。
現段階では、石川直也がクローザー、セットアップが田中正義と上原健太です。吉田輝星が一軍に復帰したら吉田輝星がクローザーです。7回は、玉井、石川直也、ロドリゲス、6回が池田、杉浦、北浦、河野、スタンダードW(金村尚真と同じ肘の上げ方)で右肘を上げられる北山(但し、テイクバックは金村尚真より大きい)です。
結論
基本となる2023型オーダーは下記のとおりです。
(左)今川
(遊)上川畑
(中)松本剛
(指)アルカンタラ/マルティネス
(一)清宮
(右)万波
(補)宇佐見
(三)野村
(二)石井
終盤、宇佐見、マルティネス、左足の拇指球で地面を蹴る上川畑、清宮スライディング後に右股関節の内旋ができない石井の代走に五十幡、江越を使う。
特に、江越は、代走のジョーカーです。
宇佐見の後に伏見、マルティネスの後にアルカンタラ、清宮の後に万波又は野村、万波の後に江越又は木村文紀を入れる。二塁石井の後には、福田光輝若しくは細川又は加藤豪将(現在右腹斜筋肉離れ)を入れる。上川畑の後には水野又は奈良間を入れる。
山田遥楓は、守備は並みですが、バッティングは可成りいいです。今季中に復帰できるのであれば、野村に代わってスタメン三塁で起用するのも手段の一つです。
日本ハムの球団関係者は、中田翔、大田泰示、西川遥輝、近藤健介という守備、走塁でトンチンカンなプレーをする主力の一部を担ってきたベテランとの契約を切り、若手を登用してきました。他球団の選手との入れ替えを行ってきました。