Last Updated on 2024年3月30日 by wpmaster
ロッテ資本は、広報担当者を使い、ルイスカスティーヨ(Luis Felipe Castillo)を獲得した旨をメディア上でリリースした(2022年12月14日)。
プロフィール
生年月日 1995年3月10日
右投げ右打ち
- アマチュアFAダイアモンドバックス(2012-2021)
- デトロイトタイガース(2022)
- ロッテマリーンズ(2023-)
190cm 96kg
投球動作
右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。左足の拇指球から爪先を右足踵からはみ出す。グラブは背骨の右側でベルトの高さにセットする。右足のスパイクの内側、左足のスパイクの内側でエッジをかける。右足踵で地面を荷重する。
打者走者を出塁させてからは、首を二塁走者に向ける。首を三遊間に向ける。首を三塁線に向ける。
左腕前腕部を回外し、右手親指PIP関節を屈曲して右手親指の爪の裏でボールを押す。右手首をコックする。グラブを背骨の前、丹田の高さに上げる。
左足拇指球で地面を蹴ってから首を左打席の中心線に向ける。
左腕前腕部、右腕前腕部を回外してセットを解く。グラブが背骨の右側に入る。
右腕前腕部を回内する。
左膝は右股関節の高さでアウトサイド120°の角度で屈曲する。左足首を底屈する。右足踵がヒールアップし、右足小指球にウェイトがかかる。
左足首を背屈する。左膝の屈曲の角度を105°にする。右足首が底屈する。右膝の屈曲の角度は、アウトサイドで、屈曲は深くない。ウェイトは右足小指球にかかる。
左腕前腕部を回内する。
右手首は両股関節を結ぶラインを越え、背中からはみ出る。右手小指球の外側から一二塁間を向く。右足踵で地面を荷重する。左足前脛骨筋が回内(外反)する。
右腕前腕部を回外する。左肩関節がホームベースの右打者寄りのライン上の捕手寄りのコーナーに向く。右足踵で地面を荷重し、Cアーチができている。
右手親指の爪の裏でボールを押して右肘を上げた後、左腕前腕部を回外する。右足踵が地面を離れ、右足小指球にウェイトが移り、Cアーチが崩れる。インステップのレベルは、左足踵半分から左足つま先までが右足つま先より三塁側に出る。
左足首が底屈後、左足のスパイクの内側の踵寄りから入射する。
右肘のアクセレーション直前、右股関節が外旋し、頸反射していない。
リリース直前の右手小指基節骨の入射角は45°である。リリース直前の左膝の屈曲の角度は、160°であり、ほぼ突っ張る。
リリース直後の背骨と右肘の交わる角度は、サイドハンドに近いスリークォーター、右肘のレイトコッキングの角度は、スリークォーター、右肘の高さがサイドハンドである。両股関節をぶつけた後、右股関節が屈曲する。
右足拇指球で地面を蹴って右足をターンさせる。右足と左足をクロスさせる。
総合
走者の方に首を向けた後、左膝を上げず、セットを解かずに首の向きを左打席方向に向けて静止し直すのではなく、左足拇指球で地面を蹴った後に首の向きを左打席の方向に変える。故に、グラブが右肩の方に入る。
右腕前腕部の回外運動、右腕前腕部の回内運動の回転半径が長くなり、加速距離が短くなる。すなわち、失速が高まる。右肘を上げた後、右手首と頭の距離が離れている。
左足のインステップも大きく。左股関節を外旋後、左股関節が突っ張る。これも右腕前腕部の回外運動の回転半径を長くする原因である。
右腕前腕部を回外する間が短くなり、左足を入射後に左股関節を引っ込めて右腕前腕部を回外する間を作っているが、右腕前腕部の回外運動、右腕上腕部の内旋運動の間を完全に確保できていないが故にサイドハンドに近いスリークォーターとなっている。
打者は、カスティーヨが左足拇指球で地面を蹴ってからトップハンドの肘をヒッチするとヒッチする間は短くなるが、フライングエルボーをする間が長く作れる。トップハンドの前腕部を回外してトップを作る間が長く作れるので、ヒッチの遅れを相殺できる。首の向きを戻すまでの間に打者はヒッチをすれば、フライングエルボーする間、トップを作る間を長く作れる。
テイクバックが大きいので、走者は、二次リードをする間が長く取れるが、カスティーヨは、スタンダードWで右肘を摘み上げるので、走者は、左腕前腕部を回外して右股関節を引っ込める間が十分に作れない。
セットを解いた後、グラブが右肩の方に入るので、ストライドを狭めてトップを作りスイングをすればボコるのが難しい相手ではないので、ランエンドヒットを含め、走者の進塁を助ける手段を採る監督も生ずるであろう。
しかし、カスティーヨはインステップが大きいので、カスティーヨが右肘を上げた後に走者が左股関節をバックステップを完結してもディレードスチールでニ盗、三盗することはできなくはない。