[選手名鑑]巨人の先発候補フォスターグリフィン#29

Last Updated on 2023年3月20日 by wpmaster

読売巨人資本は、広報部員を使い、フォスターグリフィン投手と契約を結んだと球団ホームページで発表した(2023年1月12日)。
直近シーズンはロイヤルズとブルージェイズでプレーし、MLB通算7試合に登板し1勝0敗0セーブ、防御率6.75の成績が記録員により記録されている。直近シーズンは、メジャーで6試合に登板した他は、オマハストームチェイサーズ、バッファローバイスンズ(何れもAAA)の2チーム合計でで38試合に登板して6勝0敗、防御率2.10、57奪三振の成績が記録員によって記録された。

プロフィール

生年月日 1995年7月27日
左投げ右打ち
公称サイズ 190cm 102kg
MLBドラフト1巡目追補(2014年、全体28位)ーカンザスシティロイヤルズ(2014-2022)ートロントブルージェイズ(2022)

故障歴

過去に、左肘側副靭帯の再生手術を受けている(2020年8月11日)。

球種

フォーシーム 平均 151km/h
カッター
カーブ
チェンジアップ

投球動作

グリフィンは、左足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。右足の親指の付け根から爪先までが左足の爪先から出る。グラブは、背骨の左側で鎖骨の高さにセットする。首を二塁走者の方に向ける。
右足で地面を蹴らず、セットを解かずに首を一塁ベース方向に向ける。
右足で地面を蹴らず、セットを解かずに首を左打席の外側のラインのバックネット寄りのコーナーに向ける。
右足で地面を蹴らず、セットを解かずに首を左打線の中心線に向ける。

右足の拇指球で地面を蹴る。
右膝のレッグアップに関しては、肋骨下部の高さでインサイド45°の角度で屈曲する。右足首が底屈する。左足がヒールアップする。

左腕前腕部を回外してセットを解く。左足踵で地面を荷重する。

左腕前腕部を回内する。
左手首は、両股関節を結ぶラインを通過し、背中から出るが背骨の方には入らない。
右肩関節が左打席の外側のラインと一塁線が交わるポイントに向く。

左腕上腕部を内旋、左肩関節を内転して左肘を左腕上腕部の高さまで上げる。左肘は伸展している。

左腕前腕部を回外する。右足前脛骨筋は、回内(外反)する。左足外踝で地面を荷重している。
左腕前腕部の回外を更に進めると、左肘の屈曲の角度が120°になる。左腕上腕部が外旋する。左手首は左耳の下の高さに上がる。左肘が左脇の高さまで下がる。

左手親指の爪の内側でボールを叩く。左足小指球で地面を荷重し、左足踵が地面から離れる。
インステップの程度は、右足の土踏まずの踵寄りから右足の爪先分である。

右足首を底屈し、右足は、スパイクの内側から入射する。

左肘のアクセレーション前に左足拇指球にウェイトが移る。右腕前腕部が回内している。頸反射し、首が右肩関節の外側に出る。右股関節が外旋している。

左肘のアクセレーション(左腕上腕部の外旋)後、右腕前腕部が回外する。

リリース直前の右膝の屈曲の角度は、140°である。左手小指基節骨の入射角は55°である。

左腕と背骨の交わる角度、左肘の高さがスリークォーター、左肘のレイトコッキングの角度がオーバーハンドに近いスリークォーターである。
両股関節をぶつけた後、右膝から下が右膝の外側に張り出す。
左股関節は屈曲し、左膝が垂直に屈曲する。

左足拇指球で地面を蹴り、三塁線側にターンする。両足をクロスさせる。

カーブを投げた場合も、左腕上腕部を内旋、右肩関節を内転した後、左腕前腕部を回外するが、左肘が伸展している段階で、右足前脛骨筋が回外(内反)し、左足踵が地面を離れ始める。

左手親指の爪の内側でボールを叩いた後、右足の内踝から爪先分インステップする。インステップをフォーシームより小さくすることにより、アウトステップを終えるまでのストライドが短くなる。左腕前腕部を回外する間を作れる。フォーシームを投げた場合よりも左腕上腕部の外旋の加速距離が長い。右腕上腕部の内旋運動の加速距離も長くなる。

リリース後の右肘の高さ、右腕と背骨の交わる角度、右肘のレイトコッキングの角度はオーバーハンドである。左腕前腕部を回外(フォロースルー後)、地面と背骨が平行になるまでタンブルする。

チェンジアップを投げた場合、右足拇指球で地面を蹴った後で首の向きを左打席の外側のラインのバックネット寄りに向ける。右膝のレッグアップ後、投じた全球種の中で最も左足がヒールアップする。

右手首が背中から出た後、全球種を投じた中で、左足が最も踵体重になる。左手親指の爪の裏でボールを押し、左肘の屈曲の角度が120°になった後において、最も右足踵が浮き上がる。左肘のアクセレーション前に右腕前腕部を回外する。
リリース後、左腕前腕部棘下筋が凹み、左肘が落ちる。

総合

グリフィンは、レッグアップ、テイクバックにおけるワレ(上半身と下半身の捻転差)が大きく、ストライドが長いので、投球肘の上げ方を除けば、NPBのOB、オールドファンが付ける評価は高い。

ピッチングにおいては、テイクバックを大きくすれば、投球腕の上腕部の棘下筋、投球肩の肩甲下筋が突っ張る。投球肘が上がらない。投球肘が上がらないとストライドが長くなる。ストライドを狭めて投球肘をアクセレーションをする間(=投球腕の前腕部の回外運動をする間)を長く作ってやらないと、投球肘の側副靭帯、前腕部の深層屈筋が突っ張る。

打者は、トップハンドの前腕部を回外すれば、トップハンドの肘をヒッチできる。トップハンドの肘をヒッチできれば、後ろの股関節が外旋できる。前足の拇指球で地面を蹴って前膝を上げなくても、前足の内転筋が内転して前足のスパイクの外側が浮き上がる。

グリフィンは、右膝のレッグアップが大きいので、打者は、前足の拇指球で地面を蹴れなければ、トップハンドの肘をヒッチする間ができる。

グリフィンは、テイクバックが大きいので、打者は、フライングエルボーをする間が作れる。
走者は、二次リードを広げることができる。

グリフィンは、ストライドがインステップする分、長いので、右股関節を引っ込める間ができない。左肘の回転半径が長く左肘のアクセレーション(=左腕前腕部の回外運動の加速距離)が短い。

打者はトップハンドの前腕部を回外してトップを作る間が作れる。走者は、左腕前腕部を回外し右股関節を引っ込めて走塁におけるトップが作れる。

リリース直前に右膝の屈曲が深く右股関節を荷重している。左腕上腕部の内旋運動、左股関節の内旋運動の回転半径が長く、加速距離が短い。バックスピンが減じる。

打者は、トップハンドの上腕部の内旋運動をする間が作れる。すなわち、ゆったりとスイングする間が作れる。

年度別通算成績

MLB

NPB

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