[選手名鑑]巨人のセットアップマン候補ヨアンロペス#99

Last Updated on 2023年2月28日 by wpmaster

試合に投げられる状態にまで肉体を再生させるのに要した商品に付された価値に関しては、現実と公表数値は必ずしも一致しないが、巨人資本がメッツのキューバ出身の右投げのヨアンロペス投手と年俸110万ドル(約1億4500万円)、出来高払い40万ドル(約5270万円)で契約したと全米野球記者協会に加盟するフランシスロメロが自身のツイッターに投稿した(2022年12月21日)。
フランシスロメロは、メッツへの譲渡金に付された価値は60万ドル(約7900万円)であると併せて記している。

ロペスダイヤモンドバックスと契約していた2019年には70試合に登板し2勝7敗1セーブの実績を残し、メジャー通算121試合に登板し3勝8敗1セーブ、防御率4・39が記録されている。

プロフィール

生年月日 1993年1月2日
右投げ右打ち
公称サイズ 190cm 83kg

トロンヘロスデイスラデラフベントゥ(Toronjeros de Isla de la Juventud)-2015アマチュアFA-アリゾナダイアモンドバックス(2018-2021)-ニューヨックメッツ(2022)

手術歴は、現段階では公表されていない。

球種

フォーシーム Max 160km/h
スライダー
チェンジアップ

投球動作

走者無し又は走者一塁

ヨアンロペスは、右足のスパイクの外側をプレートの三塁側に沿わせる。左足の拇指球から爪先は右足の爪先からはみ出ている。首は、ホームベースの左打席寄りのラインのバックネット寄りのコーナーに向ける。グラブは、背骨の右側で首の高さにセットする。右腕前腕部は回内している。

左膝のレッグップに関しては、左膝が肋骨下部の高さでインサイドの角度で屈曲する。左足首は底屈している。右足がヒールアップする。

右腕前腕部を回外してセットを解く。

左腕前腕部、右腕前腕部を回内する。
右手首が両股関節を結ぶラインを通過し、背中から出た後、右腕前腕部を回外する。右手首が背骨の方にもボール半個分入る。左足前脛骨筋が回内(外反)する。右足首が底屈し、右足小指球にウェイトがかかるが、右足踵でも地面を荷重している。左肩関節が右打席の内側のラインのバックネット寄りのコーナーに向く。左足外踝をホームベースのマウンド寄りのコーナーに向けており、インステップが大きい。
右腕前腕部の回外を進めると右肘の屈曲の角度がアウトサイド135°になる。右足踵が地面を離れ、Cアーチが崩れる。右手親指基節骨でボールを叩く。右腕上腕部が内旋する。右肘と右肩関節、左肩関節と左肘を結ぶラインの角度が30°となり、緩くM字になる。左腕前腕部は回内したままである。

左足はスパイクの内側の踵から入射する。左足がアウトステップする。

右肘のアクセレーション(右腕前腕部の回外)前に右足拇指球にウェイトがかかり、左股関節が外旋する。頸反射はしていない。左腕前腕部が回外する。

リリース直前の左膝の屈曲の角度は、150°である。右手小指基節骨の入射角は55°である。

リリース後、右腕上腕部棘下筋が凹む。右股関節は屈曲する。左膝から下がO脚になる。
右腕と背骨の交わる角度、右肘の高さ、右肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドである。
右足を一塁側にターンさせ、両足をクロスさせる。

打者走者であった者が得点圏に進塁した後

ヨアンロペスは、右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。右足踵と左足踵を揃えている。グラブは背骨の右側でヘソの高さにセットする。
左足で地面を蹴らず、セットを解かずに首を二塁走者に向ける。
左足で地面を蹴らず、セットを解かずに首を左打席の外側のラインのバックネット寄りのコーナーに向ける。

右手首をコックしてグラブを背骨の前、胸の高さに上げる。左足拇指球で地面を蹴る。左腕前腕部を回外、右腕前腕部を回外してセットを解く。

左膝のレッグアップに関しては、左膝を肋骨下部とヘソの中間の高さでインサイドの角度で屈曲する。左足首は底屈している。右足踵にウェイトがかかる。

左腕前腕部、右腕前腕部を回内する。

右手首が両股関節を結ぶラインを通過する前に、右腕前腕部を回外する。左膝が伸展する。左足前脛骨筋が回内(外反)し、右足の外踝がホームベースのマウンド寄りのラインに向き、インステップが大きい。右腕前腕部を回外後、右手首が背中から出る。右手の掌側が骨盤の右側を向く。右膝は90°の角度で屈曲、右足首は底屈する。右膝が右足つま先の前に出るが、右足踵で地面を荷重している。左肩関節は左打席の内側のラインからボール2/3個分入ったところを向く。
右腕前腕部の回外を更に進めると右肘の屈曲の角度が90°になる。右足小指球にウェイトが移り、右足踵が地面を離れる。Cアーチが崩れる。右肘と右肩関節を結ぶラインが15°になる。左腕前腕部が回外し、左肘と左肩関節を結ぶラインが10°になる。

右腕上腕部を内旋し右手親指基節骨でボールを叩いた後は、両肩はM字にならない。左足はスパイクの内側の踵から入射する。

右肘のアクセレーション前に右足拇指球にウェイトがかかり、左股関節が外旋する。頸反射し、左肩関節の外側に首が出る。

リリース直前の左膝の屈曲の角度が155°であり、右手小指基節骨の入射角が60°である。左足頸部及び左股関節までのラインが背骨方向に弓なりにしなる。

リリース後、右腕上腕部棘下筋が凹むが、右肘の高さが得点圏に進塁させた場合よりも高い。右腕と背骨の交わる角度、右肘のレイトコッキングの角度もオーバーハンドである。右股関節は屈曲する。

総合

走者を得点圏に進めた後は、右手首をコックしてグラブの位置を上げるが、左腕前腕部の回外を、右腕前腕部を回外してセットを解くこと及び左膝をレッグアップすることをに先行させることによってグラブが背骨の右側に入ることを抑止する。
走者を得点圏に進めた後は、三盗を抑止することよりも、グラブが背骨側に入ることを抑止して打者を打ち取ることを優先する

走者を得点圏に進めた後は、右肘を上げるまでは得点圏に走者を進塁させる前よりも上半身、下半身とも縦回転になる。
右肘を上げた後、頸反射して首が左肩関節の外側に出るが、右腕前腕部を回外して右肘をアクセレーションさせた後、左股関節を引っ込める(ブロッキング)することで右腕前腕部の完結を進める間を作っている。

右肘の上げ方はスタンダードWであるが、セットを解いた後、上体と下半身の捻転差が大きいので、打者はフライングエルボーをする間が作れる。走者は二次リードを広げる間が作れる。
インステップが大きく、右肘のアクセレーション前に左股関節が外旋する分、右打者のインコースのファストボールがアウトコースに比べると弱い。

左膝でブロッキングして左股関節を引っ込めることによって右腕前腕部を回外する間を作るので、打者は、トップを作る間が短縮する。

年度別通算成績

MLB

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