[対楽天11回戦F3-6E]投手を中心とした守りの差が顕在化した試合

Last Updated on 2023年3月10日 by wpmaster

日本ハム対楽天11回戦、先発は、日本ハムが加藤貴之、楽天が岸孝之

地方球場で登板する岸孝之

岩手県営野球場は、マウンドの傾斜が緩く、黒土と砂を配分しており、前足をスパイクの内側から入射する投手は、前膝の加速にブレーキがかかる。当該マウンドは、掘らないと粘土が出現しない。前足のスパイクの外側から入射する投手は、スパイクの外側の歯が地面に入射しない。

岸は、左足のスパイクの内側、右足のスパイクの外側でエッジをかけ、セットアップする。右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。左足、左肩を一塁線に向け、オープンスタンスにしてセットアップする。ボールは、右手中指の付け根で握る。首を三遊間に向ける。右腕前腕部は回外するが、左腕上腕部が内旋する。
首を三塁線に向ける。左腕上腕部が外旋する。左股関節が内旋する。

左膝を上げ、左膝を屈曲する。左足首が背屈する。右足踵にウェイトがかかる。頸反射はしていない。

左腕前腕部を回外する。左膝を伸展する、左股関節が外旋する。右足の小指球にウェイトが移る。右腕前腕部を回外する。左足首が背屈する。左足踵は一塁線を向く。首と左肩は左打席の外側のライン寄りに移る。頸反射はしていない。

左腕前腕部、右腕前腕部を回内する。右足踵にウェイトが移る。頸反射はしている。右肘側副靭帯は伸展している。

右肘は、インバートWでつまみ上げる。右手首をした向きに右肘を屈曲したときに頸反射はしていない。右手親指の腹でボールを叩いたとき、右足のスパイクの外側でエッジをかけ、Cアーチができる。頸反射をしている。
左足は、スパイクの内側の踵寄りから入射する。

右肘のアクセレーション前に左股関節が外旋する。頸反射している。最大外旋位では頸反射していない。リリースの直前に頸反射する。リリース直前の左膝の屈曲は、135°よりも深い。カーブを投げるときは、左足がX脚になる(インステップ)。

岸は、無走者のケースでは、右足小指球で地面を荷重し、左足拇指球で地面を蹴る。ワインドアップモーションから左膝を上げ、左膝を屈曲、左足首を底屈したとき頸反射していない。二段モーションで左足首を背屈したときに右足が踵体重になり、更に左膝を上げたとき右足踵がヒールアップする。頸反射はしていない。

左腕前腕部、右腕前腕部を回外する。左足踵を左打席の外側のラインと一塁線の交わるポイントから30cm一塁寄りに進んだところに左膝を骨盤の高さで屈曲し左足踵を向けたとき右足が踵体重になる。頸反射はしていない。左足首を底屈したときに右足小指球にウェイトが移る。

左腕前腕部、右腕前腕部を回内したとき、左膝が伸展する。左足首は背屈している。右足外踝にウェイトがかかる。

右肘を逆Lにしたとき右足の外踝にウェイトがかかる。頸反射はしていない。
松本剛の一発は、最も簡単にホームランが打てるインローの投球で、岸の失投である。

鈴木翔天のピッチング

プレートの一塁側に左足を沿わせたところから左足踵を反時計回りに40°回転させ、左足内踝と平行に右足内踝を踏み出す。右肩は骨盤の右左を結ぶラインとアウトサイド120°に交わる(=右肩が閉じている)。首と両肩を結ぶラインは160°に交わり、頸反射していない。右手親指、左手親指の指先でボールを押し、左手中指の付け根にボールを嵌める。右手首、左手首は底屈している。左腕前腕部は回内、右腕前腕部は回外している。グラブは、背骨の左側で肋骨下部の位置にセットする。

右肩を左打席の外側のラインに向け、右腕前腕部を回外、左腕前腕部を回内してセットを解く。右膝を左膝の上の高さで屈曲する。左足首は底屈している。頸反射していない。右足のスパイクの外側の踵にウェイトがかかる。

左肘をアクセレーションする前に頸反射している。左手首を煽ったところでは頸反射していない。左手小指基節骨の角度を60°にして左打席の外側のラインの捕手寄りに向けたところから左手親指のしなりを解く。頸反射する。

リリース直前の右膝の屈曲の角度は、165°であるが、右足がX脚になり、インステップしている。リリースの直後、左腕上腕部が凹む。左股関節は屈曲している。投球をワンバウンドさせる。

清宮は、左手親指基節骨でグリップを叩いた後、首がホームベースの方に向く。右肘が左肩の方に入り、右肩がホームベースの方に被さる。

地方球場で登板する加藤貴之

加藤は、左足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせてセットアップする。頸反射はしていない。左膝を屈曲する。右膝を屈曲する。右足首を底屈する。左足踵にウェイトがかかる。右腕前腕部、右腕前腕部を回外する。右足首を背屈すると左足がヒールアップする。頸反射していない。

右腕前腕部、左腕前腕部を回内すると、左足踵で地面を荷重する。右膝が伸展する。右足首は背屈している。頸反射している。右肘が伸展してしまう。頸反射していない。左腕前腕部を回内したまま、左腕上腕部を内旋してしまう。左足小指球にウェイトが移る。頸反射はしている。

左肘がアウトサイドの角度で屈曲してから左手親指の腹でボールを叩く。右足はスパイクの外側の踵寄りから入射する。左肘の屈曲のとき、左肩関節外転前は、頸反射している。未だ、右腕前腕部は回外していない。

左肘のアクセレーションと共に右腕前腕部を回外する。最大外旋位で右膝の屈曲は135°より浅いが、右足股関節から下がO脚になる。頸反射はしていない。

3-3の同点で、9回裏。上原健太は先発ローテーションで投げている。吉田輝星を前の試合先発させた関係で、ブルペンには、投球する手の親指のしなりを解く前に、投球肩が残っている投手がいない。これは、試合前から事実である。
北山が走者を2人出し、代わった鈴木健矢が島内に3ランを打たれて3-6で日本ハムが敗れた。

総合

地方球場のマウンドを使いこなせなかったのは加藤の方であった。3失策は、地方球場を使いこなせなかったからではなく、トップを作る、バックステップするという基礎ができていないだけである。新庄は、今季は、全選手、様々なケースで使ってテストしている。先発、リリーフ、敗戦処理の配置が決まるのは、来季以降であるから、今は、勝敗云々を問う段階ではない。

投打の源泉及び土台

楽天

3回表、岸は、25球目、石川亮に対し、アウトローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
5回表、岸は、52球目、ヌニェスに対し、インローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
6回表、岸は、71球目、清宮に対し、アウトロー(左打者のインロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(空振り三振)。

8回表、鈴木翔天は、3球目、淺間に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
8回表、鈴木翔天は、9球目、清宮に対し、インローにスライダーをワンバウンドさせる(空振り)。
8回表、鈴木翔天は、13球目、清宮に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(空振り三振)。

9回表、西口は、13球目、杉谷(左打席)に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

日本ハム

5回裏、加藤貴之は、61球目、浅村に対し、インロー(右打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(空振り三振)。

加藤は、左足のスパイクの外側をプレートの三塁寄りに沿わせる。右足のスパイクの内踝から先を左足踵からはみ出す。グラブを背骨の左側で丹田の高さにセットする。首を二塁走者の方に向ける。

セットを解かず前足で地面を蹴らずに、首を一塁ベースに向ける。セットを解かず前足で地面を蹴らずに、両肩を結ぶラインと首の交わる角度を125°にする。セットを解かず前足で地面を蹴らずに、両肩を結ぶラインと首の交わる角度を150°にする。

右足のスパイクの内側の拇指球寄りで地面を蹴る。左腕前腕部を回外してセットを解く。左肘のアクセレーション前に左足拇指球にウェイトが移る。頸反射していない。リリース後に左腕上腕部棘下筋が凹む。右股関節から下がO脚になる。

浅村は、右足のスパイクの内側、左足の拇指球でエッジをかけ、オープンスタンスでセットアップする。頸反射していていない。右手親指PIP関節を屈曲し、右手親指の爪の裏でグリップを押している。引手主導のスイングとなる。

6回裏、加藤貴之は、70球目、辰己に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
6回裏、加藤貴之は、74球目、アウトロー(右打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

7回裏、玉井は、9球目、島内に対し、アウトロー(左打者のインロー)にカーブをワンバウンドさせる(ボール)。

7回裏、堀は、1球目、銀次に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(空振り)。

堀は、左足のスパイクの外側をプレートの三塁側に沿わせる。グラブを背骨の左側で丹田の高さにセットする。リリースの直後、左腕前腕部棘下筋が凹み、右肘が落ちる。右股関節から下がO脚になる。

銀次は、左足の内踝、右足の拇指球でエッジをかけ、スクエアスタンスでセットアップする。左手親指PIP関節を屈曲し、左手親指の爪の裏でグリップを押している。ヘッドの角度を60°にしている。頸反射はしている。右膝を左股関節と左膝の中間の高さで90°に屈曲している。右足首を底屈している。左足拇指球で地面をバックネット方向に蹴る。

7回裏、堀は、13球目、田中和基に対し、真ん中低めにチェンジアップをワンバウンドさせる(空振り)。

堀は、左足のスパイクの外側をプレートの三塁側に沿わせる。グラブを背骨の左側丹田の高さにセットする。首をバックネット方向、左打席の外に向ける。左手首をコックしてグラブを肋骨下部の高さに上げ、前足で地面を蹴らず、セットを解かずに首を一塁ベースに向ける。

右足拇指球で地面を蹴る。右膝を肋骨下部の高さでインサイドに屈曲する。右足首は底屈する。右膝をベルトの高さに落した後、首の位置を戻す。右膝を肋骨下部の高さに上げる。右足首を背屈する。左腕前腕部を回外してセットを解く。

左腕前腕部を回内する。左手首全体が背中からはみ出る。右足前脛骨筋が回外(内反)する。左腕上腕部を内旋し左肘を上げる。

リリース後、左腕上腕部棘下筋が凹み、左肘が落ちる。右股関節から下がO脚になる。

田中和基は、右足のスパイクの内側拇指球寄り、左足の拇指球でエッジをかけ、クローズドスタンスでセットアップする。右脇の高さで右手PIP関節を屈曲し、右手親指の爪の裏でグリップを押す。ヘッドを捕手方向に倒す。頸反射はしていない。

7回裏、堀は、15球目、アウトロー(右打者のインロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。

9回裏、北山は、5球目、アウトロー(左打者のインロー)にナックルカーブをワンバウンドさせる(ボール)。

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