連敗を5で止めた若手の働きを詳しく解説!対DeNA2回戦F5-3DB

Last Updated on 2023年3月9日 by wpmaster

日本ハムファイターズは、只今五連敗中、交流戦ベイスターズとの2回戦、日本ハムの先発は、上原健太、ベイスターズは、上茶谷大河。結果は、若手選手達の働きで日本ハムファイターズは連敗を5で止めることができました。その要因は何か。

先発上原は、6回2失点

二段モーションを採用すると、前膝を上げたとき、首が後ろ足の方に戻ります。前足首を底屈したときに前肩がホームベース方向に入ります。グラブを持つ手の親指の付け根の関節の回転半径が長くなります。セットを解く間が短くなります。後ろ足の拇指球で地面を後ろに蹴ってしまいます。セットを解くだけで後ろの股関節にタメができますので、前膝を上げる必要はありません。二段モーションを採用しているから打者はトップを作る間ができます。二段モーションを無走者のときに採用しているので、上原は先頭打者を出塁させます。上原は、走者の有無に関わらず、セットポジションで右膝を上げなければ、上原は少ない球数でイニングを稼げるようになります。
上茶谷は、プレートの三塁側に右足のスパイクの外側を沿わせます。ボールは右手の中指の付け根で握る。セットアップのときに頸反射していない。左股関節を屈曲すると、右足が踵体重になる。セットを解くと右膝が外側に開く。左足は、スパイクの内側から入射する。石井が一二塁間のゴロを打ちます。上茶谷は、右股関節をバックステップします。右膝が外側に開きます。右足内転筋を内転します。ストライドが広がります。左足はスパイクの外側から入射します。左足のスパイクの外側から入射するのは、スローイングの基本ですが、右膝が外側に開くのが故障の原因です。上茶谷は、左足首を捻挫して降板します。

松本剛3打点、清宮7号ソロ

2番手入江から、淺間が、頸反射してヘッドを立て、右肩が後ろに入るのを抑止します。右足を真上からスパイクの外側から入射し、インサイドアウトで振り抜きます。中飛を打ちます。これが犠飛となります。
松本は、ヘッドを立てていく過程で頸反射しませんが、フライングエルボーを省いてヘッドが立ちきらない内に右手小指基節骨を投球の軌道に入れて脇を締めます。左肩がホームベースに被さるのを抑止します。しかし、右手親指のしなりが小さくなります。右手親指のしなりを解く前に右肩が残らない分、スライス回転が打球にかかります。打球が左中間を破り2点を追加します。三塁ベースに入った宮﨑が二塁ベース方向に打者走者を追い詰め、中継に入った牧が二塁ベースに入って松本にタッグしてアウトにします。2死なので、次の打者は、安打を打つか相手投手が労働力が再生産できなくなってワンバウンド投球し、捕手が後ろに逸らさない限り得点できません。野手にノーバウンドで捕球された段階で攻撃終了ですから、打球が外野の間を抜けるか否かに関係なく、捕球される前に、打者走者である松本は、行けるとこまで進塁するのがノルマです。よって、これはOKです。
清宮は、右足の小指球から左足の拇指球にウェイトを移して右股関節を内旋、右股関節を屈曲するだけで右足首を背屈しません。右肩がホームベースに被さるのを抑止します。ヘッドを立てていく過程で頸反射しませんが、フライングエルボーをせずに、トップを作って左脇を閉じます。右肩がホームベースに被さるのを抑止します。右足はスパイクの外側から入射しますが、右股関節が戻ります。左手親指のしなりを解く前に左肩が残らず、左手親指のしなりを解いてもヘッドが立っていきませんが、インローの投球に対して打者は、インステップのレンジから小さくなります。右股関節の回転半径が短くなります。左股関節の加速距離が長くなります。両股関節をぶつけると飛距離が出ます。清宮の本塁打で日本ハムが4-1ベイスターズと点差を広げます。

上原降板後は、堀、玉井、北山の継投

堀は、左足のスパイクの外側をプレートの三塁側に沿わせます。左投手の場合、左足が踵体重になります。右股関節を内旋して右股関節を屈曲させます。セットを解くと左肘が下がり、右足首が背屈します。右足踵を打者方向に向けると更に左足が踵体重になります。左肘を左肘ファーストでつまみ上げます。左足小指球にウェイトが移ります。左膝が折れます。左足小指球で地面を後ろに蹴れば、トップを作る間が作れません。左手小指の付け根が打者方向に向きます。左手親指のしなりを解く前に左肩が残らないので、左手小指の付け根で追っ付る投げ方になります。打者はトップを作る間がゆったりと作れます。
堀の場合、セットを解けば左股関節のタメができますので、右足踵を打者に向ける動作が不要です。右肘が左肩の方に入らないので、右肘を抜く距離が短くなります。セットを解く間がゆったりと作れます。左手の親指がしなるので、左肘をつまみ上げなくても左手の小指が立ちます。左足拇指球で地面を蹴る間ができないので、真上から右足のスパイクの外側から入射できます。トップを作る間が作れます。左手の小指の第二関節が打者方向に向きます。左手親指のしなりを解く前に左肩が残ります。左手親指の腹でボールを叩くと、左肘が従前よりも高く上がり、左腕前腕部の深層屈筋、側副靭帯が緩みます。ブルペンで投げ込まなくても肩ができ、且つ、深層屈筋、側副靭帯にかかる負荷を軽減できます。

玉井は、右腕上腕部を外旋する前、頸反射して左腕上腕部の内旋にブレーキをかけています。左足の外踝をホームベース方向に向けますが、左足の爪先が右打席の内側のラインまで出ます。インステップが他の右投手よりも大きいのです。右手小指第二関節の回転半径が長くなります。右股関節が内旋し、右肘を加速させる前に左股関節が外旋します。トップを作る間ができず、右手親指のしなりを解く前に右肩が残りません。右手親指の腹でボールを叩いても右肘が上がりせん。
北山は、前回、登板よりも、テイクバックは小さくなりましたが、開幕当初に比べると、右肘の高さが下がっています。北山は、プレートの中心よりも僅かに一塁線寄りに右足のスパイクの外側を沿わせます。左股関節を屈曲し、左足首は底屈します。右足が踵体重になります。左股関節を伸展(外旋)、左足首を更に底屈させます。右足小指球で地面を荷重します。左肘は屈曲していますが、グラブを持つ手が背骨の右側に入ります。右手小指第二関節の回転(内旋)半径が長くなります。セットを解く間が作れません。右手親指がしならないので、右手親指の腹でボールを叩いても、右手小指が立ちません。右手首が骨盤を通過します。北山の場合、先ずは、セットを解けば、左股関節を屈曲する間が作れなくても、右股関節が外旋できます。左足首も背屈します。セットをゆったりと解く間ができたので、右肘をつまみ上げなくても右手の小指が立ちます。真上からスパイクの外側を入射することができます。

まとめ

投打とも体の使い方は、100点満点ではありませんが、打者は、複数の修正手段の中から、一又は複数の手段をピックアップして足掻きながら、ドアスイングの修正にトライしていく過程が看て取れました。

ベイスターズのリリーフ投手

入江は、右足のスパイクの外側をプレートの三塁側に沿わせる。右足のスパイクの内側、左足のスパイクの内側でエッジをかける。左足の拇指球から踵までが右足踵からはみ出る。グラブを背骨の右側でベルトの高さにセットする。右手首をコックして背骨の右側、鎖骨の高さに上げる。
左膝はヘソと肋骨下部の中間の高さでインサイドの角度で屈曲する。左足首は背屈する。右足踵にウェイトがかかる。
リリース直後に右腕棘下筋が凹む。右腕と背骨の交わる角度、右肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドであるが、右肘の高さがスリークォーターである。両股関節をぶつけた後、左膝が左足つま先の前に出る。右股関節は屈曲する。右足は、右肩の外側で右足小指球から入射する。右手親指基節骨でボールを叩いてフィニッシュする。

クリスキーは、右足のスパイクの外側を一塁側に沿わせる。グラブは背骨の右側でヘソの高さにセットする。首と両肩を結ぶラインの交わる角度を90°にする。左足拇指球で地面を蹴った後、首を左打席の内側のラインからボール2個分入ったところに首の向きを変える。右腕前腕部を回外してセットを解く。左膝は右股関節の高さで90°の角度で屈曲し、左足首は背屈している。レッグアップの直後に左足前脛骨筋が回内(外反)している。右腕前腕部を回内後、右手首を両股関節を結ぶラインの手前で止め、右手親指基節骨でボールを叩く。右肘の屈曲の角度が垂直に近いアウトサイドになる。インバートWで右肘を摘み上げている。右肘のアクセレーション前に右足の小指球にウェイトが移り、左股関節が外旋する。頸反射はしている。左腕前腕部は回外している。リリース後、右腕と背骨の交わる角度、右肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドであるが、右肘の高さがスリークォーターである。右腕上腕部棘下筋が凹む。右足をターンし、両足がクロスする。右股関節の内旋の加速距離が長い。上体が一塁側にタンブルする。右腕前腕部を回外後、右手親指基節骨でボールを叩いてフィニッシュする。フォークを投げた場合、右腕前腕部を回外後、右手人差し指の人差し指と中指がくっ付く。

平田は、右足のスパイクの外側をプレートの三塁側に沿わせる。グラブは、背骨の前でヘソの高さにセットする。右手首をコックしてグラブを胸の高さに上げる。左膝を丹田の高さでインサイドの角度で屈曲する。。左足首は底屈する。左膝を丹田の高さでインサイドの角度で屈曲する。右腕前腕部を回内後、右手首は、両股関節を結んだラインの手前で止め、右腕前腕部を回外する。左足前脛骨筋が回内(外反)している。右足のスパイクの内側でエッジをかけているがCアーチができている。右手親指基節骨でボールを叩く(スタンダードW)。右肘、右手首が右肩の高さに上がった後、右肘が垂直に屈曲し、左腕前腕部が回外する。右足の小指球にウェイトが移る。右肘のアクセレーション前に右足拇指球にウェイトが移り、左股関節が外旋する。頸反射はしていない。
右手首の最大背屈位から右腕前腕部が回外し終わる前に右手首が底屈し始める(煽り投げ)。リリース直前の右手小指基節骨の入射角は55°である。リリース直前の左膝の屈曲の角度は、150°である。
リリース直後に右腕上腕部棘下筋が凹む。右腕と背骨の交わる角度、右肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドに近いスリークォーターであるが、右肘の高さがスリークォーターである。
右腕前腕部を回外後、左足首が背屈し、両足踵が浮く。右足内踝を左足内踝にぶつける。左足小指球で地面を蹴って左足内踝を内踝にぶつける。

参考資料

DeNA

1回裏、上茶谷は、5球目、淺間に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

1回裏二死一塁、上茶谷は、17球目、野村に対し、アウトローにカットボールをワンバウンドさせる(ボール)。

上茶谷は、上茶谷は、右膝をアウトサイドの角度で屈曲し、左膝を伸展し右足のスパイクの外側をプレートの三塁側に沿わせる。首を三塁線に向ける。グラブを背骨の右側で胸の高さにセットする。グラブの位置は変えず、首を左打席の内側のラインの捕手寄りに向けて停止してから左足拇指球で地面を蹴る。リリース後、右腕前腕部棘下筋が凹み、右肘が落ちる。左股関節から下がX脚になる。

野村は、右手親指の指先をグリップの外側に反らし、ヘッドは捕手側に倒さず、投手方向に向ける。ヘッドの角度は、80°にしている。左足拇指球、右足内踝でエッジをかけ、オープンスタンスでセットアップする。頸反射している。右腕前腕部を回外すると左足のスパイクの外側が浮く。左足小指球から入射する。

嶺井は、ワンバウンドしてから背骨の左側でフォアハンドキャッチする。右手親指の爪の裏でボールを叩いてグラブからボールを抜く。

淺間は、上茶谷が右腕前腕部を回内後、スタートを切る。ハーフウェイからラインの内側に入り、左膝を伸展、右膝を屈曲して滑り込む。左足のスパイクの外側で二塁ベースの一塁寄りのラインを蹴る。オーバーランはしていない。三塁手宮﨑は、三塁ベースのアンツーカーと芝の境目の後ろ、アクリルの芝の上で守っている。

1回裏、上茶谷は、19球目、野村に対し、アウトローにカットボールをワンバウンドさせる(ボール)。
2回裏、上茶谷は、25球目、清宮に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)

3回裏、入江は、16球目、野村に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)
4回裏、入江は、28球目、ヌニェスに対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(空振り三振)。

6回裏、クリスキーは、4球目、清宮に対し、インロー(左打者のアウトロー)にスプリットをワンバウンドさせる(空振り三振)。

清宮は、右足の拇指球、左足の拇指球でエッジをかけ、スクエアスタンスでセットアップする。ヘッドの角度を55°にする。左手中指の付け根にグリップを嵌める。左手親指PIP関節が屈曲する。頸反射していない。左膝が外側に開いている。

6回裏、クリスキーは、15球目、万波に対し、アウトローにフォーシームをワンバウンドさせる(ピッチドアウト、ボール)。

7回裏、平田は、4球目、石井一成に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)

7回裏、平田は、12球目、アルカンタラ(左打席)に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(空振り三振)。

アルカンタラは、右足拇指球、左足の外踝でエッジをかけ、オープンスタンスでセットアップする。頸反射している。ヘッドの角度を55°にしている。左手中指の付け根にグリップを嵌める。左手親指の爪の裏をグリップに巻き付けている。頸反射はしている。左膝が外側に開く。

8回裏、平田は、16球目、松本剛に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ハーフスイング、空振り)。

平田は、右足のスパイクの外側をプレートの三塁側に沿わせる。左足踵が右足踵からはみ出る。グラブは、背骨の右側でヘソの高さにセットする。二段モーションを使う。リリース直後に右腕上腕部棘下筋が凹み、右肘が落ちる。

松本剛は、左足拇指球、右足拇指球でエッジをかけ、オープンスタンスでセットアップする。頸反射していない。右手親指の指先はグリップの外側に反らす。右手首と左手首を離している。ヘッドは45°の角度にしている。左膝を右膝の上の高さでアウトサイドの角度で屈曲した後、右足拇指球にウェイトがかかる。

8回裏、平田は、19球目、野村に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
8回裏、平田は、29球目、清宮に対し、真ん中低めにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

日本ハム

1回表、上原は、17球目、牧に対し、インロー(右打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(空振り三振)。

上原は、左足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。グラブは、背骨の左側で鎖骨の高さにセットする。リリース直後に左腕上腕部棘下筋が凹む。左腕前腕部を回外後、左手人差し指と中指がくっ付かない。

牧は、右足のスパイクの内側、左足の拇指球でエッジをかけ、オープンスタンスでセットアップする。頸反射している。右手親指PIP関節を屈曲し、右手親指の爪の裏でグリップを押す。ヘッドを捕手方向に倒して構える。構えた段階では頸反射はしている。フライングエルボー後、首が右肩の方に捩じれる。

5回表、上原は、51球目、嶺井に対し、インロー(右打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

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