Last Updated on 2021年8月20日 by wpmaster
若手の練習試合にも関わらず、戦力外のベテランも使う。Aクラスに入って下剋上しろというカス共に忖度するポーズを取った選手起用
15回戦、広島0-3中日
スプリングキャンプで指摘したところであるが、広島の野手は、総じて、他の野手から送球を受ける+走者にタッチするのが下手である。小園もその例外ではない。小園は、打球に対しては、背骨の右側捕球ができるが、捕手から二塁への送球に対しては背骨の左側捕球をしているところは、スプリングキャンプのときから変わっていない。右投げの野手は、送球に対しても背骨の右側で捕球するのが基本である。守備はやればやっただけ上達する。小園だけでなくクビがつながった野手全員、秋季キャンプでは猛練習する必要があるだろう。
福谷は、セットアップを解いた後、右足外踝よりも踵寄りにウェイトがかかる。昨季までは、セットアップを解いてから右肘からつまみ上げていたが(インバートW)、今季は、右腕前腕部からつまみ上げている。左腕前腕部を回外して左肩を下げている。
打線は、左の坂倉、林、西川、右の菊池涼介、石原貴規と、これだけドアスイングで振っていれば、福谷は攻略できないだろう。
16回戦、広島0-3中日
松葉は、左足踵をヒールアップして前膝をレッグアップ。ボールは、左手中指基節骨で握る。セットアップを解いた後、左足外踝にウェイトがかかる。後述の大野雄大と同じく、左肘からつまみ上げるインバートW(=逆L)。トップポジションの過程では、右股関節は内旋できている。左腕上腕部を外旋したとき、両肩甲骨がぶつかる。左手親指基節骨でボールを叩いて左肘を担いだとき、右股関節が外旋し、右膝が屈曲する。
菊池涼介は、泳いで引手主導、坂倉、林は、逆波のスイング。小園は、トップハンドの親指基節骨でグリップを叩いてからヘッドをボールに引っ掛けてからトップハンドをグリップから離し、手首の返しを抑止している。三振も右足を踏み込まずに、腰を一塁ベンチ方向に引いており、前の試合より良くなっている。
広島打線は、左の松葉、及びその後の中日のリリーフ投手に対し、鈴木誠也の一安打のみ。
鈴木誠也は、続く坂倉へ松葉が初球を投じたときに、二盗に成功。鈴木誠也は、手段は尽くしている。
坂倉の一ゴロが結果、進塁打となり、打者長野は、ヘッドアップして一ゴロ。ビシエドは、背骨の右側で捕球しホームベースの左のライン(三塁線側)に送球。三塁走者鈴木誠也は、ハーフウェイからラインの内側に入り、フックスライディングしながら、左手でベースにタッチするがアウトになる。
軟球は叩き付けるとハーフバウンドのゴロになるが、硬球は、トップハンドの人差し指の付け根でグリップを押したとき、又は、トップハンドの親指の基節骨でグリップを叩いたときにヘッドを下げ、トップハンドの手首をコックする逆波のスイングの軌道でハーフバウンドのゴロを産み出す。ベテランの長野、松山が何をしようと、何も期待していないので文句は言わない。しかし。河田、朝山は、この逆波のスイングで若い右打者に逆方向(左打者は順方向)にハーフバウンドを産み出す練習をさせている。こんな皮被りの中坊レベルの低級な野球がプロの野手相手には通用しない。後ろ肩を残してヘッドを立ててゴロを打たなければダメだ。
尚、15回戦で本塁打を打った渡辺勝、16回戦で本塁打を打った堂上は、トップハンドの二と差指の付け根でグリップを持ち上げるドアスインガーで、中距離打者。
17回戦、広島3-1中日
戦力外の長野、松山のダブルスタメン。登板間隔を詰めて大瀬良が登板。来季から三シーズン投げなくても三シーズン分の年俸がもらえる球団に行くのだから、松田元にしてみれば、最後の奉公をしろと言うことなのだろう。
大瀬良がトップを深くし、ドアスイングで右翼線を破り、野間がアウトローを左肩を残さず左手人差指の付け根でグリップを押して振った逆波のスイングにも関わらず、髙橋周平が前進守備で三塁線を締めていたことにより安打となる。野間のスイングでは、インサイドは高低を問わずに差される。
6回表、坂倉が右中間塀直撃の打球を打つが、松山が三本間のハーフウェイで走路が膨らみ、本塁タッチアウト。
7回表、四球で出塁した林を大瀬良が送り、野間が先制打と同じく人差し指の付け根でグリップを押して、先制打と異なり、ヘッドを立てて左中間を破る。インコースは高低問わずに差されるスイングである。小園は、ボールを縦に擦り下し、スライス回転を産み出し、バナナカーブも大きい。左翼手にノーバウンドで捕球されたが、スイング、打球の軌道の水準が他の左打者と異なる。
長野が人差し指の付け根でグリップの外側を押し込んでヘッドをボールの外側に引っ掛け、左前打と連打で2点。中田翔は、基本、この長野のスイング。
中田翔は、毎シーズン、鈴木誠也と産み出した打球に価値を付けた打撃成績は似ているが、右手小指で投球を叩く鈴木誠也とはスイングが大きく異なる。中田翔は、ホームラン打者ではなく、中距離打者である。鈴木誠也がメジャーと契約するとして、私見では、広島東洋カープにとって、中田翔は不要。
8回裏、二番手のコルニエルは、リリースの瞬間、左股関節が外旋、右足をターンさせるときに左膝が左足つま先の前に出る。右中指基節骨でボールを引っ掛けられていない。
安打が出なければ勝てない野球で勝利。