04/05/2021広島1-1巨人,事実上は広島東洋カープの敗戦です

Last Updated on 2021年5月6日 by wpmaster

床田は、毎イニング走者を出しながら1失点に留め、試合を作りました。確かに、巨人の各打者は、変化球に合わせて全ての球種をスイングすることができていませんでした。しかし、試合を作れた根拠はそれだけでしょうか。

床田寛樹vsスモーク

7回表、床田は、右足のスパイクの外側にウェイトをかけてセットアップします。ボールは中指の基節骨で握ります(①)。右足のスパイクの外側、左足踵の順で地面を蹴ります。トップを入れ替えてセットアップを解きます。右足首を底屈、右足親指を推進したときも右足小指球で地面を後ろに蹴っていません(②)。セットアップを解くのが両足で地面を蹴るのが遅かった分、左手親指をしならせる間が足りず、左腕前腕部の回内、右腕前腕部の回外が遅れます。左腕前腕部を回内し直して右肘が右膝と併進するのを止めます。両肩が緩くM字になります。再び右腕前腕部を回外します。①、②により、左手親指の基節骨でボールを叩いても左腕の伸筋、屈筋、靭帯が突っ張りませんと両股関節が剥がれます。左手親指をしならせる間ができます。右膝は突っ張りませんが、右膝の屈曲はこれまでよりも浅くなりました。右股関節が引っ込み、頭が倒れます。左手小指の加速距離が長くなります。これを2セット行います。左股関節を右股関節にぶつけて左足をターン、両足をクロスさせます。
スモークは、左足小指球、右足スパイクの外側ににウェイトをかけ左腕前腕部を回内してヘッドを寝かせてトップを入れ替えた状態でセットアップします。グリップは右手人差し指の付け根で握ります。左肘は突っ張るところまで左腕前腕部は、回内していません。床田がセットアップを解いた後、左足小指球、右足踵の順で地面を蹴ります。右肘がヒッチします。右手親指基節骨でグリップを叩き右腕前腕部を回内します。左肘が落ちます。トップを入れ替えてヒッチをしていないので、右肘がヘッドの外に大きく張りません。ヘッドが立ちます。トップを入れ替えると右肘が下がり、左足首が背屈します。左肘が少し背骨の方に入ります。左腕前腕部を回内します。左肘を抜いてから右手小指を加速させます。スモークは床田のフォーシームに振り遅れます。床田の最大外旋位のところでもスモークはトップを入れ替えていません。
抜いた変化球に合わせてファストボールも抜いた変化球を振る。これはメンタルの話ではありません。メンタルは実体がありません。

抜いた変化球の軌道に対応して全ての球種を振る

投手と打者は、一のスイングの中で2回勝負します。投手がセットアップを解くのと打者がトップを入れ替えてトップハンドの肘をヒッチするののどちらが早いか。もう一つは、投手がトップポジションに入った後、トップを入れ替えるのと、打者がトップポジションに入った後、トップを入れ替えるののどちらが早いか。いずれも早い方が勝ちます。トップハンドの親指で引き付けているとボトムハンドというつっかえ棒がありませんので、トップを入れ替えられます。トップを入れ替えるとトップハンドの肘が落ち、トップハンドの手首がトップハンドの肘が下がり、背骨と頭が後ろに傾く間、トップハンドの手首がトップハンドの肘の後ろに来た間に、投球の軌道が垂れてきます。この背骨が傾くのが大きい程、パーフェクトインサイドアウトスイングに近付きます。トップハンドの小指の加速距離が長くなります。これが第三者がその打者が変化球に合わせてファストボールも抜い変化球も振っている(トップを入れ替えている)と錯覚することの正体です。振り遅れは、トップポジョションに達するのが遅れたときに生じます。原因は、一回目のトップハンドのヒッチの遅れです。ストライクゾーンの軌道に空振りが増えますが、加速ゼロはありません。球種の読みが外れたとか、意表を突かれたとか、迷いが生じたとか、プレッシャーとか失敗を後悔して引きずっているとか、焦りとかのメンタルが原因ではありません。
ボトムハンドでつっかえ棒を作っているとつっかえ棒をどかさないとトップが入れ替えられません。トップが静止します。トップが固まります。トップハンドの肘が落ちません。ボトムハンドのつっかえ棒を外す分、トップを入れ替えるのが遅れます。ボールの軌道が垂れてきている間、トップを入れ替えていないので、トップハンドの肘が落ちない。ファストボールに合わせてスイングしていると第三者は錯覚するのです。振り遅れは、トップを入れ替えるのが遅れると生じます。トップハンドの人差し指の付け根でピントを合せます。ストライクゾーンの軌道の空振りは減りますが、加速ゼロもあり得ます。だからバントは人差し指の付け根でグリップを握るのです。スイングできない回数も増えます。
鈴木誠也と小園は、突出した成績は残していません。しかし、抜いた変化球に合わせてどの球種もスイングしているという面では、他の選手と一線を画しています。他の選手よりもズバ抜けてできています。これは、スタッツだけを見ている奴にはわかりません。これは野球をメンタルスポーツとして見ている奴にはわかりません。小園は、守備でも左手のトップを入れ替えたときに左肘が落ちて右足首が背屈して背骨が倒れるます。右足を軸に左手小指を加速させているから飛球を落球しないのです。頭も下がっているので後ろ肩より下で捕球していません。背骨の右側で捕球しています。田中広輔や矢野は左肘が落ちず背骨が倒れない、左手の人差指の付け根で捕球するから飛球を落球するのです。
最終回、小園に代えて松山を代打に送り出す行為は、八百長でしかありません。松山は、戦力としてカウントしていないので、松山を使わずに試合を終えることは全くありです。
鈴木誠也と小園と森下以外の一軍のをそっくりそのまま、広島のファームの選手と入れ替えても広島東洋カープというチームは将来強くなりません。二軍選手もそっくりそのまま他の球団の二軍選手と入れ替えないと強くなりません。