広島4-3中日、羽月プロ初本塁打,京田のタッチプレーは、プロの技

Last Updated on 2021年5月13日 by wpmaster

佐々岡の采配は、後手に回るとファンから言われる。私は、試合前に個々の選手の動作解析、ゲームプランを述べる。佐々岡がやる野球に関して私見とは異なるが、マーティーブラウン、緒方、高よりは動けていると思う。

九里の6回降板

九里は、93球で18のアウトを稼ぐ。私見では、球数ではなく投球動作面、労働力が再生産できているかどうかという面から降板の時期を決めなくてはならないと考える。球数は、100球に達していないが、ワンバウンドの投球が7球と多い。フォークもフォーシームもボールの上っ面に人差し指が被さりボールを引っ掛ける。右腕上腕部が凹む。佐々岡が6回で九里を降板させたことは妥当であったと思う。
九里が休養を狭め、登板間隔を狭めてカード頭に投げさせるのは必要ない。

7回裏中田廉の起用

中田廉は、テイクバックは大瀬良、九里並みに小さい。しかし、後ろ足の拇指球で地面を後ろに蹴る。ボールの上っ面に人差し指が被さりボールを引っ掛ける。右腕上腕部が凹む。大道は、テイクバックは骨盤を跨がない。左膝を突っ張らせてブロッキングできるので、私であれば、九里の後は、大道を投げさせたい。
リリーフ投手は、ブルペンではなくマウンド上で試運転し、回の頭から投げさせる。先頭打者からギアを上げる必要はない。走者がいる回の途中から投げると、初めて対戦する打者からギアを上げることになってしまう。回跨ぎは、休養を挟んで試運転からリスタートする。肉体の損耗が進む。私見では、リリーフ投手の回跨ぎは反対である。
塹江は、回跨ぎをした8イニンングスは、ボールの上っ面に人差し指が被さりボールを引っ掛ける。左腕上腕部が凹む。投球をワンバウンドさせる。

羽月がプロ初本塁打

羽月は、トップを入れ替えた状態で人差し指の付け根でグリップを握り、二段ヒッチ。右肩が背骨の方に入るのは抑えられている。しかし、左手親指のしなりが解ける。左手中指、小指の加速が足りず、ヘッドステイバックが小さい。インパクトの瞬間、両肘が突っ張る。右翼席ギリギリの本塁打になった。左肘のヒッチを1回にする代わりにトップを入れ替えてヒッチし、2回のヘッドステイバックを大きくできれば、ギリギリではなく余裕でスタンドに入るようになるし、これが最初で最後の本塁打ということにならずに済む。

代打堂林のバント

人差し指の付け根でグリップを押し、トップハンドを前足踵から遠ざけるバントは私は好きではない。バントの構えからヒッティングを行うと、ボトムハンドの前腕部を回内するからバスターも好きではない。

根尾への代走

根尾は、ハーフウェイで走路が外側に少し膨らむ。根尾に代走を起用するのは有りである。代走高松は、福留の代走として起用された。

京田のタッチは空タッチか

9回表、小園は、ボールを縦に押し潰し、ヘッドがボールの軌道の下に入り、中前安打。確かに、曽根は小園よりもベースランニングが上手い。
延長戦が行われないので、小園を引っ込めても打線は弱くならないが、三好はベンチに入っていない。三好がベンチに入っていても、三好に小園を助けさせてはならない。田中広輔は、守備弱めになるので田中広輔を最終回に守らせるのは反対である。よって、小園に代走を出すのは反対である。
木下は、右足を軸に左手小指をスイングしてボールを叩く。左足がアウトステップした分、右手親指のしなりが解ける。京田は、二塁ベースの、一塁ベースから最も近いコーナーを右足で蹴る。しかし、木下の二塁送球がインローに外れ、二塁ベースの一塁ベースから最も近いコーナーが空く。代走曽根が二塁にフックスライディング。京田は、右足を軸に左手小指をスイングして左手小指の外側で送球を叩く。右手でボールを捕球する。右肘をヒッチする。ここまでは小園が若林を刺したときの動作です。それから二三塁を結ぶラインと平行に二塁定位置方向に両足をスライド。曽根の背中、ベルトの上に右手でタッチする。曽根は、タッチアウトと判定される。

一塁クロンに代えての守備固め

クロンは、バックハンドでは、右足を軸に背骨の右側で捕球できる。3-4-3、3-6-3、3-5-3ができる。しかし、フォアハンドでは右足を伸ばし、左足を軸に背骨の左側で捕球する。昭和の少年野球の基準ではこれが正しいが、これでは、3-4-3、3-6-3、3-5-3ができない。堂林は、フォアハンドでも右足を伸ばさずに、右足を軸に背骨の右側で捕球する。バントも右手で捕球することはない。坂倉、石原貴規、堂林は右手で捕球する。クロンに守備固めとして堂林を出す必要はある。