隙を産み出す野球01/04/2021阪神6-3広島

Last Updated on 2021年4月2日 by wpmaster

阪神ー広島3回戦、秋山拓巳、中村祐太の先発で試合がスタート。
野球を始めるとき、ボールの握り方は誰も教えてくれません。試行錯誤しながら、作り上げるしかありません。人は、読書やゲームばかりしていたら賢くなれません。体を動かして遊ばないと人間はバカになります。
試行錯誤の結果、ボールは、投球する手の中指の基節骨と薬指、小指の付け根で握ります。投球する中指でボールを縦に擦れます。小指が加速します。トップハンドの親指がしなります。トップハンドの基節骨が加速します。投球腕の前腕部が背骨の方に推進することなく、トップポジションに入れます(投球腕の前腕部を回内)。

中村祐太のピッチング

中村祐太は、右手人差し指の付け根でボールを握ります。右足のスパイクの内側、左足のスパイクの外側で地面を噛ませる。右足踵で地面を蹴り、左足小指球で地面を擦ってから、左足小指球で地面を蹴る。トップを入れ替えないでセットアップを解く。左股関節が右股関節を跨ぐ。右腕前腕部が背骨の方に入る。左腕前腕部は回内。左足首を背屈しているので、ヘッドステイバックする。左肩は背骨の方に入らない。グラブは三塁線方向に向ける。逆Lのとき、左腕前腕部を回外、グラブを左胸のところに持ってくる。左足親指が加速 左腕前腕部を回内して左足の加速と、左肩が併進するのにブレーキをかける。両肩が緩くM字になる。右肘をつまみ上げたとき、左腕前腕部を回外し左肩が開く。右手親指のしなりが解ける。右手親指でボールが叩けない。ボールの上っ面に右手人差し指の付け根が覆いかぶさる。ボールを引っ掛ける。右手小指、中指でボールの外側を縦に擦れない。右手小指の加速距離が短い。シュート回転する。
立ち上がりの良くない投手に関しては、試合前のブルペンでの球数を増やせと言う人がします。しかし、中村祐太は、ゆったりとトップポジションに入る間ができていないから、この投げ方で、試合前のブルペンで球数を増やせば、試合中、右腕上腕部のローテカフの損傷の進行が前倒しになるだけである。

秋山は、右足小指球、左足スパイクの外側で地面を噛ませ、セットアップ。ヒールアップして左足スパイクの外側で地面を蹴る。右手人差し指の付け根でボールを握り、トップを入れ替えないでセットアップを解く。右腕前腕部が骨盤を越える。左足首を背屈しているので、二塁ベース方向にヘッドステイバックする。左腕前腕部を回内していても左肩は背骨の方に入らない。右肘をつまみ上げたとき、右足小指球で地面を後ろに蹴ってしまう。左腕前腕部を回外、左足が加速、両腕前腕部を回内して左肩の推進にブレーキをかける。両肩が中村祐太よりもタイトにM字になる。トップポジションに入ったとき左腕前腕部を回外、トップを入れ替えても左肩は上がらない。左膝は屈曲しているが、右股関節を左股関節から剥がしてヘッドステイバックする。
最終のヘッドステイバックが大きくなった。投球腕前腕部を回内すると投球肘が上がる。投球にトップスピンの角度が付く。しかし、前足を軸にスイングすれば打てない投手ではない。
鈴木誠也は、左足首の底屈が遅れると、左足首の底屈とトップの入れ替えがシンクロする。すなわち、左足首の背屈前に両股関節がぶつかるので、左足の拇指球で地面を後ろに蹴ってしまう。他の広島の選手は、後ろ足に軸を作って横の動きを作るから、振り遅れる、ヘッドが下がる。ストライドが広がってフルスイングできない。
エンドランをかけたり、偽走したり、相手バッテリーに牽制を投げさせたりするのも最低でも一人が出塁しなければすることができない。
完全に封じられているときに、ボール球をカットする、転がす打撃をしていたら、アウトになろうが、シングルヒットになろうが、相手投手はギアを上げる必要はない。更に相手を援護する。コーナーギリギリの投球を振れないと、審判がボールという価値を付けても、相手を助ける。加速距離をMaxにしないとヘッドはボールの下に入らない。前足を軸にヘッドステイバックしてインサイドアウトで振れば、差されても強い打球が飛ぶ。アウトを献上するのは同じであるとしても、相手投手は、ギアを上げて投げざるを得なくなる(ブロッキングを完結する。トップハンドの親指、中指、小指をしならせて加速距離を長くする)。インサイドアウトで強い打球が打てなければ、打球にスライス回転のかかったときに、一歩踏み込ませて背骨の左側で捕球させることができない。打者走者は、走路を外側に膨らませずに走ることができない。

広島東洋カープの選手のディフェンス

1回表、打者糸原、カウント1-0、左翼松山は、左翼線を空け、わずかに浅く中堅寄りに守る。中堅西川は定位置よりわずかに左、左中間を狭める。広島打線は、インサイドアウトスイングができないから秋山が打てず、中村祐太の体の使い方がインサイドアウトでないから、初回から前進守備を敷くのです。
野球は、打撃よりも投手の強化からなんです。投げるの土台は、走るときの体の動かし方です。その源が労働力の再生産(食事、睡眠)です。阪神の選手は、広島の選手のスイングが引っ張れないから、逆方向に強い打球が打てないから、一塁線、三塁線を空けて守ります。
糸原は、トップを作ったままセットアップ、右肩で割れを作る。右足首を背屈して右肩の開きにブレーキをかける。トップを入れ替えると左翼後方の飛球となる。松山が塀際で一塁側に背を向けジャンプ、バックハンドでグラブを出す。松山が転倒する間、クッションボールが松山が芝生の部分を転がる。西川の打球処理のフォローも緩慢です。
マルテは、右足小指球にウェイトをかけてセットアップ。トップを入れ替えないのでヘッドが寝る。左足首は背屈するのでヘッドステイバックはする。左腕前腕部は回内していないので、トップは入れ替えられる。バナナカーブが作れる。右中間を破る飛球がの犠飛となる。

3回表一死一塁打者近本、カウント1-1、田中広輔は、二三塁を結ぶライン上、二塁ベース寄りに守る(前進守備)。菊池涼介は、二塁ベースの後ろに守る(中間守備)
近本は、左手人差し指の付け根でグリップを握る。アウトハイ(左打者のインハイ)のカットボールに対し、右肩が背骨の方に入る。右肩を開いてからトップを入れ替える。ヘッドがしならない。インパクトの瞬間、左腕前腕部、左手の屈筋、伸筋が伸びる。ヘッドがボールの上に覆いかぶさる。
田中広輔は、背骨の左側フォアハンドで捕球、手首を背骨の方に引く。前に弾く。どこにも投げられない。
糸原は、真ん中高めのスライダーに対し、左手人差し指の付け根でグリップを押し運び、左手人差し指の付け根でボールの外側から内側へとグリップをコントロール 右翼席に本塁打
4回表、佐藤輝明は、アウトコース(左打者のインコース)ベルトの高さのカットボールに対し、右肩でボールを引き付ける。右肩を開いてから、左足首を背屈してトップを入れ替える。投前に上がった飛球に対し、堂林は、一歩前に出て一歩下がる。左肩が背骨の方に入る。左肩を開いてから、ファアハンドで、背骨の左側でグラブを出す。地面スレスレで捕球。一塁走者のサンズは、タッグアップで二塁に進塁する。

6回表無死二塁打者大山、カウント1-1、 田中広輔は中間守備、菊池涼介は、アンツーカーを芝の境目まで下がる。共に二塁ベース寄りにシフトを敷き、二遊間を詰める。田中広輔は三塁に投げられないので、マルテは、二次リードを大きく取る。
大山は、アウトローのフォーシームに対し、左足スパイクの内側を本塁方向にスライド、トップを入れ替えないでヒッチ、ヘッドを投手方向に向け、トップの位置を高くして左足首が底屈、左足小指球で地面を蹴る。トップを入れ替えないで、二回目のヒッチ 左肩が背骨の方に入る。左肩でボールを引き付ける。ヘッドが立つ。左肩を開いてからトップを入れ替える。後ろ肩が残らない。ヘッドステイバックがほとんどしない。ヘッドと後ろ肩の距離が離れる。ヘッドが下がる。投手返しをする。
田中広輔は、背骨の左側で捕球 右足に回転軸を作り左肘が背骨の方に入る。左肘をどかしてからトップを入れ替える。三塁に送球できない。田中広輔は一塁送球 マルテは三塁に進塁
一死三塁、サンズは、インハイのカットボールに対し、右足のスパイクの内側、左足の小指球で地面を噛ませる。トップを入れ替えないので、右肘がヘッドの外側に張り出さないので、ボールが引き付けられない(広島會澤と同じ)。左足首を背屈してヘッドステイバックを大きくしてインサイドアウトスイング 浅い中飛となる。
西川は、ゆっくりと前に出てから両足をシャッフルしてヘッドステイバック、バックハンドで背骨の左側で捕球 左肩を背骨の方に入れる。ヘッドステイバック、左肩を開くと左足首を底屈 右足拇指球で地面を蹴って 左足首を底屈、背屈 トップポジションに入る(左足首は底屈)。トップを入れ替えると左足首が背屈する。犠飛となり、阪神が一点を追加する。
佐藤輝明は、真ん中のチェンジアップを、糸原と同じ打ち方で右翼席に本塁打 ヘッドの軌道がレベル

8回表 先頭の大山は、インローのフォーシームに対し、トップハンドが人差し指の付け根でグリップを握っているからインパクトの瞬間に両肘が伸びる。ヘッドがボールの内側を縦に擦る。遊撃後方の飛球 田中広輔は、一歩前に出る。左膝が屈曲、左肩が突っ込む。左肩を背骨の方に入れる。バックハンドで背骨の左側にグラブを出す。飛球を落球
打者走者の大山は二塁に進塁する。

阪神の内野ディフェンス

8回裏二死二塁、打者菊池涼介、カウント2-2-。二塁手は、一二塁を結ぶライン上、遊撃手は、二三塁を結ぶライン上の二塁ベース寄りに守る。三塁手は、三塁線を空ける。
菊池涼介は、インロー(右打者のアウトロー)のチェンジアップに、左肩が背骨の方に入る。引手主導のスイングでヘッドアップする。遊撃手は、背骨の左側で捕球、左肩が背骨の方に入る。左肩を開いてトップを入れ替える。菊池涼介が一塁にヘッドスライディング、右腕をインサイドアウトでスイング、右手で一塁ベースをタッチ、内野安打という価値が付けられる。
二死一三塁、打者西川、カウント0-2。二塁手、遊撃手は、中間守備、三塁手は三塁線を空ける。二塁ベースには二塁手が入る。
西川は、左肩が背骨の方に入る。右肩を開いてトップを入れ替えると左足拇指球にウェイトがかかる。真ん中高めのフォーシームにヘッドアップする。打球はハーフバウンド、三塁手山本泰寛は、背骨の左側で捕球、トップポジションに入る過程で、左肩が背骨の方に入る。左足つま先が加速、右腕前腕部の回外を省いてトップポジションに入る。右手の親指のしなりが解ける。左肩を開いてトップを入れ替える。一塁送球がインハイに外れる。

コルニエルのピッチング

コルニエルは、右足小指球、左足踵にウェイトをかけてセットアップ、左足の踵で地面を蹴る。ボールを右手人差し指の付け根で握っている。トップを入れ替えないで左腕前腕部を回内ヒッチ、右手親指のしなりが解ける。右肘が逆Lにならず、右腕前腕部が背中の方に入る。左肩が内側に入る。アーム式になる。外転後 左腕前腕部を回外 左足親指が加速 左肘を畳んでグラブを左胸の前に置いたまま左腕前腕部を回内して左肩、左足の加速にブレーキをかける。両肩がM字になる。左肩を開いてからトップを入れ替える。右肩が残らない。

結論

田中広輔は、背骨の左側で捕球するので、インサイドアウトで送球できません。走路が外側に広がるので、エンドランがかけられません。3割30本打つしかない選手ですが、野球の土台である走りができていないので3割30本は到底打てません。メヒアも田中広輔と同じです。田中広輔、メヒアは、スタメンでは使えません。終盤の代走、守備固めでも使えません。松山は、走る力が弱いので振る力も弱い。振る力が低いので、代打でも使えません。この3人は、一軍の試合で必要となる場面が生じないので、プロ野球以外の人生を歩んでもらうか、二軍の試合を成立させることに貢献するしかありません。このことは、今シーズンが始まるずっと前から言っているので、結果論ではありません。