Last Updated on 2020年10月25日 by wpmaster
佐々岡は、体の使い方では、間違ったことも言っています。しかし、山本昌や黒田博樹に比べると体の動かし方に関しての見解は、進歩的です。カネを支出するのに親会社の有無が関係ないことは、既述のとおり。ロックフェラー、ロスチャイルドは、無制限にカネを擬制することを法制化させているので、契約上貸したカネが返ってこなくても破産はしませんが、報酬に付ける価値を認めると労働者はタダ働きをしなくなります。
松田元は、正力と異なり、原子力産業をやらないので、選手の労働に付ける価値を下げないと、ロックフェラーやロスチャイルドから資金が調達できません。
大瀬良、菅野は、スリークォーター、森下は、0ポジションに最も近い正真正銘のオーバーハンド。既に大瀬良は、森下のライバルにはなり得ません。
フランスア、塹江、ケムナ、島内は、巨人のデラロサ、大江、高梨、中川、鍵谷よりも実力は上です。
野球を始めたときからサイドハンドで投げる選手はいません。肉体を損傷したり、競争に負けてスリークォーター→サイドハンドになっていきます。
私が高梨、大江、中川、大江の立場であれば、塹江、ケムナ、島内にコンプ(コンプリートじゃないよ、劣等感だよ)を抱きます。
只、リリーフ投手の層が薄いので、フランスア、塹江、ケムナ、島内を犠牲にしています。このまま登板数が増えると労働力が再生産できなくなるので、森下、大瀬良、九里を犠牲にしています。佐々岡は原辰徳より最背面で劣ると言うのではなく、原辰徳のような采配を振るだけの選手層が存在しないのです。
佐々岡は、「完投をすることによって得るものがある」とは一言も言っていないのですが、オールドファンは、後付けで、恰も佐々岡が「完投をすることによって得るものがある」と言ったかのように論じて、松田元がロスチャイルドやロックフェラーに利潤を産み出していることを擁護しています。
しかし、実際には、自信やモチベーションでは、肉体を稼働すること、具体的には、相手に先んじて股関節を外旋して”始動”することはできません。労働力を再生産しなければ、股関節を外旋して始動できません。
サイドハンドの投手を獲得する又は作るということは、打者にドアスイングに作り変えさせるのと同じです。
広島の投手に足りないのは、オーバーハンドの投手です。このことは再三述べています。
それでは、広島打線に足りないものは何でしょうか。
現在の広島打線に足りないもの
カープファンは、田中広輔、菊池涼介、松山、メヒアが凡退した瞬間は、肥を荒げて罵ります。編成担当は、事後に、ユダヤ金融の主人と選手の代理人である松田元を通じてロスチャイルド、ロックフェラーの追認を受けなければなりませんが、執行する権限の一部が委託されます。
編成担当は、くじ引きではなく、「オークション」で選手を獲得します。すなわち、選手と経済関係のある者にどれだけ、利益供与するかによって決まります。
球団の編成毎に、プロ入りしてから選手に与える打席数は異なりますが、各シーズン30試合前後消化した段階で、そのシーズンのオフに自由契約にする選手は絞られてきます。他球団の編成は、自由契約が事実上確定した選手とシーズン中に交渉し始めます。トライアウトで選手を獲得しているのではありません。
カープファンが編成担当の立場になって構想を述べると、監督である佐々岡を罵り、田中広輔を1番又は2番、松山を5番にしたスタメンを組んできます。メヒアも代替選手として一軍の戦力としてカウントしています。長野に関しては、「長野さん」と言って媚びを売ります。羽月や林、宇草に夢を見ます。
バレンタインは、「捕球してから間ができるから、色々なことを考えるから慌ててエラーをする」と言います。しかし、選手は、トップを作ってからそのままストレートに送球するのではありません。少なくとも、フィニッシュまでには、投球腕の前腕部、指先を4回動かします(打撃も同じ)。実際は、後ろの股関節の外旋で始動できておらず、前足で地面を蹴り、前足の着地位置を探り、前肩を閉開する間があるから、ゆったりと前腕部、指先を動かす間がないのです。メンタルが肉体をコントロールしているのではありません。
それ故、現在、堂林が17失策、田中広輔が12失策、松山は一塁手で9失策です。一塁で9失策を許容範囲とするなら野球を舐めてます。守備は練習すればするほど上手くなりますが、肉体が損傷している彼等に高校を出たばかりで肉体の損耗が進んでいない選手と同じ量の特守をこなせません。
私が「一生遊んで暮らせるカネを払って自由契約にしろ」と言うと、「鈴木誠也が還せなかった走者を還してくれるのでチームに欠かせない」とオールドファンは食ってかかってきます。打撃も、まるで土台のできていないドアスイングで13試合を残して8本塁打です。緒方孝市が松山にキツく当たるのも理解できます。自由契約にしても全く勿体なくありません。元広島の監督であった根本や落合博満であれば、松山は100%クビです。
例えば、ピレラの3ランで勝った試合のように、1点差まで追い上げられた場合、松山がシングルヒットで1点を追加しても、勝ち切ることは難しいのです。田中広輔はリリース、堂林は問答無用で一塁コンバートする必要があります。
野球の個々の肉体の動き、労働力の再生産とその相関関係が説明できないから、メンタルや流れという言葉で逃げる。カープファンは、一体感を口にします。しかし、平和と自由競争は共立できません。ユダヤ金融の主人は、家族という言葉を使ってタダ働きを正当化しています。カープファンは、野球チーム内部に夢を抱きすぎです。
オールドカープファン、コイツらは、言葉は荒いが、温いんです。勝負に甘いんです。
更に、メディアの使用人が彼等を絶賛すると、それに洗脳されます。失敗したら泣きわめけば許してもらえるオマンコ野郎と同じなんです。
私は、丸が抜けたときから火力不足、バティスタが抜けたとき更に火力不足であると強調し、その都度、本塁打を量産できる打者を獲れと言ってきました。
ピレラは、菊池涼介が抜けたときに備えた補強であると、メディアの使用人は宣伝してきましたが、私の中では、パーフェクトインサイドアウト9要件を満たすホームラン打者の獲得です。しかし、その間、ピレラ以外に本塁打を打てる打者の補強をしていません。私は、もう一人本塁打を打てる外国人打者をメジャーから採れと言いましたが、松田元も、松山、長野で賄える、メヒアの成長待ちというスタンスでした。大半のカープファンもそれに追随しました。私は、それでは、火力不足解消は、100%無理だと断言しました。
西川は、アドレスのときは、元巨人篠塚のようにヘッドが寝ますが、トップポジションに達する過程で、吉田正尚と同じく前足の着地位置を殆ど探らずに前膝を落とし、後ろ肩が前肩より上がり、元広島ガードナーのようにヘッドが立ちます。前膝で地面を蹴って左肘を出してからの、ヘッステイバック(背骨の角度)は、村上より捕手方向への傾きが大きく、吉田正尚に匹敵します。これだけ見ると、27本塁打前後打てるように見えます。
小園、吉田正尚、鈴木誠也、ピレラ、昔で言うと、前田智徳、王貞治は、前足で地面を蹴る前に手首を地面方向に引っ張り、後ろの股関節で地面を蹴って背骨が捕手方向に傾きますが、西川には、その過程がない。前足を蹴ってから後ろの股関節を蹴るので前肩が背骨の方に入ります。吉田正尚は左肘を出してからも後ろの股関節で地面を蹴れていますが、西川は本塁打を打った打席以外は、後ろの股関節の外旋が解けます。
堂林も、アドレスのときは、手首の位置を、鈴木誠也、ピレラと同じく耳の高さに置き後ろの脇を開けています。堂林は前足で地面を蹴る前に後ろの股関節を外旋しないので、背骨が捕手方向に傾きません。トップポジションに達したときも、鈴木誠也、ピレラは、前足の着地位置を探らず前膝を落としますが、堂林は、前足を一歩前に出します。鈴木誠也、ピレラよりも割れが大きくなります。前足のキックで始動し、前足を屈曲しながら投げる投手が大半の日本のプロ野球においては、率が上がりました。しかし、堂林は、そこから背骨の方に引きます。よって、前肩が2回背骨の方に入ります。鈴木誠也、ピレラは、トップポジションに達したとき、右肘がヘッドの外側に張り出し、後ろの肩が前肩より上がります。前足の着地位置を探らないので、同一スイング内で2回手首をヒッチできます。堂林は、トップポジションに達したとき、右肘がヘッドの外側に張り出すようになりましたが、両肩がフラットになります。堂林は、ホームラン打者ではなく、中距離打者です。
小園が二軍の現在の広島打線は、特に左打者に関しては、火力不足が顕著です。ホームランを打てる左打者、できれば左投げ左打ちが補強ポイントです。現状、左で本塁打を量産できるのは小園のみ。私は、既に、野間を放出して鈴木将平を獲れと言ってきました。実際、大盛、曽根が野間の代わりをできるとことまでは来ました。しかし、もう一人、左又は右のホームラン打者欲しい。
佐藤輝明(右投げ左打ち、三塁、外野、近大)
佐藤は、アドレスのときには手首の位置を耳の高さに置き、後ろの脇を上げています。前足で地面を蹴ってから後ろの股関節を外旋します。前肩が背骨の方に入ります。前足首を底屈し背屈する前、トップポジションに達しますが、手首の位置が後ろの高さまで下がり、両肩がフラットになります。リリースまでに前膝で地面を蹴れる投手と対戦すると、左手の親指でグリップを押し込むまでに前膝で地面を蹴れないことがあります。前肘を抜きながら、骨盤、両肩を地面と水平に横にズラしていくレベルスイングをするので、プロでは本塁打は量産できません。打球方向も中堅から右が5割の中距離又はアヘ単になると思います。
牧秀悟(右投げ右右打ち、二塁、遊撃、中大)
牧は、超膝がそれぞれつま先の前に出て(足首が底屈)、骨盤が後傾し、臀部が沈みます。前足で地面を蹴ってから後ろの股関節を外旋します。臀部が沈んで踵にウェイトがかかります。トップポジションに達したときは、後足の拇指球又は小指球にウェイトが移ります。後ろの股関節で地面を蹴ることができません。前足の着地位置を探って一歩踏み込んでから前足を背骨の方に引き戻すので、同一スイング内で前肩が2回背骨の方に入ります。一言で言うと、庄司が右打席で振っているということになります。
五十幡亮汰(右投げ左打ち、外野、中大)
五十幡は、前足で地面を蹴ってから後ろの股関節を外旋します。前足で地面を蹴ってから、再度、前足つま先、踵を地面から離したまま、前足で三塁側に蹴って(2段ステップ)後ろの股関節を外旋します。前肩が背中の名前がフルで投手に向くぐらい投手の方に向きます。前肩が後ろの肘を塞ぐので押手の肘を推進する前に前肩を開かなければなりません。後ろ足の拇指球にウェイトがかかって、後ろの股関節で地面を蹴って後ろの前脛骨筋のしなりを作ることができません。前足を軸に振れず、両股関節をぶつけることができず、両股関節をぶつけることができても前膝の壁が崩れます。広島で言うなら、宇草、野間、開幕した10試合を消化した頃までの堂林です。
結論
編成は、ドラフトでは、鈴木誠也や小園のような土台のできている選手がいなければ、オークションに参加する必要はありません。
この3人の何れか又は全てを獲得しても、火力不足はクリアできないでしょう。鈴木誠也は、100%広島で引退することはありません。正隨、林はホームランを量産する打者にはなりません。カープファンは、監督コーチが、マンさん相手の習い事のように手取足取り一から教えてくれると思っているようですが、リトルリーグですら、一から省略することなく教えてなんかくれません。選手に体を動かさせてダメ出しをしてから{経験」を基にいじるのです。
日本のプロ野球OBで、選手をいじった後に、パーフェクトインサイドアウトの根拠と過程を省略することなく言葉で説明できる指導者になり得る人間はいません。プロのコーチに求められるのは、労働力の再生産。プロの選手は自分で検索して学ばなければなりません。
競争は、横、前後の動きを削って労働量を減らし、上下の運動をゆったりとする間を作り、サービスを向上させ、労働力を再生産する、労働に高い値段を付ける競争でなければなりません。
木下、持丸、石原貴の何れかのレベルアップができるまでは、トレードと外国人の獲得で凌ぐのが妥当だと思います。
来季は、3~5番を小園、鈴木誠也、ピレラで組み、もう一人一塁を守れる外国人選手を獲って6番を打たせるというオーダーが現実的でベストでしょう。