Last Updated on 2020年9月19日 by wpmaster
広島打線は、菊池涼介の3ランで逆転するが、先発床田は、4回1/3で8失点で降板。中継ぎで登板した高橋樹也、矢崎が各3失点。佐々岡監督は、事実上最終回が確定した8回裏には、内野手又は外野手ではなく、セットアップの一人である島内を登板させた。広島は、今季ワーストの14失点で敗戦。
手抜きのピッチング
人間には、肉体の稼働の手順は備わっていません。フィクションされた経済関係を土台に、肉体の稼働を試行錯誤しながら、肉体の稼働の手順が作られていきます。
硬式球は、軟式球と異なり中が空洞ではありません。軟式球のように浅く握って(ボールと水かきの間を空ける)人差し指、中指又は薬指、小指から先にボールを押し込んで投げるということはできません。親指でボールを押し込まないとホームベースまでは届きません。
投手は、1回目の投球腕の上腕部の外旋のずっと前、前足で地面を蹴る前に、後ろの股関節を外旋し、後ろの肩関節を後ろの肩甲骨に格納せずに、投球肘でスクラッチをして両肩甲骨をぶつける間を作ります。投球腕の上腕部を外旋すると投球肘が沈みます。投球腕の前腕部を回内することで、投球肘を担ぐことができます。ゆったりと投球腕の前腕部を回内できます。藪田のように投球肩関節を後ろの肩甲骨に格納してしまうと、スクラッチした右肘が背中の方に入って前肩が背骨の方に入り、投球腕の上腕部の外旋の前に前肩を開くという動作が加わります。ゆったりと投球腕の前腕部を回内してから、2回目の投球腕の上腕部を外旋して投球肘を前に出すことができません。
投手は、投球肘を前に出す前に前膝で地面を蹴って後ろの股関節を外旋し、1回目の前腕部の回内、2回目の上腕部の外旋を行う間を作ります。投手によっては、投球腕の前腕部をレイバックします。投球腕の上腕部の外旋によって投球肘が下がりますが、投球肘を前に出すことで、ガイドハンドの手首は背屈したままですが、指先のしなりが解けて指先が加速します。2回目の投球腕の前腕部の回内に比べると、回内する間が短くなります。投球肘を前に出す前及び同期して後足のスパイクの外側から後足の拇指球にウェイトを移して後ろの股関節の外旋を解いて後足にウェイトを残し、投球腕の手首の背屈を解いて、底屈させるの(アウナップを利かせる、前腕部の回内を抑える)、投球肩の横で四股を踏み後ろ足にウェイトを残すが「ギアを上げない」、「手を抜く」、「ボールを置く」です。人差し指中指がボールの内側(自分の背骨寄り)に入り、ボールにジャイロ回転が加わります。投球腕の手首を背屈させて親指でボールの内側を押し込み(=前腕部の回内)人差し指と中指が立って投球肘が上がり、ボールの外側に入る。これが「ギアを上げる」です。これは打撃にも当てはまります。
床田、菊池保則、髙橋樹也、矢崎、島内のワンバウンドさせた投球は、前足で地面を蹴ってから、後ろの股関節を外旋しています。ゆったりと後ろの股関節を外旋する間が作れていませんから、それ以降の動作は、全てゆったりと行う間ができていません。2回目の投球腕の前腕部の回内のときに投球する手首を底屈していますが、1回目の投球肩を担ぐ意向の動作の全て急ピッチで行っていますので、「ギアを上げない」「手を抜く」とは異なります。
床田は、前足を背骨の方に入れて前足を踏み出してから背骨の方に引き戻す間ができているので、脱力できていると、又は手を抜いていると錯覚するかもしれませんが、脱力できていません。上半身の使い方は、人差し指と中指をしならせることができないので、手を抜けません。
スアレスは、右足の小指球で地面を蹴ります。左足の小指球で地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴ります。投球肩が前肩より下がりますが、左肩甲骨が背骨の方に入ります。右足小指球に再びウェイトをかけてヒールアップして左膝をヘソの高さより上までレッグアップします。右足踵にウェイトが移ってから前膝を下ろし始めると右足小指球にウェイトが移ります。ゆったりと右股関節を外旋する間ができず、右足踵が地面を離れ、アーム式で右肘をつまみ上げます。リリースの瞬間、左膝が突っ張りますが、右腕上腕部が凹みます。投球をワンバウンドさせたときのスアレスは、「手抜き」ができていません。
矢崎は、宮本丈との対戦から、「ギアを上げずに手抜きをして」投げ、回跨ぎをした次のイニングも、フォーシーム、カットボールに関しては、ギアを上げずに手を抜いて投げています。島内は、フォーシーム、カットボールは、2回目の投球腕の前腕部の回内の直前までは脱力し、リリースの瞬間もトップギアでは投げていません。
敗戦処理は、球数を投げますので、先発投手と同じく「手を抜きながら」投げるのは差し支えありません。
しかし、後ろの股関節を外旋してから前足で地面を蹴るところ(始動)は、同じで投げなければいけません。変えるのは、リリースの瞬間(2回目の投球腕の前腕部の回内)だけdす。
投手出身の監督は何故、ヒッティングに偏るのか
佐々岡を始め、投手出身の監督は、何故、「当てて(=ヘッドの内側を撫でてボテボテのゴロを打ちながら走る」の野球をしないのか
生活しながら、後ろの股関節を外旋してから前足で地面を蹴るという動作を習得できなかった子供は、バットを振るとき前肩が背骨の方に入ります。押手の肘を出す前に前肩を開くという動作が加わりますので、ゆったりとヘッドをしならせてフルスイングすることができません。急ピッチで手首の位置を上げていき、それ以降の動作を行いますので、音が大きい、力感がある、フルスイングをしていると傍観者は錯覚します。これはピッチングも同じです。
フルスイングの練習の過程で、落ちこぼれた右投げの子が右投げ左打ちに転向します。
インサイドアウトスイングでの投球練習で落ちこぼれた子が肉体を損傷し、サイドハンドやアンダーハンドに転向させられます。
右投げ左打ちは、打つときに、投げるときに外旋しない方の足の股関節を外旋しますので、投げるときにスパイクの外側に蹴る方の、打つときの前足よりも先に、後ろ足の股関節を外旋することができるまで労力を要します。
右投げ左打ちに転向したばかりの打者は、障害者という価値属性が付けられている子供のようなスイングをしています。
相手の監督は、これから打席に立たせる打者が私から安打を打てないから「カットしていけ」「転がせ」や「待て」のサインを出すのです。サインが出ていない場合、打者は、投手が後ろの股関節の外旋する前に、後ろの股関節を外旋することができなかったから、押手の手首を底屈させてスイングした、ファウルした、転がした。
先発及びリリーフ投手は、手抜きをするのは差支えないのは前述のとおりです。パーフェクトインサイドアウトスイングにおいて、ガイドハンド前腕部の回内によって作った指先のしなりが解けてヘッドが加速し、押手の親指でグリップを押し込むのが、ヘッドの軌道がヘソの前を通過するときまでにできないと、ガイドハンドの小指でチョップしてしまい、打球にフック回転がかかり、順方向でのファウルゾーンに飛びます。よって打者は、引手の肘を曲げたまま疋手の拳で押手の人差し指の付け根を押し込み、手首を再度背屈させてガイドハンドの親指~中指のしなりを作ります。
「ヘッドをボールの内側に入れて当てて走る」「バントしながら走る」「引手主導でカットする」をする打者は、押手の親指~中指をしならせる間を作ることができずに前足、前肩を追いかけます。よってフルスイングができません。ボールを擦ってスライス回転の打球を打ってもヘッドアップして逆方向のファウルゾーンにゴロが飛ぶか、逆方向のファウルゾーンにヘッドの内側を撫でた飛球が飛びます。マックスでシングル安打です。パーフェクトインサイドアウトスイングに近いスイングができる打者に投げて肉体が損傷した後に、このような打者にワンバウンドの投球をしてしまっても振ってくれます。
投手はこのような打者には「手抜き」をして投げられますので、10球投げても肉体の損耗は、手抜きをしなかった場合ほど進みません。
野手は、内野安打で出塁されるとガッカリしたり、悔しいでしょうが、投手は悔しくも何ともありません。
一方、パーフェクトインサイドアウトスイングに近いスイングでマン振りする打者には、投手は手抜きできません。1球投げる毎に肉体が損耗する程度は、「当てて走る、セーフティ、カット打法」の打者に比べると遥かに大きく、これら打者に10球投げるのとでは肉体の損耗の程度は、大きく異なります。ファウルが続かず打球がフェアゾーンに入っても、「当てて走る、カット打法」の打者に10球投げるよりも労力を要し、肉体を損耗します。
投手は、自分が現役のとき対戦していて嫌だった選手を、監督になったときに獲得し、追認を得ます。その選手をレギュラーにし、サインを出します。
次いでに言うと、投手出身の監督はサイドハンドの投手が嫌いで、試合の終盤では絶対に使いません。
投手が嫌うことを他に挙げると、投手は、ボールを親指で押し込んでから、小指ではなく人差し指と中指でボールの外側を縦にこすりますので、ボールの交換を審判に頻繁に要求する捕手は嫌いです。
ワンバウンドは、前足で地面を蹴ってから始動し肩肘を担いでドアスイングで投げます。肉体の損傷を進めますので、腕を上下に振ってワンバウンドを要求する捕手が大嫌いです。
静止していると錯覚しているとき、すなわち、前足を蹴る前に投手は、後ろの股関節を外旋していることがあります。前肩の位置を探っていることもあります。投球動作を止めれれると、肉体に負荷がかかります。打席を外す打者は、投球動作を止めますので大嫌いです。たかが自分がエラーをしたり、投手が四球を一つ出しただけでマウンドに歩み寄ってくる内野手も投球動作を止められるので大嫌いです。投手出身の監督は、マウンドに行く回数が野手出身の監督よりも少ないのです。
オールドファンは、ヒッティングに「動かない」という価値を付けます。初球やカウント3-0からの投球を振って差された選手の動きに、荒々しい、勇ましいという価値属性が付与される言葉を用い、肥を大にします。しかし、「四球歩く」という作戦は、草野球で、マンさんや運動が下手なガリ勉野郎に出すサイン。味噌っかすの野球なんです。
オールドファンは、リーグ優勝できなくても2位か3位になればCSで下克上できる、CSのない今季は、順位を上げる必要がない」と言います。
オールドファンは、肉体にかかる負荷を軽減する努力しなくても「相手がコケれば勝てるかもしれない。泣けば許してもらえる」というオマンコ野郎なんです。
手抜きのバッティング
鈴木誠也は、打席内で、投手が後ろの股関節を外旋する前に、後ろの股関節を外旋していません、ガイドハンドの指先のしなりを解除するのと同期して後ろ足の内踝が前に倒れ、前足が前に押し出されています。しかし、後ろの股関節の外旋をしてから前足で地面を蹴っていますので、「手抜き」をしています。ホームラン打者のピレラを先頭打者又は、8,9番打者の次の1番に置くことでソロ本塁打に留められる、パーフェクトインサイドアウトスイングで振るのでファウルが続かず、フェアゾーンに入る。しかし、いじってドアスイングに変えるのは、愚策。3番西川は、前足で地面を蹴ってから後ろの股関節を外旋、前肩が背骨の方に入る、前膝で地面を蹴る間ができず、ヘッドステイバックがオープン戦のときよりも小さくなった。故に単打しか打てない。このことは坂倉にも当てはまります。山本浩二さんは、坂倉の打撃には、遊び(無駄)がないと言いますが、正鵠を得ていません。すなわち、前肩を背骨の方に入れる→前肩を開くと言う動作が加わったことにとにより、後ろの股関節の外旋、ガイドハンドの肘のスクラッチ、ガイドハンドの前腕部の回内という過程が削られてしまっているのだ。動作のロスが加わったことにより、必要な動作が削られてしまっているのだ。
一番大盛は上っ面の数字は悪くないが、未だ、大部分が松山、田中広輔と同じく、頭とボールの軌道が逆の右投げ左打ちのドアスイングでヘッドアップさせる。菊池涼介も前肩が背骨の方に入るドアスイング、一二番が弱い。
5番の松山が単打しか打てず5番としては弱い。松山が復帰するまで5番を打っていたメヒアは、現在も、前足で地面を蹴ってから後ろの股関節を外旋する。右肘でスクラッチしたとき、右肘はヘッドの外側に張り出すが、後ろの肩関節を後ろの肩甲骨に格納する。前肘が突っ張り、前肩が背骨の方に入る。この前肘が突っ張るという動作、テイクバックができないという理由付けをして好む指導者、オールドファンが多いんです。しかし、実際にはテイクバック(背中の方に引く)しています。
前肩を開くという動作が、ガイドハンドの上腕部の外旋、前腕部の回内の前に加わるので、前足首を底屈させたときに前肩が後ろの肩よりも下がらず、右手首が底屈してヘッドが寝る。右肘がヘッドの内側に入る。
ピレラ、鈴木誠也、小園は、後ろの股関節を外旋してから前足で地面を蹴る。レッグアップする間、前足の着地位置を探る間がないので、前肘が突っ張らない。前足首を背屈させた後も、前肩が後ろの肩よりも下がり、前肘がヘッドの外側に張り出す。他球団ですが、鈴木将平も小園と同じスイングができます。
鈴木誠也の前後を打つ打者が弱く、且つ、鈴木誠也は、大量ビハインドの試合でも交代させてもらえないのでこれは責められません。
プロ第一号本塁打を打った正隨優弥のバッテイング
正隨は、前足のスパイクの外側で地面を蹴ってから右股関節を外旋するか、前足のスパイクの外側で地面を蹴った後、全く右股関節を外旋をすることなく右足のスパイクの内側でエッジをかけて両足を前に運びます。前足、前肩を右手首が追いかけますので、親指~中指がしならせる間ができません。右肘がヘッドの内側に入って右手首が底屈します。會澤と同じスイングをしています。
「スパイクの内側でエッジをかけて両足を前に運ぶ打法」は、前膝で地面を蹴ることができるという理由付けをして好む指導者、オールドファンが多いのですが、実際には逆です。
「押手の肘がヘッドの外側に張り出す動作」に関しては、押手の肘がヘッドの外側に張り出すとインハイのボールに差される、後ろの脇が空くとして嫌う指導者、オールドファンが多いんです。前足で地面を蹴ってから後ろの股関節を外旋すると、手首の位置が耳の高さまで戻せません。振り下ろす直前の手首の高さを肩の高さにして両肩をフラットにするとストライドが広がります。脇も閉まります。しかし、押手の手首が底屈してヘッドの稼働域は短くなります。ヘッドがボールの内側を撫でます。差されれば内野の頭上を越えて安打になります。犠飛にもなります。合わせただけの打撃ではポテンヒットどころか犠飛にもなりません。
正隨や會澤のようなスイングをする打者は、前足で地面を蹴ってから後ろの股関節を外旋し始め、投球肘をつまみ上げたときに後ろの股関節の外旋が解けてしまったが、前膝で地面を蹴って前足首を背屈し、投球腕の前腕部を回内する間を作っている投手から、中堅から逆方向に打球を打つのが限度です。
今の打撃を発展させていくと、規定打席に相当する打席を与えられても12本塁打前後しかできないでしょう。