Last Updated on 2020年8月25日 by wpmaster
佐々岡、高、朝山は、西川のフィジカル面が再生できなかったのだろう、西川をスタメンから外し、中堅長野、左翼ピレラのオーダーを組む。
遊撃田中広輔に代えて上本が遊撃でスタメン。上本は、田中広輔と違ってファストボールをインサイドアウトスイングできるので、これは支持します。
先発が崩れて5点ビハインドは追い付くのが難しい。7回表に同点に追いつくところまで行ったが、ビハインドので投げる投手の投球、前進守備で敗戦。攻守共実力不足である。
Contents
クリスジョンスンのピッチング
クリスジョンスンは、左足小指球で地面を蹴って右足のスパイクの内側の踵寄りで地面を蹴る。左足踵で地面を蹴って投球肩を前肩よりも下げる。左肘をつまみ上げたときに左足拇指球にウィエイトが移る。リリースの瞬間、左腕上腕部が凹む。ワンバウンドの投球が19,40,42球と3球。ワンバウンドさせなくても同じ投げ方をしている。
フィジカル面の損傷が進んでおり、労働力の再生産は難しい。この試合の投球動作では、どの捕手と組んでも打たれただろう。今シーズン限りで引退又は自由契約かな。
高橋奎二のピッチング
高橋奎二は、左足小指球で地面を踏んで右足のスパイクの内側で地面を蹴る。左足踵で地面を蹴って投球肩を前肩よりも下げる。左足小指球にウェイトを移して左足踵をヒールアップして前膝をヘソより上に上げる。左肩関節を外転する過程はアーム式に近い。左肘をつまみ上げたとき、左足スパイクの内側にエッジをかけている。
松山は、右足の小指球で地面を蹴ってから、前膝を上げながら、後の股関節を外旋、左足のつま先を捕手方向に向ける。前膝で地面を蹴ってヘッドをボールの外側に入れる。中堅壁の本塁打を打つ。
高橋奎二は、「く」の字を作ったときに左足踵にウェイトがかかる。左肘をつまみ上げたとき、左足拇指球にウェイトがかかる。リリースの瞬間、右膝が屈曲し、右足の外側のラインがO脚になる。左腕上腕部が凹み、左肘が下がる。
菊池涼介は、右足小指球で地面を蹴ってから、右股関節を外旋する。インサイドアウトスイングで右翼席に本塁打を打つ。
ケムナ誠のピッチング
ケムナは、14球目、右足の小指球で地面を踏み、左足拇指球寄りで地面を蹴ってから、右足踵で地面を蹴り、投球肩を前肩よりも下げる。右肩関節の外転の途中で右足小指球にウェイトが移る。リリースの瞬間、左膝が突っ張りきらず、左足外側のラインがO脚になる。右肘が左股関節の前に出ていかず、右腕上腕部が凹む。投球をワンバウンドさせる。
この投球以外は、前足を軸に右足のターンも両足をクロスさせるところまで出来ている。
菊池保則は、13球目、右足小指球で地面を踏んで左足のスパイクの内側で地面を蹴る。右足踵で地面を蹴って投球肩を前肩よりも下げる。前膝をヘソの高さまで上げる。前膝を背骨の方に入れる。右肘を逆Lにしたとき、両肩がM字になる。ここでは未だ、スパイクの外側で地面を蹴れている。右肘をつまみ上げたとき、右足拇指球にウェイトがかかる。リリースの瞬間、左膝が突っ張らず、右腕上腕部が凹む。フォロースルー期で前膝で地面を蹴る。投球をワンバウンドさせる。
島内颯太郎のピッチング
島内は、11球目、右足のスパイクの外側の中心部で地面を踏み、左足スパイクの内側で地面を蹴る。右足踵で地面を蹴って投球肩を前肩よりも下げる。「く」の字を作ったときに右足小指球にウェイトが移り右足踵が地面を離れる。リリースの瞬間、左膝は突っ張るが、右膝が外側に外れる。右肘が左股関節の前に出ていかず、右腕上腕部が凹む。投球をワンバウンドさせる。
藪田和樹のピッチング
藪田は、6球目、右足のスパイクの外側の中心で地面を踏み、左足のスパイクの内側で地面を蹴る。右足踵で地面を蹴り、投球肩を前肩よりも下げる。「く」の字を作ったときに右足小指球にウェイトが移り、右足踵が地面を離れる。ストライドも狭くリリースの瞬間、左膝が突っ張るが、右膝が外側に外れる。投球をワンバウンドさせる。
井野は、7球目の真ん中フォーシーム147キロをインサドアウトスイング。前進守備の鈴木誠也は、前肩が左足股関節の前に出る。前肩を背骨の方に入る。ガイドハンドの肘が出ず、打球を弾く。
長谷川宙輝のピッチング
長谷川は、6球目、左足小指球で地面を踏んで右足小指球で地面を蹴る。左足踵で地面を蹴り、投球肩を前肩よりも下げる。左肘をつまみ上げたときに、左足小指球にウェイトが移り、左足踵が地面を離れる。リリースの瞬間、両股関節をぶつけると左膝は真下に落ちるが、右膝が屈曲する。左腕上腕部が凹み投球をワンバウンドさせる。
石山泰稚のピッチング
上本は、長谷川が左肘を逆Lにしたとき左足小指球で地面を蹴る。左肘を曲げており、前肩も背骨の方に入らないが、右足の股関節が外旋することなく、左膝を下し始める。左足の着地位置を探らず真下に左膝を落とすが少しアウトステップする。左足を完全に着地したときに後の股関節を前の股関節にぶつけてしまう。ハーフスイングが空振りを取られる。
石山は、13球目、右足小指球で地面を踏み、左足の拇指球で地面を蹴る。右足踵で地面を蹴り投球肩を前肩よりも下げる。右腕が骨盤の横を通過するときに右足のスパイクの内側にウェイトが移る。左腕棘下筋が背骨の方に入る。リリースの瞬間、左膝が突っ張りきらず、右足踵が三塁側に倒れる。右腕上腕部が凹み、投球をワンバウンドさせる。
総括
メジャーでは、投手が捕手をリードするので、KJも捕手をリードすることはできるでしょう。會澤ではなく坂倉と組ませて勉強させても良かったのではと思います。坂倉は、九里と組んだ試合では、ポロポロやりましたが、前肩を開いて正面で前にこぼす達川式ではなく、バッターボックスに入るときのように半身でガイドハンドでボールを捕まえるやり方にシフトしていっているところに、私は、価値をプラスに付けたいと思います。
しかし、KJがリードしても、この試合の投げ方では、結果は打たれるでしょう。
この試合は、私が否定的に論じる選手が打ちました。菊池涼介は、本塁打を打ったスイングにおいても、前肩が背骨の方に入り始めました。松山も本塁打を打った打席以外では、これまで論じてきた彼の打撃の欠点、具体的には、前肩が背骨の方に入る、ストライドが広がる動作が生じました。高橋奎二は、リリースの瞬間、股関節の外旋→ぶつけることによって産み出した瞬発力が下半身に吸収される投げ方をしているので、手も足も出ないという投手ではありません。
序盤得点できなかった原因の一つであったことは否めません。
他球団では、巨人が0-11と大量ビハインドとなった場面で、投手が本職ではない増田大輝が登板しました。敗戦処理として投手以外の野手を登板させることに関しては、私は大賛成です。それによって、僅差のビハインドで投げる投手、僅差のリードした試合で投げるリリーフ投手を投げさせなくて済みます。草野球ではないので10点ビハインドから逆転勝ちというのは、ほぼ100%ありません。143試合全勝するのは無理です。試合前に野手も遠投をしており、マウンドに上がってからも投球練習を5球するのでブルペンで投げ込む必要はありません。客に媚びる必要はありません。マナーだとか相手へのリスペクトとか言う奴、俺は大嫌いです。佐々岡も、大量ビハインドの試合では、投手以外の野手の登板を、どんどんやってもらいたい。