Last Updated on 2020年6月10日 by wpmaster
オープン戦は、これで13連敗かな。勝敗はどうでもいけど、3試合連続無得点は拙いかな。
オリックス新外国人アダムジョーンズ
メジャー通算1939安打、282本塁打 打率.277のオリックス新外国人アダムジョーンズ
個人的にバッティングを見てみたかった選手の一人。
ジョーンズは、大瀬良が右肘を逆Lにしたとき、左膝を右膝頭の上まで上げる(始動)。始動と同期して両手首を下げる(ヒッチ)。両手首の位置を首の高さに持ってきたときに前肩が内に入らない。後ろ足のつま先は捕手方向を向いている。すなわち、後ろの股関節の外旋はできている。
右飛を打ったときだけでなく、アウトローの変化球を空振りしたときも前肩が内に入らない。ワンバウンドのクソボールを振らずに四球を取ることもできるだろう。
但し、外国人打者の割にヒッチが小さく、左膝主導で始動するので始動が遅れて右股関節の外旋する間ができないと外の変化球を振る。ストライドが狭い分両股関節をぶつけると前膝の壁が崩れる。
左足を下し始めたときに右肘でスクラッチする。
左足を底屈したときにも右肘がヘッドの外側に張り出す。ストライドは非常に狭い。左膝で地面を蹴って左足首を背屈、左股関節が引っ込む。ヘッドステイバックの角度は、85°前後で標準レベル。両肘を畳んでヘッドを残す。
顕著な欠点もないので、フィジカル面の故障がなければ、打撃三部門の数字は、ハイスコアに達するだろう。
大瀬良、山岡両先発のピッチング
大瀬良は、打者15人に対し70球、4イニングスを食う。被安打2 1四球で無失点
右肩関節の外転のときにスパイクの内側でエッジをかけているのはいただけないが、右の股関節を外旋して二塁ベース方向に地面は蹴れていた。骨盤の回転と腕の振りの方向の齟齬も小さかった分、逆球は平均的な大瀬良よりは少なかったが、手投げで、右腕上腕部が凹むところもいつもの大瀬良。特別持ち上げるほどの内容ではない。
野間は、始動してからステイバックの過程で前肘が伸びる。引手の肘を抜かないと押手の肘が出て行かない。
右腕で左手首を押し戻してヘッドを残した分、安打となったが、走打ちであんなもんヒットとは呼べない。
事実上は、オリックスの諸投手に無安打無得点を喰らったのと同じである。
牽制アウトも後ろの股関節の外旋運動ができていないからで、赤土のせいでもなく運命なんてものも存在しない。
山岡は、両腕を解いたときに右足踵から右足の小指球に体重が移るが、左肘と左膝の並進前に右股関節で地面を二塁ベース方向に蹴れている。ヒールアップが打撃でいうとヒッチの役割をしている。
リリースの瞬間に左膝を蹴って左足首を背屈もできている。投球の過程で投球のメカニズムの齟齬を調整して投げている。
ピレラは、前膝が屈曲して泳がされてもストライドが狭い。前肘が伸びずに畳めている。打率もハイスコアを残すのではないか。
鈴木誠也は、山岡にバットを折られたが、前肩は内に入っていない。
メヒアは、ヒッチをインステップを採り入れたが、ヘッドステイバックが小さく相変わらずヘッドが寝る。
塹江、高橋樹也のピッチング
塹江は、打者9人に対し、34球、4安打 1四球で4失点。自チームの失策があったので自責は0
塹江は、両腕を解いたときに左足が踵体重。前の臀部がわずかに内に入る。左腕前腕部を回内して骨盤の横まで持ってきたときに左足は踵体重だが、左股関節で地面を蹴っている。引手の前腕部も回内してるが、前肩、前肘は内に入っていない。
右足は踵から着地しているが従来よりわずかにインステップの度合いが大きい。その分、右膝で地面を蹴るのが遅れ、投球によっては、例えば松井佑介に中越二塁打を打たれたときには、リリース後に前膝で地面を蹴っている。リリースの瞬間に後ろの股関節の外旋運動で産み出された瞬発力が下半身に吸収されてしまっている。
1イニングに4点取られたが、投球のメカニズムの狂いは誤差レベル。勝ちパターンとして計算できることには変わりがない。
高橋樹也は、前膝を下したときも左足は踵体重。右足を振り子のように揺らして左股関節を外旋。前の臀部の内入れも小さい。ここで投球肩を前肩よりも下げている。
しかし、左腕前腕部を回内して骨盤の横に持ってきたときに左膝が左足のつま先の前に出ている。すなわち、左股関節で地面を二塁ベース方向に蹴ることができず左足小指球に体重が移ってしまっている。背中こそ打者に見せていない、引手の肘も内に張っていないが、前肩が内に入っている。
これだと前肩を開いてからでないと左肘が出ていかない。
インステップの度合いは、前足踝が一塁線ハーウェイを向き、左投手の平均レベル。
若月は、ヘッドをボールの外側に入れてライナーを放ち、左翼席の本塁打となる。
投球のメカニズムの崩れは、高橋樹也の方が塹江よりも大きい。