Last Updated on 2019年4月19日 by wpmaster
岡田明丈のピッチング
俺が野球をやっていた頃は、セットやクイックで投げるときには、右足のスパイクの内側の歯をスパイクの内側に噛ませて左足を踏み出せと言われた。
プロ野球選手の多くが師事している手塚一志もは、バッティング、ピッチング双方に置いてこのやり方。
石井琢朗、東出、迎もこのやり方
しかし、右足のスパイクの内側を地面に噛ませていると、右足の踵が地面から離れて右膝が内側に入るのが早まるのだ。
ステップ幅が広くなり、外転半径を小さくしてリリースの瞬間に俊敏に骨盤を回転させることが出来なくなる。
既に引退した久保は、右足のスパイクの内側の歯で地面を噛ませており、メディアからはクイックの名手と言われたが、左膝を左肘の並進運動が早いだけで、被打率や防御率を始めとする面で優れた成績を収めたかというとそうではない。
岡田明丈は、ワンバンドさせた投球は、101球中4球(43,89,99,101球目)、この他右腕上腕部が凹んだのが、4,24,52,80,81,92球目。
中田廉は、6球目に、ワンバウンドの投球をしたが、右腕上腕部が凹んでいた。
岡田明丈は、テイクバックのときに右肩を左肩よりも下げているのでアウトエッジ(スパイクの外側の歯で地面を噛ませる)ができている。
岡田明丈は右肩を左肩を下げる動作(これは上下運動で右肩の損耗を抑止できる)が良くないのではなく背中の方に右腕を引いて捻転差ができているから球数を投げる毎に右肩を損耗する。
投げ肩の修正によって今以上の右肩の損耗を抑えることはできても既に先発としてやっていけるだけのフィジカルがなくなってしまったという評価は変わらない。
しかし、並進運動の前(テイクバックのとき)に右膝がタイトに曲がるので、上体が直立している、若しくは上体が反る又は骨盤の前傾が足りない。更には骨盤が三塁側に滑っていることがあった。
テイクバックのとき、左足内転筋の内旋はできているが、鼠径部が閉じていないので右膝が右腕前腕部の回内(リリースの瞬間)より前に内に入ってしまっているのだ。
ここで一つ付け加えると右内転筋を内旋することは右足に重心を残すことではない。
岡田明丈、中田廉の右腕上腕部が上腕部が凹んだとき、又、岡田明丈が本塁打を浴びた投球は、何れも、スパイクの内側の歯を地面に噛ませて並進運動をしている。
レグナルトもそうだ。
又、岡田明丈の101球目は外転の前に右腕前腕部を回外(右手の手のひらを三塁側に向ける)してしまっている。
その結果、右肘をつまみ上げたときに(左足を着地させたときに)、右足の踵が地面から離れ、右膝が内に入り始め、左肩、又は更に左膝が開いている。
更に、右肘をつまみ上げたとき、左手は親指が上を向いている。
よって、大腿骨を骨盤に刺す(ヒッチ)動作ができずに、右肘をつまみ上げたときに両肩甲骨をぶつけることができない。
よってトップを作ってから右肘を上げていくことができず、リリース(右腕上腕部の外旋→内旋)するときに右肩鍵盤の嶺を左肩にぶつけていくことができない。
右肘をつまみ上げたときに右膝が内に入ってしまうと、左肩、左膝がリリース前に開いてしまうと、右膝を内に入れて右の股関節を軸足である左足の股関節をぶつけることができないからリリースの瞬間に左足を突っ張らせて壁を作ることができない。
左膝が曲がり、左股関節が前に出され瞬発力がボールに伝わりきらない。
右膝がリリース前に内に入ると骨盤の回転と右肘の推進が逆方向に進んでいってしまい、ボールを引っ掛けてスライダー回転させたり、ボールの外側を縦に擦れず、ジャイロ回転やシュート回転をさせてしまう。
岡田明丈のこの試合、左足も突っ張っていないので左の股関節が前に出されて瞬発力が逃げてしまっている。
岡田明丈は前述のアウトエッジとスパイクの内側から左足することができていないときは、左足が突っ張らない。
ここまで述べてきたことは、岡田明丈や中田廉に限ったことではなく、セリーグの投手の大部分が同じことをしているのだ。
左膝が曲がっているとフォロースルー(右腕前腕部の回外のとき)に左膝を蹴って内転筋を引っ張り上げることがしにくくなるのだ。
従来の投げ方にとらわれる現役選手、指導者によって打高投低の進行を食い止めることができなくなってしまっているのだ。
打者もパワー系投手に負けてしまう。
ロメロは、レッグアップの際にヒールアップする。
これ自体は構わないが、左肩関節の外転(左肘のつまみ上げ)前の逆Lのこときに、インエッジ(左足のスパイクの内側で地面を噛ませること)で左膝が内に入ってしまっている。
リリースの瞬間に右足が突っ張らない。
広島打線は次はロメロを攻略できるだろう。
カープ打線の現状
長野は、5回表、左肩が内に入ってドアスイングになっているが、ヘッドをしならせて中前安打。
7回表の打席は、始動が遅れ(又吉が左足を着地する直前に左膝を上げている)、左足の着地とスイングがシンクロしている。
小窪は、5回表、始動が遅れ(ロメロの左肩関節の外転、右足の着地の直前で左膝を上げている)トップが浅いが、ヘッドをボールの外側に入れて手首の下がりを抑えてボールを縦に擦れている。
両者のスタメン起用は、誤りとまでは言えない。
6回表、菊池、野間は、ヘッドをボールの外側に入れて菊池はボールを引っ掛けて、野間は縦に擦れている。
野間は、現在、チームで最も振れている。一番打者にしたら勿体無い。
鈴木誠也は、ヘッドがボールの内→外と入ってヘッドアップしてしまっている。
左足を蹴るのは、ロメロのレッグアップと同期できているがトップを作るのが遅れている。
松山は、基本は、トップが浅くミートの瞬間の左膝の内入れのスピードで帳尻を合わせる打撃。
打てているときと大きな違いはない。
只、ステップ幅が広い。左膝の内入れの直前の両足の内転筋の絞りが足りていないように思う。
だから、両股関節をぶつけるのが弱くなっている。
7回代打で出た安部は、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打てている。
9回表、野間は、ヘッドアップ
鈴木誠也は、鈴木博志のダブルプレーンにより死球
バディスタは、ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて打てている。
長野は、踵体重で、左肘を抜くのが早い。
安部は、ヘッドをボールの外側に入れるがヘッドアップ。
バティスタは、左膝を高く上げないので、日本人打者より始動が遅いが、その他打者は、鈴木博志には総じて始動が遅れている。
この間は、後ろ足でブレーキをかけ過ぎと言っかり、今回は、タメを作れと言ったり、一体どっちなんだって、毒者は思うだろうが、バッティングもピッチングも、タメを作って瞬間的にキュっと後ろ足の膝を入れろと言うこと。
早めに後ろ足の膝を入れ始めてブレーキをかけながら膝を入れていくんじゃダメと言うこと。
試合経過
1回表
田中広輔 踵体重
ロメロ リリースの瞬間に右足が突っ張らない
菊池涼介 ヘッドがボールの内→外
野間 ヘッドをボールの外側に入れて打つ。 スライス回転
鈴木 左足の着地が遅れる
1回裏
平田 レッグアップが遅れる
京田 ヘッドがボールの内側 ヘッドアップ
大島 スウェイ ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて打つ、壁を作る
岡田明丈 ダブルプレーン リリースの瞬間に右腕上腕部が凹む。
2回表
バティスタ 泳ぐ ヘッドアップ
長野 レッグアップが遅れる
小窪 縦に擦り下ろす、スライス回転
2回裏
ビシエド ヘッドアップ
岡田明丈 手投げ リリースの瞬間に右肘が沈む。
⑦福田 両内転筋を絞って右股関節に荷重をかけ、両股関節をぶつける。ボールの外側を縦に擦り下ろす。手首の下がりを抑える。
岡田 詳細前述
髙橋周平 ヘッドがボールの外側に入れて打つ。
堂上
岡田明丈 29球目 右肘が下がる、右手首が寝る。
加藤 泳ぐ 壁を作る
3回表
會澤 左肩、左膝の開きが早い ヘッドはボールの外側
ロメロ 手投げ リリースの瞬間に左肘が下がる、右足が突っ張らない。
岡田明丈 ヘッドアップ
田中広輔 踵体重
3回裏
ロメロ 踵体重
平田 スウェイ
岡田 手投げ
京田 ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて打つ
4回表
菊池涼介 トップが浅い
野間 踵体重 泳ぐ
鈴木
ロメロ ダブルプレーン
バティスタ ボールを縦に擦る スライス回転
4回裏
大島
岡田明丈 ダブルプレーン、リリースの瞬間に右腕上腕部が凹む
ビシエド 左足の着地が遅れる
福田 スウェイ
髙橋周平 ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて打つ。
5回表
⑦長野 コメント前述
インハイのストレート149キロを打って中前安打
⑤小窪 コメント前述
インハイのストレート149キロを打って左飛
②會澤 左足の着地が遅れる ヘッドが遅れて出る。
真ん中のスライダー137キロを打って二邪飛
①岡田 真ん中低目にストレート150キロが外れて四球
ロメロ 外転のとき、左足インエッジ、拇指球に重心、踵が浮く。左膝が内に入る。
リリースの瞬間、左腕上腕部の付け根が凹む。
⑥田中広輔 スウェイ ヘッドがボールの内から外 ヘッドしなる
アウトハイのスライダーを打って左飛
5回裏
④堂上 トップが浅い
アウトローのストレート150キロを見逃し三振
②加藤 ヘッドアップ
アウトローのストレート148キロを打って三ゴロ
①ロメロ(左右) 75球目 アウトローにストレート151キロが外れて四球
岡田 75球目 外転ー右足つま先立ち、右膝が内に入る、左肩、左膝が内に入る。リリースの瞬間に右腕上腕部が凹み、右肘が下がる、手投げ
⑨平田 76球目 ヘッドがボールの内→外
6回表
④菊池涼介 コメント前述
アウトコースベルトの高さのスライダー139キロを打って三直
⑧野間 コメント前述
真ん中のスライダー136キロを打って中前安打
⑨鈴木 コメント前述
インハイのストレート150キロを打って二ゴロ
③バティスタ
アウトハイのストレート153キロを打って中飛
6回裏
⑥京田 81球目、ヘッドをボールの外側に入れて打つ。右膝の開きが骨盤の回転に先行し、両股関節はぶつけられていない。
真ん中のストレート147キロを打って右翼席に本塁打
岡田明丈 外転のとき、右足がインエッジ、踵が浮く、右膝が内に入る、
左手は親指が上、左肩、左膝が開く、両肩甲骨がぶつからない。
右腕上腕部を外旋してトップを作る前に右腕前腕部が回外し、右肘を推進させてしまう。
⑧大島 85球目、ヘッドがボールの内→外 スライス回転
真ん中のストレートを打って左前安打
③ビシエド 88球目、ヘッドアップ
インハイのストレート146キロを打って遊併打
⑦福田 92球目 ヘッドをボールの内→外 手首の下がりを抑える。
アウトハイのストレート147キロを打って中前安打
⑤髙橋周平 94球目 ヘッドがボールの内→外 ヘッドがしなる。
インコースベルトの高さのストレート147キロを打って左翼線に二塁打。
Ⓗ渡辺勝(右左) 101球目、アウトローにストレートをワンバウンドさせて四球
岡田明丈 リリースの瞬間、左足が突っ張らない、右腕上腕部が凹む。
Ⓗ亀澤 7球目、ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて壁を作る。
インローのフォーク139キロを打って二ゴロ
中田廉 コメント前述
6球目 真ん中低目にフォーク140キロをワンバウンドさせる。
広島0-3中日
7回表
⑦長野 コメント前述
真ん中のストレート148キロを打って中飛
Ⓗ安部 コメント前述
真ん中のストレート146キロを打って中前安打
Ⓗ松山 コメント前述
インローのシュート144キロを打って投併打
7回裏
②大野奨太 左肩が内に入る、振り下ろし始めに右肩が下がる、ボールの外側を縦に擦り下ろし、カチ上げる。
真ん中のストレートを打って左飛
レグナルト テイクバックー捻転差、外転のとき、左膝が内に入る、リリースの瞬間に左腕上腕部が凹む。
⑨平田 ヘッドアップ
インコースベルトの高さのストレート147キロを打って三ゴロ
リリースの瞬間に左腕上腕部が凹む。
⑥京田 インハイにストレート147キロが外れて四球
レグナルト 外転 左足がインエッジ、拇指球に重心、踵が浮く、左膝が内に入る。
ダブルプレーン
⑧大島 真ん中高目にストレート143キロが外れて四球
レグナルト 左腕上腕部を外旋してトップを作る前に左膝が内に入る。
③ビシエド ヘッドをボールの外側に入れ縦に擦り下ろす。
インコースベルトの高さのスライダー131キロを打って中飛
8回表
堂林 左肩が内に入る、ヘッドアップ
田中広輔 レッグアップが遅れる、後ろ体重
菊池涼介 左肩が内に入る。
8回裏
③福田 ヒッチするが、トップが浅い、左足の着地、ヘッドが遅れる。ヘッドがボールの宇内側
アウトコースベルトの高さのフォーク128キロを打って中飛
⑤髙橋周平 ヘッドアップ
アウトハイのストレート145キロを打って一ゴロ
Ⓗ井嶺 振り下ろす直前にヘッドが寝る
インコースベルトの高さのストレート150キロを見逃し三振
島内 右腕上腕部を外旋してトップを作る前に右腕前腕部が回外。
リリースの瞬間(回内)、左足は突っ張るが、右腕上腕部が凹む。
ダブルプレーン、回外できない。
9回表
⑧野間 トップが浅い、ヘッドがボールの内側 ヘッドアップ
アウトハイのストレート152キロを打って遊撃内野安打
⑨鈴木誠也 インハイにストレート151キロが外れて死球
鈴木博志 コメント前述
③バティスタ コメント前述
真ん中高目のカットボールを打って左翼線に二塁打
⑦長野 コメント前述
インコースベルトの高さのストレート154キロを空振り三振
⑤安部 コメント前述
真ん中のカットボールを打って二ゴロ
広島2-3中日
Ⓗ西川 ステイバックの過程で左足はインエッジ、右膝が割れるのが骨盤の回転に先行し、ドアスイング
アウトハイのストレート151キロを打って左飛