Last Updated on 2019年11月11日 by wpmaster
9回裏広島東洋カープの攻撃
9回裏。小窪は、振り下ろす直前に右足のスパイクの外側に重心を戻し（アウトエッジ）、両股関節をぶつけてインパクトの瞬間に左足の壁ができる。
ヘッドはボールの内に入ったが、インパクトの瞬間にボールの外側に入る。
差された打球が二塁堂上の後方に落ちる。
長野、小窪のダブル起用をディスってきたバカープファン共に、長野、小窪の先発起用には根拠がある、得点打を打ったことには技術面での根拠があるという反証を、小窪、長野自身が提示することができた。
同点犠飛を打った長野は、左足の着地位置の探り＋振り下ろす直前のトップを作ったときに、スパイクの外側に重心を戻し、ステップ幅を狭くして左足を完全着地。
やや泳いで左膝で壁を作ることができなかったが、左手親指で右肘の推進を押し戻してフライを上げた。
磯村は、ステイバックのときに左肩が内に入ったが、ヒッチを採り入れ体が前に出されるのを抑止し、左足の着地位置の探りのときに、て右肘を後ろに張り出して右脇を開けてヘッドを立てる。
両股関節をぶつけて左膝で壁が作れている。
マルティネスは、右肘をつまみ上げたときに右足のスパイクの内側の拇指球を支点に右肩、右膝が開く。完全な手投げでリリースの瞬間に右肘が落ちる。
西川は、右足の着地位置の探り＋ステイバック作ったときに左足スパイクの外側に戻し、右足が完全着地したときの、振り下ろす直前のトップを作ったときに右肩は若干内に入るが、右肩が残り右膝も割れていない。
髙橋大樹の5回表のフライアウトは、左肩が開いてバットの先っぽに当たるドアスイング。
髙橋大樹に代打を出さずにそのまま打たせていたら、ヘッドが止まらなかっただろう。
単なる左右病ではなく、哲学、常識、神学に基づくものではなく、練習から試合中の全選手の野球の動きを観察していたからできた采配なのである。
ファンサービスを産み出す源は肉体であり、ファンサービスを産み出す土台は、選手の交代ではなく肉体の稼働なのだ。
神学、哲学、常識を持ち出すことは、金融資本に疎外労働をさせられ後付けで実体のない道徳、宗教、リスク、フィクションされたテレビのニュースによって洗脳されてきた頭の悪い人間のやることである。
一つの実体について全方面から事後評価することは必要な作業である。
しかし、学問はユダヤ金融によって創られる。既存又は現在進行形のリベラルアーツは、労働者自身には何も産み出さないのだ。
プロ初先発アドゥワ誠のピッチング
プロ初先発のアドゥワは、この試合は、ホームゲームなので地面が掘れていない状態で投げられることとなっていたが、そうはいかなかった。
ズムスタは赤土を入れ、水分を含むと地面がぬかるむ。
ステップしない方の足の股関節のタメが作りにくく、ステップした方の足で地面を蹴って壁を作るのが難しく、ステップした足を軸に骨盤を回転させるのも難しい。
アドゥワ誠、大野雄大両先発は、手投げ（左肩が投げる方の肘の推進より先に開くこと）やダブルプレーン（骨盤の回転と投げる方の肘の推進の方向が逆）の投球が多く、投球内容は今一つだった。
加えて、アドゥワは、リリースの瞬間に右腕上腕部が凹む投球が多く、これは初めて昨シーズン通して回ったことによるフィジカル面の損耗も関係している。
大野雄大は、磯村に打たれてときを始め、左肘をつまみ上げたときに、左足のスパイクの外側の拇指球が支点だが、左膝が内に入る。右手は親指が上で、右肩が開いていた（右足はスパイクの内側から着地できているがインステップ）。
両チームの投手は、ゲームを作ることが難しく、条件が悪い中投げたこと自体は責められないのであるが、その中でゲーム作ったというよりは、両チーム各打者が、ヘッドがボールの内側に入って打っていたことにより、僅差の試合になったと見ることができる。
アドゥワにとっては、グラウンドコンディションが良くない中で投げたことで、ステップする前にリリース前の軸足をスパイクの外側で噛ませ、グラブを持つ方の肘と並進させてステップ幅を調整していくかを実践の中で学ぶことができた。
左足が突っ張るのがフォロースルーのときと未だ遅いが、リリースの瞬間に左足が突っ張ることができているときは、高目に回転数の多いフォーシームを投げられるようになったことは進歩。
フォロースルーのときに左膝を蹴り伸ばして作った壁が崩れなくなったのも昨シーズンから進歩したところだ。
しかし、平田に2本の本塁打を浴びたときのように、右肘をつまみ上げたときに、右足のスパイクの内側の拇指球を支点に右膝が内に入るところ、左肩が開くところは修正を要するところだ。
テイクバックのときに右腕を背中の方に引いて上半身と下半身に捻転差ができているところも、打者に間を作られる原因となる。
これから様々な異なるコンディションの球場で投げることになるが、個々の条件に柔軟に対応していくことが重要になるであろう。
鈴木誠也は、右足の故障以来、アウトエッジ、軸足移動が円滑にできないことから、故障前には彼自身にとってもホームランボールであったインローを打てなくなった。グラウンドコンディションをも踏まえての欠場となったが、かつて強かったチームの主力と、連覇中も地味な仕事をこなしたベテランがチームを救った。
試合経過
1回表
平田は、1球目、真ん中のストレート137キロを打って中堅壁に本塁打
京田は、6球目、真ん中のストレート139キロを打って中前安打
大島は、8球目、真ん中高目のストレート139キロを打って右飛
ビシエドは、10球目、インハイのスライダー139キロを打って二飛
アドゥワは、13球目、真ん中低目にチェンジアップ129キロをワンバウンドさせる。
アドゥワは、15球目、インハイ（左打者のアウトハイ）スライダー127キロが外れてアルモンテに四球を与える。
髙橋周平は、22球目、インロー（左打者のアウトロー）のチェンジアップ131キロを打って二ゴロ
1回裏
大野雄大は、8球目、インハイにストレート146キロが外れ田中広輔に四球を与える。
菊池涼介は、14球目、アウトハイ（右打者のインハイ９のストレート146キロを打って左前安打
長野は、18球目、真ん中高目のチェンジアップ133キロを打って中飛。これが犠飛となる。
大野雄大は、24球目、インロー（右打者のアウトロー）のチェンジアップ138キロを空振り三振
2回表
堂上は、23球目、インハイのストレート139キロを打って一飛
アドゥワは、25球目、アウトローのカーブ110キロをワンバウンドさせる。加藤はこれを空振り
加藤は、26球目、真ん中高目おストレート138キロを打って右翼線に二塁打を打つ。
大野雄大は、29球目、インコース（左打者のアウトコース）ベルトの高さのチェンジアップ127キロを打って投ゴロ
平田は、32球目、アウトローのストレート142キロを打って遊ゴロ
2回裏
野間は、25球目、真ん中高目のストレート144キロを打って左飛
大野は、28球目、インロー（右打者のアウトロー）にチェンジアップ141キロをワンバウンドさせる。
髙橋大樹は、31球目、インハイ（右打者のアウトハイ）のチェンジアップ138キロを打って右飛
大野は、32球目、真ん中低目にチェンジアップ132キロをワンバウンドさせる。
磯村は、34球目、真ん中高目のスライダー128キロを打って左中間席に本塁打
大野は、37球目、インロー（右打者のアウトロー）にチェンジアップ134キロをワンバウンドさせる。
小窪は、38球目、インハイ（右打者のアウトハイ）のストレート147キロを空振り三振
3回表
アドゥワは、37球目、インハイ（左打者のアウトハイ）にストレート141キロが外れて京田に四球を与える。
大島は、40球目、真ん中のチェンジアップ131キロを打って右飛
ビシエドは、43球目、インコースベルトの高さ140キロを打って三併打
3回裏
アドゥワは、43球目、インコース（右打者のアウトコース）ベルトの高さのストレート141キロを空振り三振
田中広輔は、45球目、インハイのチェンジアップ137キロを打って一ゴロ
菊池涼介は、48球目、インコース（右打者のアウトコース）ベルトの高さのチェンジアップ136キロを打って投ゴロ
4回表
アルモンテ（左打席）は、47球目、真ん中のスライダーを打って一ゴロ
髙橋周平は、52球目、真ん中低目のストレート141キロを空振り三振
堂上は、56球目、真ん中のストレート143キロを打って左前安打
加藤は、57球目、真ん中のストレート141キロを打って二ゴロ
4回裏
長野は、52球目、インハイ（右打者のアウトハイ）のチェンジアップ137キロを打って遊ゴロ
バティスタは、53球目、真ん中のストレート143キロを打って三直
野間は、56球目、真ん中低目のチェンジアップ136キロを打って二ゴロ
5回表
大野雄大は、64球目、インコース（左打者のアウトコース）ベルトの高さのチェンジアップ128キロを打って左邪飛
平田は、67球目、インハイのストレート141キロを打って左翼席に本塁打
京田は、68球目、インハイ（左打者のアウトハイ）のチェンジアップ129キロを打って一ゴロ
大島は、73球目、インハイ（左打者のアウトハイ）のストレート143キロを空振り三振
5回裏
髙橋大樹は、57球目、インコース（右打者のアウトコース）ベルトの高さのチェンジアップ134キロを打って二飛
磯村は、60球目、真ん中のストレート145キロを打って中飛
大野は、62球目、アウトロー（右打者のインロー）にスライダー132キロをワンバウンドさせる。
小窪は、63球目、インコース（右打者のアウトコース）ベルトの高さのストレート145キロを打って中前安打
アドゥワは、67球目、インロー（右打者のアウトロー）のチェンジアップ134キロを空振り三振
6回表
アドゥワは、76球目、真ん中低目にチェンジアップ125キロをワンバウンドさせる。
アドゥワは、78球目、アウトコースベルトの高さのストレートが外れビシエドに四球を与える。
アルモンテ（左打席）は、82球目、真ん中のチェンジップ126キロを打って右前安打
髙橋周平は、86球目、インロー（左打者のアウトロー）のチェンジアップ130キロを打って左飛
アドゥワは、89球目、アウトローにスライダー126キロをワンバウンドさせる。
堂上は空振り三振
加藤は、90球目、アウトローのスライダー128キロを打って三ゴロ
6回裏
田中広輔は、71球目、アウトローのスライダー132キロを打って投ゴロ
菊池涼介は、73球目、真ん中低目126キロを打って三邪飛
長野は、77球目、インハイ（右打者のアウトハイ）のチェンジアップ135キロを打って左前安打
バティスタは、78球目、真ん中のチェンジアップ134キロを打って三ゴロ
7回表
大野雄大は、は、96球目、インコース（左打者のアウトコース）ベルトの高さのチェンジアップ124キロを打って投ゴロ
平田は、100球目、真ん中低目のスライダー122キロを打って中飛
京田は、105球目、インコース（左打者のアウトコース）ベルトの高さのチェンジアップ129キロを打って一ゴロ
7回裏
野間は、80球目、インコースベルトの高さのチェンジアップ134キロを打って右前安打
髙橋大樹は、82球目、真ん中高目のストレートを捕前にバント
磯村は、85球目、インハイ（右打者のアウトハイ）のチェンジアップ135キロを打って遊ゴロ
大野は、89球目、アウトロー（右打者のインロー）にスライダー129キロをワンバウンドさせる。
小窪は、90球目、インハイ（右打者のアウトハイ）のストレート143キロを打って遊ゴロ
8回表
フランスアは、6球目、真ん中高目にストレート152キロが外れて大島に四球を与える。
ビシエドは、13球目、アウトロー（右打者のインロー）のストレート153キロを打って遊併打
アルモンテは、16球目、アウトロー（右打者のインロー）のストレート151キロを打って左飛
8回裏
會澤は、96球目、アウトコース（右打者のインコース）ベルトの高さのストレート140キロを打って投ゴロ
田中広輔は、104球目、インハイのストレート143キロを打って遊飛
菊池涼介は、108球目、インハイ（右打者のアウトハイ）のストレートを空振り三振
9回表
加藤は、15球目、インハイのストレート146キロを空振り三振
9回裏
髙橋周平は、6球目、真ん中のスライダー126キロを打って中飛
堂上は、8球目、真ん中のスライダー131キロを打って左飛
マルティネスは、1球目、アウトローにストレート153キロをワンバウンドさせる。
長野は、4球目、アウトハイのカーブ136キロを打って右飛
バティスタは、6球目、真ん中のストレート151キロを打って右前安打
野間は、8球目、インハイ（左打者のアウトハイ）のフォーク132キロを打って左前安打
マルティネスは、10球目、インロー（左打者のアウトロー）にシュート143キロをワンバウンドさせる。
マルティネスは、13球目、真ん中低目にストレートが外れ西川に四球を与える。
安部は、18球目、インハイ（左打者のアウトハイ）のストレート152キロを空振り三振
小窪は、20球目、インハイのストレート147キロを打って右前安打
広島3-2中日